喪主の挨拶はどうするべき?通夜・葬儀・告別式での例文も紹介!

喪主の挨拶はどうするべき?通夜・葬儀・告別式での例文も紹介!

近しい人が亡くなった場合、突然の悲しみにくれる暇もなく葬儀の手配をしなければなりません。自分が喪主となった時、どのような挨拶をすべきなのでしょうか?今回は通夜・葬儀・告別式で喪主の挨拶を立派に務めるポイントとタイミングを例文を使ってご説明します。

最終更新日: 2020年03月07日

葬儀での喪主の挨拶について

葬儀

葬儀の喪主を務める場合、お迎えの挨拶に参列のお礼など、皆の前に立って挨拶をするタイミングがいくつかあります。
葬儀一連の流れに沿った適切な挨拶文はどのような文例になるのでしょうか?
また、使ってはいけない言葉も知っておきたいものです。

今回「終活ねっと」では、通夜・葬儀・告別式での喪主挨拶で気を付けるべきポイントを例文をあげて解説していきます。
以下が今回の記事の中心項目です。

  • 喪主はどのタイミングで挨拶するのでしょうか?

  • 通夜の日の喪主挨拶を例文でご紹介

  • 葬儀・告別式での挨拶一覧を例文でご紹介

  • 挨拶の時に避けたい忌み言葉

  • 喪主としての挨拶を組み立てるポイント

  • 息子と娘、それぞれの立場での喪主挨拶

  • 家族葬の場合は?

  • 親族、友人、仕事関係者への挨拶をそれぞれ例文でご紹介

通夜や葬儀の喪主挨拶のタイミングを把握した上で、状況に応じた例文もご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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いつ喪主は挨拶をするの?

葬儀

まずは喪主挨拶の機会を把握する必要があります。
お通夜の場合と葬儀・告別式の場合の段取りを見ていきましょう。

お通夜の場合

以下の機会に喪主挨拶のタイミングがあります。

  • 僧侶を迎える時

  • 受付にて、参列者をお迎えする時

  • 通夜終了時

  • 通夜ぶるまい開始

  • 通夜ぶるまい終了

通夜ぶるまいの席では開始の挨拶で献杯の音頭を他の人にお願いする事もあります。

葬儀・告別式の場合

葬儀・告別式での喪主挨拶のタイミングは以下のような流れです。
葬儀当日に焦らないように、よく確認しておきましょう。

  • 僧侶を迎える時

  • 受付にて、参列者をお迎えする時

  • 葬儀・告別式終了時

  • 出棺時、見送る参列者に対して挨拶

  • 精進落とし(遺骨法要後の会食)開始

  • 精進落とし終了(締め)

通夜での挨拶の例文

仏壇

葬儀前日に行われる通夜で使われる挨拶の例文をご紹介しましょう。
僧侶を迎える前に、世話役やお手伝いをお願いしている人を迎える挨拶で通夜が始まります。

喪主の○○でございます。
この度はお世話になります。

初めてのことで行き届かない事が多いかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

このような内輪の挨拶から通夜の段取りが行われます。

僧侶を迎える

僧侶を迎える挨拶です。
以下のような例文を参考にしてください。

お忙しい中、お運びいただきましてありがとうございます。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
控室へご案内させていただきます。

僧侶到着時には挨拶をすると共に、以下の三点を僧侶に確認しておきましょう。

  • 祭壇周り(焼香台)は正しく整っているかどうか?

  • 通夜の進行の軽い打ち合わせ

  • 遺骨法要後の精進落としの会に出席してくれるかどうか?

    僧侶の通夜ぶるまいへの参加はあまりないが、故人との関係が親密の場合、通夜ぶるまいに出席することもある。

受付

急な出来事のため、通夜の日の段取りはまだ整っていないことが多いものです。
香典を持参していただいた参列者に受付で言葉を述べる場合には、以下のような短めの挨拶が適します。

お忙しいところ、お参りいただきありがとうございます。
こまやかなお気遣い、恐縮です。

通夜終了の挨拶

僧侶が退席したら、喪主の挨拶という段取りです。
遺族代表として祭壇前に立ち、弔問客に挨拶をおこないましょう。

ここでは、父親の通夜を執り行う喪主挨拶の例をご紹介します。
それぞれの立場に対応して文章を変えてくださいね。

本日はお忙しい中を、父○○のためにお越しいただき、まことにありがとうございました。

父は常日頃からお酒が大好きで、毎晩のように飲んで帰宅していました。
当日もお酒に良い上機嫌で帰宅したのですが、その後バッタリと倒れたのです。

死因は脳溢血でした。

享年60歳。

まだまだ長生きして欲しかったという思いはありますが、最後まで仕事に一生懸命取り組み、お酒を愛した幸せな人生だったと信じております。

皆様の生前のご厚誼(こうぎ)に深く感謝申し上げます。

父の思い出話などをお聞かせ願えればと、別室にささやかなお食事を用意いたしました。
お時間が許せば、ぜひお召し上がりいただきたいと存じます。

なお、葬儀・告別式は明日午前10時より、こちらの斎場にておこないますのでどうぞよろしくお願いいたします。

本日は誠にありがとうございました。

通夜終了の挨拶では以下のポイントを入れるようにしましょう。

  • 参列のお礼

  • 逝去した時の様子や、その時間と年齢

  • 故人の死を自分がどう感じているか

  • 通夜ぶるまいへの招待

  • 明日の葬儀や告別式についての案内

通夜ぶるまい

通夜ぶるまいに特にかしこまったルールはありませんが、弔問客が多い時には起立して開始の挨拶をしましょう。
終了(締め)の挨拶は会場のスケジュールにもよりますが、1時間~2時間が目安となります。
宴席ではありませんので弔問客の途中退席もありますが、喪主や遺族は見送りに立たないのがならわしです。

開始の挨拶

皆様、お忙しいところ、父のために時間を作っていただきまことにありがとうございます。

父もさぞ喜んでいることでしょう。
にぎやかなこととお酒が大好きだった父ですから、あまりしめっぽくせずお酒を楽しむ方は楽しんでいただければと思います。

それでは、ささやかな席ではございますが、始めることにいたしましょう。

○○おじさん、献杯のごあいさつをお願いできますでしょうか。

通夜ぶるまい開始では乾杯の音頭をとることがありますが、故人に杯をささげるという意味の「献杯」という言葉に変わります。
但し、必ずやらなければならない作法ではないので省略しても大丈夫です。

終了の挨拶

皆様、本日は本当にありがとうございました。
ご遠方の方もいらっしゃいますので、このあたりで終了とさせていただきます。

なお、明日の葬儀・告別式は午前10時から、こちらの斎場でおこないます。
ご都合がつきましたら、ご会葬いただければと存じます。

本日はまことにありがとうございました。
どうぞ足元に気をつけてお帰りください。

お酒が入っていることもあり、だらだらと通夜ぶるまいが長引かないように締めの挨拶が必要です。
葬儀・告別式の告知も再度おこなって、丁寧な送り出しをしましょう。

葬儀・告別式での挨拶の例文

葬儀

次は、葬儀・告別式での喪主挨拶の例文です。
葬儀の前に食事を振舞う慣習がある地域では、開式の2時間~1時間前には親族が集まります。

控室へ案内し、一人一人に本日の葬儀が無事に進行できるよう「よろしくお願いします」とご挨拶しましょう。

僧侶を迎える

おはようございます。

昨日(さくじつ)は、たいへんご丁寧なお勤めとご法話をいただき、まことにありがとうございました。

本日もどうぞよろしくお願いいたします。

通夜でもお世話になったことを丁寧に言い換えます。
精進落としへの出席可否を再度うかがい、会食に出られないようなら御膳料を準備しましょう。

受付

通夜の時と同じく、手短な挨拶で問題ありません。
通夜の時より参列者は多く、また、開式の前にしなければならない準備もたくさんあります。

喪主として慌ただしく動く状況ですが、参列のお礼に心を込めることを忘れないようにしましょう。

葬儀・告別式終了の挨拶

告別式終了の前には喪主が簡単な挨拶をします。
葬儀の規模が大きい時や、すでに火葬が済んでいる場合は、出棺時に喪主挨拶が行われることもあります。

通夜挨拶と同様に、父親の葬儀での喪主挨拶例をご紹介しましょう。

皆様、本日はお忙しいところ、故○○○○(フルネームで)のためにご会葬をいただき、誠にありがとうございます。

父はお酒が大好きで、最後の日もお酒を飲んで帰宅したあと倒れ、帰らぬこととなりました。
享年60歳でございます。

皆様の中には父との酒席に付き合ってくださった方もいらっしゃるかと存じます。
生前、父が大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。

会社の皆様には、大変ご丁寧な弔辞を賜り、さらに葬儀をお手伝い下さり心から感謝しております。
これからは兄弟姉妹で母を支えていこうと思っております。

今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。

もう一つ、シニア世代の夫の葬儀(喪主は妻)での例文もご紹介しましょう。

ひと言お礼のごあいさつを申し上げます。

本日は、お忙しいところ、故○○○○の葬儀にご会葬・ご焼香賜り、誠にありがとうございました。

皆様もご承知のように夫は頑固一筋で、人の言うことを聞かない人でしたが、歳を取るにつれ少しずつ丸くなってきたようでした。

静かで穏やかな日々を過ごし、80歳という生涯を閉じました。

生前、頑固な態度でご迷惑をかけたにもかかわらず、このようにたくさんの方にお参りいただき、あらためて夫の魅力を思い返した次第です。

ひとかたならぬご厚誼・ご厚情をいただき、本当にありがとうございました。

簡単ではございますが、これをもちまして告別式終了の挨拶にかえさせていただきます。

葬儀・告別式終了前の挨拶は短めでかまいませんが、盛り込むべきポイントがいくつかあります。
以下の三点を簡潔にまとめるとよいでしょう。

  • 会葬に参列してもらったお礼

  • 故人への生前の厚情のお礼

  • 遺族への今後の支援や付き合いについてのお願い

出棺

葬儀・告別式終了後、出棺時の喪主挨拶です。
式場内で行う場合と、外で出棺を見送る参列者の前で行う場合とがあります。

状況別で文例を用意いたしましたので、参考にしてください。
まずは、父親の出棺を見送る喪主挨拶です。

本日はお忙しいところ、父○○○○(フルネーム)の葬儀・告別式にご会葬いただき、まことにありがとうございました。

お酒が大好きだった父は、その日も飲んで帰宅したあとに倒れ、帰らぬこととなりました。
享年60歳でございます。

仕事一筋だった父も近頃は引退後の日を考え、母と一緒にウォーキングをして体力作りに励んでおりました。

最後まで志高く精進していた人生だったと、尊敬しております。

父と酒席を共にしてくださったり仕事でお世話になったりと、皆様のご厚情に深く感謝いたしております。

残された私どもに対しましても、変わらぬご指導、ご厚誼を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

本日は最後まで丁寧にお見送りいただき、まことにありがとうございました。

次は、現役世代の夫を見送る妻の喪主挨拶例をご紹介します。

皆様、本日はお忙しいところ故○○○○のためにお集りいただき、ありがとうございます。
夫は出張中の中国で突然の病にかかり、帰らぬ人となりました。

享年46歳でございました。

数年前より中国にも事業を拡げたので、月に1回ほど中国に出張し、勢いよく仕事に取り組んでおりました。
子煩悩な面もあり、帰国の際にはたくさんのお土産を抱えて帰宅したものです。

皆様には生前、夫が大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。
また、突然のご迷惑にも関わらず弔辞を賜った関係各位の方々と、葬儀の手配に尽力いただいた社の皆様に心から感謝申し上げます。

これからは母と子二人の生活が始まります。
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。

もう一つ、弟が亡くなり兄が喪主を務める時の挨拶例をご紹介しましょう。

出棺に先立ちまして、一言お礼のご挨拶を申し上げます。

本日は、お忙しいところ、弟○○○○の葬儀にご会葬・ご焼香賜り誠にありがとうございました。
また、昨夜の通夜から引き続きご会葬いただき、ありがとうございます。

早くに両親が他界した私達兄弟の結束はとても固く、独り者の弟は、ほぼ毎週末我が家に遊びに来ていたものです。

40歳という年齢にも関わらず独身を貫き、私がいくら結婚を勧めても聞く耳を持ってくれませんでした。
本人はそれで良いのかも知れませんが、家族としては勿体ないという気持ちが残るのが本音です。

独り身を貫いていたにも関わらず、このようなたくさんの方にお参りいただけて感謝しております。
きっと、兄の私には見せない魅力があったのかも知れないななどと思い返している次第です。

生前はひとかたならぬご厚誼・ご厚情をいただき、本当にありがとうございました。
そして、本日は長時間にわたりましてのご会葬・お見送り、誠にありがとうございます。

これをもちまして出棺の挨拶と変えさせていただきます。

精進落とし

遺骨法要後の会食を精進落としと呼びます。
本来は精進料理から通常の食事に戻すことをさす言葉ですが、現代では『お斎』と同じ用途で使われるようになってきました。

僧侶や世話役の人達、参列してくださった方々に会葬のお礼を述べるとともに、食事を振舞ってもてなします。

開始の挨拶

喪主は精進落とし開始時に起立して、会葬のお礼の挨拶をしましょう。
通夜ぶるまい開始の挨拶と同様に、献杯(乾杯)をすることがあります。
あらかじめ、誰に音頭を頼むかを考えておくとよいでしょう。

昨日、そして本日と、皆様には大変お世話になり、まことにありがとうございました。

おかげさまで滞りなく葬儀を済ませることができました。
故人もさぞ感謝していることと存じます。

ささやかではございますが、皆様への御礼の一席を設けました。

どうぞ、ごゆっくりおくつろぎください。
それでは○○おじさん、献杯のご発声をお願いできますでしょうか。

終了の挨拶

会場のスケジュールにもよりますが、大体2時間ほどが終了の目安となります。
喪主は頃合いをはかり、締めの挨拶をしましょう。
父親の葬儀での例をご紹介します。

本日は、まことにありがとうございました。

席上にて、私どもが知らなかった父の話をうかがうことができまして、感無量です。
もっともっと思い出話をうかがいたいところですが、長くお引き留めしてはご迷惑かと存じますので、このあたりで終了とさせていただきます。

なお、四十九日法要は○月○日を予定しております。
どうか、今後ともよろしくお願い申し上げます。

本日はまことにありがとうございました。

葬儀の挨拶で用いてはいけない忌み言葉

人々

葬儀の挨拶では用いてはいけない忌み言葉というものがあります。

場面によって、一般的に縁起が悪いと感じる言葉や表現は避けましょう。
注意したい言葉は以下の通りです。

  • 直接的に死を連想させる表現

    死・死亡・死去・死ぬなどの言葉はインパクトが強く、葬儀の席ではふさわしくありません。
    参列者の心に暗い悲しみを残すことがありますので注意しましょう。

  • 繰り返しを表現した言葉

    重ね重ね・繰り返す・まだまだ・くれぐれもなどの言葉も忌み言葉とされています。
    これは不幸の繰り返しを嫌う意味があるからです。
    どうしても使いたい場合は言いかえて、気持ちを伝えましょう。

  • 宗教・宗派によって使えない言葉

    日本での葬儀でよく使われる表現には仏教用語が多く、キリスト教などの宗教・宗派によって使えない言葉があります。

    例えば『大往生・成仏・供養・合掌・冥福・極楽浄土』といった言葉は、本来、仏式葬儀以外では使えません。

    逆にキリスト教的な思想による『天国・空の上から見守ってください』という表現は仏式葬儀ではふさわしくないとされています。

    同じ仏式の中でも浄土真宗では『冥福を祈る』という言葉を使いません。
    これは、人は死後すぐに仏になるので祈るという言葉がふさわしくない、という考え方によるものです。

忌み言葉は以下のようにソフトに言い換えましょう

忌み言葉 言い換え例
こんなに早く死ぬとは… こんなに早く亡くなるとは…
死去 逝去・他界・永眠
重ね重ね ほんとうに
入退院を繰り返し 入退院の月日を過ごし

宗教によって注意したい言葉は以下の二つです。

  • キリスト教式「空の上から見守っている」

    仏式葬儀ではあまり使わない表現です。
    浄土真宗では、亡くなった人は仏になるという考え方があるので、仏となった故人に対して「ご浄土よりご照覧くださる」とすることがあります。

  • 仏式「冥福を祈る」

    浄土真宗では使いません。
    キリスト教式では「安らかでありますように」と言い換えます。

葬儀の挨拶を考える際のポイント

お墓

葬儀の挨拶を考える時にはいくつかのポイントがあります。
ここでご紹介するポイントを盛り込んで挨拶文を考えてくださいね。

感謝の気持ちを伝える

まずは、喪主として、忙しい中を参列くださった会葬者と葬儀を手伝ってくれた方へ感謝の気持ちを伝えるのは当然のことです。
そして、故人が生前中にお世話になったことに対する感謝の思いも盛り込みましょう。

故人とのエピソードを含める

次に、喪主を務める自分と故人との関係をはっきりさせる必要があります。
そうしないと、参列者は喪主が誰なのか分からないまま葬儀に参加していることになるからです。

その後は可能な限り故人との思い出に残るエピソードや学んだ教えなどをポイントとして入れましょう。
故人とのエピソードの流れから、故人の遺志を継いで自分が一族を支えていく決意を伝えます。
さらに、これからも変わらぬ遺族への支援をお願いする一文を入れてください。

長くなりすぎない

喪主の挨拶の完成度を上げるには、心に響く簡潔な文章が望まれます。
シンプルだけどこれらのポイントをしっかり押さえた挨拶を落ち着いておこなえば、余計な気を回さずにすむのです。
喪主や遺族は一番悲しみに暮れる立場なのですから、自分の負担を軽くするためにも長くなりすぎない挨拶を考えましょう。

忌み言葉に気を付ける

参列のお礼と故人とのエピソード、故人に対する生前のお礼、変わらぬ支援のお願いを盛り込んだ挨拶文に忌み言葉が入っていないか気をつけるようにしましょう。

葬儀の宗派により忌み言葉が変わりますので、参列者を不快にしない気配りが必要です。
もし、分からないなら葬儀社に相談してみるとよいでしょう。

喪主が息子や娘の場合は挨拶が変わる?

葬儀

喪主は誰でもなることができます。
基本的な儀礼の挨拶はどのような立場でも変わらないものですが、喪主を息子が務める場合と娘が務める場合に対応した例文を用意いたしました。
男性と女性では文章に違いが出るようです。

喪主が息子の場合の文例

喪主が息子の場合に葬儀・告別式終了後、出棺を見送る参列者に対する挨拶例です。

本日はお忙しい中を、父○○○○の葬儀・告別式にご会葬いただき、誠にありがとうございました。

父はここ数年肝臓を患い、入退院の月日を過ごしておりましたが、一昨日○時〇分に、眠るように息を引き取りました。

享年76歳でございました。

社長時代は仕事とゴルフに明け暮れていた父ですが、会長職に着任後は登山という趣味を得て、母とあちこちの山をめぐっていたようです。

たくさんの仲間の方にも恵まれ、充実した人生だったのだろうと気持ちを慰めております。

これもひとえに皆様のご厚情のおかげと深く感謝しております。

これからも父の残した功績にはじぬよう、社に身を尽くす覚悟を一層強めているところです。
どうか、変わらぬご指導、ご厚誼を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

本日は最後まで、まことにありがとうございました。

喪主が娘の場合の文例

遺骨法要後、精進落としでの挨拶の例をご紹介します。
喪主が女性の場合、世間から守って貰えるようなお願いが自然に出来ます。

皆様、本日はありがとうございました。

ご友人の皆様をはじめ、会社の皆様、そして町内会の皆様、たくさんの皆様にお見送りいただき、父もさぞ喜んでいることでしょう。

いまや父は荼毘に付され、あの世へと旅立ちました。
ご導師様をはじめ、皆様にはご丁寧なご供養をいただき、本当にありがとうございます。

私が家を出てから、母と二人仲睦まじく生活していたようでしたが、5年前に母が倒れ、その頃から父の心労が増えていったようでした。

去年に母が亡くなってからは、外出する事も少なくなり、母との思い出の家で過ごすことが多くなっていたようです。

お風呂場での事故という急な報せに、悔しさと寂しい気持ちがあるのは事実です。
しかし、今は母と一緒にいる父の幸せな表情を思い浮かべ、気持ちを慰めています。

皆様には、両親亡き後も一人残された私をお守りいただけるようお願いいたします。
ささやかではございますが、精進落としの酒肴をご用意いたしました。

何もございませんが、しばしおくつろぎいただき、通夜からのお疲れをゆっくりと癒していただけますようお願い申し上げます。

家族葬でも喪主の挨拶は必要?

葬儀

家族葬という親しい人の集まりでも、進め方のルールがあり、喪主の挨拶も必要です。
家族葬の挨拶では、弔問のお礼と生前故人がお世話になったお礼を言います。
そして、故人の遺志によりこのような形式の葬儀を執り行ったという経緯を含めます。

下記の記事では、家族葬での喪主の挨拶について詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

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弔問客への挨拶はどうする?

仏壇

葬儀後の弔問客への挨拶はどうすれば良いでしょうか?
喪主との関係別に例文をご紹介します。

親族の場合

何らかの事情で通夜や葬儀に参加できなかった親族が後から弔問に訪れることがあります。
そのような弔問客への対応も喪主の役割の一つです。
基本的には相手の言葉に対する返事となるように、文章を組み立てます。

この度はわざわざお越しいただき、ありがとうございます。
先日、○月○日に無事に葬儀を営むことができました。

父○○○○の思い出話などをお聞かせいただければ、と思っております。
どうぞ、お線香をあげていってください。

友人の場合

喪主の知らない友人が弔問に訪れることもあります。
まずは身元の確認をしたうえで、故人との関係を聞くようにましょう。
自分の知らない故人の姿を知ることが出来るかもしれません。

この度はわざわざお越しいただき、ありがとうございます。
○○○○とはどちらでのお知り合いでしょうか?

山のサークルでのお知り合いでしたか、それは失礼いたしました。
どうぞお上がりください。
父○○○○の思い出話などを聞かせていただきたいと存じます。

また、お線香もあげていってください。
父もきっと喜ぶことでしょう。

仕事関係の場合

会社関係の弔問客は、だいたいが名刺を持参してくるものです。
名刺で故人との関係を把握して、対応しましょう。
分からなければ、先方が話してくるまで待つのが得策です。

お忙しいところ、ご丁寧にありがとうございます。
どうぞ、お線香をあげていってください。

葬儀での喪主の挨拶についてまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」では葬儀での喪主の挨拶について、様々な立場と状況に応じた例文をご紹介しながら解説してきました。
以下が本記事の中心内容です。

  • 通夜での喪主の挨拶のタイミングを把握する。
    葬儀世話役や手伝いの人を迎える挨拶・僧侶を迎える挨拶・参列者を迎える挨拶・通夜終了時の挨拶・通夜ぶるまい開始と終了の挨拶がある。

  • 葬儀・告別式での喪主挨拶のタイミングを把握する。
    親族を迎える挨拶で始まり、僧侶を迎える挨拶・受付での参列者を迎える挨拶、
    葬儀・告別式終了時や出棺時の喪主挨拶・精進落としの会では開始と終了の挨拶をおこなう。

  • 葬儀の挨拶を考えるうえで押さえておきたいポイントは以下の四点。
    ・改装に参列いただいたお礼と生前故人がお世話になったことへの感謝の気持ち
    ・故人との関係とエピソード
    ・挨拶は手短に
    ・忌み言葉は使わないようにする

  • 忌み言葉には三種類あり、使わないようにするか言い換えるようにする。
    ・死を連想させる言葉
    ・繰り返しの言葉
    ・宗教や宗派での考え方の違いによる表現

  • 家族葬でも喪主の挨拶は必要である。
    その場合には、故人の遺志により家族葬という形式をとったという経緯を含めるとスムーズな挨拶となる。

  • 後から自宅に訪れる弔問客の対応も喪主の役割の一つ。
    「線香をあげていってください」の一言を忘れないようにすること。

通夜や葬儀・告別式という儀礼はそれぞれの執り行い方があり、喪主の挨拶も定型文のようなものがすでにあります。
そこにご紹介したポイントを盛り込んで、大きな声でゆっくり話せばどんなに短い挨拶であっても合格点となります。

喪主となる人は、一番故人と近いわけですから、悲しむ気持ちを前面に出してもかまいません。
今回の例文で、気持ちを丁寧に表現した挨拶文を作るお手伝いができれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

「終活ねっと」では終活に関する様々な記事を紹介しています。
喪主と参列者両方の挨拶についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

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