おくりびとアカデミーにお邪魔してきました!

今回は東京都の納骨堂 迦楼塔東京にある納棺師の人材育成を行っているおくりびとアカデミーにお邪魔してきました。取材させていただいた木村さんが納棺師になったきっかけや、おくりびとアカデミー設立のきっかけについて話していただきました。

目次

  1. おくりびとアカデミーに行ってきました!
  2. おくりびとアカデミーとは
  3. 納棺師を目指したきっかけ
  4. おくりびとアカデミー設立まで
  5. 施設内の案内
  6. インタビュー感想・まとめ

おくりびとアカデミーに行ってきました!

おくりびとアカデミー

今回は納棺師の教育・育成をおこなっている「おくりびとアカデミー」にお邪魔してきました。
私がインタビューさせていただいたのは納棺師の木村光希さんです。

木村さんはおくりびとアカデミーや、納棺師の資格検定の専門機関などを設立された方です。
今回のインタビューでは

  • おくりびとアカデミーとは何か?
  • 木村さんが納棺師を目指したきっかけ
  • おくりびとアカデミー設立のきっかけ
  • おくりびとアカデミーの今後

などについてお聞きしました。

インタビューの際に、おくりびとアカデミーが入っている施設「納骨堂 迦楼塔東京」の中も案内していただけたのでその様子もあわせて紹介いたします!

おくりびとアカデミーとは

木村さん

今回インタビューをうけてくださった木村光希さんです。


桶谷:
初めまして!
納棺師の方とお話しするのは初めてです。
本日はよろしくお願いいたします!


木村さん:
はい、こちらこそよろしくお願いいたします!

映画「おくりびと」とは関係ある?

桶谷:
では、さっそく質問をさせていただきます。
『おくりびとアカデミー』という名前は、映画になっている「おくりびと」と何か関係しているのでしょうか?


木村:
はい、実は関係しているんです。
私の父が納棺師であり、映画『おくりびと』の納棺師役の方が納棺をするシーンで技術指導していたんです。
その関係から名前に「おくりびと」とつけさせていただきました。

どんな授業がある?

桶谷:
やはり関係があったのですね!
おくりびとアカデミーでは一体どのような授業が行われているのですか?


木村さん:
おくりびとアカデミーでは、納棺師になるための知識や技術を習得してもらっています。
所作や宗教、葬祭学について学んでもらう授業や、メイクや衣装のきせかえ、ご遺体処理の実践の授業などもありますよ!


桶谷:
いろんなことを学べるのですね。
みなさん通算どれくらい授業を受けられているのですか?


木村さん:
授業は火曜日から金曜日までの週4回あります!時間帯は19:00-22:00の3時間です。
この日程で半年間通っていただいて、おくりびとアカデミーの卒業になります。

生徒さんについて

桶谷:
半年間で納棺師になれる知識がつくのですね!
生徒さんってどんな方がいらっしゃるんですか?


木村さん:
最初の頃は、葬儀会社の方などが知識をつけるために来たりするかな?
と思っていたのですが、葬儀業界の方よりも、普通に仕事をされていた方などが多いです。


桶谷:
そうなんですか!
みなさんが納棺師になろうと思ったきっかけは、どのようなものが多いのでしょうか?


木村さん:
身内がなくなった時に、実際に納棺している現場をみたことがきっかけで納棺師になろうと思った方や、身内が葬儀や納棺に関する仕事をされていて納棺師になろうと思った方が多いみたいですね。

納棺師を目指したきっかけ

木村さん

続いて木村さんが納棺師を目指されたきっかけをお聞きしました!

幼少期に父から受けた影響

桶谷:
先ほど、木村さんのお父様も納棺師をされていたとおっしゃっていましたが、やはりそれがきっかけで納棺師を目指されたのでしょうか?


木村さん:
父が納棺師であったことは影響していますが、小さい頃から明確に納棺師になろうと思っていたわけではありませんでした。

小さい頃は父が納棺師の仕事をやっているのを見て、兄弟たちと一緒にまねしてやってみたりはしてた程度だったんですよ。
白装束とかで遊んだりしてました。


桶谷:
そうだったんですか!すごいご兄弟ですね。
いつごろから本格的に納棺のことを学び始めたのですか?


木村さん:
小さい頃はまねをしている程度でしたが、高校卒業するころには納棺師としてプロレベルまで成長していました。

大学時代に初めて訪れた現場

桶谷:
高校を卒業した時点で、納棺師としてプロレベルだったんですね!
それでは、卒業のタイミングで納棺師になろうと思い始めたんですか?


木村さん:
納棺師になろうと思ったのは、その少し後になります。
大学時代はサッカーに没頭していました。


桶谷:
そうなんですね。
どんなきっかけがあって納棺師になろうと思ったのですか?


木村さん:
きっかけは大学時代、父の代わりに初めて行かせていただいた農家での納棺のお仕事でした。

はじめて一人で行かせていただいたこともあり、最初大学生の若い子が本当に一人で大丈夫なのかとご遺族の方も頼りなさそうにしていました。

しかし、納棺をさせていただいて仕事が終わった後、最初頼りなさそうにしていたご遺族の方が泣きながら握手を求めてくださったんですよ。

その時に、歳も離れている自分よりもずっと大人の方に認めてもらえたという感覚が印象的でした。
納棺師という仕事だったからこんな風に感謝していただけたんだなと思い。
この仕事をやっていきたいなと思ったのがきっかけです。

おくりびとアカデミー設立まで

おくりびとアカデミー

納棺師になられてから、おくりびとアカデミーを設立するまでのお話を聞かせていただきました!

アジア各国を巡る。

桶谷:
それでは次に、おくりびとアカデミーを設立された時のお話を聞かせていただきたいです。


木村さん:
おくりびとアカデミーを設立しようと思ったきっかけは、納棺師の人材育成の必要性を感じたことがきっかけです。

自分で教育機関を設立するために、アジアの各国(韓国・中国・台湾・香港)で納棺の技術指導の経験を積ませていただきました。

その経験を活かして、一流の納棺師を輩出できる機関を作りたいと思って設立したのが今のおくりびとアカデミーになります。

納棺師としての評価基準の必要性を感じる

桶谷:
素晴らしいですね!
これまで納棺師のための人材育成を行っているところは他になかったと思うのですが、納棺師を目指している方々はどうされていたんですか?


木村さん:
納棺師には師弟関係があり、自分の師匠に認めてもらえたら納棺師として働くことができたんですよ。

納棺師になるために具体的な基準や資格がない状態だったので、基準や資格などがあったほうがいいなと感じ、納棺師の資格検定の専門機関を設立しました。

施設内の案内

ここからはおくりびとアカデミーが入っている施設「納骨堂 迦楼塔東京」の中を案内していただきました。

中には納骨堂や本堂、休憩スペース、宿泊所などがあり、実際におくりびとアカデミーの授業を行っている教室も見せていただくことができました!

納骨堂 迦楼塔東京

三田霊廟

正面の入り口はこんな感じです!入口にお花が飾られていました!

入口

実は館内に飾られているお花は地域社会への貢献として、定期的に変えてくださっている方々がいるそうです。
大変綺麗でした。

納骨堂

納骨堂 入口

こちらが納骨堂の入り口で、ICカードをかざすとご遺族のご遺骨があるスペースがわかるようになっています。

納骨堂 1

こちらが納骨堂です。
現在、館内に全部で16個の納骨堂があり、今後増やしていく予定だそうです。

納骨堂

こちらが1家族分のスペースになっており、1つの納骨ペースにつき、6名のご遺骨を納骨できます。

納骨堂

壁の後ろから見るとこのようにご遺骨が管理されています。
この日は特別に見せていただきました!

納骨堂

一人分の納骨スペースはこのようになっており、手前に骨壷を管理しています。
奥のほうにご遺族のお写真や、大切にしていたものなどが管理できるようになっております。

本堂

本堂

ここが本堂になっており、お葬式や納骨式をここで行います。

休憩所

お食事スペース

休憩所は広く、ここではご遺族の方々が食事をすることができます。

宿泊スペース

このスペースではご遺族が休憩をしたり、宿泊することができます。

授業会場

おくりびとアカデミー

こちらがおくりびとアカデミーの方々が普段授業を行っている会場です。
終活に関するイベントなども開催されているそうです。

インタビュー感想・まとめ

おくりびとアカデミー

今回のインタビューで初めて納骨堂に行かせていただきました。
丁寧に中も案内していただき、納骨堂の裏側まで見せていただけて感動しました!

納棺師の方々とお話しするのも初めての機会だったので緊張していたのですが、木村さんをはじめとしてどの納棺師さんもとてもお話ししやすかったです。

おくりびとアカデミーでのご指導以外にも、納骨堂 迦楼塔東京では様々なイベントが開催されています。
興味のある方は下のURLのイベントのページから情報が発信されているので、是非調べて足を運んでみてください!

シェアする

取材記事

  • 森の墓苑へインタビューにいってきました!のサムネイル画像

    森の墓苑へインタビューにいってきました!

    最近目にすることが多くなってきた自然葬。今回は日本生態系協会の運営する森の墓苑に取材させていただきました。樹木葬とは違う、新しい形の自然葬で大変面白かったです。森の墓苑の特徴・実際に案内していただいた様子などをご紹介していきたいと思います。

  • 「ペッパー導師」ってご存知ですか?女子大生ライターの入棺体験のサムネイル画像

    「ペッパー導師」ってご存知ですか?女子大生ライターの入棺体験

    今回は導師の代わりに読経をしてくれると話題になっている「ペッパー導師」についてインタビューにいってきました。また、今回の会場となったブルーオーシャンカフェを運営している村田ますみさんにも、どのような想いでカフェを運営しているのかなども聞かせていただきました。

  • にっこう仏壇さんへの取材でこれからの仏壇について伺ってきました!のサムネイル画像

    にっこう仏壇さんへの取材でこれからの仏壇について伺ってきました!

    皆さんは仏壇にどんなイメージをお持ちでしょうか?最近では、仏壇を持たない方も多くなっていると言われています。今回は、「にっこう仏壇」さんへのインタビューを行ってきました。その中で、仏壇の新しい形、仏壇の未来についてのお話も伺ってきました。ぜひお読みください。

  • 松本商店さんへの取材で和ろうそくの良さを知りましたのサムネイル画像

    松本商店さんへの取材で和ろうそくの良さを知りました

    お寺や仏壇に欠かせない和ろうそく。最近では洋ろうそくを用いる方も多くなっているようです。今回の取材では、和ろうそくの製造工程を見させていただき、店主の松本さんには和ろうそくの魅力を教えていただきました!この記事を読んで、和ろうそくの魅力をぜひ知ってください。

  • 最近話題の家系図作成サービスとは?家樹に取材に行きました!のサムネイル画像

    最近話題の家系図作成サービスとは?家樹に取材に行きました!

    皆さんは家樹という家系図作成会社をご存知ですか?家樹は「知的体験の提供」をコンセプトとする新しいスタイルの家系図を作る作成会社です。今回は家樹株式会社の代表取締役 田代隆浩様にお会いして色々お話をお伺いしてきました!

  • 石はどのようにお墓になる?採石場や加工の様子を取材してきました!のサムネイル画像

    石はどのようにお墓になる?採石場や加工の様子を取材してきました!

    今回は福島の「滝根みかげ」がどのように採石・切断されるのかを、株式会社イシフク様に案内していただきました。山の一部だった石が運搬できるようなサイズになっていくという、普段なかなか見ることができない様子をご紹介します。

この記事に関するキーワード

ランキング

  • 葬儀にかかる費用はいくら?内訳や費用を安く抑える方法も解説!のサムネイル画像

    葬儀にかかる費用はいくら?内訳や費用を安く抑える方法も解説!

    葬儀を執り行う際に気になるのが費用についてですが、手続きなどをはじめ何にどのくらいの費用がかかるのかをご存知でしょうか。全国の費用相場や、香典・相続・誰が費用を負担するのかなど、よくある疑問を中心に、葬儀にかかる費用について、全てをご紹介します。

    1
  • 家族葬の費用っていくらなの?費用の内訳や支払い方法もご紹介!のサムネイル画像

    家族葬の費用っていくらなの?費用の内訳や支払い方法もご紹介!

    家族葬の費用はいくらなのでしょうか?家族葬イコール安いというわけでもありません。安いと思って家族葬を選択したら、一般葬よりも高くついてしまったということもあります。一方、家族葬の費用を安く抑える方法もあります。家族葬にかかる費用について、全てをご紹介します。

    2
  • 直葬(ちょくそう)の費用っていくらなの?内訳や注意点も解説しますのサムネイル画像

    直葬(ちょくそう)の費用っていくらなの?内訳や注意点も解説します

    一般によく言われる葬儀はお通夜やお葬式を経て火葬や埋葬を行うというものです。しかし、中には火葬や埋葬のみを行う直葬というものがあります。この直葬は実は普通の葬儀よりも費用を抑えることができるというメリットがあります。実際の直葬の費用はどのくらいなのでしょうか?

    3
  • 香典袋の表書きの正しい書き方は?名前や金額の書き方についても紹介のサムネイル画像

    香典袋の表書きの正しい書き方は?名前や金額の書き方についても紹介

    香典とはお線香やお花の代わりにお供えする現金のことをさし、遺族を経済的に助けるという意味もありますのでマナーには十分気を付けたいところです。香典袋の書き方には様々なルールがあります。大切な方との最後のお別れの場に知っておきたい香典袋の書き方をまとめてみました。

    4
  • お葬式で着る礼服とは?種類やマナーについて解説のサムネイル画像

    お葬式で着る礼服とは?種類やマナーについて解説

    お葬式への参列、黒い服であれば何でもいいと思って出かけてはいませんか?礼服には格がありますので正しい装いを知っていれば何かと安心です。礼服と喪服との違いから礼服の種類までお葬式にふさわしい装いをご紹介しますので、ぜひ終活の一つとして確認しておきましょう。

    5
  • 葬儀のお布施の渡し方とは?費用相場や包み方から書き方まで解説!のサムネイル画像

    葬儀のお布施の渡し方とは?費用相場や包み方から書き方まで解説!

    葬儀を行う時には必ずお布施が必要ですよね?しかしお布施の正確な扱い方については知らない方も多いのではないでしょうか?そこで、人には聞きにくい葬儀で渡すお布施の相場やマナーを解説しますので、覚えて置いて知らない人にぜひ説明してあげてください!

    6

事業主の方はこちらから

今後事業を大きく広げていくので、葬儀関連をはじめとする、あらゆる事業主の方の事前登録を受け付けております。

取材記事

大学生による「終活」の取材記事

森の墓苑へインタビューにいってきました!のサムネイル画像

森の墓苑へインタビューにいってきました!

「ペッパー導師」ってご存知ですか?女子大生ライターの入棺体験のサムネイル画像

「ペッパー導師」ってご存知ですか?女子大生ライターの入棺体験

にっこう仏壇さんへの取材でこれからの仏壇について伺ってきました!のサムネイル画像

にっこう仏壇さんへの取材でこれからの仏壇について伺ってきました!

松本商店さんへの取材で和ろうそくの良さを知りましたのサムネイル画像

松本商店さんへの取材で和ろうそくの良さを知りました

最近話題の家系図作成サービスとは?家樹に取材に行きました!のサムネイル画像

最近話題の家系図作成サービスとは?家樹に取材に行きました!

石はどのようにお墓になる?採石場や加工の様子を取材してきました!のサムネイル画像

石はどのようにお墓になる?採石場や加工の様子を取材してきました!

人気のキーワードの記事一覧

キーワード記事一覧へのリンクです

ランキング

よく読まれている記事です

葬儀にかかる費用はいくら?内訳や費用を安く抑える方法も解説!のサムネイル画像

葬儀にかかる費用はいくら?内訳や費用を安く抑える方法も解説!

1
家族葬の費用っていくらなの?費用の内訳や支払い方法もご紹介!のサムネイル画像

家族葬の費用っていくらなの?費用の内訳や支払い方法もご紹介!

2
直葬(ちょくそう)の費用っていくらなの?内訳や注意点も解説しますのサムネイル画像

直葬(ちょくそう)の費用っていくらなの?内訳や注意点も解説します

3
香典袋の表書きの正しい書き方は?名前や金額の書き方についても紹介のサムネイル画像

香典袋の表書きの正しい書き方は?名前や金額の書き方についても紹介

4
お葬式で着る礼服とは?種類やマナーについて解説のサムネイル画像

お葬式で着る礼服とは?種類やマナーについて解説

5
葬儀のお布施の渡し方とは?費用相場や包み方から書き方まで解説!のサムネイル画像

葬儀のお布施の渡し方とは?費用相場や包み方から書き方まで解説!

6

関連する記事

「取材記事・おくりびとアカデミー」についてさらに知りたい方へ

おくりびとの仕事ってどんな内容?給料やおくりびとになる方法も解説のサムネイル画像

おくりびとの仕事ってどんな内容?給料やおくりびとになる方法も解説

「ペッパー導師」ってご存知ですか?女子大生ライターの入棺体験のサムネイル画像

「ペッパー導師」ってご存知ですか?女子大生ライターの入棺体験

葬儀の納棺師の仕事とは?納棺師と納棺の関わりや専門学校もご紹介のサムネイル画像

葬儀の納棺師の仕事とは?納棺師と納棺の関わりや専門学校もご紹介

平安時代の葬儀のやり方とは?葬儀の流れやお墓、葬儀屋も解説のサムネイル画像

平安時代の葬儀のやり方とは?葬儀の流れやお墓、葬儀屋も解説

葬儀で行う納棺の儀式とは?意味や手順、立ち会う際の服装もご紹介!のサムネイル画像

葬儀で行う納棺の儀式とは?意味や手順、立ち会う際の服装もご紹介!

このページの先頭へ

終活ねっと  Copyright© 株式会社 終活ねっと

女性オペレーターの画像

事前相談・資料請求で葬儀費用が5000円割引

call 0120-403-556
assignment

無料資料請求
はこちら

無料資料
事前相談・資料請求で葬儀費用が5000円割引