
礼服と喪服の違いは?種類や男性と女性の違いを解説
礼服と喪服の違いをご存じですか?礼服と喪服を兼用してもいいものなのでしょうか?主催者やご家族、周りの方に失礼のないように違いをきちんと違いを把握しておくことは、大人としてのマナーです。そこで今回は礼服と喪服の違いを詳しく解説致します。
目次
最終更新日: 2020年12月21日
礼服と喪服にはどんな違いがある?

冠婚葬祭、特にお通夜とご葬儀は突然あるものです。
その際に礼服や喪服を着ることは、マナーでもあり、大人の常識です。
しかし、礼服と喪服の違いをなんとなく分かっているようで自信がない、という方も多いですよね?
場をわきまえた服装をしなければ、主催者やご家族(ご遺族)を始め集まっている方々に失礼をかけるだけでなく、自分が恥をかくことになってしまいます。
今回、「終活ねっと」では礼服と喪服の違いについて以下の項目を解説していきます。
礼服と喪服の違いは?
礼服と喪服の種類
メンズとレディースの違いは?
礼服と喪服は兼用できる?
アウターは何を着ればいいの?
礼服や喪服はどこで買えばいいの?

「終活ねっと」運営スタッフ
種類に関しては、礼服と喪服それぞれ分けてご紹介いたします。
また、礼服や喪服の費用相場もご紹介していますので、冠婚葬祭を控えた方はもちろん、礼服や喪服について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読み下さい。
「DMMのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。
葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。
葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。
礼服と喪服って何が違うの?

まずはじめに礼服と喪服の違いは一体なんでしょうか。
ここでは、礼服と喪服の違いについて詳しく紹介していきたいと思います。
礼服とは
礼服とは、冠婚葬祭の儀式典礼の際に用いる服装の事で、フォーマルウェアと言われています。
儀式の軽重、公私の別、着用者の身分や階級により多くの種類があります。
格式によって正礼装、準礼装、略礼装、平服と区別されます。
西洋式では昼か夜かによって服装も異なります。
着用している様を「礼装」と呼びます。
喪服とは
喪服とは、死者を弔い哀悼を表すために着る礼服の事で、亡くなった方の近親者が喪である期間に着用する衣服の事です。
本来は近親者に限られた着用でしたが、今は一般的には近親者だけでなく葬儀や法事などに参加する際に着用する礼服をさします。
礼服と喪服の種類

礼服と喪服が何か分かったところで、ここではもう少し細かく見ていきたいと思います。
格式により種類がありますので、礼服と喪服それぞれの種類について説明致します。
礼服の種類
まずは礼服の種類を解説します。
礼服は主に、正礼服、準礼服、略礼服の3種類に分類されます。
正礼服
礼服の中で最も格式の高いものです。
結婚式の場では、新郎新婦やその両親、媒酌人や仲人、主賓が着用します。
正礼装は、昼間用と夜間用でいくつかの種類があり、小物に関しても細かな決まり事があります。
準礼服
セミフォーマルとも呼ばれ、結婚式では主賓や乾杯・スピーチをする人、新郎新婦の親族が着用します。
時間帯によって着用できる服装が異なります。
新郎新婦とその両親、媒酌人などより格が上にならないよう配慮しましょう。
略礼服
一般の列席者(同僚、友人など)が着用し、時間帯による区別はありません。
男性は、濃紺やチャコールグレーなど黒以外のダークスーツ、女性は形式ばらないフォーマルなドレスを着用します。
喪服の種類
続いて喪服の種類を解説します。
正喪服
葬儀で遺族や親族が着用するものです。
一周忌までは正喪服を着用するといわれています。
準喪服
葬儀で一般弔問客が着用し、また三回忌以降の法要で親族が着用するものです。
喪服と言われる場合の多くは準喪服を指しています。
略喪服
通夜で一般弔問客が着用する黒、濃紺、濃いグレーなどの地味な服のことです。
喪主が平服を指定した場合や葬儀後の弔問などの際に、略喪服を着用しましょう。
スーツとはどう違うの?
それでは、ビジネススーツと礼服はどう違うのでしょうか?
礼服と喪服の種類を見てきて、「できれば、スーツを兼用で使いたい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、礼服と黒いビジネススーツはまったく別のものです。
どのように異なるのか説明します。
色と素材が異なる
まず、礼服の黒と、スーツの黒では色が違います。
黒色が濃い程高級と言われています。
全員が黒い喪服・礼服を着ている中で、普通のスーツの黒はグレーがかって見え、色の薄さが目立ちます。
ただし、参列者がお通夜でダークスーツを着用することは構いません。
お通夜とは「取り急ぎ駆けつける」ものなので、完璧な礼服・喪服を着ていると、以前から不幸を予想していたように感じられていい印象を与えないからです。
次にスーツと礼服が異なる点として生地の質が挙げられます。
礼服は上質なウールが使用されており、ビジネススーツはポリエステルなどの合成繊維が使用されているため少し光沢がでます。
ベントの有無
ベントとは、スーツのジャケットの裾に入った切れ込みのことです。
これは、動きやすいようにする目的があります。
しかし、礼服にはベントがなく、ノーベントと言われています。
男性と女性の礼服喪服は違いがあるの?

男女によって決められたルールがあるのでしょうか?
格式によっての違いや、立場によって異なりますので、ルールを説明します。
メンズの場合
メンズ、レディースに分けて見ていきましょう。
礼服の場合
メンズの正礼服、準礼服は女性の礼服と大きく異なるものがあります。
正礼服、準礼服それぞれについてまとめました。
正礼服
昼用、夜用のいくつか種類があり、午後5~6時を境に区別します。
以下が昼用と夜用に分けられた主なメンズの正礼服一覧です。
モーニングコート
昼間用の正礼服です。
前から後ろが長くなるように裾を斜めに切った上着が特徴です。
黒の上着とベスト、ストライプ柄のグレーのスラックス、白無地のシャツにストライプのネクタイと革靴が一般的です。燕尾服
夜間用の正礼服です。
ドレスコードが「ホワイトタイ」の場合は燕尾服を着用します。
上着とスラックス、靴を黒に、それ以外を白でまとめるのが基本です。
靴は光沢のあるエナメル素材が一般的です。タキシード
夜間用の正礼服です。
基本スタイルは、黒の上着とスラックス、カマーバンド、白のシャツ、靴はエナメルが基本です。
ドレスコードが「ブラックタイ(黒の蝶ネクタイ)」の時に着用します。
準礼服
準礼服も、礼服同様に昼用と夜用が分けられています。
以下は主なメンズの準礼服です。
ディレクターズスーツ
昼間用の準礼服です。
黒やダークグレーの上着とベスト、グレー地のストライプ柄スラックスに、白のシャツとチーフ、ネクタイ、革靴を合わせたスタイルです。タキシード
夜間用の準礼服です。
基本スタイルは正礼服の場合と同様で、黒の上着とスラックス、ブラックタイ、カマーバンド、白のシャツ、靴はエナメルが基本です。ブラックスーツ
昼夜を問わず着用できる準礼服です。
基本的にブラックスーツは略礼服にあたりますが、日本ではブラックスーツも準礼服の1つとされています。
黒いジャケットとスラックスで、シングルのスーツの場合は、ベスト着用が基本です。
喪服の場合
喪服は通夜と葬儀・告別式で着用するものが異なるので、注意しましょう。
ここでは、それぞれに分けて解説します。
通夜
以下は通夜の場合に着用する喪服です。
立場に合わせて選びましょう。
遺族や親族の場合
準喪服のブラックスーツ、または略喪服(ダークスーツ)
一般弔問客の場合
準喪服のブラックスーツ、または略喪服のダークスーツ、濃紺や濃いグレーの地味な服
葬儀・告別式
以下は葬儀・告別式の場合に着用する喪服です。
立場に合わせて選びましょう。
遺族や親族の場合
正喪服(モーニング)、または準喪服(ブラックスーツ)
一般弔問客の場合
準喪服のブラックスーツ、または略喪服のダークスーツ
ネクタイはどうすればよい?
礼服の場合と、喪服の場合のネクタイは異なります。
結婚式で礼服を着る際は、明るい色のネクタイがいいでしょう。
ネクタイとチーフを揃えるとお洒落です。
葬儀に参列し、喪服を着る際は、黒いネクタイで黒無地がベストです。
刺繍等が入っているもの、光沢のある素材は避けましょう。
お通夜の場合は地味なネクタイであれば構いません。
レディースの場合
メンズの礼服・喪服は理解できたと思います。
続いてレディースの場合を解説します。
礼服の場合
女性の場合の礼服も、時間帯によってルールがあります。
正礼服、準礼服それぞれについて解説します。
正礼装
女性の正礼装にも種類があります。
新婦より華やかで目立つ事がないように注意しましょう。
以下は女性の主な正礼装の一覧です。
アフタヌーンドレス
昼間用
くるぶしまで、丈は長いほど格式が高くなります。
膝が隠れ肌の露出や光沢は控える。
靴は布か革製、アクセサリーは真珠が一般的です。イブニングドレス
夜間用
床に着くくらいのドレスで、夜間は多少の肌の露出や光沢のある素材が許されます。
靴はエナメル素材、アクセサリーもダイヤモンドなど石の付いたものもOKです。留袖
既婚女性の和装では最も格の高い着物です。
新郎新婦の母や媒酌人は五つ紋入りの黒留袖、主賓は紋入りの色留袖を着用します。
時間帯関係なく着用できます。振袖
未婚女性の和装の正礼装です。
準礼装
続いて、女性の準礼装の一覧です。
セミアフタヌーンドレス
昼間用
アフタヌーンドレスの膝が隠れる丈のドレスです。カクテルドレス
夜間用
カクテルドレスはイブニングドレスの簡略化したものでワインピースが主流です。訪問着
時間帯や既婚・未婚に関係なく着ることができます。
喪服の場合
喪服の場合は時間帯ではなく、どこに着ていくかや、自分の立場によってマナーが決められています。
正喪服
葬儀で遺族や親族が着用するものです。
代表的なものとして、黒無地スーツ、ワンピース、アンサンブルが挙げられます。
肌の露出は極力抑えるようにしましょう。
夏場も長袖が正式ですが、7分袖や半袖でも良しとされています。
スカートの丈は膝下で、ストッキングは黒にしましょう。
タイツはカジュアルと見なされますが、気候と体調により無理をしないようにします。準喪服
一般弔問や法要などで着用します。
黒無地のワンピース、スーツ、アンサンブルで、正喪服よりは自由の幅があり、夏場は半袖でも良しとされています。略喪服
一般弔問や通夜で着用します。
黒、濃紺、濃いグレーなどの地味なワンピース、スーツ、アンサンブルなどです。
喪服の靴は何を履けばいいの?
喪服の場合、靴は何を履けばよいのでしょうか。
男性の場合、黒色でストレートチップ、かつ内羽式のデザインの靴が無難です。
内羽式とは、靴紐を通す部分が内側に収納されているデザインで、ストレートチップとは先端の革の切り替え部分が一文字(ストレート)になっているものです。
女性の場合は、プレーンな黒の布や革製のパンプスが理想です。
「終活ねっと」の以下の記事では、葬儀用の男性の靴だけでなく、女性や子供の靴についても詳しく解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
礼服と喪服のアウターは?

冬や雨天の日に結婚式や葬儀がある場合、コートが必要という時、ありますよね?
移動時間や待ち時間、他の方の視線に触れることが多いものです。
また、遠方からかけつける場合も多いので、会場までアウターが必要になります。
またその場合、礼服と喪服との違いはあるのでしょうか?
礼服の場合
華やかな色合いでもいいのですが、フォーマルな装いに近いコートを選びます。
春先のスプリングコートは明るい色を選びます。
冬のコートはウール、カシミア、トレンチコートタイプのロング丈でしたら、日常でも使えるので良いでしょう。
素材が皮製品、毛皮、ダウンのものは避けるべきです。
皮製品や毛皮は礼服の場でも、喪服の場でも動物殺傷のイメージがあり、いい印象を与えません。
ダウンも羽毛ですし、カジュアルなものとされています。
ただし、気候や健康状態にもよりダウンコートを着たい場合は着ても許されるでしょう。
喪服の場合
冬場の通夜から葬儀、コートは必需品です。
出棺時に外気に触れることもあります。
黒、濃紺、濃いグレーの地味な色のコート(できれば膝丈)を普段から持っていると安心です。
毛皮、皮製品、ダウンジャケットは避け、ウールやカシミア、トレンチコートなどの素材を選びましょう。
また、黒無地のショールがあると肩にかけたり、膝かけとなり重宝します。
礼服と喪服の兼用はできる?

正礼服や準礼服は兼用できないとしても、略礼服だったら兼用してもいいんじゃない?
とお思いの方も多いと思いますし、実際に今まで兼用してきたという方もいらっしゃるでしょう。
果たして、礼服と喪服の兼用できるのでしょうか?
略礼服兼用できる?
喪服は礼服の中に含まれます。
冠婚葬祭として兼用できても、喪服を結婚式などの慶事に兼用することは出来ない、というのが本来の意味から考えられます。
良識的に考えれば、葬儀に着ていく服を結婚式に着ていくことはしません。
ただ、略礼服ならば兼用しても良しともされています。
どうしてもという場合はダークスーツでネクタイや小物使いなど、マナーを守るようにします。
入学式や卒業式の場合は?
ブラックフォーマル服を、入学式や卒園式・卒業式に着ていってもいいのでしょうか?
喪服は礼服の中の弔辞用の服です。
結婚式と同様、おめでたい式に着ていくのは控えたほうが良いでしょう。
周りの目は案外、注がれています。
「あの黒の色は、お葬式用よね?」と見られていたら、せっかくのおめでたい式でいい印象を与えないのも確かです。
卒園式・卒業式
礼服を喪服として使用している場合は構いませんが、喪服の着用は避けたいものです。
ただし、どうしてもという場合はコサージュやネックレスでアレンジしましょう。
入学式
日本では4月で季節的なこともあり、明るいスーツやワンピースの方が多くみられます。
中には濃紺や黒という方もいらっしゃり、卒業式と入学式を同じ服で済ませる方もいます。
そのような場合はコサージュやネックレスなどで、明るいイメージにすることが大切です。
バッグや靴も明るめのベージュなどにすると良いでしょう。
礼服と喪服はどこで買うの?

礼服と喪服はどこで購入したらいいでしょうか。
礼服と喪服の費用の相場も含めてご紹介します。
費用の相場は?
品揃えが豊富なのは「洋服の青山」や「アオキ」「コナカ」「はるやま」です。
若い世代用から年配の世代まで デザインも流行を意識して作られたものや、伝統的なものを取り揃えています。
価格は安いものですと1万円前後から購入できますが、礼服や喪服は高級な程黒の色が濃くなります。
体形が変わらなければ 何度も買い替えをするものではありませんから、少し値段が高くてもきちんと見えるある程度、質の高いものを選びたいものです。
皆さんが礼服を着ている場に行くとはっきりと違いが分かってしまいます。
3万以上になると、やはり色が違います。
定番のデザインのモーニングやタキシードを3〜5万円程度から買えますし、Yシャツからネクタイ、靴、小物まで全てお店でトータルで揃えられ、マナーを熟知したスタッフが相談にのって下さいます。
喪服や礼服はどこで買える?
デパートのフォーマルウェアコーナーや、イオン・イトーヨーカドーなどの大型ショッピングモールでも、モーニングやタキシードなど普段着る機会が少ない礼服も、購入できるショップがあります。
オーダーも飛びぬけて値段の張るものではないようですので、検討してみてはいかがでしょうか?
買取りができることも
あまり回数を着ていないけれど、太ってしまって着れなくなってしまった、もう少し品質の良いものが欲しい、ということありますよね?
喪服などの礼服を中古で探している方もいます。
今や若者から中高年の方まで、リサイクルショップやオークション、フリマアプリを利用し、礼服も抵抗なく購入されています。
礼服にはブランド品も数多くあり、格安で掘り出し物も多いのです。
礼服はレンタルできる?
お葬式は、予期せぬ時に訪れるものです。
出先などで急に喪服が必要になったとき、困った経験はありませんか?
解決策の一つとして、礼服や喪服をレンタルするという方法があります。
主なレンタルする方法としては、葬儀社や貸衣装店に行く、ネットで宅配サービスを利用する、などが挙げられます。
宅配サービスは翌日届くものもあり、急を要するときにも便利です。
小物だけでも借りることができるので、レンタルするという方法があることを覚えておくと良いです。
礼服と喪服の違いまとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では礼服と喪服の違いについて以下の項目を解説してきました。
礼服とは冠婚葬祭の儀式典礼の際に用いる服装であり、喪服とは死者を弔い哀悼を表すために着る礼服の一つである。
礼服は正礼服、準礼服、略礼服に分類でき、喪服は、正喪服、準喪服、略喪服に分類できる。
どこに着ていき、自分がどの立場であるのかを意識して選択するべきである。スーツと礼服は、色や素材が異なり、ベントの有無でも見分けられる。
モーニングコート、燕尾福、タキシードが男性の正礼服として挙げられる。
ディレクターズスーツ、ファンシータキシード・スーツ、ブラックスーツが男性の準礼服として挙げられる。
男性の場合は着用する時間帯に合わせて礼服を選択すると良い。
通夜では、遺族は準喪服のブラックスーツ、または略喪服(ダークスーツ)を着ると良い。
通夜では、一般弔問客は準喪服のブラックスーツ、または略喪服のダークスーツ、濃紺や濃いグレーの地味な服を着ると良い。
葬儀・告別式では、遺族は正喪服(モーニング)、または準喪服(ブラックスーツ)を着用すると良い。
葬儀・告別式では、参列者は準喪服のブラックスーツ、または略喪服のダークスーツを着用すると良い。
礼服を着る際は、明るい色のネクタイを着用し、喪服を着る際は黒無地のネクタイを着用すると良い。
男性の場合、弔事における靴は黒色でストレートチップ、かつ内羽式のデザインが良い。
アフターヌーンドレス、イブニングドレス、留袖、振袖女性の正礼装として挙げられる。
セミアフタヌーンドレス、カクテルドレス、訪問着が女性の準礼装として挙げられる。
女性の場合は、着用する時間帯に加えて、既婚か未婚かも考慮に入れて礼服を選択すると良い。
女性の喪服は、どの立場でどこに着ていくかを考慮して喪服を選択すると良い。
女性の場合、葬儀で遺族や親族が黒無地スーツ、ワンピース、アンサンブルなどの正喪服を着用する。
一般弔問や法要における女性の服装は準喪服であり、一般弔問や通夜における女性の服装は略喪服が一般的である。
女性の場合、弔事における靴はプレーンな黒の布や革製のパンプスが良い。
礼服のアウターは革製品や毛皮、ダウンを避けたフォーマルな装いに近いコートが良い。
喪服のアウターは毛皮、皮製品、ダウンジャケットを避けた地味な色のコートが良い。
基本的に葬儀に着ていく服を結婚式に着ていくことはしないが、略礼服ならば、兼用しても良い。
入学式や卒業式に喪服を控えるのは避けたほうが良いが、どうしても着用する場合はアクセサリーなどでアレンジすると良い。
礼服と喪服は安いものだと1万円前後で買えるが、黒の色が薄いことが多いため、少し値段の張るものでも質が良いものを買う方が良い。
礼服や喪服はフリマアプリなどで買うことも、貸衣装店やインターネットでレンタルすることもできる。
立場に合った服装をすることは、相手に敬意や思いやりを示す表現となります。
マナーにそぐわない服装は時として取り返しのつかない非礼であったり、その場を台無しにしてしまうことさえあります。
皆さんも、ぜひマナーを守って気持ちの良い結婚式やお葬式を行えるようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「終活ねっと」の以下の記事では、葬儀の費用について詳しく紹介しております。
ぜひあわせてご覧ください。
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また、葬儀をするにあたって必要なあらゆる知識を記事にまとめています。
あわせてご覧ください。
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