葬儀の袱紗(ふくさ)の選び方は?渡し方や包み方のマナーも解説!

葬儀の袱紗(ふくさ)の選び方は?渡し方や包み方のマナーも解説!

皆さんは葬儀で香典が布から取出される光景を見たことがあるのではないでしょうか。あの布が袱紗という名前があることをご存じでしたか?では袱紗はどのように選べばよいのでしょうか。今回終活ねっとでは、葬儀で使われる袱紗の色や種類から渡し方などのマナーまでご紹介します。

最終更新日: 2020年02月29日

葬儀の袱紗について

葬儀

皆さんは、お葬式で布に包まれた香典を見たことがあるのではないでしょうか。
あの布が袱紗(ふくさ)という名前を持ってることをご存じでしたか?

袱紗はいったい、どのように選べば良いのでしょうか。
また、袱紗に関してはどのようなマナーがあるのでしょうか。

今回終活ねっとでは、以下の項目を軸に葬儀の袱紗について解説していきます。

  • そもそも袱紗とは?

  • 袱紗の色はどう選ぶべき?

  • 袱紗の包み方について

  • 袱紗の渡し方について

  • 男性の袱紗の持って行き方について

  • 袱紗って絶対必要なの?

  • 仏式以外での葬儀でも袱紗は必要?

袱紗を持っている方も、これから購入を考えている方も、様々なシーンで使うことが多いので、正しい使い方を理解しておきましょう。

袱紗は、日本人の礼儀を重んじる風習から生まれたものです。

葬儀に行く時に袱紗を使うのは、故人やご遺族に対しての礼儀でもあります。
意外と知っていそうで知らない袱紗の使い方を、改めて確認しておきましょう。
ぜひ最後までお読みください。

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袱紗って何?

葬儀

袱紗とは、贈り物用の金品など大事なものを覆う、絹や縮緬(ちりめん)などで作られている小さな布のことです。
袱紗の名前の語源は、「物を柔らかく包む、ふわっと折り畳む」という意味を持つふくさめるという言葉から来ています。

元々は、貴重品などを覆う風呂敷が始まりで、贈答品などを運ぶ際に日焼けや汚れを避けるために使われていた風呂敷が、時代と共に、裏地の付いた絹製の小さな布に変化していきました。

やがて、慶事、弔事共に、金品を贈る際の儀礼や心遣いとして、袱紗で包んで持って行くのがマナーとされるようになりました。

その他にも、茶道において、お茶道具を包むのにも袱紗が使われることがあります。

袱紗の色に決まりはある?

困った人々

袱紗を購入しようと、ネットやお店で見ると、いろんな色のものがありますよね。
色に何か決まりはあるのでしょうか?

それとも好みに色を選んでもいいのでしょうか?
ここではそんな袱紗の色について解説します。

慶事と弔事で袱紗の色はちがうの?

慶事・弔事で袱紗の色は基本的に異なります

慶事用なら暖色系の明るい色(赤色、オレンジ色、朱色、ピンク)などを使います。
弔事用なら寒色系の落ち着いた色(青色、緑色、紺色、灰色、うぐいす色)などを使います。

慶弔兼用で使える色として、男性は紺色・青色、女性はえんじ色が一般的です。
男性がえんじ色を使うと慶事、女性が紺色を使うと弔辞向きになってしまうため注意が必要です。

えんじ色は暖色系ですが、女性が使う場合は弔事でも使えるのです。

袱紗の色については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

男女兼用で慶弔両用のものはある?

男性・女性や慶事・弔事で袱紗の色が異なると少し不便ですよね。
袱紗を一枚だけ買うとしたら何色が良いのでしょうか。

紫の袱紗が一般的

慶弔、両方使えて、なおかつ男女兼用になっているものは、紫色の袱紗です。

紫色と言っても、濃い紫と藤色などがあります。
どちらでも葬儀の時に使えますが、なるべく弔事の時は濃い紫にしたいものです。

紫は慶事の時に使っても大丈夫ですから、一枚購入を考えているのなら、濃い紫色を選べば何かと便利です。
ただし、弔事と慶事では開き方が違うので、刺繍の入ったものなどは絵柄が逆になってしまう場合があります。

つまり、たとえ紫色であっても上下がはっきりわかる袱紗は、慶弔兼用にはなりませんので注意が必要です。

黒のリバーシブルの袱紗も便利

黒色の袱紗は弔辞を連想させるので、慶事には避けたほうが無難です。
しかし、表側が黒色でも裏側が暖色系のリバーシブルの袱紗を購入すれば、一枚で慶弔どちらにも利用できます。

ぜひ、袱紗を選ぶ際の選択肢の一つとしてお考え下さい。

柄物はよくない?

葬儀など弔事の場合は、袱紗は無地の物を使います。

最近では、花柄など可愛いものもありますが、柄付きの袱紗や金色の刺繍が入ったもの、桜や鶴などおめでたい絵柄の物は、結婚式など慶事の時のみ使うことができます。

さらに、柄や刺繍の入ったものは、逆向きに包むことができないため、弔事の際には使えません。
可愛いものやおめでたい刺繍が入ったものは、結婚式などお祝い事の時に使いましょう。

弔事の時は、たとえ色が暗い色であっても、柄の入ったものはマナー違反です。
例外的に、家紋の柄が入ったものは弔事で使っても構いません。

嫁入り道具として、家紋の入った袱紗を持って行く女性もいます。

袱紗の包み方は?

困った人々

袱紗は包み方にマナーがあるのでしょうか?
弔事と慶事では包み方も違うものなのでしょうか?

実は袱紗はただ包めば良いというものではありません。
包み方にもルールがあるので、恥をかかないようによく勉強しておきましょう。

ここでは葬儀の際に香典を袱紗に包む正しい方法を説明します。
せっかく袱紗を使うのですから、相手に失礼のないように包みましょう。

金封袱紗の場合

金封袱紗は、不祝儀袋が入れやすいように袋状になっているものです。

布状の袱紗より、金封を入れることが目的ですため、芯が入っているので型崩れすることなく簡単に入れることができ、まるでお財布のようのように使えます。

略式の袱紗とされていますが、難しい包み方が必要ないので、最近では主流になりつつあります。

葬儀会場までが遠くて、混雑する電車に乗らなければいけない時などは、しわや汚れから守ることができますので、使いやすい袱紗と言えます。

しかし、あくまで簡易式なので、目上の人や3万円以上の金額になる場合は、金封袱紗は向いていません。

弔事の場合は、左開きになるようにします

つまり左手で開いた時、表書きが正しく読めるように入れます。
ということは、袋状になっている部分が右側になるようにします。

慶事は右開きなので、ひっくり返して、左側にポケット部分が来るようにします。
葬儀の際には、左開きと右開き、絶対間違えないようにしましょう。

爪付き袱紗の場合

爪付き袱紗は、最もポピュラーな四角い布状のものです。
袱紗がほどけないように、爪状の留め具がついているものもあります。

香典袋を包む時は、まず袱紗をひし形になるように広げて置きます。
やや右側に表書きが見えるように不祝儀袋を置きます。

そして右・下・上・左の順に袱紗の角を折り曲げていきます。
弔事では左開きが基本ですから、開ける時は左から開けられるように包みます。

慶事の場合は、弔辞と逆で左側に置き、左・上・下・右の順に包みます。

弔事は左開き、慶事は右開きと覚えておきましょう。

台付き袱紗の場合

台付き袱紗とは、香典を乗せるのにぴったりな切手盆(小さなお盆)がついている袱紗です。

切手盆は、リバーシブルになっているものが多く、慶事ではオレンジ色側を、弔事では黒色側を表にして、その上に不祝儀袋を乗せ、左開きになるように包みます。

受付で渡す時は、香典だけを取り出し渡します。
ご遺族に直接渡す時は、袱紗を開いて切手盆の上に不祝儀袋を乗せて差し出しましょう。

お布施を渡す時にも使えますので、一枚、袱紗を用意したいなと考えている方は、台付き袱紗がおすすめです。

また、香典のお金の入れ方については以下の記事に詳しくまとまているので、ぜひこちらもあわせてお読みください。

葬儀での袱紗の渡し方は?

葬儀

葬儀に参列した時に、袱紗に包んで持って行っても、正しく渡さなければマナー違反になってしまいます。

ここでは、葬儀の際の袱紗の渡し方についてご紹介します。

袱紗に包んだ不祝儀袋の渡し方・差し出し方

受付で渡す時は、受付の前で袱紗から香典袋を取り出し、相手側から見て表書きが見えるよう、反時計回りにまわして両手で手渡します

その時に、小さめの声で「この度は…」「ご愁傷さまで…」と語尾を濁しながら渡しましょう。
あまりはっきりと大きな声で言葉を発するのはマナー違反です。
無言でも構いません。

受付をしている人は、故人の親族や所縁のある人が立っている場合が多いので、ご遺族と接するような気持ちで、きちんとマナーを守って行動することを心がけましょう。

また、ご遺族側が香典を頑なに辞退してくるようであれば、あまり意固地にならず、相手の意向に沿うようにしましょう。

香典を辞退するのには、相手の負担を軽減させたいというご遺族側の優しさと、お礼の品を用意しなければいけないという手間を省くためでもあります。

返された不祝儀袋は、袱紗には包まず、直接バッグなどに入れましょう。
袱紗に包むのは、相手に敬意を払うためですので、返された金封に敬意を払う必要はありません。

受付がない場合

最近では、家族葬を行うところが増えていて、受付を設けていない葬式というものもあります。
家族葬は、基本的には極々身内だけで行い、香典は辞退する家が多いです。

それでも、故人と近い方は香典を渡したいと思われることでしょう。
その場合は、控室などでご遺族に渡すようにします。

あるいは、葬式がすべて終わった後で、家まで直接、香典を持って行くこともあるでしょう。
ご自宅を訪問して、香典を差し出す時も、弔事用の袱紗に包んで持って行くのがマナーです。

袱紗ごと渡すのはNG?

ご遺族に直接渡す時は、袱紗に包んだまま渡すのは絶対やめましょう

袱紗ごと渡すのは不幸を手渡すという意味がありますので、注意してください。
ご挨拶が済んだら、ご遺族の目の前で袱紗から金封を取り出します。

また、手渡しではなく、相手側から表書きが見えるようにして、お盆か机の上にのせるようにして差し出します。

台付き袱紗の場合は、切手盆の上に、台付き袱紗以外の場合は、袱紗を折りたたんで台替わりにして、袱紗の上に不祝儀袋をのせます。

男性はどうやって袱紗を持っていく?

困った人々

男性は、あまりバッグを持つことはないので、袱紗をどう持って行けばいいのでしょうか?

香典袋を直接、手に持って歩くのはみっともないですよね。
では、どうすればいいのでしょうか。

セカンドバッグを持って行くなら、そこに入れてもいいですが、バッグを持って行かない場合は、上着の内ポケットに入れるようにします。

外ポケットやズボンの後ろポケットはやめましょう。
しわにならないように汚れないように袱紗に包んでいるのですから、丁寧に扱うようにしましょう。

台付き袱紗だと、内ポケットでは少々邪魔になりますので、その場合は切手盆を外して、袱紗だけで包むようにしましょう。

受付が混雑しているから、袱紗に包むと時間がかかると思われる方もいるかもしれません。

ですが、並んでいる間に袱紗を外すようにすればいいので、大人のマナーとして、家できちんと袱紗に包んでから、内ポケットに入れると良いです。
慌てる必要はありませんから、落ち着いて行動しましょう。

袱紗ってやっぱり必要?

葬儀

袱紗というものは、必ずしも必要なものではありません

使わなくても、特に問題があるわけではありませんが、大事なものを包むための物であり、包むことで心遣いや気持ちがこもります。

慶事の時もそうですが、葬儀の際のお香典は、故人の冥福を祈り、お悔やみ申し上げるものですから、丁寧な気持ちで持って行きたいものです。

大人のマナーとしても、袱紗は必要といえます。
ですので、やはり袱紗は一枚は持っていた方が良いでしょう。

緊急で袱紗が見つからない!という時は、ハンカチや小さめの風呂敷でも代用可能です。
この場合は、できるだけ紫色の物を使いましょう。

しわがあるものは見栄えが悪いので、しっかりアイロンをかけておきましょう。

他宗教でも袱紗は必要?

神棚

仏教以外の葬儀に参列する時は、袱紗って必要なのでしょうか?
結論から言いますと、宗教に関わらず袱紗は必要です。

袱紗には、仏教的な意味はありません。
日本の心遣いとして古くからあるものなので、宗教的な違いはありません。

袱紗というものは、金封を汚れないように丁寧に包むためのもので、キリスト教や神道の葬儀でも使っても良いのです。

色や包み方などのマナーに関しても宗教問わず、前述の通りです。

葬儀の袱紗についてまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
今回終活ねっとでは、葬儀の袱紗について以下のことを紹介しました。

  • 袱紗とは、香典などを包む布である。

  • 袱紗は無地で寒色系のものを選ぶ。
    紫色は袱紗は弔事、慶事、両方使えるので便利である。

  • 包み方は弔事は左開き、慶事は右開きである。

  • 男性は、袱紗に包まれた香典は上着の内ポケットに入れる。
    外ポケットやズボンのポケットに入れることは避ける。

  • 袱紗は必ずしも使わなければならないわけではないが、宗教問わず持っておくとマナー的に良い。
    ハンカチなどで代用することも可能である。

袱紗は必需品というわけではありませんが、葬儀や結婚式など改まった場で使う、日本の文化でもあります。

若くても、一人前の大人として、袱紗の意味と使い方は知っておきたいものです。

葬儀の際は、ご遺族に対してかける言葉も見つからない時が多いですよね。
香典は、悲しみに暮れているご遺族に対しての心遣いと、故人の冥福を心から祈る意味もあります。

袱紗の色や包み方もしっかり学んで、恥をかかぬように、そしてご遺族に嫌な思いをさせないようにしましょう。
そして葬儀の時に持って行く袱紗のマナーを知って、故人の冥福を心から祈りましょう。

終活ねっとでは、他にも葬儀に関する様々な記事を紹介しています。
以下の記事では、葬儀全般のマナーについて詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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