葬式の後の清め塩の意味は?清め塩の正しい使い方やタイミングも解説

葬式の後の清め塩の意味は?清め塩の正しい使い方やタイミングも解説

お葬式に会葬すると、お礼状とともに清め塩が配られます。清め塩は死の穢れや邪気を祓うためのものですが、なんとなく足元だけに振りかける人が多いと思います。しかし実は葬式の清め塩には正式なマナーがあります。この記事を読んで、清め塩の正しいマナーを身につけましょう。

最終更新日: 2020年02月19日

葬式後の清め塩の意味とは?

葬儀

お葬式に参列したらお礼状と一緒に渡される、小さな袋に入った塩を清め塩といいます。

その意味は、元来は神道の考え方に由来しています。
神道では死を穢れとみなしていて、人が死ぬときに邪気が寄り付いてくるとされています。

清め塩は、葬式を行う際に集まってくる邪気を払い清めるために用います。
清め塩を体にふりかけることで、身を清めることができるのです。

そこで今回「終活ねっと」では、葬式後の清め塩のやり方について、以下の事柄について解説していきます。

  • 清め塩の由来は?

  • 清め塩の正しい使い方は?

  • 清め塩がないときはどうすればいいの?

  • 清め塩をかけ忘れたときの対処法は?

  • 清め塩は食塩で代用できる?

  • 清め塩が必要ない宗派もある?

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最近では清め塩の習慣はだんだんとなくなってきましたが、日本人としてぜひ知っておきたいマナーなので、ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。

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葬式後にまくのはなぜ塩なのか?

人々

清め塩の意味は、葬式の後についた穢れを祓うためのものでしたが、これはなぜ塩を使う必要があるのでしょうか?
穢れを祓い落せるなら、水でもいいと思いませんか?
なぜ清める媒体として塩を用いるのかというと、日本の神話からの文化的な由来があります。

清め塩の由来をたどると、古事記にたどり着きます。
古事記に伝えられている内容をご説明します。

黄泉の国から帰ってきた神様「イザナギノミコト」の体は、黄泉の国での冒険で穢されていました。
そのとき体についた穢れを祓うために、海水で体を洗う潮禊(しおみそぎ)という儀式を行いました。
これが派生して現在、葬式の後に塩を用いていると言われています。
海水から作られている塩で行われる清め塩は、潮禊を簡略化したものと考えていいでしょう。

以上のように、清め塩は日本の神話から由来した儀式なので、神道と深く関わっているのです。

清め塩の正しい使い方

人々

清め塩は葬式と同樣に一種の儀式です。
清め塩を使って、どのように邪気を祓い清めるかについては、正しいマナーがあります。

ここでは正しい清め塩のやり方について紹介していきます。

玄関に入る前に手水をしてから

清め塩の儀式は、葬式から家に帰ってきて、玄関をまたぐ前に行います。

玄関の外で行うので、人に見られますし、共同住宅では共用部分である可能性があります。

しかし、穢れが家に入ってくることを防ぐのが清め塩なので、玄関に入る前に、敷居をまたぐ前に行うのがしきたりです。

また、省略されることもありますが、塩を振りかける前に水で手を洗って清めます。
葬儀に行く際は、水をはった桶などを玄関前に準備しておくと良いでしょう。

清め塩の使い方の手順

振りかける清め塩は、ひとつまみぐらいの少ない量でかまいません。

清め塩は振りかける部位に順番があります。
胸、背中、そして足元の順に3か所振りかけるのが正しいマナーです。
現在はこの手順が省略され、足元にだけ軽く振りかけることも増えていますが、正式にはこのような順番が決められているのです。

振りかけた後は、服についた塩を手で払います。
その後下に落ちた塩を踏むまでが一連の流れとなります。

身内がいないときは自分で

清め塩は、家族がいる場合には、基本的には家族に振りかけてもらいましょう

しかし、家族が不在だったり、一人暮らしの時は自分で振りかけてもかまいません

余った清め塩はどうすればいい?

清め塩はたいてい多めに入っているため、普通に使えば余ってしまいます。
また、清め塩をもらったまま使い忘れることもあります。
そんな時、どう処分したらいいのか困りませんか?

余った清め塩は、捨ててしまって構いません
捨てたからとバチが当たることはないので、安心してください。

むしろ清め塩は、湿気で固まらないように乾燥材が混じっていて食用に使えないことが多いです。
体を壊してしまうかもしれないので、食べたり料理に入れたりするのはやめましょう

清め塩がない場合

困った人々

葬式で清め塩が配られなかったり、受け取り忘れる、という事もありますよね。
では、清め塩がない場合はどうしたらよいのでしょう?

ここでは、清め塩がない場合どうすればいいかについて解説します。

清め塩が必要ない人

清め塩は、死の穢れを祓うために振りかけます。
この死の穢れには、いくつかの考え方があります。
死んだ人の死の穢れや、その死によってくる邪気などいろいろあります。

しかし一般的には、故人の親族は清め塩を振りかける必要は無いとされています。

清め塩は原則的に葬式の会葬者に対するものなのです。
よって、身内の葬儀の際に清め塩を行わないことは多いです。

自己の判断で清め塩を行う

清め塩をもらわなかった場合に、清め塩をするかどうかは、自己の判断によります。
自分が信仰する宗教にしたがって清め塩をするかどうかを決めれば良いです。

ただし清め塩は、葬式から家に帰って玄関に入る前、つまり玄関の外で行うものなので、塩を取りに家に入るわけには行きません。

家の外で調達するか、家の中にいる人に取ってもらうかするしかありません。

清め塩をかけ忘れた場合

神棚

清め塩をかけるつもりでいたけど、かけ忘れてしまったということもありますよね。

そもそも神式以外の葬式では基本的に配られないものですし、神式でも風習としてあるものなので、かけ忘れてしまったとしても気にする必要はありません

しかしどうしても清め塩をかけ忘れたことが気になるという人は、喪服のまま玄関をもう一度出て、通常通りに清め塩を振りかけて家に入り直せばいいでしょう

清め塩は神式の風習といいましたが、神式の葬儀は仏式とどのように違うのでしょうか?
神式の葬儀については、「終活ねっと」の以下の記事で紹介しております。
気になる方は、あわせてご覧ください。

清め塩として食塩を使っても問題ない?

困った人々

葬式で配られる清め塩には一般的に、添加物を使用していない天日干し製塩法のものが使われていて、最も適しているといわれています。

しかし市販されている食塩は、イオン交換膜製塩法という作り方でにがり成分が取り除かれて、さらに添加物が付いているものもあります。
そのため、食塩は清め塩に向いてるわけではありません。

とはいえ、清め塩は実際に必要なのでは無く、宗教的な、つまり気持ちの問題です。
したがって、自身が食塩を清め塩として使うことに抵抗がない場合は、普通に売っている食塩、食卓塩を利用してもかまいません

神前や仏前に供えられていた塩でなければならないわけではありません。
実際に清め塩を配っているのは、お寺では無くて葬儀社なのです。

塩であれば清め塩の働きをすることができるので、心を込めて清め塩として振りかけてください

宗派によっては清め塩をしない場合も

葬儀

宗派によって、死に対する考え方も異なるので、清め塩に対する考え方も異なります。
ここでは、宗教ごとの清め塩に対する考え方を解説していきます。

清め塩は元来神道の考え方

先にも書きましたが、清め塩の習慣はもともと神道のものです。
仏教では死を穢れや不浄のものとは考えないので、清め塩をしなくてもよいという考え方もあります。

日本の宗教は元来神道であるため、仏式の葬式でも神道の影響を強く受けて、清め塩を使うことが多いのです。

最近では清め塩を渡さない葬式・告別式も増えてきています。

逆に、神式の葬式では清め塩は必須であると言えます。
神道では、死は穢れたものとされ、葬式に会葬することで、死の穢れ、邪気がとりつきます。
それを祓うために清め塩を振りかけます。

しかし文化感の変化により、神道の葬式でも清め塩が使用されない場合もあります。

浄土真宗以外では地域の習慣による

仏教では死を穢れたものとはしていないので、仏教の葬式には清め塩は必要ではありません

しかし歴史的な神仏習合や日本の文化に対する神道の影響もあって、清め塩を配るお葬式もあります
とはいえ積極的に清め塩を配るお寺はなく、葬儀社が清め塩を配ります。

浄土真宗の葬式では清め塩は不要

仏教のなかでも特に浄土真宗は、死ぬとすぐに極楽往生するという考え方で、死は穢れた不浄のものではありません

したがって、浄土真宗では清め塩は使いません
というよりは、禁止されているとまで言った方が良いでしょう。

葬式の清め塩についてまとめ

葬儀

いかがでしたか。
今回「終活ねっと」では、葬式の清め塩について以下のことを解説してきました。

  • 清め塩は、神道では穢れとみなされている死に寄り付いてくる邪気を払い身を清めるために使われている。

  • 清め塩は葬式の帰りで玄関をまたぐ前に、胸・背中・足元の順にひとつまみだけ振りかけて、手で払う。

  • 葬式の帰りに身内が一緒にいる場合は清め塩をかけてもらうが、いなかった場合は自分で振りかけても問題ない。

  • 余った清め塩は食用ではないため、食べたり調味料として使ったりせず、捨てて構わない。

  • 清め塩がない場合やかけ忘れてしまった場合は、自分の判断でかけ直すかどうか決めるが、清め塩をかけられなかったことを気に病む必要はない。

  • 自身が抵抗を感じなければ、食塩を清め塩の代わりに使っても構わない。

  • 清め塩はもともと神道の習慣で、仏式の葬式でも神道の影響を受けて使うことが多いが、最近では神式の葬式でも清め塩を使わないことが多く、浄土真宗に関しては清め塩を使わない方が良い。

清め塩のポイントは、神式の葬式以外では必ずしも必要ないということ、浄土真宗では清め塩は使わないこと、清め塩の使い方には正しいやり方があるということです。

基本的に清め塩をするかどうかは、会葬者個人の宗教観に従って行えば良いです。
しかし、清め塩をするなら、正しいやり方で行うようにしましょう。

「終活ねっと」では、終活に関する様々な記事を紹介しています。
葬儀の費用相場について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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