通夜に参列するときに慌てない、焼香のやり方を確認しましょう

お通夜での焼香には、通夜が行われる場所によって、立礼焼香、座礼焼香、回し焼香の3種類のやり方がありますが、焼香の動作自体は同じです。自分の宗派のやり方で焼香すれば良いのです。この記事でしっかり覚えて、お通夜に参列してください。

目次

  1. まず、通夜と焼香について
  2. 通夜での焼香のやり方は3種類
  3. 焼香の基本的な手順
  4. 宗派によって違う焼香のやり方
  5. 線香焼香
  6. おわりに

まず、通夜と焼香について

葬儀

まず、通夜と焼香がどいう意味か確認しましょう。

通夜

通夜は、告別式の前夜に、親族や親しかった友人が、故人に付き添って、最後の別れを惜しみます。また、香を一晩中焚き続けます。

仏教の生まれたインドでは酷暑のため遺体から出る腐敗臭を消すために香を焚き続ける必要がありました。現在では、ドライアイスなどの利用で腐敗臭は抑えられますので、香を夜通し焚く必要はなくなりました。通夜は簡略化され、2時間程度で終わる半通夜が多くなっています。

最近は、都合で告別式に参列できないときには、代わりに通夜に弔問する人も多くなりました。

焼香

焼香とは、逝去された方を弔うために、仏前で順番に香を焚くことをいいます。

立って行う「立礼焼香」、座って行う「座礼焼香」と、座った状態で隣の人へ回す「回し焼香」の3種類のやり方があります。また、使用する香には抹香(まっこう)と線香の2種類があります。

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通夜での焼香のやり方は3種類

葬儀

通夜での焼香のやり方にも、立礼焼香、座礼焼香、回し焼香の3つがあります。これらは、それぞれ、立って行うか、座って行うか、香炉を回して行うかの違いです。

専用式場で行う通夜では「立礼焼香」がほとんどです(立礼焼香のやり方は次項でくわしく御紹介します)。

座礼焼香のやり方

通夜を自宅や和室などで行う場合は「座礼焼香」で行われます。

自分の席が焼香台から遠い場合は中腰の姿勢で立って焼香台へ移動します。
焼香台までの距離が近い場合は膝行・膝退というやり方で立ち上がらずに焼香台まで移動します。

回し焼香のやり方

通夜の式場が狭く、移動しづらい会場では「回し焼香」で行われます。

香炉と抹香が載ったお盆が順ぐりに回ってきます。受け取ったら、自分の前か膝の上にお盆を置き、焼香を行います。焼香が終わったら次の人にお盆を回します。

焼香の基本的な手順

前項で紹介したように、焼香のやり方として3種類あり、使用する香に2種類あります。また、焼香の動作は宗派によって若干は異なります。しかし基本的な焼香の手順は同じです。立礼焼香の場合の手順を以下に示します。

自分の順番が来たら焼香台へ向かう

前の順番の人が着席し、自分の順番になったら周りに会釈をして席を立ちます。焼香台の2,3歩前まで進み、まずは遺族に対して一礼します。次に祭壇の方を向き、焼香台の前へ一歩進み、遺影や位牌に向かって一礼します。

焼香する

焼香台の上には抹香と香炉が用意されています。香炉の配置は向かって右側が抹香、左側に香炉が置かれています。最近では抹香入れと香炉が1つになっているものを用いることが多いです。

抹香のつまみ方は右手の親指、人差し指、中指の3本の指でつまむようにします。抹香を香炉にくべる回数は、1〜3回の範囲内で、宗派ごとに異なります。

自分の席へ戻る

焼香を終えたら、遺影に向かって合掌して一礼します。次いで焼香台から1歩下がり、再び遺族に向かって一礼します。そして、自分の席へ戻ります。


参考:抹香を香炉に入れる回数、額に押しいただく回数は宗派により様々です。通夜や告別式での焼香は自分の宗派のやり方に従ってやればよいのです。

宗派によって違う焼香のやり方

主な宗派について、抹香焼香のやり方と、線香焼香の場合の立てる線香の本数を紹介します。

真言宗

焼香3回、抹香をくべる前に額に押しいただきます。線香焼香の場合は線香を3本立てます。

曹洞宗

焼香2回、1回目には額に押しいただきますが2回目は押しいただきません。線香焼香の場合は1本立てます。

真宗大谷派

焼香2回、額に押しいただきません。線香焼香の場合は1本を折って寝かせます。

臨済宗

焼香回数について1~3回で特に定めはありません。額に押しいただくかどうかも決まりはありません。線香焼香の場合は1本立てます。

浄土真宗本願寺派

焼香は1回、香を額に押し戴きません。線香焼香の場合は1本を折って寝かせます。

浄土宗

焼香1~3回で自由、香を額に押し戴きます。 線香焼香の場合は線香は1本立てます。

日蓮宗

焼香3回、香を額に押し戴きます。線香焼香の場合は線香は1本か3本を立てます。

線香焼香

最近は通夜や告別式では、一般的に抹香を用いた抹香焼香で行われるようになりました。線香に火をつけるのに時間がかかるためでしょう。

線香焼香は、主に、故人の家に弔問したり、自家で日常的にお参りするときなどに用いられます。通常は線香焼香をすることを「線香を上げる」と言います。

とはいえ、通夜や告別式で線香を用いる線香焼香で行われることも、たまにはあります。
そこで線香焼香のやり方を紹介しておきます。

線香焼香のやり方

1)数珠は左手に掛け、線香は空いている右手で取ります。1~3本をとります(宗派により違いがあります(宗派別に使用する本数、立てるか、寝かせるか、などについては、前項を参照ください)。

2)線香に、火をつけます。線香が2本,3本の場合でも一度で火をつけます。火は、つかんだ右手を振ったり、左手で仰いで消します。息を吹きかけて消すのはNGです。

3)他の列席者があげた線香に触れないように注意しながら立てます。なお、宗派によっては、線香を寝かせた状態で置くやり方もあります。

おわりに

ここまで通夜での焼香のやり方についていろいろと紹介してきました。いかがでしたか?

自分の宗派でのやり方について、しっかり覚えて、自信をもって通夜に出かけてください。
なお、通夜の参列者が多い場合などには、自分の宗派の焼香回数が3回であっても1回で済ませる方が良いようです。

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