
お悔やみの言葉をメールで伝える際のマナーとは?関係別の例文を紹介
メールでお悔やみを伝える際、どう書いていいか困ったことはありませんか?表情が伝わらない分、文書だけで伝えるのは難しいですよね。そこで今回、メールでお悔やみを伝える際のマナーなどを詳しく説明します。とっさの時に慌てなくて済みますので、是非最後までお読みください。
最終更新日: 2020年12月15日
お悔やみメールについて

お悔やみを言いたいが、メールで送ってもいいだろうか?と思ったことはありませんか?
インターネットが普及した現代では、メールは連絡手段として必要不可欠なものになっています。
中でもお悔やみの言葉を伝えるメールをお悔やみメールといいます。
そこで今回「終活ねっと」では、お悔やみメールについて以下の点を中心に解説します。
メールでお悔やみを言っても大丈夫?
お悔やみメールを送るときはどんな注意点があるのか?
お悔やみメールの例文
お悔やみメールに返信は必要?

「終活ねっと」運営スタッフ
この記事では、お悔やみメールを送る状況になった際、失礼が無いように送ることが出来る情報をお伝えしますので、どうぞ最後までご覧ください。
お悔やみの言葉はメールでも大丈夫?

最近では、メールやLINEなどでコミュニケーションをとることが当たり前になっています。
では、お悔やみの言葉をメールで送るのは問題ないのでしょうか?
お悔やみメールは、故人を偲び、ご遺族に対して心配している気持ちを伝えること自体はなんら問題ありません。
特に、普段から親しい間柄で、訃報をメールやLINEで知らされた場合は、そのお返事を行うことは自然な流れとなります。
また、メールでお悔やみを送ることで、いち早く相手を気遣うことが出来たり、葬儀などで忙しい中でも相手が自分のペースで読むことができるなどの利点もあります。
ただし、あくまで形式上はメールは正式なものではないので、普段から親しい人以外は注意が必要です。
メールを送っても良い相手として、親しい友人、親しい同僚、親しい取引先の方などが挙げられます。
それ以外の方は、メールでのお悔やみは避けた方が良いでしょう。
お悔やみメールのマナー

いくら、親しい間柄と言って、普段と同じメールのつもりで送ると、相手に不快な思いをさせてしまうなど大失敗につながることもあります。
お悔やみメールを送る際は、相手を思いやる気持ちを持ちつつ文章を作ることが重要です。
ここで、お悔やみメールのマナーにはどのようなものがあるのかきちんと知っておきましょう。
タイトル・件名は簡潔にまとめる
タイトル・件名は簡潔にまとめ、お悔やみメールだという事が一目でわかるようにしておくことが大切です。
「大丈夫ですか?」や「心配しています」などは一見、自分の気持ちが伝わっていいように思いますが、きちんとお悔やみメールであることがわかるようにしておくことがマナーです。
「〇〇です お悔やみ申し上げます」の文のように、メールの差出人が誰かわかるようにしておくといいでしょう。
時候の挨拶は置かない
お悔やみは、自分がどれだけ相手のことを思っているかを伝えるものではなく、あくまで悲しみの中にいるご遺族を気遣う目的があります。
時候の挨拶などは、葬儀の準備などで忙しい相手に時間を取らせてしまうため、前置きは書かないようにしましょう。
丁寧な言葉遣いを心掛ける
お悔やみメールは普段のメールとは違います。
弔意を示すための文書になります。
親しい間柄の方に送るため、極端に形式ばった文章にしなくてもよいですが、普段よりは丁寧な言葉使いをするように心がけましょう。
使ってはいけない忌み言葉
お悔やみの言葉には使用してはいけない言葉を忌み言葉といいます。
以下の言葉が忌み言葉となるので、お悔やみメールでは使わないようにしましょう。
重ね重ね
再三
まだまだ
別れる
これからも
死ぬ
苦しむ
上記のように、不幸が重なったり、繰り返したり、不吉な意味をもった言葉ですので、メールだけでなく葬儀会場でも使用しないように注意が必要です。
「終活ねっと」では忌み言葉について、以下の記事でも詳しく紹介しております。
ぜひあわせてご覧ください。
お悔みメールの例文

親しいとはいえ、友人や、会社の同僚、先輩など、関係性は様々です。
その方との関係性によって、メールの送り方も変わってきます。
ここでは、お悔みメールの例文について解説します。
友人や親戚などの親しい相手に送る場合
親しい友人や親戚などに送る場合は、お悔やみの文章と相手に気を遣う文章をいれましょう。
少し砕けた文章でもかまいません。
代表的は例として、以下のような文言になります。
本文:突然の訃報に驚いています。直接お悔やみを伝えたかったのですが、遠方のためすぐに駆け付けられなくてごめんなさい。今、大変な時期だと思いますが、体調を崩していないか心配です。私にできることがあればいつでも連絡してください。
会社内の部下・同僚・上司に送る場合
会社の部下・同僚・上司に送る場合にお悔やみメールを送る場合は、どこの課の誰なのか件名でわかるようにしましょう。
親しい関係であるが、仕事上の間柄ですので、砕けた文書は避けるようにしましょう。
また、相手は葬儀などで忙しいため、手間をかけさせない配慮が必要です。
一般的な書き方の例は、以下のようになります。
本文:〇〇様のご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。
直接お悔やみに伺えず申し訳ありません。
葬儀など何かと大変かと思いますが、どうぞ無理をなさいませんように。
仕事のことはご心配なさらず、何かお手伝いできることがありましたら、いつでもご連絡ください。
取引先などのビジネス相手に送る場合
取引先などのビジネス相手に送る場合は、どこの会社の誰なのか分かるように件名に会社名、部署名、名前を入れると良いでしょう。
あくまで、ビジネスメールという意識をもち、簡潔に内容を記入しましょう。
また、絵文字などの使用はしない方が良いでしょう。
本文:〇〇様の訃報の知らせを聞いて、大変驚いています。都合により、葬儀に伺うことが出来ず申し訳ありません。
略儀ながら、メールにて失礼させていただきます。
心よりご冥福をお祈りいたします。
学校の先生に送る場合
学校の先生に送る場合は、どこの誰なのか記入したほうが良いです。
先生は沢山の生徒を何年にも渡って受け持つため、同姓同名の生徒や親がいることは珍しくありません。
自分は先生にとってどんな関係なのか書き加えることが重要になります。
本文:この度は、突然のご逝去で、大変心を痛めていると思います。お忙しいとは思いますが、どうぞお体を大切にしてください。心よりお悔やみ申し上げます。
英語・英文で伝えるお悔やみメールの例文
日本語より直接的な表現をする英語ですが、お悔やみの時には間接的な表現をするようです。
お悔やみの場合は若干いつもと違った表現になりますので、注意が必要です。
例えば、Death(死)という表現ではなく、Loss(損失)という表現を使います。
これは、ご遺族にとって、故人がいなくなることがどんなに大きい損失かという意味となります。
(ご愁傷様です。お悔やみ申し上げます)
sorryは、謝っているように思えますが、お気の毒や残念に思うという意味もあります。
また、どんなに親しい間柄でも、書き始めには、Dearを使います。
文末はいろいろありますが、Sincerelyが無難な表現となります。
日本語では敬具という意味になります。
弔辞の例文については、「終活ねっと」の以下の記事で詳しく紹介しておりますのであわせてご覧ください。
お悔みメールに返信は必要?

お悔やみメールが送られてきた場合、お礼の返信をした方が良いのでしょうか?
せっかくのご厚意でいただいたメールには、やはり返信が必要です。
しかし、ご遺族は葬儀の手配や、役所への届け出など様々な仕事があります。
慌ただしい状況の中で返す必要はありません。
まず、故人をしっかりと送り出すことが重要で、葬儀後に落ち着いてからゆっくり返信をしましょう。
お悔やみメールについてまとめ

今回「終活ねっと」では、お悔やみメールについて以下のことを解説してきました。
この記事では以下の点を中心に解説しました。
お悔やみをメールで伝えることは問題ありません。ただし、近しい人に限定すべきです。
親しき中にも礼儀あり。忌み言葉を使用しないなどマナーが必要です。
お悔やみの言葉は丁寧に、相手を気遣う文言を入れましょう。
自分がお悔やみメールをもらった時には、返信は落ち着いてから行いましょう。
お悔やみは、「人の死を悼み、弔う」や「残されたご遺族にかける慰めの言葉」という意味があります。
物理的に遠かったり、葬儀に参列できない状況だったりすることがあると思います。
そうなった場合は、現代では近しい人に限り、メールでお悔やみを伝えることは悪いことではありません。
ただし、失礼なことでは無いのですが、本来なら、直接お会いしお悔やみを伝えなくてはいけません。
お悔やみメールはあくまで略儀ですので、後に時間が出来たら、直接会いに行ってお悔やみを伝えましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「終活ねっと」では、この他にも葬儀に関する記事を多数紹介しておりますのであわせてご覧ください。
以下の記事では、葬儀の費用について詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。
葬儀をご検討の方へ
安らかに送り、送られる葬儀をするためには、事前の準備が大切です。
DMMのお葬式では、葬儀についての疑問・不安のある方や、もしものときのために、24時間365日ご相談を受け付けております。
経験豊富なスタッフがていねいにサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
また、葬儀をするにあたって必要なあらゆる知識を記事にまとめています。
あわせてご覧ください。
note葬儀記事
費用を抑えて満足のいく葬儀をするために必要な知識まとめ
DMMのお葬式について