「ご霊前」と「ご仏前」の違いは?言葉の意味や宗教との関係を解説!

「ご霊前」と「ご仏前」の違いは?言葉の意味や宗教との関係を解説!

不祝儀袋の表書きには「ご霊前」や「ご仏前」などの言葉がありますが、その違いは知っていますか?四十九日の前か後かで説明されることが多いのですが、言葉の意味や宗教観を理解することで使い方がはっきりします。この記事を読んでご霊前、ご仏前の違いを正しく理解しましょう。

2020-02-14

ご霊前とご仏前の違いについて

葬儀

葬儀や四十九日の法要などに参列するとき、不祝儀袋にお金を入れて持って行きます。
表書きに書く「御霊前」と「御仏前(御佛前)」の違いを理解して、きちんと書き分けできていますか。

今回「終活ねっと」では、表書きに書くご霊前とご仏前の違いについて解説していきます。

  • ご霊前とご仏前の違いは?

  • 宗教ごとのご霊前とご仏前の考え方の違い

  • 不祝儀袋の書き方

  • 「御香典」の使い方

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「終活ねっと」運営スタッフ

一般的には、お通夜や葬儀など四十九日の前はご霊前、四十九日や一周忌などを過ぎたらご仏前という違いがあると説明されることが多いです。
この説明は間違ってはいないのですが、実はまだ不十分です。

キリスト教の法要でご霊前もご仏前も使えないのはもちろんそうなのですが、同じ仏教でも、四十九日の位置づけに違いがある宗派もあります。

そうした宗派の法要では、四十九日前でもご霊前は使えません。
ご霊前とご仏前の違いや使い分けを正しく理解することができる記事となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

多くの仏教宗派でのご霊前とご仏前の違い

葬儀

仏教には様々な宗派がありますが、多くの宗派では、四十九日を境に表書きが変わります

四十九日より前の御供えにはご霊前を使い、それより後の御供えにはご仏前を使います。

ご霊前とご仏前の違い

仏教の多くの宗派では、死者は亡くなってすぐの時期は霊魂としてこの世を彷徨い、四十九日を過ぎたら極楽浄土に迎え入れられて仏様になると考えられています。

四十九日前後での違いは、故人が成仏する前か後かということになります。

つまり、同じ故人への御供えでも、ご霊前にはこの世を彷徨う死者への捧げもの、ご仏前には仏様への捧げものという違いがあるのです。
しかし、後述するように浄土真宗や曹洞宗では四十九日前からご仏前を使いますのでご注意ください。

不祝儀袋(香典袋)の書き方

この成仏の前か後かの違いから、不祝儀袋の書き方にも違いが出てくるのです。

お通夜や葬儀ではご霊前(御霊前)、四十九日以降の法要ではご仏前(御仏前・御佛前)を使います。
なお、御供や御香典(御香奠)、御香料などは、よりニュートラルないい方なので、どちらのシーンでも使えます。

不祝儀袋の書き方についてさらに詳しく知りたい方は、「終活ねっと」の以下の記事で丁寧に解説していますのでぜひご覧ください。

ご霊前を使わず、ご仏前を使う宗派

葬儀

多くの宗派では先ほど説明したような宗教観を持っていますが、先ほどの説明に当てはまらない宗派も存在します。
注意が必要な宗派はいくつかありますが、今回は中でも有名な宗派である浄土真宗曹洞宗について解説します。

他にも日蓮宗から枝分かれした日蓮正宗なども多数派とは違いがあるので、訃報を受けたら宗派を聞いて、ご霊前かご仏前か確認をとることをおすすめします。

浄土真宗

浄土真宗では、人が亡くなった際に霊魂としてこの世を彷徨う期間はなく、すぐに極楽浄土に迎え入れられると考えます。
そのため多くの仏教宗派とは異なり、霊魂への捧げものを意味するご霊前という言葉を使うのは不適切とされています。

故人はこの世を彷徨うことなく成仏するため、不祝儀袋には四十九日の前後に関わらずご仏前と書くのが良いでしょう。

葬儀のときにご霊前を使う宗派が多数派だと紹介しましたが、それはご仏前を使うのがレアケースだという意味ではありません。
宗派の数で数えれば少ないのですが、ご仏前を使う浄土真宗は日本では最も信者の多い宗派とされています。

曹洞宗

曹洞宗もご霊前ではなくご仏前を使う宗派です。

その理由は、極楽浄土という概念がないため、四十九日の前後で故人の状態に違いがないからです。
そのため、四十九日の前でも、不祝儀袋にはご仏前と書きます。

しかし、浄土真宗と違って、ご霊前と書いても失礼にはあたりません

ご霊前の方がいい場合も

気を付けるべき宗派として浄土真宗と曹洞宗を挙げました。
しかし、現代の日本人は死者を悼む儀式を仏式で行うのが圧倒的に多い一方で、仏教の教義について必ずしもすべての人が正しく理解しているわけではありません。

その結果、浄土真宗の葬儀を行う遺族が、正しくご仏前と書かれた不祝儀袋を受け取って、非常識と思い込むケースもあり、せっかくの配慮が誤って受け取られる場合もあります。

信仰を大事にしている地域では、今でも教義の違いを尊重した不祝儀袋を使うことが常識とされていますが、中にはそうではない地域もあります。

訃報を聞いた段階で近所の人にご霊前とご仏前のどちらがいいか相談してみると良いでしょう。

宗教の違いに関わらず使える「御香典」

葬儀

慌ただしいお通夜や葬儀の前に宗派を聞けないこともありますし、喪主が自分の宗派について無知な場合もあります。

そういう心配があるときに便利なのが、御香典という表書きです。

御香典の意味

御香典はお香の代わりにお供えするお金のことで、ご霊前とご仏前をまとめた概念です。

御香典は霊魂にも仏様にも使えるので、宗派がわからないときや、ご仏前と書いて非常識だと勘違いをされないか悩んだときに便利です。

とはいえ、仏教を前提にした表書きなので、神式やキリスト教式で使うのは間違いです。

仏教以外の宗教

神道やキリスト教のお葬式の不祝儀袋の書き方も合わせて確認しましょう。

ちなみに、蓮の花の柄の不祝儀袋は仏教用なのでその点も注意してください。

神道

神道の場合は、御玉串料・御榊料などの表書きを使います。
明治以前は神仏に区別がなかったため、ご霊前でも構わないとされます。

キリスト教

キリスト教の場合はカトリック、プロテスタントともにお花料(御花料)という表書きを使います。
無地の不祝儀袋でも問題ありませんが、もし手に入る場合は十字や百合の花の不祝儀袋を使いましょう。

キリスト教の葬儀の場合の香典について「終活ねっと」の以下の記事で説明しているので、さらに詳細を知りたい方はぜひご参考にしてください。

ご霊前とご仏前の違いのまとめ

葬儀

いかがでしたか?

今回「終活ねっと」では、ご霊前とご仏前の違いを紹介しました。

  • 多くの仏教宗派では、故人の霊魂はこの世を彷徨い、四十九日を過ぎて成仏すると考えられている。

  • 成仏する前では「御霊前」、成仏した後では「御仏前」を使う。

  • 信仰者の多い浄土真宗を始め、曹洞宗や日蓮正宗など一度霊魂としてこの世を彷徨った後に成仏されるという概念がない宗派もある。その場合は四十九日前後での表書きの使い分けはない。

  • 仏式での葬儀の際は、宗派に関わらず「御香典」を使用できる。

  • 神道では玉串料、御玉串料、御供えなど、キリスト教ではお花料という表書きを使う。

仏教の多くの宗派では、四十九日の前はご霊前、それ以降はご仏前と使い分けますが、そうでない宗派もあります。
迷ったとき、仏式だとはっきりわかっているなら、御香典を使うのが間違いないです。

宗教に加え地域の差もあって難しいですが、近所の人とコミュニケーションをとって、上手く対処できるといいですね。

「終活ねっと」ではこの他にも葬儀に関する記事を多数掲載しております。
葬儀のことでお困りの際はぜひご参考にしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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