
葬儀の受付ってだれがするの?受付の時間や仕事内容や注意点も解説!
葬儀に参列する際に最初に目にするのが、葬儀の受付係です。この受付係、実は葬儀場のスタッフではありません。自分が葬儀の受付係をお願いされる可能性もあります。今回はそんな葬儀の受付係について、受付の仕事内容や注意点などとともに解説します。
最終更新日: 2020年12月18日
葬儀の受付について

葬儀を行うにあたって必ず必要になるのが、葬儀の受付係です。
この葬儀の受付係は葬儀場のスタッフではなく、主催者側からお願いされて親族などが引き受けている場合が多いです。
そこで、今回「終活ねっと」では葬儀の受付について、以下の項目を中心に解説していきます。
葬儀の受付って誰がするの?
葬儀の受付はどんな仕事をするのか
受付ではどんな挨拶をしたらいいの?
受付の服装のマナーって?
受付で気をつけるべきこととは?
葬儀の受付係がどんな仕事をするのかの他に、マナーや挨拶についても詳しく紹介しております。
葬儀の受付選びについてお困りの方や、受付をお願いされた方など多くの方に役に立つ情報を掲載しておりますので、ぜひ最後までお読みください。
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葬儀の受付って誰がするもの?

葬儀の受付は葬儀スタッフが行うものだと思っている方も多いと思います。
しかし、実は葬儀の受付は自分たちでお願いして、してもらわなければならないのです。
受付をするのは、親族?友達?
受付は誰がするもの、してはいけないものという決まりはありません。
しかし一般的には、喪主の友人や会社関係、自宅のご近所さんなどや従兄弟や少し遠い親戚に頼むというケースが一般的です。
受付は誰がしなければいけないという決まりはありませんが、基本的に亡くなった故人と関係が近い方は受付を行いません。
受付はだいたい何人?
受付係は最低3人は必要です。
芳名帳に書いてもらう係、返礼品を渡す係、会計係といった形です。
多くの弔問客が訪れる場合は、芳名帳が一部では足りないため、基本的に芳名帳は2つ用意します。
そのため受付係は5人は必要となってきます。
また、会計係は基本的には1人です。
手の空いた人が会計係を手伝うといったスタイルで問題ありません。
受付の仕事をする=主催者側
受付の仕事をする方は、遺族に寄り添う主催者側になります。
そのため遺族のためにも失礼のないようしっかり努めなければなりません。
遺族の方も、大変な仕事を任せることになりますので、葬儀の後はしっかり御礼をするようにしましょう。
葬儀の受付の仕事って?頼まれたら?

いったい受付の仕事とは具体的にどのようなことをするのでしょうか。
ここでは、葬儀の受付の仕事について紹介いたします。
受付の時間は?受付係のタイムスケジュール
一般的な受付の時間は葬儀開始の30分前〜1時間前になります。
以下は受付係のタイムスケジュールの一例です。
11:00〜 受付係 準備開始
11:30〜 受付開始
12:00〜 葬儀開始
まずは受付の準備から
受付の仕事は、受付を作ることから始まります。
受付には、参列者の名前を書いてもらう芳名帳、芳名帳に記入する時に必要な筆記用具(一般的に黒のボールペン、またサインペン)、香典受けを用意し受付台に並べておきます。
受付準備は葬儀が始まる時間の30分前には完了していなければなりません。
そのため受付係は、早めに来て時間までに準備を終わらせるようにします。
受付の仕事
主な受付の仕事は、主に以下の通りです。
弔問客に芳名帳に名前を書いてもらう
香典を受け取る
返礼品を渡す
芳名帳に名前を書いてもらう際にはきちんとフルネームで住所もしっかりと書いてもらうようにしましょう。
香典袋に苗字のみしか書かれていない方は名前も聞き、フルネームで分かるように名前を書き足しておきましょう。
香典の扱いは会計係が
香典はお金であるため、取り扱いには十分に注意する必要があります。
事前に受付の中で会計係を一人決めておき、弔問客がいなくなったときに会計係が香典を集めます。
ここで香典を開け金額を確認するかしないかは喪主によります。
葬儀の場では、忙しく遺族がお金を数えチェックするのはなかなか大変です。
そのため会計係にお金を数え、名前と金額を書いた一覧を作ってもらう場合もあります。
また、会計係は信頼できる親族に任せるといったケースもあります。
以下では会計係についてより詳しく解説しておりますので、ぜひこちらもお読みください。
返礼品とは
返礼品とは、香典返し、会葬礼状のことをいいます。
香典を受け取ったら「ありがとうございます」といい返礼品を渡します。
渡した後に、「葬儀場はあちらでございます」と案内すると、スムーズな流れで分かりやすいですね。
会場のことを知っておこう
受付係は、受付はもちろん案内役としても仕事をしないといけない場合があります。
葬儀が始まる前に来て準備を行う受付係は、先に葬儀場の入り口やトイレの場所、喫煙場所などを頭に入れておきましょう。
するとどこにあるの?と聞かれた時でも慌てず教えることができます。
受付の場での挨拶とは

受付係は、主催者側に立ちますので、しっかり弔問客に対して来てくださってありがとうございますということを伝えなければなりません。
ここでは、葬儀での受付の挨拶について紹介いたします。
挨拶例
以下が一般的な挨拶例です。
一般的な挨拶例
本日はお忙しい中お越し下さいましてありがとうございます。
雨が降った日の挨拶
本日は足元の悪い中いらしていただいてありがとうございます。
失礼のないように、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。
また、遺族の方がいらっしゃった場合にはお悔やみの言葉をかけるようにしましょう。
香典を受け取った時の挨拶例
香典を受け取った際には以下のような挨拶をしましょう。
お預かりいたします。
受付の服装のマナー

葬儀の受付をするときの服装のマナーはどのようなものなのでしょうか。
基本的には受付の服装は参列者と同じ服装です。
喪服か略礼服がよいでしょう。
男性の場合
男性は黒のブラックスーツに白のワイシャツという服装が一番適しています。
またネクタイや靴下、靴も黒で揃えましょう。
靴はエナメルや光沢のあるものは控え、カバンも革製品は避けましょう。
女性の場合
女性は黒のワンピースかスーツを着用しましょう。
靴やカバンも男性の場合同様、エナメルや光沢があるもの、革製品は避けるようにしましょう。
ストッキングは肌色か黒のものを選びます。
化粧も派手な化粧ではなく、控えめにして髪を整えることが望ましいです。
学生の場合
学生の場合は学校の制服を着用すれば問題ありません。
制服がない場合は黒や紺、グレーのブレザーに白いシャツ、同じような色のズボンやスカートを着用しましょう。
靴は黒のローファーなどが望ましいです。
冬は防寒をしっかりと
受付は葬儀場の入り口から一番近いところで行われます。
そのため、冬などでは非常に寒くなります。
受付をされる方は貼るカイロを貼るなどして防寒対策をしっかり行いましょう。
以下の記事では、葬儀での喪服のマナーについて紹介しておりますのであわせてご覧ください。
葬儀で受付をする時に気を付けるべきこと

葬儀の受付をする際には仕事内容の他に気をつけることがあります。
ここではそんな注意点について確認しておきましょう。
焼香は先に済ませておきましょう
受付をする方は、葬儀が始まると焼香ができなくなってしまいます。
そのため葬儀が始まる前に焼香を先にしておきましょう。
受付の準備をするために、受付係は先に葬儀場に入ると思います。
準備の前に、「お先に焼香をあげさせてもらいます」と一言喪主に挨拶し、先に焼香を上げておきましょう。
うっかり焼香をあげていなかった…なんてことにならないように。
届け物が届くことも
葬儀中には弔電やお花などの届け物が届くこともあります。
この届け物は、受付に届けられます。
届いたらまず相手の名前を確認し記入し、葬儀場の方に渡しましょう。
葬儀の受付についてまとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、葬儀の受付について解説してきました。
受付係は葬儀場のスタッフではなく、喪主の友人や会社関係、自宅のご近所さんや遠い親戚に頼むのが一般的である。そのため亡くなった故人と関係が深いが受付を行うことは基本的にない。
受付係の仕事には受付の準備、参列者に芳名帳に記入してもらうこと、香典を受け取り返礼品を返すことなどがある。また、案内役としての仕事もあるためトイレがどこにあるかなど会場の構造を把握しておく必要がある。
葬儀の受付係は基本的に参列者に「本日はお忙しい中お越し下さいましてありがとうございます」と挨拶する。
受付係の服装は基本的に参列者の服装と同じでよい。
受付係を行うにあたって、焼香を先にすませたり、届け物がきた場合の対応などをしなければいけないので注意が必要である。
葬儀に出席すると名前を書いたり香典を渡したりする受付。
この受付は大変だということが分かっていただけたでしょうか?
もしかすると、いつかどこかで受付係を頼まれることがあるかもしれません。
一度この記事をしっかり読んで、頭に入れておきましょう。
また「終活ねっと」では、他にも葬儀やお墓に関する記事を多数掲載しております。
以下では、葬儀の費用相場について詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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