お通夜の流れとは?焼香の手順や通夜振る舞いの流れ、マナーも解説!

大切な方が亡くなった際に行われる葬儀にはお通夜と告別式があります。このうちお通夜には告別式に参列できない場合などに出向くことも多いでしょう。このためお通夜の全体的な流れやマナーを知っておくと、いざというときに便利です。お通夜について、流れを中心に見ていきます。

目次

  1. お通夜の流れについて
  2. お通夜とは
  3. お通夜の流れはどのようになっているか
  4. お通夜の焼香の流れについて
  5. 通夜振る舞いの流れ
  6. お通夜に参列する時のマナー
  7. お通夜の流れについてまとめ

お通夜の流れについて

葬儀

大切な方が亡くなった際には、その方の冥福を祈ったりお別れをしたりするために葬儀が行われるというのは、ほとんどの方がご存知でしょう。
さて葬儀には大きく分けて、お通夜と告別式とがあります。
このうちお通夜は、比較的空いている夕方に行われるため、翌日の告別式への都合が良くないという理由で参列する方も多いでしょう。

お通夜に参列する場合は、お通夜がどのような流れで行われるのかやどのようなマナーを守るべきなのかを知っておくと役立ちます。
そこで今回終活ねっとでは、お通夜の流れを中心として服装や焼香などにまつわるマナーについても詳しく見ていきましょう。

  • お通夜とはどのようなものなのか?
  • お通夜の流れはどのようになっているのか?
  • お通夜で行われる焼香の流れとは?
  • 通夜振る舞いの流れとは?
  • お通夜に参列する際に守るべきマナーとは?

お通夜に参列する予定がある方やお通夜についていろいろと知っておきたい方にとって、大変役に立つ内容となっています。
ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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お通夜とは

葬儀

お通夜については多くの方が耳にしたり実際に参列したりしたことがあるでしょう。
しかしお通夜の持っている意味については、意外とわからない方が多いのではないでしょうか。
ここではまず、お通夜自体がどのようなものであるのかについて見ていきましょう。

半通夜と本通夜について

お通夜には大きく分けて、文字通り、儀式から夜通しのご遺体の番を行う本通夜と、最近増えてきている比較的短めに行う半通夜があります。
この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

半通夜

半通夜とは、お通夜の中でも儀式や通夜振る舞いの後に行われる寝ずの番を早めに切り上げるもののことです。
半通夜が増えてきている背景には、葬儀に対する心身面の負担をなるべく軽くする傾向が強まっているところにあります。

具体的にはお通夜の儀式が1時間ほど、通夜振る舞いで1時間から2時間、そして寝ずの番で2時間から3時間ほどの合計で4時間から6時間です。
なお寝ずの番は早めに切り上げたら、翌日の告別式などに備えて布団に入ります。

本通夜

一方従来通りに寝ずの番を夜通し行うかたちのお通夜を本通夜といいます。
本通夜でもお通夜の儀式が1時間ほど、通夜振る舞いで1時間から2時間、そして寝ずの番を夜通し行うかたちです。
このため半通夜に比べると、所要時間も非常に長めといって良いでしょう。

通夜が始まる時間は何時頃か

お通夜は儀式から始まりますが、儀式を開始する時間は故人が亡くなった日の翌日夕方6時か7時ごろです。
ただしこの後見ていくように、受付は開始の1時間ほど前から始まります。
特に参列する方はお通夜の儀式が始まる前の1時間で会場に着くように心がけましょう。

お通夜の流れはどのようになっているか

葬儀

お通夜に参列する際には、お通夜の流れをよく把握しておくといろいろと役立ちます。
喪主やご遺族の立場であれば葬儀の運営で、参列者であれば合掌や焼香をするタイミングを知るうえで便利です。
ここからはお通夜の流れを、儀式が始まる前の段階から詳しく見ていきましょう。

通夜までの流れ

ご遺族にとってはお通夜の儀式よりも前に、故人が亡くなってからの流れも把握しておくと、いざというときに落ち着いて対応できます。
一般的なお通夜までの流れは以下の通りです。

  • 故人の逝去

    末期の水などを行う。

  • 最期の対面

    医師など医療スタッフが外に控えている間に、ご遺族が故人と最期の対面をする。

  • エンゼルケア

    病室の担当看護師によって、ご遺体の清拭や傷口の修復などが行われる。

  • 葬儀社の手配

    ご遺体の搬送や葬儀などを行う業者を依頼する。

  • ご遺体の搬送

    ご自宅や葬儀会場などにご遺体を搬送する。

  • ご遺体の安置

    ご遺体を搬送先にて安置し、枕元に枕飾りをお供えする。

  • 訃報の発信

    故人のご親族や知人・友人、ご近所の方に訃報を知らせる。

  • 納棺と棺の搬送

    安置場所がご自宅の場合、葬儀会場が決まったら会場までご遺体を納めた棺を搬送する。

  • ご遺族などの会場入り

    ご遺族も葬儀会場に向かう。

通夜当日の流れ

葬儀会場が決まってご遺体を納めた棺も会場に設置された祭壇に安置したら、お通夜の準備や儀式などを行います。
お通夜当日の流れは以下のようなものです。

受付開始

葬儀会場ではお通夜の儀式が始まる1時間ほど前から参列者の受付が始まります。
このため受付スタッフは、受付の設置をしたうえで参列者を応対し、芳名帳に記帳してもらったり香典を預かったりしたうえで会場内に案内します。

なお葬儀会場の受付は30分前を過ぎると参列者が多くなるため、開始時間が近くなったらミスが起こらないように心がけましょう。

僧侶到着

お通夜の開始時間が近づくと、儀式で読経する僧侶も会場入りし、別室で準備を整えます。
このため喪主は僧侶が準備を整えた後で時間を見計らってお布施をお渡ししましょう。

ただし僧侶の到着から儀式の開始まであまり時間がない場合は、無理をすることなく告別式の開始前や終了した際などにお渡しすると良いです。

一同着席

開始時間になったら、ご遺族やご親族、参列者は全員所定の席に着席します。
立場によって着席するべき位置が決まっていますが、基本的に受付係や葬儀社スタッフの指示に従えば大丈夫です。

一同が着席して時間になったところで、司会がお通夜の開式を宣言します。
もちろん宣言後は私語は慎んで静かにしていましょう。

僧侶入場・読経

開式した後、すぐに僧侶が会場に入ってきて着席します。
そしてお経を唱えますが、この際の所要時間は30分前後が一般的です。
なお読経の最中は私語を慎み、お経に耳を傾けつつ故人の冥福を祈るなどしましょう。

ご遺族の焼香

読経が終わると、次は焼香を行います。
最初は喪主などご遺族が焼香をしますが、その順番は喪主・喪主以外のご遺族・ご親族の順番です。
喪主以外の方たちは、故人との関係が近い順番で焼香します。

参列者の焼香

ご遺族の焼香が終わると、次は一般参列者が焼香をする番になります。
こちらも生前の故人と関係の近かった順番で行うため、順番をきちんと守って焼香しましょう。

ちなみに一般参列者が行う焼香の順番については、あらかじめ喪主や葬儀社の方で座席順とともに決められているため安心して大丈夫です。
ただし決める側である喪主や葬儀社の方は、参列者との関係も考えて決める必要があります。
焼香の席順が原因による参列者とのトラブルは、実際のところ意外と多いので注意しましょう。

僧侶退場

焼香が終わると僧侶はそのまま退場し、喪主がご遺族を代表して挨拶をします
かつては焼香が終わった後に5分ほど僧侶が説法を行っていましたが、近年では省略される例も多いです。
喪主の挨拶が終わったら、司会によって閉式が宣言されます。

通夜振る舞い

お通夜の儀式が終わると、会場とは別室でご親族やお手伝いの方をねぎらうために、通夜振る舞いの会食が行われます。
喪主の挨拶から始まり、参加者で食事をしながら故人の思い出話などをするのが一般的です。

家族葬の場合

最近では従来の一般葬よりも規模が小さい家族葬を行う例も増えてきています。
家族葬は一般葬に比べて一般参列者がおらず、ご遺族やご親族だけで行う形の葬儀です。
家族葬でもお通夜がありますが、儀式後の通夜振る舞いは参列者がいないために行わないという点が、一般葬との大きな違いとして挙げられます。

また家族葬ではお通夜を行わない選択肢を選べる点も大きな特徴です。
お通夜は基本的に一般参列者で告別式に参列できない方のために用意される場であるため、家族葬で参列者が葬儀に参列しない以上、お通夜をしなくても良いと考えられます。

神式の場合

仏教の葬儀以外でも、神道による神式の葬儀でもお通夜はあります。
神式の場合はお通夜が通夜祭遷霊祭に分かれているのが大きな特徴です。
神職による祝詞奏上と、ご遺族や参列者による玉串奉奠が中心です。

そして遷霊祭では、会場全体を暗くして故人の霊をご遺体から仮の霊璽に移す儀式を行います。
儀式が終わった後は、別室で仏式の通夜振る舞いに当たる直会(なおらい)を行う流れです。

神式のお通夜についてより詳しいことは、以下の記事で説明されていますので、ぜひともご活用ください。

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お通夜の焼香の流れについて

葬儀

お通夜では焼香の手順についても知っておくことが大切です。
焼香の手順も、葬儀関係で知っておくべきマナーの1つに数えられ、特に社会人であればぜひとも知っておきたいことの1つといえます。

ここでは焼香の手順やどのような順番で行うのかについて見ていきましょう。

焼香の一般的な手順

焼香を行う一般的な手順はまず、ご自身の順番が回ってきたら席を立ち焼香台の前に進みます
焼香台の前に立ったら、まずご遺族と僧侶に一礼し、さらに故人の遺影にも一礼しましょう。

そしてお香をつまんで頭に押し戴いたうえで香炉にお供えしますが、頭に押し戴く回数や香炉にお供えする回数は宗派によってさまざまです。
中には浄土真宗のように、お香を押し戴くことなくお供えするケースもあります。
焼香を終えたら、再び遺影とご遺族に一礼してからご自身の席に戻りましょう。

焼香をする順番

焼香の際には順番を守ることも大切です。
先程も触れましたが、基本的な焼香の順番は喪主・喪主以外のご遺族・ご親族・一般参列者の順番とされています。

喪主の父親が故人の場合は、喪主・喪主の母親・喪主の妻・喪主の子(故人の孫)・喪主の兄弟姉妹・その他のご親族と続く流れです。
そして一般参列者は基本的に喪主に近い順番であることに加え、年長の順に焼香していきます。

なお地域によっては指名焼香を行う場合もあるため、事前に確認が必要です。
指名焼香では一般参列者の焼香に先立って、地元の有力者で指名された人物1人が焼香をします。
ちなみに地元の有力者とは、具体的に町内会長や地元出身の議員などです。

通夜振る舞いの流れ

葬儀

お通夜の儀式が終わった後に行われる通夜振る舞いは、基本的にはご親族やお手伝いの方をねぎらうとともに、故人をしのぶための会食の場です。
ただし関東地方の場合は、一般参列者も一緒に参加するのが風習とされています。

通夜振る舞いでも決まった流れや料理、マナーがあるため、お通夜に参列する前に知っておくと良いでしょう。

通夜振る舞いの流れ

一般的な通夜振る舞いの流れは、喪主が簡単に挨拶してその場にいるご親族やお手伝いの方に感謝の気持ちを伝えます。
挨拶が終わるとそのまま会食に移りますが、参加者によっては最後までいることなく途中退席する場合も多いです。

また途中から通夜振る舞いに加わる方もいるため、ご遺族は退席する方も含めて対応に追われます。
開始から1時間から2時間程度経ってお開きの時間が近くなると、再び喪主が挨拶してお礼を述べて終わる流れです。

通夜振る舞いで出される料理について

通夜振る舞いで出される料理は、基本的に葬儀社の方で用意してもらえます
一般的にはお寿司・サンドウィッチを中心としたオードブルやお酒の場合が多いです。
原則としては、参加者が盛り上げられるように箸を進めやすいものを選ぶのがポイントといえます。

他にもお茶やお菓子で出す場合もあれば、お寿司などの食事券を持ち帰ってもらう場合もあり、地域によってさまざまです。
地域ごとの風習については、葬儀社に相談すると良いでしょう。

通夜振る舞いのマナー

通夜振る舞いはいくら食事の時間とはいえ、一定のマナーを守ることが求められます。
まずご自身が一般参列者の場合は、ご遺族からお誘いを受けた場合のみ参加するのがマナーです。
そして誘われた場合は、30分ほどで退席します。
あまり時間がない場合でも、一口だけ口につけてから退席すると良いでしょう。

また話題は基本的に故人にまつわるものを中心としましょう。
盛り上げるためといってご自身の話ばかりするのはタブーです。
加えて、大声で話したり笑ったりすることや故人の死因を聞くこともマナーに反します。
いずれにせよ、ご遺族の気持ちに配慮することを第一に考えましょう。

このほかにもお酌は喪主がやるというのがマナーです。
決してご自身でお酒などをつがないようにしましょう。

お通夜に参列する時のマナー

葬儀

お通夜に参列する際には、守るべきマナーもいくつかあります。
最後にここではお通夜で守るべきマナーを服装や持ち物、お悔やみの言葉の面から簡単に見ておきましょう。

服装について

お通夜ではまず服装についていろいろと守るべきマナーがあります。
性別によって適した服装が異なりますので、以下の内容をぜひとも確認してみてください。

男性

男性については、黒色系か暗色系の上下スーツが基本です。
上スーツの下には白いワイシャツを着用したうえで、黒いネクタイを締めましょう。
また靴や靴下も黒色や暗色系のものを着用しますが、靴については光沢が目立たないようにします。

女性

女性の場合は、黒色系や暗色系のスーツやワンピースを着用し、スカートは長めの丈のものを選びましょう。
靴はパンプスを履きストッキングも着けますが、こちらも黒色系か暗色形のものを選びます。

なおアクセサリーは、結婚指輪や婚約指輪以外は極力着けないのがマナーです。
ただしネックレスは真珠製のものであれば、一連だけ着用して良いことになっています。

お通夜の服装については以下の記事で詳しいマナーを説明していますので、ぜひともご参照ください。

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持ち物

お通夜に持参する持ち物についても、いくつかの作法があります。
まず合掌や焼香の際に不可欠な数珠がありますが、本式のものか略式のものを選んで持参しましょう。
本式のものは宗派によって決まっているため、事前に確認が必要です。

香典については故人との関係性に応じた金額を香典袋に包んだ後、袱紗に包んで持参します。
ハンカチについては黒色か白色のものを選ぶのがマナーです。
腕時計については男性であれば文字盤が白色のものを、女性であれば黒色のものを用意します。

お通夜の持ち物については、以下の記事でより詳しく説明されていますので、ぜひともご活用いただければ幸いです。

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親族や喪主にかけるお悔やみの言葉

お通夜ではお悔やみの言葉にも注意が必要です。
基本的にはこのたびはご愁傷様ですといったご遺族を慰める内容の言葉が無難です。
ただし宗教や宗派によってお悔やみの言葉についてのマナーが決まっていることもあるため、そちらもきちんと確認しておきましょう。

お通夜でのお悔やみの言葉については、以下の記事でより詳しく説明されています。

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お通夜の流れについてまとめ

葬儀

今回終活ねっとでは、一般的なお通夜の流れやマナーについて詳しく見てきました。
今回の内容をまとめますと、以下に挙げる各ポイントの通りです。

  • お通夜とは葬儀で告別式の前夜に行われる儀式などのことで、半通夜と本通夜がある。
    半通夜は本通夜に比べると寝ずの番の時間が2時間から3時間程度である分、全体の所要時間も短めである。
    お通夜が始まるのは、夕方の6時〜7時である。
  • お通夜までの流れは、故人が亡くなった後にエンゼルケアや葬儀社への依頼などを経て、ご遺体をご自宅や葬儀会場に搬送する。
    そして訃報を発したり、葬儀会場を決めたりした後でご遺体を葬儀会場まで運ぶ。
    当日に行われる儀式は読経と焼香が中心で、儀式が終わった後に通夜振る舞いとなる。

    家族葬の場合は一般参列者がいないことから通夜振る舞いを行わないことも多い。
    またお通夜自体行わないこともある。
    神道の場合は、祝詞奏上と玉串奉奠を中心とする通夜祭を行い、さらに遷霊祭や直会という流れである。
  • お通夜での焼香の流れは、ご自身の順番が回ってきた後にご遺族や遺影に一礼し、その後宗派ごとの作法に基づいて焼香し、その後再びご遺族と遺影に一礼して席に戻る。
    焼香をする順番は、喪主・喪主以外のご遺族・ご親族・一般参列者というのが基本である。
  • 通夜振る舞いは喪主の挨拶に始まり、その後食事をしてから再び喪主がお開きの挨拶をする流れである。
    料理はサンドウィッチ・お寿司を中心とするオードブルやお酒が基本である。

    通夜振る舞いでは、話題を故人にまつわるものにし、一般参列者の場合は誘われた場合のみ参加する。
    またご遺族の心情に配慮することも重要である。
  • お通夜に参列する際のマナーとして、服装は男女とも黒系か暗色系のスーツやワンピースが基本である。
    持ち物については数珠や袱紗に入れた香典、ハンカチなどがあるが、いずれもマナーを守る必要がある。

    お悔やみの言葉はご遺族に配慮した言葉を選ぶようにする。
    なお宗教や宗派によってお悔やみに関するマナーもある。

お通夜の流れは、告別式前日の夕方から始まる儀式で読経や焼香などをした後、通夜振る舞いという流れが一般的です。
またそれぞれの流れの中で守るべき作法もたくさんありますので、事前によく確認しておきましょう。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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