
通夜での親族代表の挨拶例文をご紹介!受付での挨拶やマナーも解説
故人との最後のお別れの時間となる通夜では、受付ではどのような挨拶をしたらいいのか、親族の代表である喪主なら通夜の挨拶はどうするのかと思っている人もいるのではないでしょうか。ここでは、通夜での弔問客や親族の代表である喪主の挨拶について紹介します。
2019-09-30
通夜とは

葬儀の前の夜に、身内で故人と過ごす時間のことを通夜と言います。
以前は通夜は身内だけで行われることが多かったのですが、最近では一般の人も参加することも増えています。
葬儀や告別式は日中に行われるために参加できない人もいるため、最近では通夜のみ参加するという人も多いようです。
そのため、通夜ではどのような言葉を使ったらいいのか、親族を代表する喪主としてどのような挨拶をしたらいいのか知っておく必要があります。
ここでは通夜での挨拶について紹介します。
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挨拶で知っておくべきマナー
忌み言葉をご存知でしょうか。
この言葉は、通夜や葬儀では使ってはいけない言葉のことで、通夜に行く場合には必ず守るべきマナーです。
通夜や葬儀での忌み言葉は、不幸が繰り返すことを連想する言葉のことで、「重ね重ね」、「返す返す」、「ますます」、「追って」、「たび重なる」、「またまた」、「続いて」などがあります。
受付時の挨拶

一般弔問の場合には、遺族と挨拶をすることもないので、受付時の挨拶がポイントになります。
この受付で香典を渡すときには、基本的な挨拶があります。
ご存知の人も多いでしょうが、「この度はご愁傷さまです」と伝えます。
挨拶といっても、はっきりと伝える必要はありません。
この時の挨拶は黙礼でもよいくらいで、あくまでも控えめな挨拶をすることが大切です。
香典を渡す前に「この度はご愁傷さまです」と伝え、渡すときには「ご霊前にお供えください」と伝えます。
親族代表の喪主の挨拶
身内だけでなく、一般弔問客がいる場合には親族を代表する喪主は挨拶をする必要があります。
親族を代表して挨拶をすることもあり、弔問客に対してしっかりとした挨拶をしたいと思っている人も多いのですが、挨拶に慣れていない人、苦手という人には何といっていいのかと不安を感じるものです。
挨拶が苦手な人は、事前に挨拶文を作りましょう。
この挨拶時は、メモ書きを見ながらでも問題はありません。
挨拶文なんて作ったことがない人も多いでしょうが、ポイントさえおさえれば親族を代表した挨拶文も簡単に作ることができます。
親族代表した通夜の挨拶文の作り方と例文
親族を代表した挨拶文では、伝えるべきポイントさえ入っていれば、意外にしっかりとした文章になります。
そのポイントは、冒頭の挨拶、故人について、通夜振る舞いについて、葬儀の日程、お礼、の5つに別けて考えると文章が作りやすいです。
冒頭の挨拶
まずは、冒頭の挨拶文を作ります。
冒頭では、弔問客に対してお礼の分を書きます。
忙しい中、故人のために集まってきてくれた人に親族を代表して素直に気持ちを伝えましょう。
例文_皆様にはご多忙にもかかわらず、○○の通夜にお越しいただきまして、誠に有難うございます。
故人について
次に伝えるのが故人についてです。
故人の代わりに気持ちを伝えたり、故人の最期の状況などを弔問客に伝えます。
例文_皆様にお集まりいただき見守られまして、故人も喜んでいることと思います。
通夜振る舞いについて
通夜が終わった後に弔問客に食事などを振る舞う通夜振る舞いをおこなう場合には、そのことも伝える必要があります。
この時には、ただ食事を準備していると伝えるだけでなく、この場で親族に故人のことを色々と話してほしいと伝えることで弔問客も参加しやすくなります。
例文_ささやかながら別室にて食事を用意しましたので、お召し上がりながら、故人の思い出話でもお聞かせいただければと思います。
今後の日程について
通夜の挨拶の時には、翌日の葬儀や告別式の日程を必ず伝えるようにしましょう。
例文_「明日の葬儀は○○時を予定しております。
」、「明日の葬儀は、○○時より○○斎場にて予定しております。
」
日程だけを伝えるだけでも問題ありませんが、弔問客を気遣う「お時間が許すようでしたら」、「お時間のご都合がよろしければ」などの言葉を付け加えるとより良いです。
最後にお礼を述べる
挨拶文の最期は親族を代表してお礼で締めくくります。
例文_今晩は誠に有難うございました。
親族を代表した挨拶文は簡単
上記のポイントをふまえて文章を作ることで、親族の代表としてふさわしい挨拶文も簡単に作ることができます。
挨拶文と考えると構えてしまい、なかなか思いつかない人も多いようですが、ポイントを別けて考えると意外に簡単に文章が作れることが分かっていただけるのではないでしょうか。
上記の例文を並べてみると下記の挨拶文となります。
皆様にはご多忙にもかかわらず、○○の通夜にお越しいただきまして、誠に有難うございます。
皆様にお集まりいただき見守られまして、故人も喜んでいることと思います。
ささやかながら別室にて食事を用意しましたので、お召し上がりながら、故人の思い出話でもお聞かせいただければと思います。
明日の葬儀は○○時を予定しております。
今晩は誠に有難うございました。
簡単な文章ですが、挨拶が苦手な人にとっては参考になるのではないでしょうか。
おわりに
いかがでしたか?弔問客には一定のマナーがありますし、親族を代表する喪主は弔問客に対して何度か挨拶をする必要があります。
特に、親族の代表となる喪主は、挨拶だけでなく、様々なことで不安を感じるものです。
挨拶文だけでも簡単に作っておけば、親族の代表という不安もいくぶんか軽減させることもできます。
急に訪れる日に慌てることがないように、事前に予備知識を蓄えておきましょう。
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