火葬・骨上げのマナーとは?精進落としのマナー・服装とともに解説!

火葬・骨上げのマナーとは?精進落としのマナー・服装とともに解説!

通夜と葬儀・告別式が終わった後は、火葬・骨上げの儀式を行います。参列する際には、どんな流れで行い、どんなマナーに注意しておくべきかを知っておきたいですよね。今回の記事では、火葬・骨上げのマナーについて、精進落としでのマナーなどとともに詳しく解説していきます。

2019-11-06

火葬で気をつけるべきマナーについて

葬儀

亡くなられた方とお会いできるのは、お葬式が最後となります。
その中でも火葬直前が、対面できる最後の瞬間です。
お葬式はお別れをする大切な儀式ですが、マナーを守っていないとその大切な儀式も台無しになります。

そこで今回終活ねっとでは、火葬のマナーについて、以下の点を中心に解説していきます。

  • 火葬と骨上げの際のマナーは?

  • 火葬後の精進落としで注意すべきことは?

  • ペットの火葬の際のマナーは?

  • 火葬式・直葬って何?

火葬に関するマナーはたくさんあり全て覚えるのは大変ですが、ご遺族や一緒に参列する方に失礼となることがないよう、ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。

「終活ねっとのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。
葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

火葬・骨上げの際のマナー

葬儀

火葬の文化は、仏教が広がると同時に広まりました。
これは、釈迦が火葬されたことが理由です。
それまでは土葬が一般的でしたが、現在ほとんどの葬儀が火葬で行っています。

また通夜や葬儀・告別式とは違って、火葬は最後に対面出来るお別れの儀式になりますので、一番辛いお別れになります。

ここからは、火葬の流れについて紹介したうえで、火葬・骨上げのマナーをご紹介していきます。

告別式後の一般的な流れ

通夜や葬儀・告別式が終わると、出棺・火葬・骨上げの儀式に移ります。
火葬の儀式は基本的にどこでも同じ流れで行われます。
告別式が終わった後から骨上げまでの、火葬の流れは以下のようになります。

  • 出棺

    棺の中を花で飾り、蓋をくぎ打ちして霊柩車にのせ、告別式の会場から火葬場へ出発します。
    その際に参列者は外で待ち、合掌して霊柩車を見送ります。
    棺を花で飾る儀式は、仏式では「献花の儀」、その他の宗教では「別れ花」ともよばれています。

  • 霊柩車・お供車で火葬場へ

    霊柩車がクラクションを鳴らして葬儀会場を出発します。
    遺族・親族・僧侶などはマイクロバスやタクシーで移動し、喪主は位牌を持って霊柩車に乗っていきます。

  • 「火葬許可証」提出

    火葬場に火葬許可証を提出しないと火葬してはいけないと、法律で義務付けられています。
    これは葬儀会社が代行で提出してくれることもあります。

  • 火葬炉前の祭壇を飾り、読経・お祈りをする

    搬送された棺を火葬炉前に安置し、位牌や遺影を置き祭壇を飾ります。
    僧侶による読経で、遺族や親族、親しかった人だけの最後のお別れをします。
    そして棺を火葬炉に納め、合掌をして見送ります。
    この儀式を納めの式とも言います。

  • 火葬

    火葬にかかる時間は副葬品にもよりますが大体1時間~2時間なので、火葬の間は別室で待機します。
    このとき軽食やお茶が振舞われたり、精進落としを行うこともあります。
    会食しながら故人との思い出などで語り合う時間となります。

  • 骨上げ

    火葬が終わり、遺骨を骨壷に入れることを「骨上げ」または「収骨・拾骨(しゅうこつ)」といいます。
    遺骨を骨壷に入れる際、全ての骨を入れる方法や、一部を入れる方法もあるため、骨壷の大きさなども違ってきます。

  • 「埋葬許可証」受取

    火葬許可証に火葬済みの印が押されたものが「埋葬許可証」として返却されます。
    納骨の際に必要になるので、なくさずに保管しておきましょう。

火葬には、火葬許可証が必要となります、これがないと火葬が出来ません。
亡くなられた後「死亡届」と一緒に火葬許可申請を行うと、交付してもらうことができます。

また逝去後24時間以内の火葬は法律で禁止されています。

出棺時のマナー

出棺は会場の外で行われます。
冬などの寒い時期には、待っている間はコートを着ていても構いませんが、儀式中はコート等は脱いで手に持つようにしましょう。

出棺の際は棺の方を向いて一礼し、黙とうもしくは合掌でお見送りをします。

火葬の際のマナー

火葬はご遺族にとって一番悲しいお別れです。
そのため、火葬の際はご遺族は気持ちが不安定な状態になっているでしょう。

参列者にできることは、一緒に故人の冥福を祈ってご遺族の気持ちを大切にしてあげることではないでしょうか。
何よりも故人に対する気持ちを一番に考えることが、大事なマナーですね。

火葬での服装のマナー

基本は火葬場への移動は、マイクロバスや自家用車などでそのまま向かいますので、服装も葬儀・告別式に参列していた時と同じものになります。
着替えはしないのが一般的です。

火葬場でも喪服がマナーですので、金の腕時計やアクセサリーなども控え結婚指輪以外のものはつけません
ネクタイピンも外しておきます。

パールのネックレスは、1連のものにして、化粧なども控えめにします。
バッグなど殺生を連想するような毛皮のコートなども避けます。

また子供の服装は、制服があれば着用し、なければブレザーに白いシャツやブラウス、白や紺色、黒を着用するのがマナーです。

火葬への参加は親族まで?友人の同行は?

友人の葬儀に参列する際、火葬場まで一緒にいってもいいものかは判断が難しいものです。

火葬に立ち会う人の範囲は、一般的には親族までです。
しかし、故人と生前に特に親しかった友人の場合は、最後の火葬まで友人を見送りたいですよね。
ときには、ご遺族から火葬へ立ち会うことを求められることもあると思います。

そのような場合は、火葬場まで同行する旨をご遺族に前もって伝えてから同行すれば問題ありません。
その際は、どこまで参加するのかを前もって決めておいた方がよいでしょう。
というのも、精進落としに参列するか否かによって、香典の金額を変えるべきだからです。

骨上げでのマナー

桃や桑などの木と竹の箸を使う場合や、竹の箸を使い2人1組となって骨を拾う場合があります。
2人同時に骨を拾う方法、男女ペアで男性が左で女性が右を同時に拾う方法もあります。

いずれの方法でも、骨を拾う時は足の骨から頭の骨という順番で拾っていきます。
故人の近親者から順に行っていき、最後に縁の深かった人・遺族や親族が喉の骨を骨壷へ収めて終わりとなります。

骨壷は箱に入れられ布で包まれ、喪主が持ち帰り式場や自宅へ戻ります。
火葬場から戻ったら、お水と塩で身体を清めてから家に入るのがマナーです。

火葬後の精進落としのマナー

葬儀

火葬場から戻ったら、精進落としとして、料理が振舞われるところがあります。
お葬式に参列した会葬者へ感謝の気持ちを表し、火葬後に料理が振舞われますので、この時のマナーも確認しましょう。

精進料理について

本来精進料理というのは、仏の道を極めるため贅沢な食材を省いた料理のことを言います。

殺傷を嫌い、肉や魚の生ものを食べない料理と言われています。
四十九日までは、この精進料理を食べ続けるのですが、今ではお葬式の時にいただくなど、期間が短くなりました。

料理内容は、肉や魚を使わないで、野菜や根菜類・海藻類などで作られます。
調味料では刺激物は使わず、あっさりしたものが多いです。

精進落としとは

四十九日が経ち、通常の食事に戻る時の会食のことを精進落としと呼びます。
そのため、精進落としでは、肉や魚などが振舞われる食事が出ます。

本来は四十九日の忌明けに食事の区切りとして振る舞われた精進落としですが、この本来の意味は薄れていき、現在では初七日法要で僧侶たちを労う宴席として認識されています。

また地域によっては、火葬中に精進落としを行うことも増えてきています。

最近では、身内が亡くなったときでも精進料理を食べる文化がそもそもほとんどないため、精進料理から通常の食事に戻るという意味はなくなり、故人の供養・参列者へのお礼・お清めとして行われています。

精進落としでのマナー

精進落としには席順があります。
主催側が会葬者をもてなすため、上座が僧侶となり、世話役代表、会社関係者、友人、近親者、親族の順になります。
喪主と遺族は末席に座るのが一般的です。

喪主はお礼をしながら、酌をして回っていきます。
会食は1時間半くらいが一般的ですので、酌をして回る喪主の方とは、長話にはならないように配慮しましょう。

参列者の方は、時間があるため、葬儀・告別式で引きしめていた気が緩み、楽になります。
色々な話が出てきて盛り上がることもありますが、失礼のないように故人との思い出を語り合いましょう。

ペットの葬儀での犬の火葬について

葬儀

家族の一員として愛情を注いで飼っていたペットが亡くなってしまった場合に、ペットの葬儀をあげる方が増えてきています。
しかし、ペットの葬儀はめったに参列する機会がないので、火葬のマナーといわれてもわからない人の方が多いはずです。

ここでペットの葬儀での火葬マナーについて知っておきましょう。
ペットの葬儀は行われないことも多く、特に決まった風習がないことから、マナーが人間の葬儀のときほど定まっていません

ペット葬での服装マナー

服装はご自身の判断で構いません
喪服を着る必要はなく、普段の私服で問題ないですが、その場合は黒を基調としたアクセサリーなどがなく落ち着いた服装になるようにだけ気を付けましょう。

ペット葬での持ち物について

持ち物は、普通の火葬と同様に数珠やハンカチを持っていくのに加えて、お花やドッグフードや生前のペットの写真を持っていくといいでしょう。

また友人のペットの火葬に参列する場合、香典は不要です。
基本的には、ペットの葬儀に香典は持参しないですし、香典を受け取った側に気を遣わせてしまうことになります。

ペット葬での注意点

ペットの葬儀の火葬での注意点として、お焼香や骨上げのマナーは人間の葬儀と同じです。
ただ、火葬が終わった後の遺骨を公共の場に埋めるのはやめましょう
動物愛護法の改正によって、不法投棄とみなされてしまいます。

また家の庭に埋める場合も、十分な年月が経たないと土に還りません。
引っ越しなどで所有者が変わって、発見された場合は問題になる可能性もあるので、ペット専用のお墓に遺骨を納めてもらうのが一番でしょう。

ペットの火葬については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

火葬式、直葬ってどんなお葬式?

葬儀

最近では、通夜や葬儀・告別式をせずに、火葬だけ行う式が増えています。
そういった葬儀のことを、「火葬式、直葬、荼毘葬(だびそう)」と呼びます。

火葬式をする理由

火葬式にする理由で最も大きいのは、費用が安くなるからです。
安くなることで、故人が家族に負担をかけないようにすることが出来ます。

また、身内の方やご友人などが少ないご高齢の方が、シンプルに式をあげたいなどの理由から、この火葬式が増えています。

火葬式・直葬の流れ

火葬式は、葬儀・告別式後の火葬と同じ流れになります。
流れやマナーも同じようになります。
骨壷は自宅へ持って行き、一般的には四十九日までは骨壷を安置し、遺影や位牌などお供えしておきます。

以下の記事で直葬とはどのような形の葬儀なのか、また直葬の納骨の流れについて解説をしていますので、こちらも併せてご覧ください。




火葬で気を付けるべきマナーまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか。
今回終活ねっとでは、火葬で気を付けるべきマナーについて以下のことを解説してきました。

  • 出棺の際、コート等は脱いで手に持ち、棺に向かって合掌・黙とうを行う。
    火葬に同行できるのは、一般的には親族のみで、骨上げには色々な方法があるが、いずれの方法でも故人と縁の深い順に行う。

  • 精進落としでは、席の順が決まっており、喪主や遺族末席に座るのがマナーである。

  • ペットの火葬でのマナーはあまり厳しく決められていない。
    遺骨は公共の場には埋めないよう注意する。

  • 火葬式・直葬とは、通夜・葬儀・告別式を行わずに、火葬だけを行う葬儀のことである。

お葬式での最期のお別れ儀式ですが、これらのたくさんのマナーを完璧にしようとするのも難しいものですね。

少しミスをしても、故人の想う気持ちと、遺族と一緒に気持ちを分かち合うことができれば、火葬場でのマナーは充分です。
この気持ちを忘れずに参列しましょう。

終活ねっとでは他にも葬儀に関する記事を多数掲載しております。
以下の記事では葬儀にかかる費用について詳しく解説をしていますので合わせてご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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