
葬儀でのネクタイのマナーは?選び方や結び方のマナー、注意点も解説
男性の方が葬儀に参列する場合、ネクタイをすることが多いと思います。葬儀でのネクタイに関してもマナーはあるので、注意しなければいけません。葬儀でのネクタイのマナーはどういった内容なのでしょうか。今回の記事では、葬儀でのネクタイに関するマナーをご紹介します。
最終更新日: 2020年03月07日
葬儀で使用するネクタイのマナーについて

訃報を受けて男性の方が葬儀に参列する場合、ネクタイを着用することが多いです。
葬儀では服装に関するマナーがあり、ネクタイに関してもマナーを守って着用しなければいけません。
葬儀で使用するネクタイに関しては、どういったマナーが存在しているのでしょうか。
今回「終活ねっと」では、葬儀で使用するネクタイに関するマナーを以下の内容でご紹介します。
葬儀で使用するネクタイの選び方は?
葬儀ではネクタイをどうやって結ぶの?
葬儀用ネクタイを着用する際に気をつけることは?
黒いネクタイはどこで購入できる?
葬儀の参列経験がない方は、ネクタイの選び方や結び方などで悩んでしまう可能性があります。
ぜひ今回の記事を最後まで読んで、葬儀に参列する際にはマナーを守ってネクタイを着用できるようにしておきましょう。
葬儀で使用するネクタイの選び方

葬儀に喪服などで参列する場合には、ネクタイを着用します。
葬儀ではどういったネクタイを着用するといいのでしょうか。
ここでは、葬儀で使用するネクタイの選び方をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
光沢のない黒色
葬儀に参列する場合には、黒色のネクタイを着用することがマナーとされています。
赤色や黄色といったネクタイで参列するとマナー違反となるので、注意してください。
葬儀では光沢のある生地の物を身に着けているとマナー違反となってしまいます。
ネクタイに関しても同じことが言えますので、光沢のない生地のネクタイを選ぶようにしましょう。
柄や刺しゅうのないもの
葬儀で使用するネクタイは、無地の物を選ぶ必要もあります。
ストライプ柄の物や織柄、刺繍が入ったネクタイを身に着けていると、ご遺族の方に対して大変失礼な行為となります。
限りなく無地に近い織柄のネクタイであれば着用できることもありますが、基本的には無地のネクタイを用意するようにしてください。
ネクタイの幅に決まりはない
ネクタイの幅に関しては明確な決まりはありません。
基本的には、レギュラーやワイドのネクタイを選びます。
幅の細いネクタイに関しては、カジュアルな印象を与えてしまうので葬儀には適していません。
葬儀はおしゃれをする場ではないので、適切なネクタイを選ぶように心がけてください。
白色ネクタイを使用する場合もある
基本的に黒色のネクタイを着用しますが、一部の宗教では白色のネクタイを着用することもあります。
黒色と白色どちらのネクタイを選べばいいのか悩んだ場合には、事前に確認をしておくといいでしょう。
ネクタイの結び方

ここまでは、葬儀で使用するネクタイの選び方についてご紹介をしてきました。
ネクタイには結び方の種類もいくつかあるのですが、葬儀ではネクタイの結び方に決まりはあるのでしょうか。
ここでは葬儀でのネクタイの結び方についてご紹介しますので、こちらも参考にしてください。
結び方に決まりはない
葬儀でのネクタイの結び方については、明確な決まりはありません。
困った場合には、ビジネスシーンでよく用いられるプレーンノットやウィンザーノットを使用するといいでしょう。
以下にプレーンノットとウィンザーノットの特徴をご紹介します。
プレーンノット
プレーンノットは、最も基本的なネクタイの結び方です。
プレーンノットは結び目が小さく、レギュラーカラーシャツと相性の良い結び方となっています。
結び方も簡単なので、普段ネクタイを結ばない方にもおすすめです。ウィンザーノット
ウィンザーノットは、結び目が正三角形に近い形になる結び方です。
結び目が大きいという特徴もあり、襟の大きなシャツと相性の良い結び方といわれています。
身体の大きな方がウィンザーノットをするとバランスがよく見えるのでおすすめです。
結び目にディンプルは作らない
葬儀ではネクタイを結ぶ際に、ディンプルを作らないようにしなければいけません。
ディンプルとは結び目の下の部分にできるえくぼのことで、ディンプルを作ることで立体的な仕上がりにすることができます。
ディンプルを作ることで、より華やかな印象にすることができるといわれています。
ただディンプルは葬儀の場には相応しくないため、ディンプルを作っているとマナー違反となります。
日頃からディンプルを作っている方は、注意してネクタイを結ぶようにしましょう。
葬儀用ネクタイを付けるうえでの注意点

ここまでは、葬儀でのネクタイの結び方についてご紹介をしてきました。
葬儀用ネクタイを付ける際には、いくつかの注意点が存在しています。
葬儀用ネクタイを付けるうえで、どういったことに注意しておくといいのでしょうか。
以下に注意点をご紹介しますので、覚えておきましょう。
ネクタイピンは使用しない
男性の方は葬儀に参列する場合、一般的に結婚指輪以外のアクセサリーを身に着けることができません。
そのため、ネクタイピンに関しても基本的には身に着けることができないので注意しましょう。
黒色で光沢のない葬儀用のネクタイピンや真珠のネクタイピンに関しては、葬儀で使用することができます。
葬儀でネクタイピンをどうしても使用したいのであれば、こういったネクタイピンを用意しましょう。
黒いネクタイが準備できない場合
突然の訃報を受けて葬儀に参列する場合ですと、黒色のネクタイを準備できないことがあります。
黒色のネクタイが準備できない場合には、紺色のネクタイを代用することも可能です。
もし紺色のネクタイを着用するのであれば、限りなく黒に近い物を選ぶ必要があります。
一目見てすぐに紺色と分かるネクタイを着用しているとマナー違反となってしまいます。
常識のない人物であると思われてしまうので、注意するようにしてください。
黒いスーツでなくても黒いネクタイを
予定にない急な葬儀の場合には、ブラックスーツ以外のスーツで葬儀に参列することがあります。
ブラックスーツを着用しない場合でも、ネクタイに関しては基本的に黒色のものを選ぶようにしましょう。
黒色のネクタイが用意できない場合には、先ほどご紹介した通り出来る限り黒に近い紺色のネクタイを着用するといいでしょう。
黒いネクタイはどこで買えば良い?

葬儀では基本的に黒色のネクタイを着用するとご紹介しました。
もし黒色のネクタイを持っていない場合、どこで購入することができるのでしょうか。
黒色のネクタイは、以下の場所で購入することが可能です。
紳士服専門店
ネット通販
コンビニエンスストア
100円均一
紳士服専門店やネット通販であれば、黒いネクタイは基本的に取り扱いがあります。
コンビニエンスストアに関しては、店舗により取り扱い商品が異なるので注意しなければいけません。
葬儀場や火葬場に近いコンビニエンスストアでは、高い確率で黒色のネクタイの取り扱いをしています。
大手の100円均一でも黒色のネクタイの取り扱いはありますが、品質は値段相応のものとなります。
緊急時の対策として、100円均一も選択肢に入れておくといいでしょう。
葬儀でのネクタイマナーまとめ

今回「終活ねっと」では、葬儀でのネクタイに関するマナーをご紹介してきました。
以下に今回の記事の内容をまとめていきます。
葬儀では光沢のない黒色のネクタイを着用する。
ストライプ柄の物や織柄、刺繍が入ったネクタイはマナー違反となる。
ネクタイの幅には明確な決まりはないが、幅が細い物はカジュアルな印象となるので控える。
一部宗教では白色のネクタイを着用することもあるので、事前に確認する。葬儀でのネクタイの結び方に決まりはない。
プレーンノットやウィンザーノットといった、ビジネスシーンでよく見られる結び方をするといい。
ディンプルは葬儀の場には相応しくないので、作らないようにしておく。男性は基本的に結婚指輪以外のアクセサリーを身に着けないので、ネクタイピンも使用しない。
光沢のない黒色の葬儀用ネクタイピンや真珠ネクタイピンは使用することは可能である。
黒色のネクタイが用意できない場合には、限りなく黒に近い紺色のネクタイで代用する。
ブラックスーツ以外のスーツで参列する場合も、基本的にネクタイは黒色とする。黒色のネクタイは、紳士服専門店やネット通販などで購入することができる。
コンビニエンスストアでも店舗によっては取り扱いをしていることがある。
大手の100円均一でも取り扱いはあるが、値段相応の品質となってしまう。
いかがでしたでしょうか。
葬儀でのネクタイに関するマナーについてお分かりいただけましたでしょうか。
マナーを守ってネクタイが着用できていないと、ご遺族の方や周囲の方を不快な気持ちにする恐れがあります。
葬儀に参列する場合には、今回の記事の内容を思い出して正しくネクタイを着用するようにしてください。
また突然の訃報でも対応できるように、前もって葬儀用ネクタイを購入しておくことをおすすめします。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
「終活ねっと」では、この他にも葬儀でのマナーに関する記事を多数掲載しております。
葬儀に関するマナーで疑問や困ったことがある際には、ぜひ他の記事も参考にしてください。
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