日蓮宗の葬儀は花を供えてよい?葬儀の流れや香典・焼香・数珠を解説

日蓮宗の葬儀は花を供えてよい?葬儀の流れや香典・焼香・数珠を解説

宗教によっては葬儀で花を供える場合と供えない場合があります。日蓮宗の葬儀では花を供えても良いのでしょうか?今回は日蓮宗の葬儀で花を供えて良いかどうかを解説した上で、日蓮宗の葬儀の流れや香典・焼香・数珠のマナーも含めて説明していきます。

最終更新日: 2020年09月10日

日蓮宗の葬儀で花を供えることについて

葬儀

葬儀のやり方や作法は宗派によって違いがあり、花を供えない宗派もあるようです。
日蓮宗の葬儀では花を供えるのでしょうか?

そこで今回「終活ねっと」では、日蓮宗の葬儀で花を供えることについて、日蓮宗の葬儀の流れや葬儀マナーまで幅広く解説していきます。

  • 日蓮宗ってどんな宗派?

  • 日蓮宗の葬儀では花を供える?

  • 日蓮宗の葬儀の流れ

  • 日蓮宗の香典・作法・数珠マナー

以上の項目を軸に解説していきます。
日蓮宗の葬儀に参列する予定のある方や、日蓮宗の葬儀について知りたい方はぜひ最後までご覧いただき、葬儀の参考にしてみてください。

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日蓮宗とは

葬儀

日蓮宗は日蓮上人が鎌倉時代に開いた仏教の宗派で、山梨県にある久遠寺が総本山です。
日蓮宗の教えは、ひたすらお題目を唱えれば霊山浄土でお釈迦様にめぐり合えると説くものです。
お題目とは、南無妙法蓮華経のことを指します。

このお題目は、難しい経典が読めない鎌倉時代の一般庶民にも分かりやすく、日蓮宗はすぐに日本各地に広く浸透しました。

日蓮宗の葬儀は一般の葬儀と違い、僧侶だけでなく、参列者が僧侶と一緒になってお題目の南無妙法蓮華経を繰り返し唱えるという特徴があります。

また、日蓮宗独自の「開棺」「引導」と呼ばれる儀式もあります。
葬儀では、主玉108個からなる長い数珠を使用します。

日蓮宗の葬儀で花を供えてもよい?

葬儀

日蓮宗と葬儀の特徴について解説してきました。
ここでは日蓮宗の葬儀で花を供えても良いかどうかについて説明します。
日蓮宗と日蓮正宗は別なので気を付けてください。

日蓮宗は花を供えてもよい

結論から言うと、日蓮宗の葬儀で花を供えることは特に問題はありません
日蓮宗の葬儀では樒(しきみ)を飾ることも多いですが、他の花を供えても良いです。
ただし、派手すぎるものは避けて、色は白や薄い色を中心にしましょう。

仏教や神道、それにキリスト教式の葬儀では、お花を供えることが一般的です。
しかし宗派によっては花を飾ったり、供花をすることを禁ずる宗派もあります。

日蓮正宗は供えない

日蓮宗から明治末期に分派した宗教に日蓮正宗があります。
総本山は、静岡県富士宮市にある多宝富士大日蓮華山大石寺です。

華美を退け法華経の教えを厳しく守る日蓮正宗は樒を供えることはありますが、生花・色花は供えません

日蓮宗の葬儀の流れ

葬儀

日蓮宗の葬儀は一般の葬儀と違った流れで行われます。
日蓮宗特有のものが多いので、葬儀に参列する際は頭に入れておきましょう。
以下で日蓮宗の通夜・葬儀の流れを解説します。

通夜

通夜は本来は故人に夜通し付き添い見守るのものですが、現在では半通夜が主流です。
日蓮宗における通夜式の流れは以下のようになります。

  • 勧請(かんじょう)

    勧請は、お釈迦様や日蓮上人を始めとする仏様にご降臨を願う儀式です。

  • 開経偈(かいきょうげ)

    開経偈は、法華経を讃え教えを守ることを誓う偈文です。

  • 読経・祖訓・唱題

    ご本尊に向かい法華経を読経し、日蓮上人の遺訓(祖訓)を読み上げ、お題目の「南無妙法蓮華経」を唱えます。

  • 宝塔偈・回向(ほうとうげ・えこう)

    宝塔偈は諸仏を讃える偈文を読み上げることで、功徳のなくなった方が浄土に向かえるように(回向)お祈りします。

  • 四弘誓願・題目三唱(しぐせいがん・だいもくさんしょう)

    四弘誓願は仏道成就を願うことです。
    このためにお題目を三唱します。

葬儀

日蓮宗の葬儀の主な流れは以下のようになります。

  • 総礼・道場偈(そうらい・どうじょうげ)

    総礼では、全員が合掌しお題目を三唱します。
    その後、諸仏を招く道場偈を流します。

  • 三宝礼(さんぼうらい)

    仏・法・僧の三宝を礼拝します。

  • 勧請(かんじょう)

    お釈迦様や日蓮上人などの諸物のご降臨を願います。

  • 開経偈(かいきょうげ)・読経・咒讃鐃鈸(しゅさんにょうはつ)

    開経偈で法華経の功徳を礼賛し、読経で法華経の中で重要な諸品を拝読します。
    咒讃鐃鈸で、供養のための演奏を行います。

  • 開棺

    僧侶が開棺の文を唱え、中啓という扇子で棺を3回軽く打ちます。

  • 引導

    導師が払子(ほっす)を3回振り、引導文を読み上げます。

  • 焼香・祖訓・唱題

    焼香をして、日蓮上人の遺訓を拝読し、お題目を唱えます。

  • 宝塔偈・回向

    宝塔偈で法華経の功徳を讃え、回向で死後に良いところに生まれ変わることを祈ります。

  • 四誓・三帰・奉送(しせい・さんき・ぶそう)

    四誓で衆生を救うための誓いの言葉を唱え、三帰で三宝に帰依することを誓います。
    奉送で仏様をお送りします。

  • 閉式

    導師が退場します。

「終活ねっと」では葬儀に関する様々な記事を紹介しています。
日蓮宗の葬儀費用についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

日蓮宗の葬儀のマナー

葬儀

日蓮宗の葬儀のマナーは、他の宗派と異なるものもあります。
ここでは日蓮宗の葬儀の香典・焼香・数珠のマナーなどに関して説明していきます。

日蓮宗葬儀の香典マナー

まず日蓮宗の葬儀の香典は、浄土真宗以外の他の宗派と同様に、四十九日の1つ前の法要では表書きに「御霊前」か「御香典」と書きます。
四十九日以降の法要では「御仏前」か「御香典」にします。

香典の金額は、一般的な葬儀と変わりはありません。
一般的な関係であれば5,000円~1万円位です。

日蓮宗の焼香の作法

日蓮宗の焼香は、僧侶は3回行いますが、参列者は1回だけ行います。
日蓮宗の焼香ではおしいただかないことが作法となっています。

「おしいただく」とは抹香を額の高さまで掲げることで、一度の焼香に力を込める意味があります。
線香焼香の場合は、線香を1本または3本立てます。

日蓮宗の数珠の特徴

日蓮宗の数珠は珠が108個で2本と3本の房が付いています。
108個の珠は、煩悩を払い身を清めるものとされています。

他宗派では簡易な数珠を用いることもよくありますが、日蓮宗の葬儀では正式な数珠を選ぶようにしましょう。

「終活ねっと」では葬儀に関する様々な記事を紹介しています。
日蓮宗の葬儀の特徴についてもっと詳しく知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。

日蓮宗の葬儀で花を供えることのまとめ

葬儀

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、日蓮宗の葬儀で花を供えることについて以下のことを解説してきました。

  • 日蓮宗は日蓮上人が鎌倉時代に開いた仏教宗派である。
    日蓮宗の特徴は、参列者が僧侶とお題目の南無妙法蓮華経を繰り返し唱えることである。

  • 日蓮宗では花を供えてもよいが、派手すぎるものは避け、白や薄い色を中心にする。
    日蓮正宗・創価学会では生花・色花は供えない。

  • 日蓮宗の通夜式の流れは、1.勧請 2.開経偈 3.読経・祖訓・唱題 4.宝塔偈・回向 5.四弘誓願・題目三唱と続く。

  • 日蓮宗の葬儀の主な流れは、1.総礼・道場偈 2.三宝礼 3.勧請 4.開経偈・読経・咒讃鐃鈸 5.開棺 6.引導 7.焼香・祖訓・唱題 8.宝塔偈・回向 9.四誓・三帰・奉送 10.閉式と続く。

  • 日蓮宗葬儀の香典のマナーは、四十九日までは不祝儀袋の表書きは「御霊前」または「御香典」と書き、四十九日以降の法要では「御仏前」か「御香典」にする。
    香典の金額は、一般的な葬儀と変わらない。

  • 日蓮宗の焼香は、僧侶は3回行うが、参列者は1回だけ行う。
    日蓮宗の数珠は、珠が108個で2本と3本の房が付いている。
    108個の珠は、煩悩を払い身を清めるものとされている。

日蓮宗の葬儀で花を供えることについて、葬儀の流れや香典・焼香・数珠などのマナーを含めて詳しくご説明しました。

日蓮宗の葬儀は他の宗派と異なる特徴がいくつかありますが、花を供えることについては、特に問題はありません。
日蓮宗の葬儀に参列されるとき、あるいはお花を送るときはこの記事を参考にしていただければと思います。

「終活ねっと」ではこの記事の他にも葬儀や終活に関して詳細に解説した記事を多数掲載しています。
葬儀で飾る花についてもっと詳しく知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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