
葬儀費用の推移は?葬儀形態別の費用の相場や費用の抑え方も解説
近年では家族葬などの費用が抑えられる小規模な葬儀の人気が高まっています。小規模な葬儀が多く行われていますが、葬儀費用の推移はどのように変化しているのでしょうか?今回はそんな葬儀費用の推移や費用相場、葬儀費用を抑える方法まで幅広く紹介していきます。
最終更新日: 2020年12月01日
葬儀費用の推移について

葬儀費用は安いものではありません。
しかし、最近では葬儀のシンプル化や家族葬により、費用を抑えて葬儀を行う方が増えてきています。
葬儀費用はどのように推移してきているのでしょうか。
今回「終活ねっと」では、葬儀費用の推移について、葬儀費用の相場から葬儀費用を抑える方法までご紹介します。
葬儀形態は変わってきている?
葬儀費用は年々どのように推移している?
葬儀費用の相場について
葬儀費用の内訳は?
葬儀費用を安く抑える方法は?
以上の項目を軸に解説していきます。
葬儀費用や年間ごとの推移、その抑え方について知りたいという方は、ぜひ最後までお読みください。
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また、「終活ねっと」は全国各地の斎場と提携しているため、お近くの斎場で葬儀を執り行うことが可能です。
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葬儀費用の推移

ライフスタイルの変化により、葬儀のあり方も年々変わっていっています。
今までは高額であった葬儀費用も、葬儀形態やその他の費用を抑える方法で安く済ませることができます。
ここでは葬儀費用の推移について、葬儀形態の変化や費用について詳しく解説していきます。
葬儀形態の変化
「終活ねっと」では、2019年4月に葬儀に関するアンケート調査を実施しました。
その際に得られた結果をもとに、葬儀形態の変化についてご説明します。
なお、詳しい調査結果はこちらにございますので、あわせて参考になさってください。
依然として人気な一般葬
「終活ねっと」がおこなったアンケート調査では、一般葬を行った人の割合が全体の56.4%を占めていました。
一般葬とは、親戚・友人知人・職場の方・近所の方など、参列者に制限を設けない葬儀を指します。
葬儀社に相談した場合、特に形式について問わなければこちらの一般葬となります。
形式にのっとった葬儀内容のため特別な準備も必要なく、参列者も戸惑わずに済みます。
葬儀は故人様をお見送りする儀式ですが、それと同時に社会的な意味合いも持っています。
特に会社の重役や著名人のような社会的影響力の強い方や、近所の人との結びつきの強い地域では一般葬を選ぶ傾向にあります。
葬儀形態の小規模化・多様化
先ほどご紹介した通り、現在でも半数以上の方が一般葬を選択しています。
しかし、言い換えると半数近い方が一般葬でない葬儀を行っているということになります。
一般葬でない葬儀としては、親戚や親しい方だけを呼ぶ「家族葬」や、お通夜を簡略化する「一日葬」、火葬のみをおこなう「直葬」などがあります。
その中でも特に増加が著しいのが家族葬です。
家族葬とは故人様と親しい方だけを呼ぶ小規模な葬儀のことです。
ゆっくりと故人様の思い出を語り合えたり、故人様の個性を生かした演出ができるといったメリットがあります。
核家族化などが進む現在の日本では、これからますます増えていく葬儀形態とも言えるでしょう。
費用を抑えられる葬儀形態では、直葬や一日葬があります。
冠婚葬祭より普段の生活や教育費などにお金をかけたい、という方には利点の多い葬儀形態です。
また、葬儀方法が多様化し、自由葬などを選択する人も増えてきています。
葬儀費用は年々減少
次に、葬儀費用の推移について説明します。
葬儀形態やライフスタイルの変化により、葬儀費用は年々減少しています。
葬儀に関する費用をなるべく抑えようとする意識や、少子化・核家族化による参列者の減少などが理由として挙げられるでしょう。
その変化を受けて、葬儀社は家族葬や一日葬、直葬と言ったシンプルなプランの提案をおこなっています。
多数の葬儀社が価格競争を行う中で、葬儀費用は更に安い方向へと推移していっています。
葬儀費用の相場は?

葬儀にかける費用は減少方向に推移してはいますが、やはり葬儀にはまとまったお金が必要です。
葬儀費用の相場について、一般葬と家族葬別に紹介します。
一般葬の費用相場
先ほどご紹介した「終活ねっと」のアンケート調査では、一般葬にかかる費用として最も割合が高かったのは100~150万円(29.1%)という結果になりました。
しかし、さらに高額の葬儀を行っている方も決して少なくはありません。
150~200万円の方が24.0%、200~250万円の方も13.4%いるという結果となり、いまだ一般葬ではかなり高額の費用をかけていることが分かりました。
ただし、一般葬の場合は参列者も多いために香典収入も多く、実際の出費額とは大きな開きがあることも頭に入れておかなければなりません。
「終活ねっと」では一般葬のプランは、565,000円(税抜)よりご用意しており、終活ねっとの登録割で最大71,000円の割引もご利用いただけます。
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家族葬の費用相場
「終活ねっと」のアンケート調査では、家族葬にかけた費用について、4割程度の方が50~100万円と回答しています。
続いて100~150万円と回答した方が29.8%、50万円未満と回答した方が11.1%という結果となり、一般葬よりかなり安価に費用を抑えられることが分かります。
しかし、200万円以上かかったと回答している方も1割程度います。
家族葬では故人様の個性を生かした演出をおこなうこともあり、それを取り入れると葬儀費用は一般葬より高くなります。
また、参列者が少ない分、香典収入が少なくなるため、出費としては一般葬より高くなる場合もあります。
「終活ねっと」では家族葬のプランは、455,000円(税抜)よりご用意しており、終活ねっとの登録割で最大71,000円の割引もご利用いただけます。
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葬儀費用の内訳

葬儀費用の内訳には、主に葬儀一式の費用・飲食接待費用・宗教者への費用の3つに分けることができます。
ここでは葬儀費用の内訳について解説します。
葬儀一式の費用・飲食接待費用・宗教者への費用はそれぞれ減少傾向です。
葬儀一式の費用
葬儀一式の費用とは、葬儀そのものにかかる様々なものに対する費用を指します。
費用の相場はおよそ100万円~120万円程となっています。
葬儀一式費用には一般的に以下のものが含まれています。
祭壇
棺
霊柩車
位牌
遺影写真
葬儀社スタッフの人件費
飲食接待費用
飲食接待費は、お坊さんや参列者、お世話になった方にお返しするものにかかる費用です。
相場は30万円~50万円程度ですが、参列者数によって大きく上下します。
飲食接待費用には一般的に以下のものが含まれています。
香典返し
精進落としなどの飲食費
宗教者への費用
宗教者への費用とは、主には僧侶への謝礼となります。
相場は50万円程度ですが、宗派や戒名などによって大きく異なります。
宗教者への費用には一般的に以下のものが含まれています。
お布施
戒名料
お車料
お膳料
終活ねっとでは葬儀に関する様々な記事を紹介しています。
家族葬の葬儀費用についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
葬儀費用を抑える方法

故人の人生の最後の儀式となる葬儀は、きちんとした形で執り行いたいですよね。
しかし葬儀には多額の費用がかかり、経済状況によっては負担になるのも事実です。
出費がかさむのが厳しい、故人の意向でなるべく費用を抑えたいという方も多いでしょう。
ここでは葬儀費用を抑える方法を紹介していきます。
費用が安いプランを選ぶ
葬儀のシンプル化により、葬儀社も費用が安いプランを設定しています。
まずは葬儀社に予算を伝え、プランを組んでもらうと良いでしょう。
気をつけないといけない点は、基本料金の安さだけで決めないようにすることです。
気がつくといくつもの追加料金を上乗せされ、最終的に想定していた金額よりも高額になってしまったということがないようにしましょう。
最も簡易的で費用がかからないのは直葬です。
通夜や告別式をおこなわず、納棺してすぐに火葬のみでお見送りします。
費用を抑えられる他にも、遺族の負担軽減や故人様とゆっくりお別れができるというメリットがあります。
費用を抑えて葬儀をしたい方には、直葬のプランがある葬儀社を選択することをおすすめします。
納棺や送迎、収骨などをプロのスタッフに任せられるので安心です。
直葬のプランは、127,000円(税抜)よりご用意しております。
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見積もりを取り比較する
生きているうちから葬儀のことを考えるなんて縁起が悪いという理由から、亡くなってから葬儀社を探すという方もいらっしゃるでしょう。
しかし実際は慌ただしく、葬儀社を探している余裕がなくなってしまうことが多いようです。
生前から複数の葬儀社に相談し、プランを組んでもらって見積もりを取っておくことをおすすめします。
費用の内訳や追加料金がかからないかを確認するとともに、担当者の対応が良いか、設備は整っているかという点も考慮に入れ、比較検討しましょう。
予算、内容ともに自分の意向に沿った葬儀ができるよう準備しておくと自分も安心ですし、残された家族の負担を減らすこともできます。
生前予約をするとさらに葬儀費用が割り引かれることもありますので、検討してみると良いでしょう。
市民葬や区民葬を行う
市民葬・区民葬は、市や区といった自治体が葬儀社と提携して執り行う葬儀のことです。
高額な葬儀費用が負担になる場合は、自治体に相談して市民葬を行うことも選択の一つとなります。
市民葬を希望する場合は、自治体か、市民葬をおこなっている葬儀社に申し込みます。
自治体によって条件が異なるので、事前に調べておくことをおすすめします。
市民葬や区民葬は葬儀費用を安く抑えられるという点が大きなメリットです。
デメリットとしては、葬儀社や葬儀プランが限られている、葬儀自体が質素、追加料金がかかることがあるという点が挙げられます。
葬儀プランによっては、市民葬ではなく葬儀社に依頼した方が安価に済む場合もあります。
市民葬を検討する前に、いくつかの葬儀社に相談してみるのも良いでしょう。
給付金を受け取る
あまり知られていませんが、国や自治体がおこなっている葬祭費給付金制度というものもあります。
給付金を受け取ることで葬儀費用を抑えることができます。
故人が国民健康保険か後期高年齢者医療制度に加入している場合は葬祭費として、それ以外の健康保険に加入している場合は埋葬料として支給されます。
名目が異なるだけで同じ制度です。
これらの給付金は、葬儀を執り行っていない場合は支給されません。
また、多くの給付金と同じように申請が必要です。
金額は自治体によって異なりますので、確認しておくと良いでしょう。
終活ねっとでは葬儀に関する様々な記事を紹介しています。
葬儀形態ごとの費用相場についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
葬儀費用の推移についてまとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、葬儀費用の推移や相場、内訳について以下のことを解説してきました。
葬儀形態はいまだ一般葬が多いが、家族葬など小規模な葬儀も増えている。
葬儀形態は多様化していっている。葬儀形態の変化により、葬儀にかける費用は年々減少方向に推移している。
一般葬にかける費用相場は100~200万円程度である。
家族葬はそれより安く、50~100万円が相場である。葬儀費用は大きく分けて葬儀一式の費用、飲食接待費用、宗教者への費用の3種類がある。
葬儀費用を抑える方法には、直葬などの費用が安いプランを選ぶ、見積もりをしてもらう、市民葬や区民葬などの費用が安い葬儀を行う、自治体から給付金を受け取るなどの方法がある。
葬儀費用の推移から、葬儀のあり方の変化をとらえることができます。
これからさらに葬儀形態や費用の推移は変化していくでしょう。
最も大切なのは、故人様や遺族の意向に沿った良い式を行うということです。
そのためにも、費用を含めその形態や内容などをあらかじめ考え、葬儀社に相談しておくと良いでしょう。
「終活ねっと」では、他にも葬儀やその費用に関すること、また家族葬についても詳しくご紹介していますので、ぜひそちらもお読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
終活ねっとでは葬儀に関する様々な記事を紹介しています。
葬儀費用の相場についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
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