神式の葬儀のお供え物は何を持っていく?葬儀の流れやマナーも解説

神式の葬儀のお供え物は何を持っていく?葬儀の流れやマナーも解説

日本で行われている葬儀には仏式葬儀のほかにも、神式葬儀やキリスト教式葬儀もあります。神式葬儀は仏式葬儀と考え方が異なる分、持参すべきお供え物も異なってきます。今回は神式葬儀でお供え物で何を選ぶべきなのかを、葬儀の流れやマナーとともに見ていきましょう。

最終更新日: 2020年06月27日

神式の葬儀のお供え物について

神棚

葬儀と聞くと、多くの場合で仏式葬儀をイメージしがちです。

日本で現在行われている葬儀には大多数を占める仏式葬儀のほかにも、神道に基づいた神式葬儀や、キリスト教に基づいたキリスト教葬儀があります。

それぞれ異なる宗教の考え方に基づいて葬儀が行われるため、流れやマナーはもちろんのこと、会場に持参するべきお供え物までもが異なってきます。

神式葬儀の場合、どのような種類のお供え物を持参すべきなのでしょうか。

そこで今回「終活ねっと」では、神式葬儀の際に持参すべきお供え物について詳しくご紹介します。
合わせて神式葬儀の一般的な流れや、参列などする際に守るべきマナーについても見ていきましょう。

  • 神式葬儀ではどのようなお供え物を選べば良いのか?

  • 神式葬儀で準備したお供え物の贈り方とは?

  • 神式葬儀では香典を包むのか?

  • 神式葬儀の一般的な流れとは?

  • 神式葬儀に参加するときに気を付けるべきマナーとは?

  • 神式の法事とはどのようなものなのか?

神式葬儀に参加する予定がある方や、神式葬儀について今からでも知っておきたい方にとって、いざという時に役立つ内容となっています。

ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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神式の葬儀のお供え物は何を選べばいい?

神棚

同じ葬儀のお供え物でも、仏式葬儀の場合と神式葬儀の場合では、持参に適したものが異なります。
ここでは、神式葬儀で適切なお供え物をご紹介しましょう。

お供え物に適したもの

神式葬儀に適したお供え物は、基本的に食べ物関係が良いとされています。

神道では食べ物関係のお供え物を「神饌(しんせん)」と呼び、神道の行事の中で神様に対して献上される食べ物としてお供えするのが一般的です。

具体的には果物やお菓子、お酒などの日持ちする食べ物が良いでしょう。

ほかにも故人が生前に好んでいた食べ物などがあれば、故人やご遺族に敬意を払う意味でも、ぜひ持参するのがおすすめです。

このほかにも米・塩・水など、神道の行事には欠かせないお供え物もあると良いでしょう。

お供え物に適さないもの

一方神式葬儀のお供え物として不適切なものに、仏式葬儀では定番の線香が挙げられます。

線香は仏教の中ではごく基本的なお供え物ですが、そもそも神道と仏教では考え方が異なるために、神式葬儀では不適切です。

ほかに海産物も、葬儀会場によっては不適切な場合があります。
このため海産物をお供え物として持参しても良いのかどうかは、葬儀に関わる神社の神職や葬儀場に確認すると良いでしょう。

お花は供えても良い?

仏式葬儀では、祭壇を飾るために供花をお供えするのが一般的です。

しかし神式葬儀の場合は、お花をお供えする習慣がありません
代わりに儀式中の玉串奉奠(たまぐしほうてん)で榊をお供えする儀礼があります。

もしどうしても故人のためにお花をお供えしたいということであれば、一度葬儀場や神職などに相談してみるのがおすすめです。

外来語がそのまま定着していることも多い花の名前ですが、日本語の「和名」を知ることで、より深くその花を知ることができるのではないでしょうか?身近な花の、美しい「和名」について気になるという方はこちらの記事も併せてご覧ください。

神式葬儀のお供えの贈り方

困った人々

神式葬儀のためにお供え物を準備して贈る際、いくつかのマナーを守る必要があります。

ここでは神式葬儀向けのお供え物にまつわるマナーを見ていきましょう。
主なマナーとして、金額相場や掛け紙、辞退された場合にまつわるものがあります。

お供え物の金額相場

神式葬儀向けに準備するお供え物の金額相場は、5000~1万5000円が一般的です。

なお上記の範囲内でお供え物の具体的な金額を決める際は、故人との関係性に基づいて判断すると良いでしょう。

つまり故人と親密な関係にあった場合は、上記の範囲内でも比較的高い金額で渡すと良いでしょう。

また、故人とあまり親しくない普通の関係であった場合は数千円程度にするといった決め方で良いです。

掛け紙をかける

神式葬儀のお供え物を準備できたら、品物の上に掛け紙をかけるのが一般的です。

掛け紙の選び方や、表書きの書き方にも一定の作法があるため、以下の各項目でご説明いたします。

掛け紙の選び方

まず掛け紙を選ぶ際、最初に注意すべき点が、のし飾りの付いていないものを選ぶことです。
のし飾りはおめでたいことがあった相手に贈る進物に掛けるのし紙に付いています。

しかし神式葬儀は弔事であるため、おめでたい意味を持つのし飾りが付いた紙をかけるのは不適切です。
このためのし飾りが付いていないうえに、弔事に適した種類の水引が印字されている掛け紙をお供えの品物にかけます。

なお水引については、東日本の場合は黒白5本結びきり、西日本の場合は黄白5本結びきりになっているものを使うのが作法です。

表書きの書き方

お供え物に掛け紙をかける際は、水引の上に表書きを記す必要があります。
表書きは進物を贈ったり持参したりする目的を相手に示す意味があるため、特に重要です。

神式葬儀で送ったり持参したりするお供え物の場合は、「御供」や「奉献」、「奉納」などの表書きが使われます。

なお葬儀のお供え物では、故人のご不幸を悲しむ気持ちを示すために、表書きや名前を記す際に薄墨を使うのがマナーです。

また薄墨で書く筆記用具も、毛筆や薄墨専用の筆ペンを使うべきとされています。

お供え物を辞退されたら?

葬儀でお供え物を持参したり郵送したりしても、ご遺族の意向で辞退されることもあります。
もしご遺族からお供え物を辞退された場合は、無理にお渡ししないようにするべきです。

お供え物を無理にお渡しすると、後になってからご遺族がお返しをする必要が出てくるなど、余計な負担をかけてしまいます

故人やご遺族に気を遣いたいのであれば、お供え物を辞退されたときに、無理にお渡ししないことが大切です。

神式の葬儀で香典は包む?

葬儀

神式葬儀の場合でも、仏式葬儀と同じように香典を持参するのが一般的です。

神式では香典のことを玉串料などと呼び、神式の場合でも故人にお供えしてご遺族の葬儀費用を援助する意味でも香典の持参は欠かせません。

ここでは神式葬儀で持参する香典について、金額相場や水引の選び方、表書きの書き方から見ていきます。

金額相場

葬儀の形式に関係なく、香典を持参する際に包むべき金額相場は気になりがちです。

神式葬儀の場合も、仏式葬儀やキリスト教式葬儀の場合とほとんど変わらず、故人との関係性によって金額相場が変化します。
故人との関係性ごとの金額相場は、具体的には以下のリストに記す通りです。

  • 故人が親の場合

    5~10万円、またはそれ以上

  • 故人が兄弟姉妹の場合

    3~5万円またはそれ以上

  • 故人が祖父母の場合

    1~5万円、またはそれ以上

  • 故人が叔父や叔母の場合

    1~3万円、またはそれ以上

  • 故人が知人・友人の場合

    5000~1万円、またはそれ以上

神式葬儀の際に包むべき香典の金額相場は以上のようなものです。

もちろん親しい関係にあれば、相場の範囲でも高めの金額か、相場を少し超える程度の金額を包んでも良いでしょう。

「終活ねっと」では終活に関する様々な記事を紹介しています。
香典の金額相場についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

水引の選び方

香典を包む場合も、お供え物の掛け紙と同じように、適切な種類の香典袋を準備する必要があります。
香典袋を選ぶ際も、適切な色や結び方の水引を選ぶのがポイントです。

基本的には掛け紙とルールは同じです。

香典袋ものし飾りがついていないものを選ぶのが大切です。

適切な種類の水引も、東日本では黒白または双銀5本結びきり、西日本では黄白または双銀5本結びきりのものを選ぶのが作法です。

表書きの書き方

適切な種類の香典袋を選んだら、お供え物の場合と同じように適切な種類の表書きを記します。

神式葬儀の場合、香典に適した表書きとして、神道の考えに即したものを書くのがマナーです。
具体的には、「御玉串料」や「御榊料」、「御神饌料」などがあります。

香典

また仏教宗派の多くで行われる葬儀の際に一般的な御霊前も、神道では亡くなった方が五十日を迎えるまで霊の状態でいるとみなされるため、使っても問題ありません。

逆に「御神前」は、神道では五十日以後に使われるものであるため、葬儀の時点では使わないようにします。

神式の葬儀の流れ

葬儀

神式葬儀を催す側にとっても、また参列する側にとっても、どのような流れで進むのかを知っておくことは大切です。

神式葬儀は、故人に家の守護神である氏神になっていただくために行う意味があります。

また神道では死を穢れとして避ける考え方をするため、葬儀の会場も穢れを持ち込まないという意味で、神社ではなく故人のご自宅や葬祭場で行うのが一般的です。

神式葬儀の基本的な流れは、以下のようになります。

  • ご臨終・帰幽奉告・神棚封じ

    故人がご臨終を迎えると、ご遺族の代理の方がご自宅の神棚などに対し、故人が亡くなったことを奉告する。

    奉告が終わると、神棚の扉を閉めて白い半紙で封印する。

  • 枕直しの儀

    ご遺体をご自宅などに搬送後、小袖を着せたうえで布団に北枕で寝かせて安置し、枕元に守り刀を置く。

    枕元には枕飾りとして、榊や米・塩・水・酒などをお供えする。

  • 納棺の儀

    葬儀の日時・場所が決まったら、ご遺体に死装束を着用させ、棺に納める。

    納めた棺には白い布をかけ、そのまま会場まで搬送する。

  • 通夜祭・遷霊祭

    ご臨終の翌日夕方、お通夜に当たる通夜祭が行われ、祝詞(のりと)奏上や玉串奉奠などが行われる。

    通夜祭が終わると、引き続き遷霊祭で故人の霊に仮の霊璽へ移っていただく。
    遷霊祭終了後は、別室で通夜振る舞いに当たる直会(なおらい)が行われる。

  • 葬場祭

    翌日の午前中、葬儀・告別式にあたる葬場祭を行い、祝詞奏上や玉串奉奠、弔辞・弔電の紹介などを行う。

  • 火葬祭

    葬場祭が終わると、火葬場で火葬祭を行う。
    炉前の儀式や火葬、納骨を行う。

  • 埋葬祭

    故人のご遺骨を納めた骨壺をお墓に納骨する。
    もともと火葬直後に行っていたが、最近では五十日祭のタイミングで行われることが多い。

  • 帰家祭・直会

    ご遺族がご自宅に戻り、身を清めた後で、故人に葬儀が無事終わったことを報告する。
    その後直会の会食で神職や参列者をねぎらう。

神葬祭については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

一般葬のプランは、565,000円(税抜)よりご用意しており、「終活ねっと」の早割で最大71,000円の割引もご利用いただけます。
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神式の葬儀で気を付けるべきマナー

困った人々

神式葬儀では、仏式葬儀と同じように服装や言葉遣いなどに一定のマナーがあります。

マナーの中には、玉串奉奠のような神式独特のものもあるため、合わせて知っておくことが大切です。

服装

神式葬儀で着用する服装は、仏式葬儀と同じように立場に応じたものを選びます

ご遺族の場合、男性であればモーニングと縞柄のズボン、白いワイシャツに黒いネクタイを締めたものを、女性であれば黒系のスーツやワンピースと黒系のインナーが一般的です。

参列者については準喪服を着用するのが作法とされています。

男性であれば黒系の上下スーツと黒いネクタイを締めた白いワイシャツ、女性であれば黒系のスーツやワンピースと黒系のインナーという組み合わせです。

なお持ち物については、暗色系の袱紗や、黒無地または白無地のハンカチを持参します。

ただし、仏式専用の法具である数珠は神式葬儀では持参しません

玉串奉奠(たまぐしほうてん)

玉串奉奠は、神式葬儀も含めて神道の行事では必ずといって良いほど行われる、仏式葬儀の焼香に当たる儀礼です。
玉串奉奠の手順は、以下のリストにご紹介するように行います。

  • ご自身の順番が回ってきたら、神職から玉串を受け取り、根元を右側にして右手は上から左手は下から持つ。

  • 玉串案の前まで進んだら、玉串の根元が祭壇側に来るように時計回りに回す。

  • 玉串案に玉串をお供えしたら、二礼二拍手して祈り、最後に一礼する。

  • 一礼したらご自身の席へと戻る。

なお玉串が足りない場合や地域の慣習で決められている場合は、玉串の代わりに洗米を用います

洗米を使う場合は、右のお皿に盛り付けてある洗米を少しつまんで左のお皿に移して祈る方法で、仏式葬儀の焼香と似たものです。

用いてはいけない言葉

神式葬儀でも仏式葬儀と同じように、言葉遣いで避けるべき用語があります。

まず仏式と同じなのが、「重ね重ね」や「たびたび」などの重ね言葉や生死を指す直接的な表現、「四」や「九」といった忌み数です。

ほかにも仏教と神道とで死生観が異なるため、仏式葬儀でよく使われる「冥福」や「成仏」などの仏教用語も、神式葬儀では使わないようにするべきとされています。

神式の法事はどんなもの?

神社

神式でも仏式と同じように、法事に当たるものがあります。

神式の法事には霊祭と式年祭があり、霊祭は故人が亡くなった日から故人が守護神に生まれ変わる節目である五十日まで10日ごとに行うものです。

一方式年祭は決まった年の命日に行われるもので、一年祭・三年祭・五年祭・十年祭まで行った後、五十年祭まで10年ごとに行い、最後に百年祭という流れになります。

神式の葬儀のお供え物まとめ

葬儀

今回「終活ねっと」では、神道の考えに基づいた神式葬儀で適したお供え物について、神式葬儀のマナーや流れにも触れながら見てきました。

今回の記事で触れてきた内容をまとめますと、以下のリストのようになります。

  • 神式葬儀に適したお供え物は果物やお菓子や故人が生前好んだ食べ物が良い。

    一方線香は適さないほか、海産物も場合によっては適さない。
    お花も確認が必要である。

  • 神式葬儀のお供え物は5000~1万5000円程度が相場で、品物の上に弔事用の掛け紙をかけて表書きは「御供」などと記す。

    辞退された場合は無理にお渡ししない。

  • 神式葬儀の香典は故人との関係性に基づいた金額が相場

    水引は黒白か黄白の結び切りのものを選ぶ。

    表書きは「御玉串料」や「御霊前」などを薄墨で書く。

  • 神式葬儀は、故人のご臨終から帰幽奉告・枕直しの儀・納棺の儀を経て、通夜祭・遷霊祭・葬場祭・火葬祭・埋葬祭・帰家祭・直会の順番となる。

  • 神式葬儀ではそれぞれの立場に応じた服装を着用し、玉串奉奠でも決まった作法で玉串をお供えして祈りをささげる。

    言葉遣いも縁起の悪い言葉や仏教用語は使わない。

  • 神式の法事には、五十日まで10日ごとに行う霊祭と、五十日後の決まった年の命日に行う式年祭がある。

神式葬儀のお供え物を持参する際は、食べ物関係のものがおすすめです。

特に長持ちするお菓子や故人が好んだものであれば、なお良いでしょう。
一方お花や海産物が確認が必要であるうえ、線香は仏式葬儀専用のものであるために避けます。

神式葬儀でお供え物を準備する際に、今回の内容を振り返っていただければ幸いです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

下の記事では葬儀のお供え物について紹介していますので、よろしければこちらもお読みください。

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