納骨式の香典袋の書き方|必要・金額相場・表書き・マナー

納骨式の香典袋の書き方|必要・金額相場・表書き・マナー

納骨式の香典袋の書き方はご存知ですか?お通夜やお葬式は比較的出る機会が多いですが、納骨式に参列する機会はあまりないので、香典の書き方に迷った経験がある方は少なくないのではないでしょうか。この記事では、納骨式の香典袋の書き方について解説します。ぜひご覧ください。

最終更新日: 2020年01月16日

納骨式の香典袋の書き方は?

葬儀

法要に参列する際には香典を持参するのがマナーですが、納骨式の香典袋の書き方は把握していますか?

香典の書き方は法要ごとに異なるため、初めて納骨式に参加する場合はしっかりと書き方を確認する必要があります。
あらためて問われると書き方に自信がないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回「終活ねっと」では、納骨式の香典袋の書き方について解説していきます。

  • 納骨式とは?

  • 宗教別に納骨式の際の香典袋の書き方を解説

  • 香典の中袋の書き方について

  • 骨式の香典の渡し方に決まりはあるの?

  • 納骨式では香典以外にどんな費用がかかる?

以上4点についてを中心に解説していたします。
さまざまな宗教の表書きの書き方に加えて、香典の費用相場についてもご紹介しますので、納骨式の香典でお困りの方はぜひ最後までご覧ください。

納骨式とは

お墓

納骨式とは、火葬後に故人のご遺骨をお墓などに納める際に行う儀式です。
日本ではご遺骨は骨壺に入れて保存し、一定期間が経過したのちに納骨施設に納めてご供養するのが一般的です。
すでに先祖墓があったとしても、一度自宅に持ち帰ってからあらためて納骨を行います。

納骨式は忌明けとなる四十九日法要にあわせて行われることが多いですが、いつまでに実施しなければならないといった決まりはありません。
お墓を新たに用意する場合は四十九日法要に間に合わないこともあるので、その場合は準備が整ってから執り行うことになります。

納骨式の内容は、納骨室にご遺骨を納めるのが趣旨となります。
この際に僧侶による読経に合わせて焼香を行い、その後会食を行うのが一般的な流れです。

納骨式の香典袋の書き方

葬儀

では、納骨式の香典袋の書き方について目を向けていきましょう。
表書きや中袋の金額に加えて、香典に包む金額相場についても解説していきます。

表書き

表書きは宗教や宗派によって書く内容が異なります。
適切な書き方をしなければ失礼と受け取られることもあるので、こちらで各宗教の書き方をしっかりとご確認ください。

仏式

仏教での表書きは、「御仏前」や「御香典」と書くのが一般的です。
香典袋の外袋中央上部に記します。

お通夜やお葬式では薄墨を用いるので迷う方もいらっしゃいますが、納骨式の香典では通常の濃い墨で書きます。

薄墨は「突然の訃報を聞いて墨を磨る時間も設けずに急いできました」や、「予想もしていなかった不幸で硯(すずり)に涙が落ちて墨が薄まってしまった」といったように、急な不幸に弔意を示す意味で用いるので、あらかじめ招待を受けて参列する納骨式では不適切です。

また、四十九日法要以前に納骨式を行う場合は表書きが異なることも覚えておきましょう。
仏教の多くの宗派ではご逝去より四十八日目を境に仏さまとなると考えられており、この日を迎えるまでは霊魂として扱います。
そのため、表書きは御霊前とするのがマナーになります。

先方が浄土真宗の場合は、四十九日を迎える前でも「御仏前」で問題ありません。
浄土真宗では故人はご逝去すると救済されて、すぐに仏さまになるという教えがあるためです。

神式

神道をはじめとした神式の霊祭に参列する場合は、表書きは御玉串料・御榊料と書くのが一般的です。
「御神前」や、仏教と同様の「御霊前」も良く用いられます。

神式で用いる不祝儀袋は、白い無地のものを用いることにはご注意ください。
ハスやユリが描かれている祝儀袋はそれぞれ仏教やキリスト教専用なので選ばないようにしましょう。

また、神式では本来は火葬後すぐに納骨するのが作法ですが、近年では一度期間を置いてから納骨するケースが増えてきています。
このケースでは、仏教の四十九日法要にあたる五十日祭にあわせて納骨する場合が多いようです。

キリスト教

キリスト教には本来香典という文化はありませんが、日本ではほかの宗教と同様にお金を包むことが多くなっています。

キリスト教ではカトリックとプロテスタントで表書きの書き方に差異が見られます。
カトリックでは葬儀でミサが行われるため、御ミサ料がよく用いられています。
プロテスタントは葬儀に献花式があることから献花料と書くことが多いです。

また、カトリックでは「御霊前」も通じますが、プロテスタントではタブーになることにはご注意ください。
プロテスタントでは教義で霊魂の存在を認めていないため、「御霊前」で香典を出すのは失礼に当たります。

キリスト教共通の表書きとしては「御花料」や「お花料」があるので、先方の宗派がわからない場合はこれらを用いるようにしましょう。
香典袋はユリか十字架が描かれたものか、白い無地の封筒に水引をつけずに使用します。

中袋

中袋とは、二重構造になっている香典袋の内側にあたる封筒です。
紙幣を直接包む外袋よりも小さな袋であり、表に金額を、裏には氏名・住所を記載します。

住所は縦書きに書くのが主流で、省略せずに郵便番号から番地、あるのであればアパート名・部屋番号などもしっかりと記入してください。
番地などで数字を書くときは漢数字を用いますが、ゼロは零ではなく、「〇」と書くことも覚えておきましょう。

住所の記入枠があらかじめプリントされている中袋では、住所を横書きで書くこともあります。
このケースでは、数字は算用のアラビア数字(1・2・3……など)で書くのでご注意ください。

金額の書き方

金額は縦書きで「金 ○○圓也」と書くのが一般的な作法です。
注意点としては、アラビア数字や漢数字ではなく、大字で記載することが挙げられます。

大字は「壱」や「弐」といった複雑な構造の漢字です。
「一」や「二」よりも改ざんがしにくいため、戸籍や領収書などでも用いられています。
書き方の例を挙げると、5,000円の場合は「金 伍仟圓也」、3万円は「金 参萬圓也」と書きます。

住所と同様に、横書きする場合はアラビア数字で「金 3,000円也」といったように書きます。

費用の相場は?

香典に包む金額の相場は、故人との関係によって相場が異なります。
関係が近いほど香典の額は高くなるのが一般的です。

こちらでは、関係別の費用相場をご紹介しますのでご参考にしてください。

続柄 費用相場
親族の場合 1万円~5万円
親戚の場合 5,000円~1万円
友人・知人の場合 5千円~1万円
職場関係の場合 3,000円~1万円

下のリンク先の記事では、納骨式の香典について詳しく解説しています。
水引の種類などについてもご紹介していますので、納骨式の香典についてさらに詳細に知りたい方はぜひこちらもご覧ください。

納骨式の香典の渡し方は?

葬儀

納骨式に参列した際の香典は、受付があった場合はそこで係をしている人に渡します。
受付がない場合は喪主に直接渡しましょう。

香典は、そのまま持ち歩かずに袱紗に包んでおくのがマナーです。
渡す際はいったんテーブルや床の上に置いて、袱紗を広げて香典を取り出した後に、相手方に向きを直して渡すことを心がけましょう。

納骨式では香典以外に費用がかかる?

困った人々

納骨式に参加する際は、香典以外にも費用が発生する場合もあります。
式後の会食に参加するのであれば、香典とは別に会食費を用意しておきましょう。
別に香典袋を用意するのではなく、香典に会食費用をプラスして多めに包んで渡すのが一般的です。

施主の立場では、僧侶に渡すお布施が必要です。
納骨式のお布施の額は3万円〜5万円前後となっています。
こちらも忘れずに用意しておきましょう。

納骨式の香典袋の書き方のまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?

今回「終活ねっと」では、納骨式の香典袋の書き方について詳しく解説してきました。
この記事の内容を以下にまとめます。

  • 納骨式はご遺骨をお墓などに納めるときに行う儀式を指す。
    実施時期に決まりはないが、忌明けとなる四十九日法要に合わせておこなわれるケースが多い。

  • 納骨式の香典袋の表書きは仏式は「御仏前」、神式は「御玉串料」、キリスト教ではカトリックが「御ミサ料」、プロテスタントは「献花料」が一般的となっている。

  • 中袋には住所と金額を記載する。
    住所を縦書きする際は数字は漢数字で表記する。
    金額は大字で書き、「金 参萬圓也」といったように記載する。

  • 香典は受付か、受け付けがなければ喪主に直接渡す。
    また、香典は袱紗に包んで持ち歩くのがマナーになっている。

  • 会食に参加する場合は、香典に会食費を上乗せして渡す。
    施主の場合は僧侶へのお布施を用意する必要がある。
    お布施の額は3万円〜5万円が相場となっている。

納骨式は親しい間柄の人たちが集まることが多いため、気安い雰囲気で進行することも多いですが、マナーを忘れていいわけではありません。
「親しき中にも礼儀あり」の言葉の通りに、失礼にならない程度の知識を身につけてから臨みたいですね。
そのために、ぜひこの記事をご参考にしてください。

葬儀をご検討の方へ

安らかに送り、送られる葬儀をするためには、事前の準備が大切です。
終活ねっとでは、葬儀についての疑問・不安のある方や、もしものときのために、24時間365日ご相談を受け付けております。
経験豊富なスタッフがていねいにサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
また、葬儀をするにあたって必要なあらゆる知識を記事にまとめています。
あわせてご覧ください。

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