仏壇の相場はいくらなの?|種類・違い・注意点・宗派・安く買う

仏壇の相場はいくらなの?|種類・違い・注意点・宗派・安く買う

仏壇には様々な種類があり、費用相場も大きく異なります。仏壇に対し、大きくて高価なイメージを持つ方も多いかもしれませんが、現代ではライフスタイルに合わせて、より個々の希望に合った仏壇を選ぶことができます。今回はこの仏壇について、費用相場を中心に詳しく紹介します。

最終更新日: 2020年02月29日

仏壇の相場をご存知ですか?

困った人々

家族や親類など身内が亡くなった場合、残されたご遺族にとって心身共に辛い状況が続きます。
特に忌明けの四十九日法要までは、深い悲しみの中、慌ただしい日々を過ごすこととなるでしょう。

葬儀後にやるべきことは多々ありますが、その一つに仏壇の準備があります。
もしご自宅に仏壇がない場合には、一般的には四十九日法要までに仏壇を購入する必要があります。

一言で「仏壇」と言っても、その種類は多く、様々な価格帯のものがあります。
今回「終活ねっと」では、この仏壇について詳しく紹介します。

  • 仏壇を購入する場合の相場とは?

  • 仏壇を購入する場合の注意点とは?

  • 仏壇を安く買うコツとは?

以上の項目に沿って、話を進めていきます。
葬儀後の慌ただしい中、じっくりと仏壇を選ぶ余裕がないケースもあります。
かと言って、購入後に後悔はしたくないですよね?

今回の記事では、仏壇の相場だけでなく、仏壇を安く購入するコツや購入の際に注意すべき点など、仏壇を購入する際に役に立つ情報を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

仏壇を購入する場合の相場

仏壇

実際に仏壇を購入するにあたり、費用面で不安に思う方は多いのではないでしょうか?
仏壇の相場は、種類によっても異なります

ここでは、仏壇の種類別に相場をみていきましょう。

仏壇の種類

仏壇には、主に次のような種類あります。
種類ごとに仏壇の相場について解説をしていきます。

唐木仏壇

唐木仏壇(からきぶつだん)とは、黒檀(こくたん)や紫檀(したん)などの木材から作られており、木材本来の色や木目を活かして作られている仏壇のことを言います。

唐木仏壇の相場は、使用されている木材や仏壇の大きさなどによって異なりますが、一般的にはおよそ60万〜110万円程度と言われています。

唐木仏壇に使用されるのは、主に次のような木材です。

  • 黒檀(こくたん)

    唐木仏壇に使用される代表的な木材の一つです。
    「乾燥性が良くて虫がつきにくい」「硬くて耐久性がある」といった特徴があります。
    高級木材の一つであり「木のダイアモンド」とも呼ばれます。

  • 紫檀(したん)

    黒檀同様に耐久性があり、古くから唐木仏壇に使用されている代表的な木材の一つです。
    赤褐色や濃紫色、黒などの縞模様が特徴です。

  • 国内原産では最高級の銘木の一つです。
    特に伊豆諸島の御蔵島や三宅島を原産とする「島桑」は、良材として有名です。
    緻密な年輪や美しい木目が特徴です。

  • 欅(けやき)

    桑と同様に、日本を代表する銘木の一つです。
    北海道以外の国内、または台湾や中国などで産出されています。
    硬くて耐久性があるため、仏壇以外にも神社や寺院の建築などにも使用されています。

唐木仏壇の産地として「静岡仏壇」と「徳島仏壇」が良く知られていますが、他にも「東京唐木仏壇」「大阪唐木仏壇」「関東仏壇」などがあります。

金仏壇

金仏壇とは、主に浄土真宗で推奨されてきた仏壇です。
しかしながら浄土真宗のみで使用されているわけではなく、浄土真宗以外の宗派で金仏壇を使用しても問題はありません。

金仏壇の相場は100万〜150万円程度と言われています。
金仏壇は作業の工程において伝統工芸士がそれぞれ分業して作業を行うため、他の仏壇と比べて高価なものが多いです。

金仏壇は「塗り仏壇」とも呼ばれており、全体的には黒の漆塗りが、内部には金箔が施されているのが特徴です。
また、金仏壇には、蒔絵や彫刻や錺(かざり)金具といった日本の伝統工芸が施されていることから、経済産業大臣または都道府県知事指定の伝統工芸品となっている産地があります。

金仏壇についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクも合わせてご覧ください。

モダン仏壇

仏壇と聞くと和室に置くイメージが強いですが、モダン仏壇とは、洋風のリビングなどに置いても違和感のないデザインの仏壇です。
モダン仏壇の大きな特徴は、機能性やデザイン性を重視した仏壇であると言えます。
洋風のインテリアにも調和するデザインであり「家具調仏壇」「都市型仏壇」などとも呼ばれます。

デザインや使用する素材、仏壇の大きさなどによって相場は異なりますが、一般的にモダン仏壇の相場はおよそ50万円程度と言われています。

現代では和室や仏間などがない住宅も増えていることから、このモダン仏壇を選ぶご家庭は増えています。
おしゃれなインテリアのようなデザイン性や従来の仏壇に比べるとコンパクトなサイズ感は、現代のライフスタイルに合った仏壇と言えるでしょう。

ミニ仏壇

ミニ仏壇とは、従来の仏壇と比べて非常にコンパクトな仏壇のことを言います。
近年では、老人ホームへの入所を希望する方や仏壇を置くスペースを確保するのが困難なご家庭などに人気のある仏壇です。

モダン仏壇と同様に様々なデザインのものがあり、扉のないタイプの仏壇もあります。

ミニ仏壇の相場は、一般的に5万円〜10万円程度と言われていますが、実際には8万円程の価格帯のものが人気が高いようです。

上置仏壇

従来の仏壇には台付きのものが多いですが、上置仏壇とは、下の台がない仏壇のことを言います。
上置仏壇の最大の特徴は、棚やタンスなどの上に置くことが可能であり、場所を取りません。
ミニ仏壇と同様に、仏壇を置くスペースを確保するのが困難なご家庭に人気のある仏壇です。

コンパクトなサイズで様々なデザインのものがあるので、洋風のリビングなどにも違和感なく置くことができます。

上置き仏壇の相場は、一般的にはおよそ30万円程度と言われていますが、デザインやタイプなどにより数万円から高価なものだと50万円以上と相場の幅も大きいです。

仏壇の種類については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
ぜひ合わせてご覧ください。

彫刻や蒔絵の違い

仏壇の種類や相場について紹介しましたが、素材やデザイン、大きさだけでなくどれだけ手間がかかっているのかによっても金額は異なります。
特に金粉や銀粉で漆の表面に模様を描く蒔絵は、職人が手描きで施すものとシールを貼り付けてあるものでは相場は大きく異なります。

仏壇の購入する際には、価格だけでなく彫刻や蒔絵などの細工にも目を配り、納得のいくものを選ぶようにしましょう。

仏壇を購入する場合の注意点

困った人々

仏壇を購入する上で、費用面に不安を感じる方は多いでしょう。
高額な買い物となるため、慎重に考慮しなければなりません。

しかしながら、仏壇を購入する際には、費用面以外にも注意すべき点がいくつかあります。
ここでは、その仏壇購入の際の注意点について詳しく紹介します。

宗派ごとの違いを確認しておく

仏壇を購入する際には、宗派ごとの違いを確認する必要があります。
仏壇の選び方を宗派ごとにみていきましょう。

真言宗

真言宗では、特に仏壇についての決まりはないので、唐木仏壇やモダン仏壇といったタイプの仏壇を選んでも問題はありません。
ただし主に浄土真宗で推奨される金仏壇は、真言宗では使用しないので注意が必要です。

浄土真宗

浄土真宗本願寺派では、唐木仏壇や金仏壇、モダン仏壇などどのタイプの仏壇を選んでも特に問題はありません。
ただし金仏壇を選ぶ場合には、本願寺派の西用の金仏壇を選ぶようにします。

浄土宗

浄土宗では、唐木仏壇や金仏壇、モダン仏壇などどのタイプの仏壇を選んでも特に問題はありません。
浄土真宗向けの金仏壇を使用することも可能ですが、その場合には西派の浄土真宗本願寺派向けの金仏壇を使用するケースが多いようです。

曹洞宗

曹洞宗では、基本的に仏壇についての決まりがなく、唐木仏壇やモダン仏壇といったどのタイプの仏壇を選んでも特に問題はありません。
ただし、曹洞宗では金仏壇はほとんど使用されません

臨済宗

臨済宗では、特に仏壇についての決まりはないため、唐木仏壇やモダン仏壇といったどのタイプの仏壇を選んでも問題はありません。
ただし、臨済宗でも金仏壇は使用しないため注意が必要です。

日蓮宗

日蓮宗では、特に仏壇についての決まりはないため、唐木仏壇やモダン仏壇といったどのタイプの仏壇を選んでも問題はありません。
ただし、日蓮宗でも金仏壇はほとんど使用されません

置く場所を確認する

仏壇を購入する際には、事前に仏壇の置き場所を確認する必要があります。
仏間や和室、または洋室など、置く部屋の雰囲気に合わせて仏壇のデザインやタイプを選びますし、置き場所のスペースによって仏壇の大きさも考慮しなければなりません。

仏壇を安全に設置するためにもあらじめ仏壇の置き場所を決め、置き場所のサイズを測った上で仏壇を探すようにしましょう。

仏壇の置き場所についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクも合わせてご覧ください。

仏壇を安く買うコツ

仏壇

仏壇は高い買い物になるため、なるべく費用を抑えることができるとありがたいですよね?
ここでは、仏壇を安く購入するコツを紹介します。

海外で作られた仏壇を購入する

仏壇は大切なものであるため、国産の仏壇を購入したいと思う方は多いのではないでしょうか?
国産と外国産とを比べると、品質に差があるとイメージする方も多いでしょう。
実際に、国産のものは外国産より高額となる商品は多くあります。

仏壇においては、現在販売されている仏壇の半数以上は外国産と言われています。
国産として販売されている仏壇であっても、木材を海外から輸入していたり、海外で加工を行なっているものが多いようです。

このようなことからも、外国産の仏壇が、品質の上で国産の仏壇に劣るということはほとんどありません。
また国産に比べると外国産の方が価格も安いため、少しでも費用を抑えたい場合であれば外国産の仏壇を検討することをおすすめします。

小さい仏壇を購入する

仏壇の相場は、仏壇のデザインや大きさなどによっても大きく異なります。
そのため小さなサイズの仏壇を選べば、その分価格も安くなります。

近年人気のあるミニ仏壇や上置き仏壇で、更にデザインもシンプルなものを選ぶと費用を抑えることができるでしょう。

インターネットで購入する

現代では、仏壇もインターネットで購入することができます。
サイトによってはセールを行なっているものもあり、お店で購入するよりも低価格で販売されているケースがあります。

また、サイトによってはポイントが付与されるものもあるので、結果的にお得に購入できるケースも少なくありません。

ただしインターネットで購入する場合には、お店と違い実物を見て購入することができません
きちんと信用できるサイトかどうか確認し、後に後悔することのないよう注意が必要です。

仏壇の相場のまとめ

仏壇

いかがでしたでしょうか。
今回「終活ねっと」では、仏壇の相場について紹介してきました。

今回の記事をまとめると、以下のようになります。

  • 仏壇の種類には、主に「唐木仏壇」「金仏壇」「モダン仏壇」「ミニ仏壇」「上置仏壇」がある。

  • 仏壇の相場として、唐木仏壇はおよそ60万〜110万円程度、金仏壇はおよそ100万〜150万円程度、モダン仏壇はおよそ50万円程度、ミニ仏壇はおよそ5万〜10万円程度、上置仏壇はおよそ30万円程度と言われている。
    また、彫刻や蒔絵などによっても相場は異なる。

  • 仏壇を購入する際の注意点として、あらかじめ宗派ごとの仏壇の違いや仏壇を置く場所を確認しておく必要がある。

  • 仏壇を安く買うコツは、海外で作られた仏壇を購入する、小さい仏壇を購入する、インターネットで購入するといった方法がある。

ご家族や身内の方が亡くなると、ご遺族は慌ただしく日々を送ることになります。
精神的にも身体的にも辛い中、四十九日法要までには仏壇を準備しなくてはなりません。

仏壇について、あらかじめ宗派ごとの違いや費用相場、置き場所などを確認しておくことで、いざという時に慌てずに仏壇を準備することができるかもしれません。
今回の記事が少しでもお役に立てると幸いです。

「終活ねっと」では、仏壇だけでなくお墓の費用について次の記事でも詳しく紹介しています。
ぜひ合わせてご覧ください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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