献杯の挨拶は誰に頼むの?|音頭・マナー・文例・葬儀・法事

献杯の挨拶は誰に頼むの?|音頭・マナー・文例・葬儀・法事

葬儀や法事では、故人に対し杯を捧げ、その死を悼む献杯という儀式があります。献杯の前には挨拶があるのですが、それは誰に頼むべきなのかご存知ですか?本記事では、献杯の挨拶を誰に頼むべきかという疑問について、挨拶時の注意点などと合わせて説明していきます。

2019-11-09

献杯の挨拶は誰に頼む?

葬儀

葬儀や法事の中で、「献杯」という儀式を執り行います。
これは故人に対して杯を捧げることで、その魂に敬意を表し、供養をする意味を持ちます。

献杯の前には代表の方に挨拶をしてもらう必要があるのですが、それは誰に頼むべきなのかご存知でしょうか?
何となく故人と親しい人かなと思っても、明確に誰に頼むかと言われると難しいかもしれません。

そこで今回、終活ねっとでは、献杯の挨拶を誰に頼むのかという点について以下の項目に沿って紹介していきます。

  • そもそも献杯って何のこと?

  • 献杯の挨拶は誰に頼むべき?

  • 献杯はいつ行うの?

  • 献杯の挨拶で気を付けることは?

献杯の挨拶をする人は、ある程度お約束という感じで決まっているので、詳しく説明していきます。
献杯なんて今すぐには関係の無いという方でも、将来的に葬儀を執り行うことがあるかと思います。
献杯とは何なのか、献杯の挨拶を誰に頼むのかを正しく知りたいという方に、ぜひ最後まで読んでいただきたいと思います。

献杯とは?

葬儀

挨拶を誰に頼むかという以前に、献杯とは一体どのようなものなのでしょうか。
献杯とは故人に敬意を示すことを目的に葬儀後に杯を捧げることです。
似た言葉に乾杯がありますが、これは主にお祝い事の際にする儀式です。
今では単なる飲み会やパーティの始まりに行うのが一般的ですね。
とても賑やかで、今から楽しいことが始まることを思わせる、そんなおめでたいものだと思います。

対して「献杯」は、全く賑やかなものではありません。
大声で叫ばない、グラスを合わせない、拍手を送らないという三点が「献杯」との大きな違いです。

ただ黙々と死者の魂を想い、その冥福を祈るのです。
これが、日本古来より脈々と継がれてきた献杯という儀式です。

献杯の挨拶は誰に頼むべき?

困った人々

本題ですが、献杯の際にはその挨拶を誰に頼むのかが重要になってきます。
とは言っても、実は誰がやらなければならないと明確に規定されているわけではないのです。
極端なことを言ってしまえば、故人と直接の関わりがない参列者が挨拶をしたとしても、問題がないのです。

ですが、やはり故人を偲ぶ行為ですので、全く関係のない方にお願いするわけにもいきませんよね。
それでは実際に誰に頼むのがよいのか、具体例を見ていきましょう。

故人との関わりが深い親族

もし自分が喪主をすることになり、故人の献杯の挨拶を誰に頼むか、と考えてみてください。
真っ先に候補に挙がるのが、故人と関わりが深い親族の方々ではないでしょうか。
実際に献杯の挨拶をされる方の多くは、故人の親族の中で代表格の方であったり、兄弟姉妹であったりと故人と近い関係であることが多いです。

故人と関係の深い方ですと、エピソードも豊富にあるでしょうし、挨拶に慣れているという方も多いかもしれません。
そういった方にお願いできれば挨拶もスムーズに進むので、最も無難な選択であると言えます。

故人の友人や会社の関係者

親族の方々にあてがない場合、故人の友人や会社の同僚といった関係者の方にお願いする場合もあります。
こちらも親族の方々ほどではないにしろ、多く選ばれている選択です。

特に会社の重役の方や年長者の方は、献杯の経験があるという方も少なくありません。
故人が高齢の方であれば、そのご友人にも同様のことが言えますね。
経験者ですと気軽に引き受けてくれることも多いですし、挨拶そのものも滞りなく進むでしょう。

喪主

どうしても頼める相手がおらず、挨拶を誰に頼めばよいのか分からないということも考えられます。
そういった場合は、喪主が献杯の挨拶をする場合もあります。
喪主としての挨拶もして献杯の挨拶もして、となると大変かもしれませんが、全く関係のない方にお願いするのは避けましょう。

献杯の挨拶をする際は、まず喪主として参列者の方に感謝する言葉を述べましょう。
身内ということで、故人の生前のエピソードなどを交えて話せば、何を言えばいいのか分からないといったことは避けられるでしょう。

献杯はいつ行うの?

葬儀

献杯の挨拶を誰に頼むのかという点について述べましたが、実際に献杯はどんな場面で、どんな流れで行われるのでしょうか。
ここでは、葬儀と法事のそれぞれの場合について見ていきます。

葬儀の時

まず葬儀の場合ですが、献杯は精進落としの前に執り行われます。
精進落としは、葬儀の終わりに参列者一同で会食を喫することを指します。

元来、親族が亡くなった時には、食事で肉や魚を摂ることを控えていました。
そして四十九日の明けから通常の料理に戻すという文化があり、その通常の料理に戻すことを精進落として読んでいました。

現代では、多くの場合で火葬場から戻った参列者に食事やお酒を振る舞うようになっています。
献杯は食事を始める前に、挨拶とともに行うことになります。

法事の時

法事の場合ですと、主にお斎(とき)の際に献杯をします。
お斎とは、法事で出される食事のことで、基本的には葬儀の場合とそう変わりません。

ですが葬儀とは異なり、法事は四十九日や百箇日、一周忌など、複数回にわたって行われます。
当然ながら、そのたびに献杯をする必要があることに注意しましょう。

献杯の挨拶における注意点

葬儀

献杯の挨拶をする際、注意しなくてはならない点があります。
自分がすることになった場合に備えて、把握しておきましょう。

挨拶は長くなりすぎないようにする

まず、長すぎる挨拶はNGです。
献杯は食事の前に行うと説明しましたが、「献杯が終わるまで食事には一切手を付けてはいけない」というマナーがあります。

それなのに献杯で長々と挨拶をしてしまっては、参列者が待ちぼうけを食らってしまいます。
挨拶はできるだけ短くまとめ、1~2分に収まるようにしましょう。

使う言葉に気をつける

献杯の挨拶では、使ってはいけない忌み言葉というものがあります。
これは、不幸なことや不吉なことを想起させる言葉のことで、以下のようなものがあります。

  • 不幸が繰り返すことを思い起こさせる「繰り返し言葉」

    例:さまざま、重ね重ね、それぞれ、くれぐれも、もう一度など
    これらは、不幸ごとが続いて起こることを想起させるため、禁句となっています。

  • 直接的に「死」を表す言葉

    例:死、死亡、死んだ、寿命など
    「亡くなった」や、「天命を全うした」などに言い換えるようにしましょう。

  • 故人を冒涜するような言葉

    言葉というよりは挨拶の内容ですが、悪口や暴露話など、故人の品位を貶めるような発言は絶対にしてはいけません。

繰り返し言葉や死を表す言葉は、意識していないとついうっかり使ってしまうことが多いです。
また、冗談の一つでもと思って、故人のことを小ばかにしたエピソードを話したくなることもあるかもしれませんが、挨拶の場でそういった内容を話すのは控えましょう。

天命(天寿)を全うしたは身内以外に使うことは避けるべきです。
なので親族以外の方が献杯の挨拶をする場合は別の言葉を使いましょう。

献杯の挨拶は誰に頼む?まとめ

葬儀

いかがでしたか?
今回、終活ねっとでは、献杯の挨拶は誰に頼むのが良いのか、また挨拶時の注意点について紹介しました。
今回ご紹介した内容は以下の通りです。

  • 献杯とは、故人に杯を掲げ、その魂に敬意を表し供養する儀式である

  • 献杯の挨拶は、故人と親しい身内に頼むことが優先的である。
    頼める身内がいない場合は故人と親しかった友人や会社の関係者に依頼する。
    上記が難しい場合は無関係の方に頼むのを避けるために喪主が挨拶をする。

  • 献杯は、葬儀や法事の食事の前に行われるものである。

  • 献杯の挨拶は1〜2分を目安に手短にまとめる。
    献杯の挨拶では「忌み言葉」を使わないように細心の注意を払う。

献杯はとても短い時間で行われる儀式ですが、持つ意味はとても大きなものです。
故人の冥福をしっかりと祈るため、挨拶を誰に頼むのかはしっかりと考えましょう。

終活ねっとでは、他にも献杯だけでなく、葬儀や法事に関する記事を多数掲載しております。
様々な疑問にお答えすることができるかと思いますので、本記事とあわせてぜひご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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