病院から直接火葬場に搬送できる?直葬の流れや費用についても解説!

病院から直接火葬場に搬送できる?直葬の流れや費用についても解説!

お通夜や告別式などを行わず、火葬のみで故人をお見送りする直葬というものです。故人が病院で亡くなった場合、病院から直接火葬場にご遺体を搬送することは可能なのでしょうか。直葬の流れや費用、メリットとデメリットなどについても詳しく解説します。

最終更新日: 2020年02月10日

直葬について

葬儀

最近、伝統的で一般的な葬儀の方法ではなく、簡素な方法で故人とのお別れをする「直葬」というお葬式が増えてきています。
地域によっても異なりますが、葬儀全体のうち10%~20%が直葬というデータも出ており、最近注目されている葬儀方法のひとつです。

今回「終活ねっと」では、そんな直葬について解説します。

  • 直葬とはどういうこと?

  • ご遺体を病院から火葬場に直接搬送できるの?

  • 火葬場にご遺体を搬送するまで病院で遺体を安置させてもらえない理由

  • 直葬はどういう流れで行い、費用はどれくらいかかるの?

  • 直葬のメリット・デメリット

以上の点ついて解説していきます。
ご家族やご自身の終活を考える際の参考にしていただければ幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。

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葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

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直葬とは?

葬儀

一般的な葬儀では、お通夜を行い、翌日葬儀式・告別式を行い、火葬後に埋葬というのが基本的な手順となります。
それに対し、直葬はお通夜・葬儀式・告別式などの儀式を省略し、火葬・埋葬のみを行います。

火葬直前に僧侶による読経を行う場合は火葬式とも呼ばれ、火葬場の火葬炉の前で行われます。
直葬が選ばれている理由としては、経済的であることというのが最も大きいようです。

他にも、高齢者の方が亡くなった場合に参列者がほとんどいないことや、付き合いの薄い隣近所への迷惑を考えてできるだけ地味な葬儀を行いたいというような理由から、直葬を選ぶ人も増えています。

また、伝統的な宗教上の習わしやしきたりにとらわれたくないと考える人が増えてきていることも背景にあるようです。

直葬では病院から直接火葬場に搬送できる?

葬儀

直葬の一般的なイメージは、病院で亡くなられた後のご遺体をそのまま火葬場へ搬送するというものですが、実際にそうなのでしょうか。
ここでは病院から直接火葬場に搬送できるのかどうかについて詳しく解説します。

病院から直接火葬場に搬送できない

基本的には、病院から火葬場へご遺体を直接搬送することはできません
まず病院から、自宅か葬儀社の遺体安置所へ搬送し、火葬の予定時刻に合わせて火葬場へ搬送することになります。

つまり、病院で亡くなった場合、病院から安置所、安置所から火葬場へと2回搬送が行われます。
また、ご遺体を病院から自宅などに搬送する際には、葬儀社に依頼し寝台車の手配をする必要があります。

死後24時間は火葬を行ってはならない

なぜ病院から直接火葬場に搬送できないのかというと、法律によって死後24時間以内に火葬を行うことができないからです。
つまり、ご遺体を最低でも一日はどこかの場所にご安置しておかなければなりません。

場合によっては火葬場の申し込みの混雑状況により、火葬まで数日またなければいけないこともあります。
したがって、死後すぐに病院から火葬場へご遺体を直接搬送して火葬することはできません。

最低でも一日、場合によっては数日間ご遺体を自宅や葬儀社の遺体安置所でご安置する必要があります。

病院でご安置してくれる?

葬儀

死後24時間以内に火葬を行ってはいけないのであれば、火葬場へ搬送する時間が来るまで病院でご遺体を安置させてもらうわけにはいかないのでしょうか。

ご遺体を安置する場所は、葬儀を行ううえで必要不可欠です。
ぜひご確認ください。

病院での長時間のご安置は行ってもらえない

実際にはたとえ大きな病院であっても霊安室のスペースは小さい場合がほとんどで、遺体安置用のベッドも1つか2つと、ごく少数です。

そのため、死亡後しばらくしたら病院側から葬儀業者を紹介され、搬送を要求されることになる場合がほとんどです。
病院での24時間近い安置は認められないと考えておいた方がよいでしょう。

また、もし長時間の安置が認められたとしても、火葬場に搬送するにはご遺体を納棺しなければいけません
ところが、ほとんどの病院では、病院内の霊安室での納棺を認めていません。

そのため、いずれにしろ一度納棺して安置する場所を病院以外のどこかに設定する必要があるのです。

どこでご安置する?

ご遺体を安置できる火葬場もありますが、一般的には火葬場にお棺を搬送するのは火葬直前とされています。

では、法律的に火葬が認められる24時間が経過するまで、場合によっては火葬の予約が取れた日までの数日間、ご遺体を安置しておくにはどこがよいのでしょうか。

自宅でのご安置が一般的

自宅で最期を迎えたいと思う人は大変多いようですし、大切な人と最後の時間を過ごすお別れの場として、自宅を希望する家族も多いです。
したがって、火葬の日時まではご遺体を自宅で安置するのが一般的となっています。

自宅でのご安置をする場合、自宅の一室に布団を敷いて、ご遺体を横たえて、枕飾りを整えます。
そのあとご遺体を棺に納める納棺を行います。
また、腐食の進行を防ぐため、ご遺体はドライアイスなどを使って十分に冷やします

また、地域によっては火葬場の予約がすぐに取れず数日かかる場合もあります。
ご遺体のそばに寄り添うのは大切なことですが、場合によってはご遺族への負担が過大になりすぎることもあります。

葬儀所の安置所の利用も合わせて、自宅でのご遺体安置について具体的なことは、葬儀社スタッフからアドバイスを受けることをおすすめします。

斎場・葬儀社の安置所

斎場・葬儀社の安置所では、ご遺体を安置するための設備が整っていて安心です。
数十時間ご遺体のそばに居続けるという遺族の負担が軽減できるというメリットがあります。

夜間は自宅に帰って体をゆっくり休めることができます。
自宅に戻っている間に火葬の際の棺に納める品物などを選んでおくとよいでしょう。

民間業者の安置所

民間業者の安置所は、棺ごと収納できる冷蔵施設や祭壇付きの個室の用意されていたりと、ご遺体の安置に特化した機能性の高い施設です。
地域によっては直葬専用のご遺体安置施設を設けている民間業者もあり、直葬を考えている方にはぴったりの施設ともいえます。

しかし、葬儀社に比べ施設数が少なく、ご自宅から遠い場所にご遺体を安置しなければならなくなる可能性があることは注意しましょう。

なお、「終活ねっと」の以下のページでは、ご遺体の安置方法についてさらに詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。

直葬の流れや費用について

葬儀

実際に直葬を行うとしたらどのような流れで行えばよいのでしょうか。
また、費用はどれくらいかかるものなのでしょうか。

直葬を考えるうえで必要なこれらの内容について、具体的に解説していきます。

直葬の流れ

直葬と一般的な葬儀を比較した場合、明確に異なる点は一般葬で執り行われるお通夜・葬儀式・告別式が省略されるということです。
直葬の基本的な流れを紹介します。

  • ご遺体の搬送・ご安置

    病院でのご臨終が確認された後、ご遺体を安置する予定の自宅や葬儀社などの安置所へ搬送します。ご安置する場所の決定は極めて大事です。

  • 納棺

    火葬するためにはご遺体を納棺しておかなければなりません。

  • 出棺

    故人との最後のお別れをします。お花や副葬品などを棺の中に納めて出棺し、火葬場まで搬送します。

  • 火葬式・火葬

    直葬の場合も僧侶にお願いして、火葬炉の前で読経をしてもらうことができます。最後のお別れの後火葬に付されます。

直葬の費用

一般的な葬儀における費用を大きく3つに分けると、「葬儀にかかる費用(施設の費用と儀式の費用)」、「弔問客をもてなす飲食代などの費用」、「僧侶への謝礼金」ということになります。

一般葬における費用相場の全国平均は約195万円ですが、そのうちの「葬儀にかかる費用」が50%以上を占め、「弔問客」「僧侶」に関する費用がそれぞれ25%前後となっています。

直葬の場合は、葬儀の費用と弔問客のもてなしにかかる費用のうちのかなりの部分が不要になり、ご遺体搬送とご安置の費用などにしぼられます。
火葬前の読経をお願いしなければ、僧侶への謝礼金もかかりません。

したがって、直葬にかかる費用相場の全国平均は約19万円となっています。
その内訳は以下のようになります。

  • ご遺体安置(管理)の費用は1日で約1万円~2万円です。火葬の都合で日数が延びればその分増額となります。

  • 搬送料金は病院から安置所まで、安置所から火葬場までの2回で2万円~4万円程になります。ある一定の距離を超えると割増料金が発生します。

  • 棺と骨壺はセットになっている場合が多く、5万円程かかります。骨壺代を火葬場に支払う場合は公営か民営かによって違いますが、相場としては4,000円~2万円程です。

  • 火葬料金は公営の場合は0円~5万円、民営の場合は5万円~15万円程です。火葬中控室(待合室)を利用する場合は、公営だと約0円~5,000円、民営だと約2万円になります。

  • 人件費は2万円~10万円です。納棺・出棺・火葬の立ち合いや、役所への各種届出・手続き代行の費用となります。

  • 僧侶へのお布施は5万円~10万円、戒名をお願いするなら10万円~20万円が相場です。

のちのち追加料金を請求される事例もあるようなので、事前に葬儀社にきちんと確認しておくことをおすすめします。

なお、「終活ねっと」では以下のページでも、直葬の費用についてわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。

直葬のメリット・デメリット

葬儀

一般的な葬儀と比べると直葬にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
具体的に見ていきたいと思います。

メリット

まず、直葬のメリットです。
直葬を考えている方も、ぜひ今一度確認してみてください。

費用が安い

やはり、直葬の場合の最大のメリットは費用が安いということでしょう。

お通夜から葬儀式・告別式という最も費用を要する儀式を省略し、参列者も最低限の人数となるので、費用軽減と言う意味では、最適の葬儀方法と言えます。

時間がかからない

死後24時間以内の火葬が認められない点は変わりませんが、直葬の場合一般的な葬儀と比べ、葬儀のための時間がかからないこと、つまり時間的負担が圧倒的に少ないこともメリットとして挙げられます。

一般的な葬儀であれば、お通夜・葬儀式・告別式を通して、故人と付き合いがあった人々との別れの儀式がかなりの時間を割いて行われます。
参列者への挨拶や通夜振る舞いなど、儀式以外のことでも時間を取られます。

直葬であればそれらがほとんど省略されるため、葬儀における時間的負担はかなり軽減されるでしょう。

参列者への対応や香典返しがない

上記のように直葬ではお通夜・葬儀式・告別式が行われません

そのため故人と生前つながりがあった人たちへの訃報連絡や葬儀への参列案内、香典返しなどの準備、来場された参列者への挨拶などの対応、さらに喪主挨拶の文章作成など一般的な葬儀での遺族の仕事がなくなります

デメリット

次に直葬のデメリットや注意しておくべき点を確認してみましょう。
デメリットについても知ることで、本当に最適な葬儀方法について考えるきっかけとなるのではないでしょうか。

周囲とトラブルが起こる可能性がある

葬儀というものの在り方に関してこだわりを持つ人もいることでしょう。
あるいは、故人のために葬儀はきちんとしてあげるべきという考え方の人も多いと思われます。

直葬ではお通夜から告別式に至る儀式が執り行われないため、伝統的な習わしに則った一般的葬儀とあまりにも違い過ぎるとも言えます。

たとえば「葬儀なしで火葬してしまうやり方ではあまりにもかわいそうだし、世間体が悪い」や「生前親交があった人たちとの最後のお別れをさせてあげないなんてひどい」など不満を抱く家族もいらっしゃるかもしれません。

訃報や葬儀参列の連絡・案内を受け取らず、参列できなかったことに対して不満に思う人も出てくる可能性があります。
再度やり直しができないので、後々まで続くトラブルや人間関係悪化の原因になりかねません。
あらかじめ関係者に、直葬について詳しく説明して了承を得ておく必要がありそうです。

お別れがゆっくりできない

お通夜・葬儀式・告別式を行わないことは、時間短縮が遺族への負担軽減となる反面、時間が短いゆえの問題が発生する可能性もあります。

厳かな儀式を省略し、火葬の時間が来たらすぐ火葬場へ搬送ということで、故人との別れをしっかりとしてあげれない後悔に陥る場合もあります。

菩提寺とのトラブル注意する

菩提寺と檀家の関係は軽視できない場合が多いと思われます。
葬儀の執り行い方に関しても、その地域で伝統的に行われてきたやり方を踏襲することを要求されることになるでしょう。

菩提寺側としては、お通夜・葬儀式・告別式を執り行うことを当然の事と考えて、檀家にもそれを求めることが多いでしょう。
直葬という希望に対しては、快諾されない可能性が高いと思われます。

墓地が菩提寺の管轄下にある場合、菩提寺の意に沿わない形で葬儀を行ったりすると、その墓地への納骨が認められないということにもなりかねません。
いずれにしろ、菩提寺側に事情を説明して直葬で行いたい旨伝えて、どのようにする

直葬についてまとめ

葬儀

いかがだったでしょうか。
今回「終活ねっと」では、以下のような内容で直葬について解説しました。

  • 直葬とはお通夜・葬儀式・告別式を行わず、火葬のみをおこなうものである。

  • 直葬と言っても、ご遺体を病院から火葬場へ直接搬送できるわけではない。

  • 法律で死後24時間以内の火葬は認められておらず、その間の遺体安置は病院では不可能である。自宅や葬儀社の霊安室などにご安置することになる。

  • 直葬では一般葬で行われる儀式はすべて省略される。かかる費用は一般葬の十分の一程度となる場合が多い。

  • 直葬では負担軽減という意味でのメリットもあるが、注意すべきデメリットもある。

家族・親族を含めた人間関係や住宅事情など様々な要因によって、故人を見送る方法として直葬を選択する人が増加しつつあります。

直葬には費用や精神的・肉体的負担の軽減など、遺族にとって大変ありがたいメリットがあります。
一方で、直葬は、まだ広く一般的に認知されたやり方ではないということも理解しておかなければなりません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

なお、「終活ねっと」では以下のページで、葬儀費用の相場や内訳、料金を安くする方法や注意点などについてわかりやすく解説しています。
ぜひご覧ください。

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