火葬場で働いている火夫の仕事内容は?その他火葬場職員の仕事も紹介

火葬場で働いている火夫の仕事内容は?その他火葬場職員の仕事も紹介

葬儀を執り行うためには沢山の職員が様々な業務に取り組んでいますが、皆さんは火夫(かふ)という職業をご存知でしょうか?今回は、火葬場職員である火夫の仕事内容、資格、給与、注意点など詳しく解説してまいります。また、その他の火葬場職員の仕事についても紹介いたします。

2020-02-10

火葬場で働いている火夫の仕事内容は?

葬儀

葬儀の種類や規模に関わらず、葬儀を円滑に滞りなく執り行うため葬儀場や火葬場の職員は日々様々な業務に携わっています。
その中でも、ご遺体を火葬する業務に携わる火夫(かふ)がどのような仕事をしているのかご存知でしょうか?

この記事では、葬儀の中でもとりわけ重要な業務を行う火夫について以下の項目を詳しく解説していきます。

  • 火夫とは何だろう?

  • 火葬場における火夫の仕事内容とは?

  • 火夫になるための方法はあるの?

  • その他火葬場職員の仕事内容とは?

今回終活ねっとでは、火葬場で働く火夫という職業の歴史や業務内容以外にも、火夫になるための方法や火葬場職員の仕事全般についても詳しく解説しています。

火葬場で働く、火夫という聞きなれない仕事を知ることで皆様の葬儀全般に対する知識を深めて頂けたら幸いです。
それでは最後までお読みください。

火葬式とはどういったものかを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

火夫とは?

葬儀

火夫と聞いて,どのような職業なのかすぐにわかる方はとても少ないのではないでしょうか?
火夫とは本来、蒸気機関車が運転を続けるために必要なボイラーの火を扱うことを職業にしている方を指す言葉です。

これとは別に、葬儀場や火葬場で火を扱う仕事に従事されている方も、火夫という呼び名で呼ばれます。
この場合の火を使う業務とは、ご遺体を火葬する火葬炉の業務に携わることです。
そう聞くと、この業務がいかに重要な業務なのか、皆様にもお分かりいただけると思います。

葬儀場と火葬場の違いや、利用料金について斎場と比較している記事は下記になります。
詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

火葬場での火夫の仕事内容について

葬儀

日本の葬儀では、ご遺体を火葬しその後ご遺骨を埋葬することが一般的です。
その為、我々の執り行う葬儀は火葬場で働く火夫の方なくしては成り立たないと言っても過言ではありません。

しかし、それ程重要であるこの火夫とい職業の詳細を私たちはあまり知ることはありません。
ここでは、火葬場での火夫の仕事について火葬炉に関わる仕事は勿論、それ以外に行う葬儀に関わる業務・火葬炉のメンテナンス・給与・仕事をするにあたってのやりがい・火葬場で働く火夫以外の職員などについても詳しく解説していきます。

火夫の仕事

火葬場で働く火夫の仕事内容については、火葬の際に立ち会う仕事を想像しますが火葬場の運営母体の規模や、火葬場の設備によりこれ以外の業務も行います。

特に、火葬場が火葬施設としての機能しか持ち合わせていなく、電話での予約受付を市区町村の役場で行う場合では火葬場は火夫のみで運営されることになります。
その為火夫は火葬以外の業務にも携わらなければなりません

ここでは火夫が実際に携わる仕事内容について詳細に説明いたします。

ご遺族の誘導

火葬場にご遺族をお迎えして、霊柩車からご遺体をストレッチャーに乗せて火葬炉に運びます。
その後、用意された祭壇にお供え物やお遺影をおいていただくようにご遺族を誘導します。

僧侶の読経後に棺をストレッチャーから火葬炉に移動して、火葬炉のスイッチを喪主に押していただきます。
そして火葬が始まったら、ご遺族を控室にご案内します。
この場合、あらかじめお菓子やお茶などもあらかじめ準備しておきます。

葬儀が滞りなく執り行われ、ご遺族をお見送りして誘導の仕事は終了となります。

焼却管理

焼却管理とは、火葬場にお迎えしたご遺体を火葬する作業や、その後の火葬炉前の清掃など、火葬炉にかかわるすべての業務を言います。

ご遺体の火葬に関しては、最高温度が500℃にも達する焼却炉の運転を安全に行い、ご遺族の方が納得できるようご遺骨を残す業務になります。

焼却炉の種類や性能、またご遺体のお体の大きさや年齢も加味した焼却方法を身につけなければならないため、高度な技術が必要とされる業務となります。

収骨案内

火葬が終了すると、ご遺族を控室から火葬炉へ誘導して納骨のサポートをします。
この時、ご遺体のお骨がどの部分になるのか説明しながら納骨を進めます。

納骨が終わったら箱に火葬済みの印を押して納骨の案内は終了となります。

炉のメンテナンスは?

火夫の業務は火葬炉にかかわる全てのことが業務範囲になると上記で説明いたしましたが、火葬炉のメンテナンス業務に関しては例外となります。

火葬炉はその構造上とても高温となり炉の中も狭く危険が伴います。
また近年の火葬炉は制御基板などの複雑さから故障原因も多機にわたり修理や点検にも専門性が求められます。
その為、火葬炉のメンテナンスだけは専門の技術者が定期的に訪れ整備することが一般的です。

給料はどのくらい?

火夫として働く場合やはり給料はどの位いただけるのかはとても気になりますよね。
火夫の給料は、所属する火葬場の運営方法や雇用形態よって変わってきます。

正社員として働いた場合は一般的に月収で20~22万円、アルバイトとして働いた場合は時給1200円ほどが相場といわれています。

他の業種と比較すると高給とはいえませんが、稀にご遺族の方からお世話になったお礼にお心付けいただく場合もあるそうです。

火葬場では様々な職員が働いている

火葬場では火夫以外に様々な職員がそれぞれの仕事に従事しています。
火葬の予約を火葬場で受け付ける場合には事務員がいますし、精進落としの会場を設けている火葬場の場合は、宴席を取り仕切る給仕や調理を行うスタッフもいます。

この様に、火葬場の規模や設備により様々な業種のスタッフが働いているのです。

火葬場職員のやりがいや注意点

火葬場という特別な環境で働くという事は楽な仕事ではありません。
精神的に、辛く悲しいこともたくさん起こります。
それでも人生の最後のお別れを、ご遺族の方が悔いを残さないように執り行うのが火葬場職員の務めです。

ご遺族の悲しみを支え、故人を丁寧に送りだす業務は責任が重い分やりがいもあります。
火葬後にご遺族の方から「ありがとうございます」と感謝の言葉を頂くこともあり、このような些細なことでも十分にやりがいを感じることができます。

注意しなければならない点は500℃以上となる高温の火葬炉を安全に運転することです。
また、その上でご遺族が納得できるお骨をお渡しできる火葬技術を身につけなければならない点です。
高度な技術が要求されるため、毎日の努力は不可欠となりますがその分やりがいも大きいでしょう。

火夫になるには?

困った人々

ここまでは火夫の仕事内容やそれにまつわる事柄を解説してきましたが、ここでは実際に火夫になるための方法について解説してまいります。
そのほか、火夫になるためには資格が必要なのか解説していますのでご覧ください。

火夫になる方法

火夫になるための方法は以下に解説している3つの方法があります。

市区町村役場の職員として採用される

一つ目は市区町村の職員として採用される方法があります。
東京都以外の火葬場はほぼ100%、市区町村が運営している公的施設になります。
その為、採用された場合は公務員「技能職」として採用されます。

公的施設である火葬場の求人は市区町村に問い合わせにより情報を得られることもあります。

火葬場のメンテナンスを行う会社に入る

自治体の元請会社として、火葬場のメンテナンスを行っている会社に就職する方法もあります。
この会社がわからない時は、市区町村の関係部署に問い合わせをすると確認できます
求人は「ハローワーク」などの求人情報に記載されていますので、会社名が分かれば簡単に検索することができます。

東京博全に就職する

火葬場には多くの規制があるため、民間会社は全国的には少数ですが、東京博全は都内に6カ所も葬儀場を運営している民間の火葬場運営会社です。

そのため、求人も多い傾向にあります。
勤務形態も正社員以外以外に契約社員もあるため、就職には大きく門戸が開かれているといえるでしょう。
こちらも求人は「ハローワーク」に掲載さてています。

資格は必要?

火夫として火葬場で仕事を行う場合には特別な資格は必要ではありません
資格は必要ありませんが、覚えなければならない事は葬儀に関する一般常識、火葬炉の操作方法など多岐にわたります。
そのため、持っていると役に立つ資格がいくつかありますのでご紹介いたします。

  • 乙種第4類危険物取扱者
    ガソリンや灯油の取り扱いができる資格です。

  • 火葬技術管理者
    火葬炉の管理や維持を目的とした技術者のための資格になります。

  • 廃棄物処理施設技術管理者
    施設で破棄される廃棄物について技術上の違反行為が無いのか監督するための資格になります。

  • 自動車運転免許
    火葬場は、車を運転しなければ通勤できないような郊外にあることが多く、車が運転できないと通勤できない場合もあります。

その他火葬場職員の仕事内容

葬儀

火葬場においては火葬場の規模や予算により常駐職員の数が決まるため、場合によっては職員は様々な業務を兼務する事となります。
ここでは火葬場職員が担当する仕事で火葬に立ち会う以外の業務について解説いたします。

セレモニースタッフ

一般的にいわれるセレモニースタッフの仕事とは、火葬場で行われる葬儀を滞りなく行うために故人を火葬炉まで運んだり、ご遺族を火葬炉の前まで誘導したり控室までご案内することが主な業務になります。

また、火葬場内で初七日の法要を執り行う場合はそちらの誘導も必要となります。
そのほか火葬場の環境整備が必要な場合は、火葬炉前の清掃なども行ううため業務内容は広範囲に及びます

霊柩車の運転

故人が入った棺を斎場やご自宅から火葬場まで運ぶ事も業務の一環です。
霊柩車の運転以外に、棺の正しい固定の仕方や、霊柩車の清掃などもこの場合業務に含まれます。

事務仕事

火葬場の事務仕事とは、葬儀の予約電話の応対、来客への対応、伝票記入など一般的な事務作業とあまり変わりはありません。

しかし火葬場の事務仕事ではご遺族から火葬許可証を受け取る業務があります。
この許可証がないと火葬することができないとても重要な書類のため、管理は厳重にしなければなりません。

以下の記事において、火葬場の仕事について詳しく説明しておりますの合わせてご覧ください。

火葬場での火夫の仕事内容についてまとめ

夕焼け

今回終活ねっとでは火葬場で働く火夫の仕事内容や、火葬場職員の仕事についても解説いたしましたがいかがでしたでしょうか?
今回の記事をまとめると以下の様な内容になります。

  • 火夫という職業は葬儀場や火葬場でご遺体を火葬する火葬炉の業務に携わる仕事である。

  • 火夫は火葬場において、滞りなく葬儀が行われるようにご遺族の誘導、火葬場にお迎えしたご遺体を火葬する焼却管理、ご遺族が納骨をする際のサポートや説明なども業務に含まれている。

  • 火葬炉のメンテナンスは専門の技術者が定期的に訪れ整備することが一般的である。

  • 火夫の月収は正社員の場合約20~22万円、アルバイトの場合時給約1.200円程度が一般的である。

  • 火葬場では、火夫以外にも事務員、調理スタッフ、宴席の配膳スタッフなど様々な業種のスタッフが働いている。

  • 火葬場職員の仕事は、楽な仕事とはいえないがその分やりがいもとてもある。
    また、高温となる火葬炉を事故無く安全に使うため最新の注意が必要となる。

  • 火夫になるには、市町村役場の職員として採用されるか、火葬場メンテナンス業務を行う会社に入社するか、東京博全に入社するかの3つの方法がある。

  • 火葬場で働くために特別な資格は必要ではない。

  • 火葬場職員は、セレモニースタッフとして葬儀の準備全般や、運営全般にかかわる業務、
    霊柩車の運転、事務仕事に従事する場合もある。

火夫の仕事は我々が普段行っている葬儀には欠かせない仕事だという事が分かって頂けたと思います。
またとても習熟度を要する業務のため、日々の努力が必要でとても楽な仕事とはいえません。

それでも、故人とご遺族の方が満足できる最後のおわかれができれば、やりがいを感じることができる素晴らしい職業です。

また火葬場の中では、色々な業務に携わる方がいて一つの葬儀が滞りなく行われている事も分かって頂けたと思います。

この記事を読んで火夫や火葬場の職員に対してに皆様の見識が深まれば幸いです。
最後まで、この記事にお付き合い下さり誠にありがとうございます。

この他、終活ねっとでは斎場と火葬場の違いや火葬場の費用についての記事を、下記に掲載しております。
詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

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あわせてご覧ください。

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