火葬場で行う直葬とは?流れや費用、その他の葬儀の形についても解説

火葬場で行う直葬とは?流れや費用、その他の葬儀の形についても解説

故人の方を弔う葬儀ですが、最近では様々な葬儀形式で行われています。火葬場で行う直葬もその一つになります。直葬とは、一体どういった葬儀形式になるのでしょうか。今回は、火葬場で行う直葬の流れや費用などについて解説していきます。

最終更新日: 2019年08月30日

火葬場での直葬について

葬儀

葬儀は故人の方を弔うために行う儀式になります。
最近では葬儀形式は多様化しており、様々な葬儀が行われるようになっています。
火葬場で行われる直葬も、故人を弔う葬儀の一つになります。

火葬場で行われる直葬とは、どういった葬儀形式になるのでしょうか。
今回「終活ねっと」では、火葬場で行われる直葬について以下の内容を中心に解説していきます。

  • 直葬はどういった葬儀形式なの?

  • 火葬場で行う直葬の流れや費用は?

  • 火葬場で直葬を行う際に注意することはある?

  • 直葬以外にはどういった葬儀形式があるの?

葬儀を行う際に、直葬を選ばれるご家庭も少なくありません。
ぜひ最後まで記事をお読みいただき、直葬がどういった葬儀形式なのか知識をつけておきましょう。

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葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

直葬とは?

葬儀

直葬は、様々な葬儀形式の中の1種になります。
直葬とは、どういった葬儀形式になるのでしょうか。

直葬は、お通夜や告別式などを行わず火葬のみを行う葬儀形式です。
内容だけを見ると火葬式とほぼ同じになるのですが、直葬はお坊さんを呼ばずに行うという特徴があります。

この後詳しくご紹介しますが、直葬はお通夜や告別式などを行いませんので葬儀費用がとても安いという特徴も持っています。

生活保護を受けていて葬儀費用が払えず行政から葬祭扶助を受ける場合、支給される金額は直葬が行える程度の金額になるといわれています。

直葬はトラブルにつながる可能性もある葬儀形式ですので、慎重に行う必要があります。

火葬場で行う直葬について

葬儀

ここまでは、直葬がどういった葬儀形式なのかご紹介をしてきました。
お通夜や告別式を行わず、お坊さんも呼ばない直葬はどういった流れで進行するのでしょうか。
また、費用はいくら程度必要になるのでしょうか。

ここでは、火葬場で行う直葬の流れや費用について解説をしていきます。
直葬を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

直葬の流れ

一般的な葬儀であれば、故人が亡くなってからまずはお通夜を行い、翌日に葬儀や告別式、火葬を行います。
では、お通夜や告別式などを行わない直葬はどういった流れになるのでしょうか。

以下に直葬の流れをご紹介していきます。

  • 御臨終

    故人の方が亡くなった後に、まずは葬儀社へ連絡をする必要があります。
    葬儀社に連絡をして、ご遺体を迎えに来てもらうようにしましょう。
    故人の方が病院で亡くなった場合には、医師の方から死亡診断書を受け取ることになります。
    死亡届を提出する際に必要ですので、保管しておくようにしましょう。

  • 安置

    葬儀社に迎えに来てもらった後は、ご遺体を安置しておく必要があります。
    理由として、亡くなってから24時間はご遺体を火葬することができないと法律で定められているからです。
    自宅で安置するのか、葬儀社の施設にて安置してもらうのか事前に決めておきましょう。

  • 納棺・出棺

    ご遺体を火葬する前に、故人の方を法衣に包み棺に納める納棺を行います。
    納棺の際には、故人の方の思い出の品やお花などを一緒に収めてあげます。
    こういったものを副葬品といいますが、副葬品にできないものもありますので注意しましょう。

  • 火葬

    出棺後、棺は火葬場へと運ばれます。
    火葬場に到着後、火葬許可証を火葬場の係員に提出する必要があるので忘れずに用意しておきましょう。
    書類の確認が終わると最後のお別れとなります。
    お別れ後に、火葬炉へと棺が入れられ火葬が始まります。
    火葬は1時間ほどで終わりますので、それまで控室で待機するようになります。

  • 骨上げ

    火葬が終わりますと、係員が控室まで呼びに来ますので移動します。
    骨上げではご遺骨を骨壺へと納めるようになります。
    骨上げは足側の骨から納めていき、最後に喉仏を収めるようになります。

直葬の費用は?

先程も少しご紹介しましたが、直葬はお通夜や告別式などを行わないので葬儀費用が安い葬儀形式になります。

一般葬の費用相場が約190万円程度といわれているのに対して、直葬の費用相場は10万~20万円程度といわれています。
葬儀会場の利用費やお通夜や告別式の費用などが必要ないので、価格が抑えられています。

直葬は参列者も、故人の家族や親族のみとなるので飲食接待費用も抑えられるようになっています。

火葬場で直葬をする際の注意点について

困った人々

直葬の流れや費用についてご紹介をしてきました。
費用がとても安く、葬儀にかかる時間も短縮される直葬ですが、直葬を行う際にはいくつかのポイントに注意しなければいけません。

先程もご紹介しましたが、直葬はトラブルにつながる恐れもある葬儀形式です。
ここでは、火葬場で直葬を行う際の注意点を解説していきますので、内容をよく確認しておくようにしましょう。

ご遺体の安置場所を確保する

直葬の流れの際に説明をしましたが、ご遺体は亡くなってすぐに火葬をすることはできず、24時間はご遺体を安置する必要があります。

ご遺体を安置するためにはスペースが必要なので、自宅で安置するスペースが確保できるのか、確保できない場合は他の安置場所を探すようにしましょう。

葬祭料が支払われない場合も

故人の方が国民健康保険やその他健康保険に加入していた場合、葬祭料を支給してもらえます。
葬祭料は実際に葬祭を行った際に支給されるのですが直葬の場合、葬祭料が支払われない場合もあります。

実際に合ったトラブルとしては、直葬終了後に葬祭料の申請を行うと葬儀が行われていないと判定され支給が行われなかったというものです。

葬祭料を支給してもらうには、条件がいくつか設けられていますので直葬を行う前に確認をしておきましょう。

親族や菩提寺の理解を得る

直葬はお通夜や告別式を行わない、お坊さんを呼ばないということから、親族や菩提寺とトラブルになることがあります。
特に菩提寺とトラブルになってしまいますと、納骨を拒否されてしまう、法事を行って貰えなくなるということもあります。

事前に直葬を行うことについて話し合いを行い、全員が理解してくれている状況になってから準備をするようにしましょう。

参列を希望される方への配慮

直葬は、基本的に故人の家族や親族、親しくされていた方のみで行います。
この他にも参列を希望される方がいた場合には、葬儀ではなく後日弔問ができるようにするなどの対応を取るようにしましょう。

喪服を着ていくべき?

直葬を行う場合も、喪服を着用して行くべきなのでしょうか。
直葬は、お通夜や告別式を行いませんし、参列者も身内のみですので必ず喪服を着用しなければいけないということはありません。

しかし、故人を弔う場ではありますので派手な服装は避けて、黒色を基調とした落ち着いた服装や黒のスーツなどを着用するようにしましょう。

直葬以外の様々な葬儀の形

葬儀

ここまでは、直葬について詳しくご紹介をしてきました。
最近では直葬以外にも様々な葬儀形式で葬儀が行われるようになっています。

直葬以外には、どういった葬儀形式があるのでしょうか。
ここでは、直葬以外の葬儀形式をいくつかご紹介していきたいと思います。

家族葬

家族葬とは、故人の家族や親族など身内のみが参列し行う葬儀形式です。
葬儀内容自体は、一般葬と変わりはありません。

参列者の人数が少ないので、小さな葬儀会場で行える、飲食接待費用が抑えられるといった特徴があります。

一般葬のように、参列者の対応で慌ただしくなることもないので故人の方とゆっくりお別れをすることができる葬儀形式でもあります。

以下の記事では、家族葬の形式や流れなどをご紹介しています。
葬儀費用についても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

1日葬

1日葬は、お通夜を行わず葬儀と告別式を1日で行う葬儀形式になります。
お通夜を行いませんので、お通夜に必要な費用が発生しないという特徴があります。
また、参列者の人数も少なくなる傾向にあります。

1日葬はお通夜を行わないことから、お坊さんの中にはあまり良いと思われない方もいらっしゃいます。
事前に1日葬を行うことをよく話し合い、理解してもらうようにしましょう。

以下の記事では1日葬について詳しく解説をしています。
1日葬の特徴や流れ、香典が必要なのかという点もご紹介していますのでぜひご覧ください。

ゼロ葬

ゼロ葬とは、葬儀を行わない、ご遺骨は引き取らない、お墓も用意しないという葬儀形式になります。
残るものは遺影だけとなるのですが、費用などの負担が軽減されるのでご遺族のことを考えて生前にゼロ葬を希望される方もいらっしゃいます。

ゼロ葬は遺影しか残らず、葬儀などを行わないので身内の方とトラブルになる恐れがある葬儀形式です。

故人が希望していたとしても、必ず家族や親族で話し合ってから決定するようにしましょう。

音楽葬

音楽葬は、故人の方が生前好んでいた音楽を流して故人を弔う葬儀形式です。
宗教ごとの葬儀形式に囚われない、無宗教葬の一種となります。
故人が好んでいた音楽で故人を送りだすことで、その音楽を聴くことで故人を思い出せるようになります。

音楽葬など無宗教葬は、一部の方には理解してもらえないこともあります。
こちらもよく話し合いを行い、全員が納得してから準備するようにしましょう。

火葬場での直葬についてまとめ

葬儀

今回「終活ねっと」では、火葬場で行う直葬についてご紹介をしてきました。
以下に今回の記事の内容をまとめていきます。

  • 直葬は、お通夜や告別式を行わず火葬だけを行う葬儀形式である。
    火葬式との違いは、お坊さんを呼ばない点になる。
    費用が安いという特徴があるが、トラブルにつながる恐れがある葬儀形式でもある。

  • 直葬の費用相場は、10万~20万程度といわれており一般葬と比べると大幅に費用が抑えられている。
    参列者の人数が少ないので、飲食接待費も安くなる。

  • ご遺体は死後24時間が火葬することができないので、ご遺体を安置する場所が必要になる。
    自宅で安置をするのか、葬儀社の安置施設を利用するのか事前に決めておく。

  • 直葬は葬儀の内容から、親族や菩提寺とトラブルになる恐れがある。
    菩提寺とトラブルになると、納骨を断られてしまったり、法事が行えなくなる場合もある。
    直葬を行う場合はよく話し合いをして、理解を得てから準備を始める。

  • 葬祭料の支給に関して、直葬の場合支給が受けられなかったというケースもある。
    事前によく支給に関する内容を確認してから、直葬を行うようにする。

  • 直葬の場合は必ず喪服を着用する必要はないが、故人を弔う場であるので黒いスーツなどを着用するようにしておく。

  • 近年では直葬以外にも、家族葬や1日葬、ゼロ葬、音楽葬など様々な葬儀形式が存在している。

いかがでしたでしょうか。
葬儀費用を抑えることができる直葬ですが、注意しなければいけないポイントがあることもお分かりいただけたと思います。

葬儀費用の支払いが難しい場合などに直葬を選ばれる方もいますが、その場合は今回ご紹介した記事の内容を確認してから行うようにしましょう。

「終活ねっと」では、この他にも葬儀に関する記事を多数掲載しております。
以下の記事では火葬を行う際に必要な届け出について解説をしています。
火葬許可証の発行方法などもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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