喪中に控えることについて解説!|控える事・旅行・お正月

喪中に控えることについて解説!|控える事・旅行・お正月

昔から続くしきたりや風習にはどんなことにも意味があります。喪中期間ではいくつかの行動は控えることが一般的ですが、具体的にはどんな行動を指すのでしょうか。この記事では喪中に控えることについて、控えることへの疑問も合わせて解説します。ぜひお読みください。

最終更新日: 2020年12月10日

喪中に控えることってどんなこと?

葬儀

昔から続くしきたりや風習には、一見して理解できない考え方もあります。
それでも詳細を知り、理解を深めれば納得出来るところも出てくるものです。
喪中期間内はいくつかの行動を控えることもその内の1つと言えます。

ただ、喪中期間を過ごしたことのある人はいても、具体的にどんな行動を控えればいいのか、詳しく知らないという人は多いのではないでしょうか。

他にも「そもそも喪中とは何か」「結婚式は絶対にしてはいけないものなのか」など、疑問に感じる点は沢山あることと思います。
控えなければならないことを知らない内にやってしまわないように、事前に知っておきましょう。

今回の「終活ねっと」では、喪中に控えることについて、以下の項目を中心に解説いたします。

  • 喪中期間や忌中との違い

  • 喪中で控えることは何か

  • 喪中期間内でも出来ること

  • 喪中期間内で控えることに関する質問

喪中期間の旅行や引越しは可能かどうかについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

喪中とは?

困った人々

そもそも喪中とは一体なんでしょうか。
弔事関連の用語なのですが、具体的な意味や忌中との違いなどを把握していない人も多いです。

ここでは喪中についてご紹介します。

喪中はいつからいつまでなの?

喪中は近親者が逝去した時、一定期間に故人の死を悼みつつ、行動を慎むことをいいます。

喪中期間は故人の死から一年とすることが多いです。
しかし、故人との関係性や地域、宗派などによって期間の長さは異なります。

喪中と忌中の違いについて

忌中も故人の死後、喪に服しながら身を慎むという点では喪中と同じです。

しかし、喪中は故人の死を悲しむ期間であるのに対し、忌中の場合は死の穢れを外に出さないことが目的とされています。
また、忌中の期間は四十九日までとなっています。

喪中に控えることについて

お墓

目安として喪中期間の一年間は行動を慎む必要があります。
喪中に控えることは知らなくても、弔事関連であることから、多くの人はおめでたい印象を受ける行事などを避ける傾向が強いです。
しかし、具体的にはどんなことを指しているのでしょうか。

ここでは喪中に控えることをいくつか挙げてご紹介します。

年賀状

毎年恒例の行事と言えば年賀状が挙げられます。
そのため、喪中期間と年賀状を送るタイミングが被ってしまうことは非常に多いです。

ここでは年賀状についてご説明します。

年賀状は送らない

喪中期間内に年賀状は送らないことが一般的です。
そもそも年賀は新しい年を迎えたことを祝い、普段から交流のある人や親しい人へ感謝の気持ちを伝える挨拶です。
年賀状に「明けましておめでとうございます」という言葉を添えるのは定番と言えるでしょう。

しかし、喪中は故人の死を悼む期間であり、その状態で人にお祝いの言葉を贈るのは不謹慎とされています。
そのため、年賀状は送らず、代わりに喪中はがきを送ります
喪中はがきについては後述します。

また、近年では相手に負担をかけたくないという理由で、知人・友人に喪中を教えず、年賀状を送る人もいます。
喪中期間の年賀状でもビジネス関係の相手なら問題ないと考える人もいます。

喪中はがきを送る

年賀状を送らないということは相手側にとって、毎年受け取っていた年賀状が急に来なくなるという状況です。
そのため、何かあったのではないかと心配させてしまうことになります。
したがって、喪中はがきは「喪中期間だから年賀状を送ることができない」ということを相手に伝えるために送るのです。

喪中の家に年賀状を送るのはよくないという決まりは相手も知っているので、喪中はがきは年賀状を用意される前に送った方がよいでしょう。

仮にこちらが喪中はがきを出すよりも、相手が年賀状を送るのが早かった場合は寒中はがきを返しましょう
寒中はがきは年明けの挨拶が不要なので、喪中期間内であっても気にすることなく出すことができます。

新年の挨拶について

喪中期間に年賀状の新年の挨拶として「明けましておめでとうございます」は不謹慎と先述しました。
それは知人に直接会った際の挨拶も同様です。
そのため、お祝いの言葉を使わない言い回しをする必要があります。

しかし、だからといって新年の挨拶と関係ない普段通りの挨拶もその場に適したものではないでしょう。
自分が喪中であることを相手が知っていた場合は問題ありません。
ただ、知らなかった場合は相手からの新年の挨拶に対し「こんにちは」と返すだけになるので、挨拶後はお互いに違和感が残ります。

そのため、新年の挨拶としては「去年はお世話になりました、今年もよろしくお願いします」などの言い回しが適切です。

正月飾りについて

日本では年始になると各家庭で門松やしめ飾りなど、縁起の良い品々を飾る風習があります。
これらを総称して正月飾りと呼びます。
正月飾りは歳神様を招き入れ、一年間を何事もなく終えられたことを感謝し、新年のお祝いをするためのものです。

しかし、繰り返し申し上げているように、喪中期間内のお祝いは控えることとされているため、正月飾りをしてはいけません
ただ、正月飾りに対する考え方は人によって異なります。

一部では忌明け後なら正月飾りをしても問題ない、鏡餅はお供え物に分類されるのでお祝いしていることにはならないなどの考え方もあります。
また、用意した正月飾りは忌明け後、未使用でもお焚き上げをすべきとされています。

喪中の正月についてさらに詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。

結婚式について

お祝い事として代表的な行事には結婚式が挙げられます。
喪中期間に結婚式の招待状が届いた場合、参加は断るのがマナーとされています。
断る理由として、喪中と説明するのはおめでたい雰囲気に水を差してしまいますし、相手に気を遣わせてしまうため、やむを得ない事情などと説明しましょう。

ただ「喪中でも四十九日後であれば参加してもいい」とする考え方もあります。
この場合、結婚式の関係者に喪中であることを伝え、相手が承諾すれば参加しても構いません。

また、自分自身の結婚式の場合はどうすればいいのでしょうか。
ここでは結婚式を挙げるか否かについてご説明します。

挙式を控えることが多い

喪中期間内の挙式は控えることが多いです。
結婚式は新郎新婦を始めとした多くの人が幸せな気持ちで行う行事です。
そのため、例え挙式を予定していたとしても、身内がお亡くなりになった場合、すぐに気持ちを切り替えて結婚式に臨むことは難しいでしょう。

そのため、喪中が終わるまで挙式は控え、準備も行わない場合が多いのです。
代わりに近親者だけの食事会をしたり、先に結婚届だけ役所に提出する新郎新婦もいます。

また、すでに会場の予約をしている、招待状も出している場合、すぐに予約をキャンセルして招待客に連絡を取りましょう。
前者は挙式日が近いほどキャンセル料が高くなり、後者は招待客へかける迷惑を最小限に抑えるためです。

挙式をするケースもある

喪中期間内でも挙式をすることが絶対にいけないという訳でなく、場合によっては挙式をするケースもあります。
例えば「忌明けである四十九日後であれば問題ない」と考え、ご家族やご親戚からも反対されなかったため、延期せずに結婚式を挙げられた新郎新婦もいます。
これは新郎新婦や周囲の人々が全員納得していたからこそできたことです。

仮に周囲と話し合いをせず、新郎新婦だけで喪中期間内の挙式を決めると、周囲からの強い反発にあうことでしょう。

また、故人がお亡くなりになる前から結婚式を楽しみにしていたり、遺言で「喪中は気にせず挙式してほしい」などと記されていた場合も挙式を行います。
挙式が供養代わりという考え方もあります。

忌中は控えて喪中期間には出来ること

神社

忌中と比べて喪中は行動を慎む期間が長く、出来ないことも多いため、時には窮屈な気持ちになる人もいることでしょう。
しかし、中には喪中期間にやっても問題ない行動もあります。

ここでは忌中は控えて喪中期間には出来ることについてご紹介します。

神社でのお祓い・祈祷など

忌明け後の喪中期間に出来ることの1つが神社でのお祓い・祈祷などです。
神社で厄払いなどをしてほしい時、喪中になったとしても、忌中さえ終わればお祓いに行っても構いません

ここで注意したいのが忌中の期間です。
仏教の忌中期間は四十九日ですが、神道では五十日となっていますので、日数を間違えないようにしましょう。

さらにお祓いはどの時期に行っても受けることができるため、行く予定だった日がずれても問題はないのです。

慣例や風習だからといって何となくお祓いをする方も多く、その意味について曖昧な方も多いのではないでしょうか。
神社でのお祓いについて、その意味や流れ等を詳しく知りたいという方は以下の記事も併せてご覧ください。

神社への初詣

忌中が終わった後であれば、神社への初詣もできます
喪中に初詣へ行ってはいけないと考える人もいますが、それは正確に言うと「忌中期間内の初詣は出来ない」です。
神道において、死は「穢れ」とされています。

故人を冒涜しているのではなく、人の死に呼び寄せられる邪気を穢れと呼ぶのです。
忌中期間に聖域である神社へ行くことで穢れを持ち込むのを避けるため、行く時期は忌明け後と決められています。

お寺であれば忌中でも大丈夫

神社でのお祓いや初詣は忌明け後とご説明しましたが、お寺であれば忌中でも問題ありません

その理由は神道と仏教の死に対する考え方が異なるためです。
神道では死そのものを穢れと考えているのに対し、仏教では死後に極楽浄土へ行くとされているため、死は穢れという考え自体がないのです。

そのため、忌中期間でも関係なくお寺に行くことができます

喪中に控える事に関する疑問

困った人々

喪中はお祝いと思えるような発言や行動などを慎まなければいけません。
しかし、喪中期間にやってもいいことと控えることの区別がつきにくいことがあります。
どんな行動なら喪中期間にやっても許されるのでしょうか。

ここでは喪中に控えることに関する疑問についてご紹介します。

喪中期間に旅行へは行けるの?

旅行は多くの場合、楽しむことが目的なので、身を慎む喪中期間に行くことは不適切と考える人が多いでしょう。
しかし、身近な人を亡くした悲しみを旅行で癒したい、故人との思い出の場所に行きたいなどの場合、あながち不謹慎とも言い切れません。
そのため、大切なのはご自身の気持ちです。

自分でも不謹慎と考え、旅行に行きたいと思えない場合、例えすでに予約済みだったとしてもキャンセルします。
故人を供養する意味で旅行を希望するなら行っても構わないでしょう。

喪中期間に年越しそばは食べられるの?

年越しそばは喪中期間に食べても問題ありません
その理由は年越しそばの由来にあります。
由来にはさまざまな説があり、その1つが長寿への願いです。

そばは細く長い形状であることから、人の寿命を連想し、長寿の願いが込められるようになったとされています。
他の説としては良好な人間関係の維持です。
親しい人との縁がずっと続くことをそばの細長さとつなげて考え、縁起担ぎとして食べるという説です。

いずれもお祝いとは無関係な説なので、喪中のことを気にせず食べられます

喪中期間に結婚報告は出来るの?

先述したように、結婚式はなるべく控えることとされています。
しかし、やり方を工夫すれば喪中期間でも結婚報告をすることは可能です。
その方法は寒中見舞い、もしくは暑中見舞いのはがきを出すことです。

どちらも季節に応じた挨拶として送るはがきのため、喪中になった時期が夏頃なら暑中見舞い、夏以降の場合は年明けに寒中見舞いを出します。
はがきの内容としては季節の挨拶をした後、控えめに結婚しましたという一言を添えます。
簡潔な報告に留めれば、不謹慎扱いはされません

喪中期間に引っ越しは出来るの?

結論から申し上げますと、喪中期間の引っ越しはできます
引っ越しの予定がすでに決まっている、立ち退きなどで引っ越しの日付を自由に変えられないなどの場合、喪中を理由に中止するのは非常に難しいです。
そもそも引っ越しはお祝いではなく、必要があってやることなので、喪中期間でも気にすることはないでしょう。

ただ、引っ越しの時期が年末頃の場合、喪中はがきで新しい住所を伝えます。
その際は結婚報告と同じく引っ越した事実のみを簡潔に書きましょう。

引っ越しをする際、お世話になったご近所さんへ、また引っ越し先の新居のご近所さんへ挨拶をします。
以下の記事では、そんな引越しの際の挨拶のマナーと挨拶状の文例をご紹介しています。
気になる方は是非ご覧ください。

喪中に控えることまとめ

お墓

いかがでしょうか。
今回の「終活ねっと」では、喪中に控えることについて、以下のことを解説してきました。

  • 喪中は身内の死後、約一年間、故人の死を悼みながら行動を慎むことである。

  • 忌中も同じ意味だが、慎む期間は四十九日、喪中に控えることとして年賀状は送らない
    代わりに喪中はがきを送り「喪中だから年賀状が送れないこと」を伝える。

  • 新年の挨拶は「去年はお世話になりました、今年もよろしくお願いします」など、お祝いの言葉を使わないようにし、正月飾りは歳神様を招き、新年のお祝いをするのが目的なので喪中は控える。

  • 結婚式に招待された場合は断る、または先方が了承すれば四十九日後に参加する

  • ご自身の結婚の場合は挙式を控えることが多く、代わりに小さな食事会や結婚届の提出などをする人もいる。

  • 四十九日後の挙式に誰も反対しなかった場合、故人が挙式を強く希望していた場合などは挙式をすることもある。

  • 喪中でも出来ることは神社でのお祓い・祈祷、初詣などである。いずれも忌明け後なら行けるが、神道の忌中期間は五十日である点に注意する。

  • 仏教では死を穢れとする考えがないため、忌中にお寺へ行っても問題ない。

  • 喪中期間の旅行は故人の供養や気持ちの整理などの理由があるなら行ってよい。

  • 年越しそばはお祝いと無関係なので食べてよい。

  • 結婚報告は寒中・暑中見舞いに簡潔に書き、引っ越しは出来るが報告する際は簡潔に書く。

喪中で控えることはお祝いに関することですが、状況に応じて柔軟に対応する人が多いです。
現代では人の考え方も多様化してきているため、あまり厳密に考える必要はありません。
ただ、トラブルを避けるためにも、何かを始める前には周囲の人と相談をした方が良いでしょう。

喪中の際の葬儀・葬式について詳しく知りたいという方は、以下のリンクもご覧ください。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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