危篤・重篤の際の血圧低下って?|数値・症状・できること・準備

危篤・重篤の際の血圧低下って?|数値・症状・できること・準備

危篤の際の血圧低下とはどういうことなのでしょうか。そもそも危篤状態とはどういうことで、血圧低下はどうして危険なのでしょうか。危篤の際の他の症状も気になりますね。この記事では、危篤の際の血圧低下について、その他の症状や家族としてできることを含めて解説します。

最終更新日: 2020年12月15日

危篤の際の血圧低下は何を意味する?

大切な方が危篤と言われたら、誰でも途方にくれてしまうと思います。

そもそも危篤状態とはどういう状況なのでしょうか。
危篤の際は血圧低下が見られるとのことですが、危篤の際の血圧低下はなぜ危険なのでしょうか。
危篤の際には、他にどんな症状があるのかも気になりますね。

分からないことばかりで不安でたまらないと思いますが、危篤の際に家族としてどんなことがができるのか、あらかじめよく知っておきたいですね。
また、もしもの時に備えてどんな準備をしておいたらよいのかも、知りたいところだと思います。

そこで今回「終活ねっと」では、危篤の際の血圧低下について、以下の事項を中心に解説していきます。

  • そもそも危篤状態とは、どういうことなのか?

  • 危篤の際の血圧低下とはどういうことなのか、なぜ危険なのか?

  • 危篤の際の症状は、他にどんなものがあるのか?

  • 家族としては、危篤の際にどんなことができるのか?

危篤の際の血圧低下について、他の症状や家族ができることを含め詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

また、お急ぎの方は今すぐお電話ください。「DMMのお葬式」の相談窓口スタッフが、迅速に対応いたします。

危篤状態とは?

危篤状態とは、病状が悪化し死の訪れが間近に接近している重篤な状態です。
入院中に様態が急変することもあれば、事故で突然危篤状態に陥るようなこともあります。
入院中であれば、医師がその状況を判断し、ご家族など親類縁者が呼ばれます。

危篤状態はいつ亡くなってもおかしくない状態ですが、回復の可能性が皆無ではありません。
しかし、回復の可能性は極めて厳しいのが現実です。
回復を願うご家族の気持ちも大切ですが、万一に備えて心の準備をすることも必要になります。

危篤と重篤の違いについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

危篤の際の血圧低下について

危篤の際は血圧低下の兆候が見られます。
血圧の数値はどのような意味があるのか、血圧低下はどうして危険なのかご説明します。

血圧の数値について

血圧は心臓から出て血管内を流れる血液の圧力で、血液が血管を押す力です。
この血圧はどこでも測れますが、普通は上腕動脈の圧力を測ります。
血圧の数値の単位は、mmHg(ミリメートル水銀柱)です。

具体的な数値は、心臓が血液を押し出す力と血管の抵抗で決まります。
心臓が収縮して血液を押し出すときが最も高い血圧で、上の血圧と言われる収縮期血圧です。
そして、心臓が拡張して血液の流れが緩やかなときが最も低い下の血圧で拡張期血圧です。

血圧は一般に年齢とともに高くなりますが、下の血圧は逆に年を取るにつれて下がります。
血圧は1日の中でも朝夕で違いがあります。
健康状態やストレスとも関係しており、異常があれば変動します。

正常な数値

血圧の正常な数値は、年齢により変わります。
2019年に発表された日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2019」では、75歳未満の成人の降圧目標を引き下げ、正常血圧の数値を上が120未満、下が80未満としています。

  • 降圧目標

    130/80mmHg未満

  • 正常血圧

    収縮期血圧:120未満、拡張期血圧:80未満

危険とされる数値

圧縮期血圧(上の血圧)が70mmHg未満になると身体に甚大な影響が出ます。
さらに低下して60以下になると、万一の場合がありうると医師から告げられる危険な数値です。

血圧低下はどうして危険なの?

高血圧が良くないことはよく知られていますが、血圧低下はどうして危険なのでしょうか。
上の血圧が100未満は低血圧で、健康な方でもめまいや立ち眩みを起こすことがあります。
しかし、平常時の低血圧はそれほど心配する必要はないとされます。

一方危篤の際の血圧低下は臓器へ送られる血液量が減少し、生命維持機能が著しく低下します
特に上の血圧が70を切ると腎臓のろ過機能が落ち、60以下になると脳血流が維持できないため呼吸や心拍維持も困難な危機的状況になります。

危篤の際のその他の症状

危篤状態では血圧が下がるだけでなく、他にもいくつかの症状が見られます。
主な症状としては、呼吸が不規則で浅くなる、意識が朦朧とする、尿量が減るなどが見られます。
それぞれどのような症状なのか見ていきましょう。

呼吸が不規則で浅くなる

まず危篤状態になると呼吸は浅く不規則になっていきます。

胸での呼吸が難しくなり下顎呼吸が見られるようになります。
下顎を使って呼吸しようとするため、息を吸うときに下顎が上がり、吐くときに下がります。
この場合、酸素を十分肺に送ることができませんので、重篤な症状になることが多いです。

小さい呼吸から大きい呼吸になり、さらに無呼吸状態になる状況を繰り返すこともあります。
この症状は、極めて厳しい状態に至る兆候とされています。

意識が朦朧とする

危篤の際は脳血流がうまく維持できない状態です。
このため、話しかけても反応が鈍く、意識が朦朧としている状況になります。

ただ人によっては必ず意識が朦朧とするわけではなく、臨終の間際まではっきりしている方もおられるようです

尿量が減る

危篤状態になると次第に尿量が少なくなっていきます
尿の色は濃くなり、最期には出なくなることもあります。
尿が正常に出ないのは腎機能が損なわれているためです。

危篤の際に家族ができること

それでは大切な方が危篤になった時には、ご家族はどう対応したらよいのでしょうか。
危篤の際にご家族ができることについて、ご説明します。

連絡がきたらすぐ駆けつける

危篤の知らせを受けたら、とにかくすぐ駆けつけることです。
一刻を争う事態ですから、あれこれ考えている暇はありません。
何をおいても真っ先に駆けつけて、大切なご家族にしっかり付き添い見守ってください

医師と延命に関する本人の希望を相談

医療技術が進歩した現在では、死期を延命治療により引き延ばすことも可能になってきています。
しかし、延命治療は本人に苦しい思いをさせるだけだとして、延命治療を行わない方がよいと考える方も増えています。

最近は入院時に、「延命治療に関する意思確認書」や「終末期医療の事前指示書」などへの署名を求められることも多いです。

延命措置を行うかどうかについては、医師やご家族の考えもあるでしょうが、一番大切にしたいのは患者本人の希望です。
本人の希望を踏まえて医師と延命に関する相談をしておくことができれば、それに越したことはありません。

付き添いの最中はたくさん声がけをする

ご家族が危篤の場合、付き添いの方が気落ちして言葉数が少なくなるのもやむを得ないことです。
しかし、付き添いの最中はできる限りたくさん声がけをするようにした方がよいです。

聞こえていることもある

危篤状態の方は意識が朦朧としていることが多いですが、最期まで意識がはっきりとしている方もおられます。
また会話は思い通りにできなくても、本人には周りの方の話し声が聞こえていることもあります。
誰がどんなことを話しているのか分かっている場合もあると言われます。

どんな言葉をかければいい?

危篤の方にかける言葉は、どんな言葉が良いか悩ましいところですね。
本人がこちらの言葉を分かっていると信じて、普段通りに話しかけるのが良いでしょう。
できるだけ普段と同じ調子で「側にいるよ」「安心して」などと話しかけるのがよいでしょう。

励ましのつもりでも頑張ってなどの言葉をかけるのは、重荷になるだけかもしれません。
死を予想させる言葉はもちろん絶対に避けましょう

手を握ってあげながら、落ち着いて優しく温かい言葉をかけたいものですね。

連絡をする

危篤状態に陥ったときは、親族や職場関係者に至急連絡しなければなりません。
危篤の知らせをする際の連絡先と連絡方法などについてご説明します。

親族、家族への連絡

危篤の際の家族・親族への連絡は、日頃の付き合いの深さにもよりますが、3親等位までです。
配偶者と親・子が1親等で、祖父母・孫・兄弟姉妹が2親等、3親等は、曾祖父母・伯父(叔父)・伯母(叔母)・甥・姪・ひ孫です。

夜遅いからと気を使ってメールで連絡しても、いつ読んでもらえるか分かりません。
親しい親族であれば基本的に時間帯は気にせず、電話で直接連絡した方がよいです
危篤の連絡は一刻を争いますので、メールで連絡した場合は返信がなければ電話をかけて確認した方がよいです。

すべての親族にご家族が連絡するのは大変ですので、まず親しい親戚の方に連絡して、ほかの方への連絡を依頼することも多いです。

職場への連絡

職場へ連絡もなるべく早くしておいた方がよいです。
ご家族が危篤の際は駆け付けて付き添うのが通常ですが、その間休みを取らざるを得ませんので、どうしても仕事に影響が出てきます。

危篤状態がどのようになるかは予想もできませんが、短期間の休みであっても仕事のフォローで職場の方に迷惑をかけることになります。
ですから、職場の上司に状況を早めにきちんと連絡して、不在の間の仕事を同僚に引き継いでもらうなどの対応をお願いする必要があります

家族が危篤であることをきちんと連絡しておけば、職場の方も気持ちよくフォローしていただけると思います。

以下の記事で危篤の際の連絡の方法について解説をしていますので、併せてご覧ください。

もしもの時の準備をしておく

ご家族としては何とか持ちこたえてほしいという思いがあるのは当然ですが、もしもの時の準備をしておくことも大切です。

もしもの時の準備をするなんてとんでもない、縁起でもない、と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、万一に備えておくことも大切な方をきちんと見送るために必要なことなのです

大切な方が危篤の時にどうしてもそんな気持ちになれないというときは、ご家族のどなたかが頭において考えておかれるてもよいです。
危篤の時になってから考え準備するのは気持ち的になかなか難しいこともありますので、できれば心に余裕のあるときに話し合っておかれるとよいです。

宗教に関する準備

菩提寺などの連絡先を確認しておくことも大事です。
ご家族が闘病中に先のことを考えるのは心苦しいと思われるかもしれませんね。
しかし、万一に備えることは決して不謹慎なことではなく、控えるべきことではありません。

菩提寺が遠方にある場合などは、むしろ早めにご相談しておいた方がよいです。
キリスト教の方の場合であれば、神父様に臨終の祈りをお願いすることはよくあることです

手続きなどの準備

手続きに関することで準備しておいた方がよいこともあります。
特に考えておかなければならないのが、預金口座のことです。
もし亡くなったときには、口座は凍結されますので、預貯金を引き出すことはできません。

入院費用や葬儀費用などに充てるお金も、亡くなった後では勝手に引き出すことはできません
口座の解約や払い戻しのためには、相続人全員の同意書か遺産分割協議書が必要になります。
短時間で必要書類を整えるのは難しいので、すぐ必要なお金はあらかじめ準備しておいた方がよいです

存命中にご家族が銀行などに行って預貯金を引き出す場合も、委任状が必要です。
他にもいろいろな手続きが必要になりますので、できる範囲で書類の整理などの準備をしておくことが大事です。

葬儀に関する準備

葬儀に関する準備のことも頭に入れておく必要があります。
病院で亡くなった場合は、通常短時間のうちにご遺体の搬出を求められます。
ですから葬儀社をすぐに決める必要があります。

大切な方を亡くしたばかりで、適切な葬儀社を決めるのは結構大変なことです
葬儀社は病院でも紹介して頂けますが、葬儀費用はかなりの高額になることもあります。

ご自分で納得のいく葬儀社に依頼してきちんと葬儀を行うためには、ある程度余裕をもって準備しておくことが大切です。

「終活ねっと」では、低価格・高品質の葬儀プランを分かりやすい料金体系でご用意しております。
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危篤の際の血圧低下まとめ

今回「終活ねっと」では、危篤の際の血圧低下について解説してきました。
今回の記事の内容をまとめると、以下のようになります。

  • 危篤とは死の訪れが接近している重篤な状態で、入院中であれば家族などが呼ばれる。

  • 血圧は血管内を流れる血液の圧力で、心臓が収縮して血液を押し出すときが最も高く、拡張するときが最も低い。
    正常血圧の数値は、上が120未満、下が80未満である。

    危篤の際の血圧低下は臓器へ送られる血液量が減少し、生命維持に必須の機能が低下する。
    上の血圧が70未満になると腎機能が落ち、60以下になると呼吸や心拍維持も困難な危機的状況になる。

  • 危篤の際は、呼吸が不規則で浅く、意識が朦朧とし、尿量が減るなどの症状も出る。

  • 危篤の際に家族ができることは、すぐ駆けつける、本人の延命に関する希望を医師と相談する、付き添いの際は声がけするなどがある。
    本人には周りの声が聞こえていることもあり、かける言葉には注意が必要である。

  • 危篤状態に陥ったら、親族や職場関係者にすぐに連絡する。
    もしもの時に備えて、宗教に関する準備、手続きなどの準備、葬儀に関する準備もしておいた方がよい。

危篤の時のこと、とりわけ症状などはあまり考えたくもないことかもしれませんね。
それでも多少なりとも予備知識を持っておけば心の準備もでき、いざというときを悔いのないように迎えることができるかもしれません。

今回の記事を頭の中にとどめていただければ幸いです。

「終活ねっと」では、他にも葬儀に関する記事を数多く掲載しておりますので、参考にして頂ければと思います。
危篤の際のお見舞いのマナーについては、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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