危篤状態の呼吸はどうなるの?|重篤・浅い・不規則・犬・お見舞い

危篤状態の呼吸はどうなるの?|重篤・浅い・不規則・犬・お見舞い

危篤状態という言葉は、多くの方が聞いたことがあると思います。それでは、危篤状態になると呼吸にも変化が現れることもご存知でしょうか?今回の記事は、危篤状態の呼吸の名称や、それがどのような呼吸なのかについて詳しく解説していきます!

最終更新日: 2020年12月16日

危篤状態の呼吸はどうなるの?

危篤状態という言葉は多くの方がご存じだと思います。
それでは、危篤状態では呼吸に変化があることはご存じでしょうか?
今回「終活ねっと」では、危篤状態やそのときの呼吸について以下のように解説していきます!

  • 危篤状態とはどのような状態か。

  • 危篤状態の呼吸とは普段となにが違うのか。

  • 危篤状態の方へのお見舞いはどうすればよいのか。

  • 人だけじゃない、老犬の危篤状態の呼吸について。

大切な方が危篤状態になるのは、気が気でなくなるほどのつらい状況です。
しかしいつかは覚悟をしなければならないもの。

事前に危篤状態について知っておくことで、いざというときにしっかりと受け止められるよう、本記事が参考になれば幸いです。
ぜひ最後までご覧になってください!

また、お急ぎの方は今すぐお電話ください。「DMMのお葬式」の相談窓口スタッフが、迅速に対応いたします。

危篤状態とは?

そもそも、危篤状態とはどのような状態なのでしょう。
なんとなく「もうすぐ亡くなりそうな状態」と思っている方も多いのではないでしょうか?
これは正解ではありますが、必ずすぐに亡くなるわけではありません。

危篤状態は事故や病気などを原因とする、お医者様の見立てで快復の見込みがなく今にも亡くなりそうな状態を指します。
正確に亡くなる日を見立てられるわけではなく、ドラマなどでよく見るように「もってあと1~2日」や「もってあと数日」などと表現されます。

奇跡的に快復することもありますが、ほとんどの場合は多少もち直しても遠からず亡くなることが多いようです

危篤と重篤の違いについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

危篤状態の呼吸について

危篤状態について説明いたしましたが、それでは危篤状態の呼吸とはどのようなものなのでしょうか?
私たちが普段なにげなく、そして当たり前に行っている呼吸とは当然異なります。
続いては、危篤状態の呼吸について説明いたします。

不規則で浅い呼吸になる

危篤状態になると、呼吸は不規則で浅くなります
死戦期呼吸と呼ばれるこの状態は肺に十分な酸素を取り込むことができず、やがて死に至ります。

死戦期呼吸が始まると、まるで苦しんでいるような状態に見えるので、いたたまれない気持ちになるかも知れません。
しかし実際は、肺が酸素を取り込めないことで脳は無酸素状態となるため、俗にいわれる「眠るように息を引き取る」ので苦しみはないとされています

死戦期呼吸の症状には種類があり、以下で2つ説明いたします。

下顎呼吸(かがくこきゅう)

ひとつは下顎呼吸と呼ばれるものです。
字のとおり下顎(したあご)が関係している呼吸であろうことは、なんとなく想像がつくと思います。
それでは、下顎呼吸とはいったいどのような呼吸で、どれくらいその呼吸は続くのでしょうか?

どんな呼吸なの?

下顎呼吸は、息を吸うときに下顎を使って行います。
パクパクと口を動かしあえいでいるような呼吸です。
胸郭(きょうかく)はほぼ動いておらず、酸素もほとんど取り込めていません。
酸素を取り込めていないことで、唇などにはチアノーゼの症状がみられるようになります。

呼吸回数が極端に減少し、やがて呼吸停止からの心停止にいたります。
下顎呼吸は呼吸中枢がほぼ機能しなくなることで始まり、兆候として大きな血圧の低下がみられるようです。
通常の呼吸では使用しない筋肉を総動員して行うため、努力呼吸とも呼ばれています

どれくらい続くの?

下顎呼吸が始まると、通常は2時間以内くらいに亡くなることがほとんどです。
中には数日間もちこたえる方や、なんと奇跡的にもち直して数年間も生きながらえた方もいるなど、幅はあります。

しかし基本的には、下顎呼吸が始まったような方は間もなく亡くなってしまうという認識でよいでしょう。
そのため下顎呼吸が始まると、家族に連絡を入れることが多いです。

チェーンストークス呼吸

もうひとつは、チェーンストークス呼吸と呼ばれています。
下顎呼吸と比べると、いまいちピンとこない名前ですね。
名前の由来はこの呼吸を発見した、イギリスとアイルランドの医者の名前を合わせてチェーンストークス呼吸と呼ばれるようになりました。

それでは、続いてチェーンストークス呼吸がどのような呼吸かを説明していきます。

どんな呼吸なの?

まずこの呼吸が始まる前に、長くても数十秒ほどの無呼吸状態が続きます。
その後、もっとも浅い呼吸からだんだん呼吸が深くなっていきます。
そしてもっとも深い呼吸までなると再び浅い呼吸へと戻っていって、最終的に数秒から数十秒の無呼吸状態へと戻るのです。

この呼吸状態はおよそ30秒から2分ほどのサイクルで繰り返し行われ、交代性無呼吸とも呼ばれています。

なぜこのような呼吸が起こるのかというと、意識レベルが低下しているとき(睡眠中なども)は動脈血の二酸化炭素濃度分圧が薄くなることで、初めて脳が呼吸を必要とします。
この呼吸のサイクルの中で深く呼吸するタイミングがありますが、このときに脳が一時的に呼吸を必要としない判断をするため、ふたたび呼吸が浅くなっていくのです。

チェーンストークス呼吸はなにも危篤状態だけに起こるものではなく、全身麻酔や失神時にもみられることがある呼吸です。

どれくらい続くの?

チェーンストークス呼吸も下顎呼吸と同じく、始まったら余命は数時間から長くても数日といわれています。

この呼吸が続くことで、意識レベルの低下はさらに進みます。
やがて呼吸自体も弱くなり最終的に呼吸停止となりますが、ときには意識消失からくる舌根沈下(ぜっこんちんか)などで窒息することも考えられ、早くに亡くなる可能性もあります。

危篤状態のお見舞いについて

お見舞いというと普通はなにかしらお見舞いの品を持参したり、時間を調整して行くものです。
しかし危篤状態の方へのお見舞いは、そういった通常時のお見舞いとは異なります。

また、基本的に危篤状態を伝えるのは3親等までといわれています。
ただしあくまで目安なので、関係の深い方に伝えることも問題ありません。

続いては、危篤状態のお見舞いについてです。

連絡があったらすぐに駆けつける

危篤状態は先ほどもお伝えしたとおり、快復の見込みがないため今にも亡くなりそうな状態です。
のんびりと「今日はもう遅いから明日にでも」などということは、万が一を考えるなら絶対にしてはいけません。

危篤状態であるその方を思い、最後のあいさつを大切に思っているのであれば、連絡を受けたらすぐに駆けつけましょう
危篤状態でも、話しかけた言葉はしっかり聞こえているといわれています
ぜひ声をかけてあげてください。

危篤状態の方にかける言葉は慎重に選ぶ必要があります。
以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。

持ち物について

予断を許さない状況なのですから、普段のお見舞いのように悠長にお見舞いの品を用意する必要はありません
場合によっては「事前に準備をしていた縁起でもないことをする人」と、とらえられるかも知れませんので注意が必要です。

どうしてもという場合はお見舞い金を渡すことになります
ただし家族が受け取らない気持ちを示したり、相手が目上であったりする場合はお見舞い金も避けましょう。

なので基本的に持ち物は、財布や携帯電話などの必要最低限のものだけで大丈夫です

もしものために準備しておくこととは?

まずは危篤状態の段階で、心の準備が大事となってきます
もちろん簡単なことではないですが、万が一亡くなったときにそれを受け入れられる覚悟の気持ちをもってください。

ほかには、これまでの入院費や今後のお葬式などにかかるお金です。
遺影用の写真も早めに準備しておくとよいでしょう。
葬儀社への連絡も忘れないように注意をしてください。

老犬の危篤状態の呼吸について

これまでは、人間の危篤状態の呼吸についてお伝えしてきました。
ペットを飼われている方の中には、「じゃあうちで飼っている動物は、危篤状態にはどんな呼吸になるのだろう」などと思われた方もいるのではないでしょうか?

ペットも大切な家族です。
なればこそ、危篤状態にはどのような呼吸になるのかは知っておきたいところですよね。
ここでは、老犬を例にペットの危篤状態の呼吸についてお伝えいたします。

不規則な呼吸が続く

老犬も危篤状態になると、不規則な呼吸が続きます
どのように不規則かというと、浅い呼吸や深い呼吸、短時間の無呼吸状態などさまざまです。
人間と同じように、下顎呼吸やチェーンストークス呼吸をすることもあるようですね
これらの呼吸が始まることは、やはり人間と同じように間もなく亡くなることを意味しています。

また、猫も危篤時には下顎呼吸やチェーンストークス呼吸が起こります。

そのほかの症状

犬は、何の前触れもなく突然死することはほぼないといいます。
つまり亡くなるときには、なんらかの兆候がみえているのです。

以下では、老犬は呼吸以外に危篤状態ではどのような症状があるのか説明しております。

寝たきりが続く

最期のときが近づくと、寝たきりの状態になることが増えます
動作も緩慢になり、ボール遊びなどが大好きな犬などは遊びたいしぐさはあっても、なかなか実際に動くことはできません。

寝たきり状態になったら、自分で姿勢を変えることも困難です。
なので、床ずれを防止するために定期的に姿勢を変えてあげましょう
床ずれ防止用のマットなども売っていますので、活用してもよいでしょう。

食欲がない

ストレスや調子が悪いときにも食欲は落ちがちですが、もちろん危篤状態でも食欲はなくなります。
もともと老犬にもなれば、代謝や消化機能なども低下しますので多少の食欲の低下はみられます。
しかし危篤状態での食欲低下は、体に栄養が補充できなくなることでさらに食欲低下を招く悪循環です。

無理に食べさせるのはもちろんよくないことですが、少しでも食欲がわくようにご飯を少し温めたり、やわらかくするなどして食べやすくしてあげるとよいでしょう
状態によっては、誤嚥を防ぐために飼い主が食べさせてあげることも必要です。

体温の低下

老いによる代謝の低下が、体温の低下も招きます
体温が低下することで下痢もしやすくなりますので、温めてあげる必要があります。

ではどのように温めてあげればよいかというと、首周りや太ももなどの太い血管がかよう部位を温めてあげましょう
温められた血液が体をめぐるため、効率よく体を温められます。
お風呂へ入れて温めることは、逆に体力を消耗してしまうのでやめたほうがよいでしょう。

上記のいずれの症状も、病気が原因であったり個体差でも違いがあったりします。
症状があらわれたからといって危篤状態とは限りませんし、逆もありますので注意しましょう。

危篤状態の呼吸についてまとめ

いかがでしたでしょうか。
今回、「終活ねっと」では、危篤状態とその呼吸がどのようなものかについて解説してまいりました。

記事の内容をまとめますと、以下のとおりです。
どうぞご確認ください。

  • 危篤状態は快復が見込めず、間もなく亡くなってしまう状態を指す。
    中には、奇跡的な快復をみせることもあるがほとんどの方は長くても数日中に亡くなる。

  • 危篤状態の呼吸は浅く不規則なものとなり、下顎呼吸やチェーンストークス呼吸という書状が出る。

  • 危篤状態の方へのお見舞いは、連絡を受けた方がいち早く駆けつけることこそ最大のお見舞いとなるため、余計なお見舞い品は必要ない。
    万が一のときにはしっかり覚悟を決める気持ちをもつことと、その後に必要なお金や手続きなどを考える。

  • 老犬の危篤状態も呼吸は浅く不規則なものとなり、人と同じように下顎呼吸やチェーンストークス呼吸の症状も起こる。
    そのほかにも寝たきりや食欲低下などの症状があらわれるが、病気の原因や個体差でも異なる。

危篤状態の呼吸の変化は、その方とのお別れが特に近づいてきていることを意味します。
知識をもって関わることができれば、いざというときにも慌てることもなく落ち着いて覚悟をもつことができるのではないでしょうか。

「終活ねっと」では、このほかにも多数の葬儀に関する記事を掲載しております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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