
危篤状態の本人にかける言葉は?|例文・注意点・家族・マナー・重篤
危篤状態の連絡を受けて慌てて駆けつけたものの、かける言葉が見つからなくて戸惑う方もいることでしょう。本人や付き添っている家族に失礼なことを言わないためにはどうすればいいのか悩んでしまいます。そこで危篤状態の本人や家族にかける言葉の注意点などを解説します。
最終更新日: 2020年12月17日
危篤状態の本人にかける言葉とは?
危篤状態だと連絡を受けて駆けつけたものの、ご本人を目の前にしてかける言葉が見つからないという経験をした方もいるかもしれません。
危篤状態の方に寄り添っているご家族様にも、どのような言葉をかけていいのかわかりませんよね。
励ますつもりでかけた言葉が、かえってご本人やご家族を不快な気持ちにしてしまう可能性もあります。
では、実際に危篤の方のお見舞いに行く場合にはどのような言葉をかければ良いのでしょうか。
今回、「終活ねっと」では、危篤状態のご本人やご家族様にかける言葉について解説していきます。
この記事では以下のような事柄を中心に解説します。
危篤状態とはどうのような状態か
危篤状態の本人にかける言葉とは
危篤状態の方の家族にかける言葉とは
危篤状態の方のお見舞いのマナーとは
この記事では危篤状態の時にかける言葉の例や注意点などを解説しますので、ぜひ最後までご覧いただき参考にしてください。
危篤と重篤の違いについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
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危篤状態とは?
危篤とはどのような状態のことを指すのでしょうか。
ここでは危篤状態の意味について解説します。
危篤状態はどんな状態なのか?
危篤とは、医師などが治療をしても回復の見込みが無いと判断した時の状態を指します。
危篤状態になってから数時間~数日のうちに息を引き取ることが多いとされています。
しかし中には危篤状態だと告げられた後でも回復するケースもあります。
危篤の連絡を受けた場合は、最期を看取ることになるかもしれないと覚悟しなければいけませんが、回復する可能性もありますので、希望を捨てずにいましょう。
一時、回復しても再び危篤状態になる可能性もあります。
職場などに影響が出る場合もありますので、上司などに現状を報告して理解してもらうことも大切です。
ご家族が危篤状態だと告げられた場合は、落ち着いて行動して親族や友人などに連絡するようにしましょう。
連絡は基本的には電話で行うようにした方が良いでしょう。
菩提寺に連絡すれば素早く対応してくれる場合もあります。
また宗教によってはお別れの儀式などを行ってくれることもあります。
もしもの時に備えて、できることを行うことが大切です。
危篤状態に意識はあるの?
危篤状態と言ってもいろいろあります。
息を引き取る直前まではっきりとした意識がある方もいらっしゃいます。
呼びかけに反応して小さくうなずいたりすることもあり得ます。
あるいは名前を呼んだり話しかけたりしても、呼びかけに反応しない場合もあります。
しかし返事をしなくて目も開けない危篤状態でも、意識はあり耳は聞こえている場合もあると言われています。
そのため、反応がないからといって必ずしも働きかけが無意味というわけではありません。
声を掛けたり手を握ったりして、最期を看取ってあげましょう。
下の記事ではご家族が危篤状態になってしまった場合の会社への連絡方法を詳しく解説しておりますので、ぜひあわせてお読みください。
危篤状態の本人にかける言葉
危篤状態のご本人には、何を言ってあげるのが良いのでしょうか。
ここではご本人にかける言葉をご紹介します。
どんな言葉をかけるべき?
危篤状態になった場合は、死が目の前に迫っている状況で、ご本人は不安な感情を抱えているかもしれません。
そのため、ご本人が安らかな気持ちで旅立てるような言葉をかけてあげるのが望ましいです。
励ます
危篤状態とは、決して良い状態ではありませんが、奇跡的に回復するということもないとは言い切れません。
危篤状態のご本人にかける言葉として、励ましの言葉を言ってあげるのもいいでしょう。
励ましてあげることで気力が戻り回復することもあるかもしれません。
諦めずに励ましの言葉をかけてあげるようにしましょう。
思い出話をする
大事な方が危篤状態になったということは、別れの時が近づいてきている可能性が高いです。
思い出話などをして、一緒に過ごした楽しい時間を思い出しましょう。
思い出話をすることで、ご本人も自分の人生を振り返り「良い人生だったな」と安らかな気持ちで旅立てるかもしれません。
またご家族みんなが集まって思い出話をしながら見送ることができれば、ご本人も喜ぶのではないでしょうか。
大笑いをする状況ではありませんが、ご家族がみな仲良く笑いあっているとご本人も安心するかもしれません。
感謝の言葉を伝える
危篤状態の連絡を受けて駆けつける方は、ご本人からかなり近い関係の方が多いことでしょう。
回復の可能性はあるとはいっても、やはり最後の別れになる可能性が高いです。
今までお世話になったことへの感謝の言葉を伝えましょう。
普段なかなか口にできないことでも、危篤状態のときは直接伝える最後のチャンスになるかもしれないので、恥ずかしがらずにありがとうといった感謝の言葉をかけてあげましょう。
危篤状態の本人にかける言葉の例
危篤状態の本人にかける言葉の一例をご紹介します。
家族構成やその状況によってかける言葉は変わってきますので、言葉選びには注意しましょう。
「家に帰って一緒にご飯食べようね」
「孫たちも皆来てるよ」
「授業参観に来てくれてうれしかったよ」
「皆で旅行に行った時は楽しかったよね」
「お母さんの子供に生まれて幸せだったわ」
「育ててくれてありがとう」
「後は大丈夫だから安心してね」
危篤状態でも意識がある場合もありますし、痛みで苦しんでいる時もあります。
かける言葉が見つからない時は、手を握ってあげるだけでも気持ちが伝わる時があります。
ご本人の大事な方たちがそばにいるだけでも、安心感が生まれます。
そばに寄り添って見守ってあげましょう。
言葉をかける際に注意すること
ご家族によってはいろいろ言いたい事や懺悔したいこともあるかもしれませんが、危篤状態の時にかける言葉としてはふさわしくありません。
気持ち安らかに旅立てるように、ネガティブな内容の言葉を口にしないよう配慮しましょう。
危篤の時には、あまり大声を出したり泣き叫んだりしないように注意しましょう。
危篤状態で反応は無くても、周りの音は聞こえていると言われています。
また、ご本人の前での会話の内容に注意し、葬儀や財産問題などの話はしないようにしましょう。
家族内での争いなどはご本人の前では避けるようにしましょう。
危篤状態の方の家族にかける言葉
危篤状態の方に付き添っているご家族にはどのような言葉をかけるのが良いのでしょうか。
お見舞いに行ったものの、良い言葉が見つからなくてご家族を傷つけてしまうようなことは避けたいものです。
ここでは危篤状態のご家族にかける言葉について考えてみましょう。
どんな言葉をかけるべき?
危篤状態の方に付き添っているご家族はかなりショックを受けていることが多いです。
また、長時間付き添い続けることで精神的、身体的に参ってしまっていることあります。
そのため慰めるつもりでかけた言葉が、ご家族を傷つけてしまうことも考えられます。
危篤状態の方の病状などを聞くよりは、ご家族の体調面などを考慮した言葉をかけてあげる方が良いのではないでしょうか。
家族にかける言葉例
ご家族にかける言葉の例をいくつかご紹介します。
お見舞いに行った時と職場などで危篤の話を聞いた時とは、かける言葉も違ってきます。
危篤状態はかなり危ない状態ではありますが、まだ亡くなったわけではありません。
無神経な言葉づかいをしないように注意しましょう。
「何か手伝えることがあったら遠慮なく言ってね」
「あなたがそばにいるだけでお母様も喜んでいますよ」
「仕事のことは気にしなくていいからそばにいてあげてね」
「すぐ行ってあげなさい」
危篤状態の方のお見舞いに行った時に、ご家族に言葉をかけるときは、あまり多くを語る必要はありません。
また、「元気出してね」「大丈夫だよ」「仕方がない」などの言葉は、一見ご家族を励ましているようですが、状況によっては相手を傷つけてしまいます。
下手に慰めの言葉をかけるよりは、ご家族の食事を用意してあげるなど自分ができることを手伝ってあげる方が良いかもしれません。
危篤のお見舞いのマナー
危篤の連絡を受けた場合は、お見舞いはどうすればいいのでしょうか。
ここでは危篤状態の方をお見舞いするときのマナーについて解説します。
お見舞いに行ってもいい人とは?
危篤の連絡を受けても、身内の方以外はできるだけお見舞いを遠慮した方が良いでしょう。
危篤状態の時はご家族だけで見送ることが多いです。
ご家族の方から「ぜひ来てください」と言われない限りは、お見舞いにはいかない方が良いでしょう。
お見舞いに行った時も数分程度ですぐに帰るようにした方が良いです。
最後の時が迫ってきていますので、ご本人とご家族だけの時間を過ごさせてあげましょう。
お見舞いに手土産は必要?
危篤の連絡を受けてお見舞いに行くときは、手土産などは必要ありません。
とにかくすぐに駆け付けるということを優先しましょう。
手土産を持参すると、手土産を用意している時間があったという捉え方をされてしまい、ご家族やご本人を傷つけることになりかねません。
お見舞いの品は購入せずにすぐに駆け付けるようにしましょう。
また危篤状態のときは基本的にお見舞い金は必要ありません。
ご本人もご家族も、危篤状態のときはお見舞い客の相手をしている余裕はありません。
ご本人やご家族に気を使わせるようなことは避けるようにしましょう。
ご本人の顔を見て、感謝の言葉などを伝えたら早々に帰るようにしてご家族のみの場にしてあげましょう。
お見舞いに行くときの服装について
危篤状態の方のお見舞いに行くときは、正装で行くのはかえって失礼です。
きっちりとした服装で行くと、着替えている間があったのかと思われてしまう可能性があります。
普段着で十分ですが、あまりに汚れていたり露出の激しいものは避けるようにしましょう。
濃い化粧や香水などもNGです。
普通のお見舞いに行くことを想定した服装を心掛けるようにしましょう。
危篤状態だからと言って、ブラックフォーマルなど着ていくのは絶対にやめましょう。
以下の記事で危篤時にお見舞いをする場合のマナーについて解説をしていますので併せてご覧ください。
危篤状態の本人にかける言葉まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回、「終活ねっと」では、危篤状態の方にかける言葉の注意点などについて解説しましたが、参考になりましたでしょうか。
この記事で述べたことをまとめると、以下のようになります。
危篤状態とは治療しても回復の見込みが無いと医師などが判断した状態のことである。
危篤状態になると数時間~数日のうちに亡くなってしまうことが多い。危篤状態でも耳は聞こえていたり、意識があったりする場合があるので、お見舞いの際は励ましの言葉や思い出話や感謝の言葉を伝えるとよい。
また大声を出したり泣き叫んだりせず、ご本人が心安らかに旅立てるように配慮する。危篤状態の方がいるご家族にかける言葉として、慰めや同情の言葉だとかえってご家族を傷つけることにつながりかねないので、ご家族の体調を気遣ったりするものがふさわしい。
危篤の連絡を受け、お見舞いに行くときは、とにかく急いで駆けつけるということを優先するため、お見舞いの品や着替えをする必要はない。
正装で行くとかえって失礼になってしまう。
危篤状態のご本人やご家族にかける言葉というものは難しいものがあります。
危篤状態とはお別れの時が近づいているということですから、下手な慰めや無責任な発言は相手を傷つけてしまう可能性があります。
ご本人との関係にもよりますが、かける言葉が出なくても手を握り、感謝の気持ちをもって看取ってあげることが一番大切なことかもしれません。
「終活ねっと」では、終活や葬儀・法事・お墓などの疑問点やマナーなどについて、詳しく解説している記事を多数掲載しています。
他の記事もあわせてご覧いただき、参考にしてくださるとうれしく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
下の記事では、病院で亡くなってしまった場合、その後の葬儀までの流れなどを詳しく解説しています。
ぜひあわせてお読みください。
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