
互助会に入会するメリット・デメリット|積立て・解約・会社
葬儀に備えて互助会に入会されている方も多いと思います。しかし、入会していても互助会のメリットについて詳しくご存知ない方もいるのではないでしょうか。今回は互助会に入会するメリット・デメリットについて解説します。また、各社の互助会もご紹介します。
最終更新日: 2020年06月27日
互助会に入るとどんなメリットがあるの?

葬儀に備えて互助会に入会している方も多いと思います。
しかし、中には付き合いで互助会に入会しただけで、中身について詳しくは知らないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回「終活ねっと」では、互助会に入るメリット・デメリットについて、下記の点を中心に解説します。
そもそも互助会とは?
互助会のメリット・デメリットについて
互助会に入会できる会社について
以上の点を中心に解説します。
葬儀に掛かる費用の全国平均は200万円程度と言わています。
決して安い金額でない葬儀費用のために、何かしらの準備をしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、互助会のメリット・デメリットと互助会に入会できる会社について詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
また、「終活ねっと」は全国各地の斎場と提携しているため、お近くの斎場で葬儀を執り行うことが可能です。
葬儀/家族葬の事前相談・資料請求も受け付けております。
状況やご要望に合わせて選べるお葬式のセットプランをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。
互助会とは

互助会とは、結婚式や葬儀に備えて一定額を積み立てていくものです。
何かに備えて一定額を積み立てる(支払う)ということでは、保険や共済と似ていますが互助会は保険や共済とは異なります。
これらの違いは、保険や共済は積み立てたものを現金で受け取りますが、互助会は積み立てた金額に応じたサービスという形で受け取るという点です。
互助会のメリット・デメリット

葬儀費用の全国平均は、葬儀の形式や規模にもよりますが200万円程度と言われています。
もうすでに葬儀費用に備えて準備しているという方もいると思います。
葬儀費用に備える方法としては、貯金をする・葬儀保険に加入・互助会に入会するなどがあります。
今回はこの中で互助会について詳しくご紹介したいと思います。
それでは互助会のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
互助会のメリット
葬儀に備える互助会には、どのようなメリットがあるのでしょうか?
互助会のメリットについて見ていきましょう。
葬儀に向けてお金を積み立てることができる
葬儀に向けて毎月定額のお金を積み立てることができます。
月々積み立てるお金は互助会で様々ですが1,500円~5,000円が多いようです。
また、互助会によってはお急ぎの方向けに、一括払いにも対応した互助会もあります。
会員限定の割引やサービスがある
互助会に入会すると、会員限定のプランや割引などが利用できます。
また、葬儀以外にも提携先のレストランや施設などで割引やサービスを受けられることがあるようです。
葬儀の知識がなくてもサポートしてくれる
葬儀は決めないといけないことが多く、悲しみの中での準備はとても大変です。
互助会に入会していると、葬儀の知識がなくても専門家からサポートしてもらえます。
互助会のデメリット
互助会で積み立てていることを家族が知らない場合は、気づかずに別の葬儀社で葬儀を執り行うことも考えられます。
そのようなことが起きないように、互助会で積み立てている場合は家族にも伝えておきましょう。
それでは互助会のデメリットも見ていきましょう。
葬儀の費用の一部にしかならない
互助会で積み立てていても、葬儀の全額を積み立てできるわけではありません。
積み立ては葬儀の費用の一部にしかなりません。
費用の残金は支払う必要があります。
選べる葬儀プランが少ない
互助会で積み立てた場合は、対応した葬儀プランにのみ適応されることが多いです。
そのため、選べるプランが少ないというデメリットがあります。
入会前に選べる葬儀プランを確認しておきましょう。
解約の際に手数料がかかる
互助会は解約が可能ですが、解約の際には手数料がかかります。
積み立てたお金が全額戻ってくるわけではないので注意が必要です。
互助会が破綻する可能性がある
互助会のデメリットとして、互助会が破綻する可能性があります。
経済産業省認可の互助会の場合は、破産時に積立金の一部の保全を義務付けています。
しかし、積立金の一部程度しか戻ってこない可能性があります。
以下の記事で互助会で起こりうるトラブルについて紹介していますのでぜひご参考にしてください。
互助会に入会できる会社

ここまで互助会についてご紹介してきましたが、ここでは互助会の会社を4社ご紹介します。
それでは互助会として、ベルコ・アスピカ・ユウベル・セレマの4社を見ていきましょう。
下記のリンクでは各社のホームページに移動できますので、あわせてご確認ください。
ベルコ
株式会社ベルコは1969年創業で、北海道から九州まで全国に広がるネットワークで結婚式・お葬式をサポートしています。
規模も施設の保有数も互助会では最大規模の互助会です。
契約件数は200万口を超えていて、年間3万5,000件の葬式を執り行っています。
月々の掛け金は2,000円~で、一般価格の30%~50%の割引を受けられます。
ご家族で1口契約があれば、契約者と同居のご家族どなたでもサービスを受けることが可能です。
積み立て途中でのサービス利用も可能です。
アスピカ
株式会社アスピカは、福井県と岐阜県を中心に互助会を運営している会社です。
月々の掛け金は2,500円、4,000円(2種類)の3つのタイプがあります。
結婚式・お葬式・七五三・成人式など様々なものに対応しています。
積み立て途中でもご利用可能です。
ユウベル
ユウベルは広島地方や九州地方を中心とした互助会を運営しています。
月々の掛け金は地域によって異なりますが、月々1,500円~のプランもあります。
結婚式・お葬式・七五三・成人式など様々なものに対応しています。
レストランやホテルの割引が豊富で、入会するとご家族どなたでも利用できます。
セレマ
株式会社セレマは京都府・滋賀県・福井県・大阪府・兵庫県・岡山県を中心に互助会を運営しています。
月々の掛け金は地域によって異なりますが、月々1,500円~3,000円のプランがあります。
結婚式・お葬式・七五三・成人式など様々なものに対応しています。
積み立て途中でもご利用可能です。
互助会のメリット・デメリットのまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回「終活ねっと」では、互助会のメリット・デメリットについて解説してきました。
内容をまとめると以下のようになります。
そもそも互助会とは、結婚式や葬儀に備えて一定額を積み立てていくものです。
保険や共済は積み立てたものを現金で受け取りますが、互助会は積み立てた金額に応じたサービスという形で受け取るという点が異なります。互助会のメリットには、葬儀に向けてお金を積み立てることができる・会員限定の割引やサービスがある・葬儀の知識がなくてもサポートしてくれるなどがあります。
互助会のデメリットには、葬儀の費用の一部にしかならない・選べる葬儀プランが少ない・解約の際に手数料を取られる・互助会が破綻する可能性があるなどがあります。
互助会で積み立てしていることをご家族が知らずに、他の葬儀社を利用することもありますので、情報は共有しておきましょう。互助会に入会できる会社としては、ベルコ・アスピカ・ユウベル・セレマなどの4社があります。
各社とも特色や運営地域が異なりますので、ご自分にあった互助会を探しましょう。
以上の内容について解説してきました。
この記事で互助会のメリット・デメリットについてご理解いただけたのではないでしょうか。
記事でもお話しましたが、葬儀の費用平均は200万円と言われています。
200万円という金額は決して安くない金額ですが、事前に準備することで費用の不安を解消し、葬儀を執り行うことも可能だと思います。
互助会に入会することですべてが解決するわけではありませんが、事前準備の選択肢として互助会は有効な手段の1つではないでしょうか。
この記事が、皆様の悔いのない葬儀を執り行う助けになれば幸いです。
「終活ねっと」では、この他にも葬儀に関する記事を多数記載しています。
以下の記事では葬儀にかかる費用について相場を解説していますのでそちらもあわせてご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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