喪服の時に履く草履の選び方|和装・色・種類・靴・マナー

喪服の時に履く草履の選び方|和装・色・種類・靴・マナー

葬儀で着用する喪服によっては、草履を履かなければいけないことをご存知でしょうか?葬儀では、適切な服装とそれに見合う靴を履かなければマナー違反になります。では、草履はどんな喪服の時に履くものなのでしょうか?今回は、喪服の靴のマナーについて解説します。

最終更新日: 2019年11月30日

どんな喪服の時に草靴を履くの?

困った人々

葬儀となれば、やはり誰でも服装には気を使うものですよね。
例えば男性であれば黒のスーツ、女性であればワンピースなどのブラックフォーマルが基本となるでしょう。

また、故人と関係が近しい方ならば、和装の喪服を着用することもできます。
そんな喪服ですが、着用する喪服によっては草履を履かなければいけないことをご存知でしょうか。

実は、喪服は服装だけでなく履く靴にもマナーがあるのです。
そこで今回「終活ねっと」では、葬儀での喪服と草履を中心に以下のことについて解説していきます。

  • 喪服の種類は?

  • どの喪服の時に草履は履くの?

  • 喪服用の草履を用意するには?

  • 和装の喪服の場合に履いて良い靴は?

この記事を読んでいただくことで、喪服と草履の関係について詳しく知ることができます。
また、喪服用の草履を用意する方法についても解説しております。

ぜひ最後までご覧ください。

喪服の種類

人々

一口に喪服といっても、喪服とされる服装には種類があり、それに応じた格式が存在します。

そして、着用できる喪服の格式は故人との関係や場面で決まります。
それらにふさわしくない格式の喪服を着用すれば、当然マナー違反になってしまいます。

まずは基礎の部分である、喪服の種類および格式について見ていきましょう。

正喪服

正喪服は最上位の格式の喪服であり、故人との関係が近い方が着用する喪服となります。
具体的には、喪主や三親等までの遺族が着用することができます。

男性の場合は和装・モーニングコート、女性の場合は和装・ワンピース・アンサンブルなどが正喪服に該当します。
もちろん、いずれも黒色のものでなければいけません。

ちなみに正喪服の着用は、通夜・葬儀・一周忌の法事までとされております。
ただし、男性のモーニングコートは日中における正喪服となりますので、通夜での着用は避けましょう。

準喪服

準喪服は正喪服の次に格式の高い喪服であり、一般的に法事の場において最も着用されることが多い喪服になります。
理由としては喪主・遺族・親族・参列者、葬儀に参加する全ての人が気兼ねなく着用できるものだからです。

また着用できる場面も多く、通夜・葬儀・三回忌の法事までの場面で着用できます。
そして、準喪服には男性の場合はブラックスーツ、女性の場合は黒のワンピース・アンサンブルなどが該当します。

略喪服

略喪服は喪服の中で最も格式の低いものであり、基本的には葬儀の場面で着用できるものではありません。
略喪服が着用できる場面は、取り急ぎで駆けつけた通夜や三回忌以降の法事、喪主側に「平服で良い」と言われた時などとなります。

平服と聞くと、カジュアルな普段着をイメージする方もいるかもしれませんが、弔事においては略喪服と捉えるのが基本です。

そして略喪服は男性の場合はダークスーツ、女性の場合は地味な色のワンピース・アンサンブル・スーツなどが該当します。

喪服と草履について

葬儀

上記にて喪服の種類および格式については、ご理解いただけたかと思います。
しかし、気になるのはやはり草履についてですよね。
草履は、どの喪服を着用する時に履かなければいけないのでしょうか?

ここでは、喪服と草履の関係とそのマナーについて解説します。

和装の喪服の際は草履を履く

すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、草履は和装の喪服を着用する時に履きます。
そもそも草履は日本の伝統的な履物ですので、和装の時に履くのはいたって自然なことです。

また喪服に限らず、着物を着る際には草履を合わせて履くことは多いでしょう。

ちなみに草履とよく似た履物として下駄がありますが、草履のほうが下駄よりも格式の高いものとされております。
そのため、和装の喪服では下駄は選べないので注意しましょう。

喪服時の草履のマナー

喪服の色や素材にマナーがあるように、草履にもマナーがあります。
具体的に言えば、草履も喪服と同様に色や素材に注意しなければいけないのです。
和装の喪服に合わせて草履を履いても、それらのマナーが無視されてしまっては意味がありません。

では、和装の喪服時にはどのような草履を選べば良いのでしょうか。
喪服時に履く草履の正しいマナーを見ていきましょう。

草履の色は?

弔事の場において、草履は光沢のない黒色のものを選ぶのが基本です。
当然、草履の一部分が黒いだけのものではなく前坪・鼻緒・天・巻など、全体的に黒いものを選びましょう。

ちなみに前坪は足の指で挟む部分、鼻緒は足の甲に触れる部分、天は足の裏に触れる部分、巻は草履の側面部分になります。

また、草履によっては底が厚い構造のものもあります。
しかし、底が厚い草履はカジュアルに見えてしまうので、弔事の場ではあまり厚みがないものを履きましょう。

殺生を連想させない素材を選ぶ

草履というと、畳表のように草で作られているとイメージする方もいるかもしれません。
しかし現代では、草履でも天然皮革・合成皮革・布・ビニール素材などで作られるのが主流となっています。

そして弔事の場では、草履に限らずNGとされる素材の履物が存在します。
それは、ワニ革やスエードなどの天然皮革を用いて作られた靴です。
ワニ革やスエードは、その模様から生き物の殺生を強く連想させてしまうためNGとされております。

ただ天然皮革といっても、動物の柄が入っていないものであれば問題はありません。
むしろ現代では、葬儀でも天然皮革や合成皮革の靴を選ぶのが主流です。

ただし、エナメルが使用されてないものを選ぶのが基本となります。
エナメルは、光沢感が強いことから弔事の場にはふさわしくありません。

よって喪服時の草履は、動物の柄と光沢感のないものが最も適していると言えるでしょう。

喪服用の草履を用意する

人々

喪服と草履の関係やマナーについて解説しました。
しかし、いざ葬儀で草履を履くにしても事前に用意をしておく必要があります。
もちろん、その際には草履屋で用意するのも良いでしょう。

ただ、草履屋に直接足を運び草履を選ぶとなると、やはり時間がかかってしまいます。
そこで、ここでは喪服用の草履を簡単かつ素早く用意する方法をご紹介します。

ネットで簡単に購入できる

実は喪服用の草履でも、アマゾンや楽天市場などのネット通販サイトを利用することで、直接お店に行かずとも簡単に購入することができるのです。

ネットの方が用意に時間がかかるのではないかと思う方もいるかもしれません。
しかし最近では、ネットでの購入でもその日のうちに商品が届けられるシステムもあります。
例えばアマゾンの当日お急ぎ便や、お届け日時指定便の利用が挙げられます。

特にお届け日時指定便であれば、都合の良い時間を指定できるので、仕事で忙しい日でもスムーズに商品を受け取ることができます。
ただしこれらの注文方法は、届け先の地域によっては選べない場合があります。

また選択可能な地域であっても、注文するのが遅ければ当日の受け取りはできないので、午前中までには商品の注文を済ませることを念頭に置いておきましょう。

ただ、ネットでの購入方法が分かっても「草履選びが不安」という方もいるかもしれません。
そこで、葬儀に適したおすすめの草履を一点だけご紹介します。

葬儀用の草履には、以下のような商品を選ぶのがおすすめです。

喪服レンタルサイトで草履も借りる

草履を購入するのではなく、喪服レンタルサイトなどで喪服と一緒に借りてしまう方法もあります。
喪服レンタルサイトでは喪服や靴はもちろん、バッグやアクセサリーなど葬儀に必要なアイテムも借りることができます。

借りられる期間は数日ほどですが、使用後でも喪服をクリーニングする必要はないなど、気軽に借りられる点が注目され現在では多くの利用者がいるようです。

そして、サイトによっては豊富な種類の喪服が揃えられており、自分の好きなデザインのものを選ぶことができます。
もちろん、小さいサイズから大きいサイズまでしっかり用意されているので、サイズに関しても心配する必要はありません。

ただ配送は、最短でも翌日からとなる場合がほとんどなので、通夜・葬儀の前日には注文しておく必要があります。

また喪服レンタルサイトといっても、和装の喪服は取り扱われていないこともあります。
和装の喪服や草履を借りたい場合には、しっかり取り扱われているレンタルサイトを利用しましょう。

ちなみに以下は、実際におすすめの喪服レンタルサイトになります。
和装の喪服こそありませんが、レンタル期間が3泊4日と長く設けられ、種類も多くデザインや機能からも選べることから人気のある喪服レンタルサイトです。

ぜひ併せてご覧ください。

和装の喪服の場合の靴は?

困った人々

草履は、和装の喪服の時に履くものであると解説しました。

しかし、なぜ草履でなければいけないのかと疑問に思う方もいるかもしれません。
和装の喪服でも、洋装のように革靴を履くことはできるのでしょうか?

また厳密に言えば、草履は男性か女性のどちらかが履くものになります。
では、いったいどちらが履くものなのでしょうか?

ここでは、これらの疑問について見ていきましょう。

革靴を履いてもいいの?

一般的には洋装であれば革靴を併せて履き、和装であれば草履などを併せて履くのが基本となります。
ただ、オシャレを目的とした装いであれば特に決まりはなく、スーツでスニーカーを履く方もいれば着物で革靴を履く方もいます。

しかし、やはり葬儀などのフォーマルな場ではカジュアルな装いは通用しません。
たとえ弔事に適した革靴であっても、和装の喪服に併せることでカジュアルな印象を与えてしまいマナー違反となります。

したがって和装の喪服では革靴は避け、基本となる草履などを併せて履きましょう。

男性

男性が和装の喪服を着用する場合に履くものは、実は草履ではなく雪駄という履物になります。
正確には雪駄は草履の一種とされておりますが、草履よりも薄く裏には金具が打ち付けられているという違いがあります。

また、天の部分には竹皮で編まれた畳表が付けられるのが基本となります。
そのため、草履とは異なり全体的に黒色のものはあまり見られません。
とはいえ弔事における雪駄には、せめて前坪と鼻緒の部分が黒色のものを選ぶのが良いでしょう。

和装の喪服における、男性の履物はご理解いただけたかと思います。
ただ、洋装の喪服における靴も知りたい方もいるでしょう。

そこで、以下にて男性の洋装の喪服にふさわしいおすすめの革靴をご紹介します。
ぜひご参考にしてください。

女性

すでにお気づきの通り、草履は主に女性が履くものになります。
つまり、女性が和装の喪服を着用する場合にこそ草履は履くものなのです。

従来であれば雪駄と同様に、草履も畳表の付いたものが主流でしたが、現代では様々な素材を用いた草履が存在しております。
それ故に現在では、草履は天然皮革などで覆われ全体的に黒色のものが、より弔事にふさわしいとされているのです。

ただ、先ほど解説した動物柄やエナメルなどのNG素材を忘れてはいけません。
女性の場合は、これらを踏まえた上で草履を選べば問題はないでしょう。

ちなみに、女性の洋装の喪服におすすめの靴は以下になります。

以下の記事で喪服の際に履く靴のマナーについて詳しく解説していますので合わせてご活用ください。

喪服の草履についてのまとめ

葬儀

いかがだったでしょうか。
今回「終活ねっと」では、どんな喪服の時に草履を履くのかについてを含め、以下のことを解説して参りました。

  • 喪服の種類には大きく分けて正喪服・準喪服・略喪服があり、葬儀では基本的には故人と関係が近い喪主や遺族が正喪服を着用し、一般の方が準喪服を着用する。

  • 草履は和装の喪服の時に履くものであり、黒色でかつ動物柄・スエード・エナメルはNGなど、草履にも色や素材に関するマナーが存在する。

  • 喪服用の草履を用意する方法にはアマゾンなどのネット通販サイトでの購入、または喪服レンタルサイトで喪服と一緒に借りる方法が挙げられる。

  • 和装の喪服の場合は、洋装で履くような革靴は避け草履などを選ぶのが基本。
    また、男性は雪駄、女性は草履を履く。

現代では、フォーマルな場に限らず着物を着用する方は少ないかもしれません。
ましてや、草履や雪駄などの履物を初めて知ったという方もいるのではないでしょうか。

しかし、着物は伝統的かつ格式の高い装いです。
そのため日本における故人の弔いには、最もふさわしい服装と言えるでしょう。

洋装のほうが簡便ではありますが、大切なのは故人を弔う姿勢です。
ぜひこれを機に、いざという時のための和装の喪服を準備してみてはいかがでしょうか。

「終活ねっと」では、他にも法事・法要に関する記事なども多数掲載しております。
以下の記事では喪服は和装と洋装、どちらが良いのかについて解説していますので、ぜひそちらもご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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