お通夜の不祝儀ってどうすればいいの?書き方や金額について解説!

お通夜に参列することになった場合、不祝儀を準備するのがマナーです。不祝儀を準備するにあたって、金額や包み方、不祝儀袋の書き方や渡し方など様々な疑問があります。今回、お通夜での不祝儀について金額相場や、書き方や渡し方などのマナーについて詳しく解説します。

目次

  1. お通夜の不祝儀ってどうすればいいの?
  2. 不祝儀とは?
  3. 不祝儀袋に関するマナー
  4. 不祝儀(香典)の金額相場
  5. 不祝儀(香典)の渡し方について
  6. お通夜の不祝儀についてまとめ

お通夜の不祝儀ってどうすればいいの?

葬儀

お通夜に参列する場合、不祝儀を包むのがマナーです。
金額はどれくらい包めば良いか?
不祝儀袋はどのように書けば良いか?
どのように不祝儀袋を渡せば良いのか?
など悩みを持たれた方もいるのではないでしょうか。

何となく分かっているようでも、不祝儀には様々な細かいマナーがあります。
今回終活ねっとでは、お通夜に持参する不祝儀について下記の内容を中心の解説していきます。

  • そもそも不祝儀とは?
  • 不祝儀袋の書き方などのマナー
  • 不祝儀の金額相場はどれくらい?
  • 不祝儀袋の渡し方のマナー

お通夜ではマナーを守って正しく参列することで、遺族へお悔みの気持ちを伝えることができます。

不祝儀袋について不安な点がある方は、ぜひ今回の記事を最後まで読んでいただきお通夜に参列する場合の参考にして下さい。

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不祝儀とは?

葬儀

そもそも不祝儀(ぶしゅうぎ)とは何でしょうか?
また、お通夜では香典という言葉も耳にしますが、香典と不祝儀とは何が違うのでしょうか?

不祝儀とは、祝儀と対をなす言葉です。
祝儀とは本来の意味はおめでたい行事のことを指し、代表的なものの一つが結婚式です。
これが転じて祝儀と言えば、おめでたい行事に包む金銭のことを意味して使われています。

不祝儀も同じで、本来はおめでたくないこと・お悔みごとなどの行事を指す言葉ですが、これが転じておめでたくない行事に包む金銭のことを、不祝儀と言います。

では、香典と不祝儀は何が違うのでしょうか?
香典とは、葬儀を主催する側の経済的負担を援助する目的で、参列者が金銭を包むものです。
つまり香典とは、お通夜や葬儀に持参する金銭に限定した言葉です。

ですから、厳密に言うと不祝儀の種類の一つに香典があるということになります。
ただ実際には、香典以外で不祝儀袋を包むケースは近年ではまれであるため、同じ意味で使われています。

不祝儀袋に関するマナー

葬儀

お通夜に参列するにあたり、不祝儀袋の準備をすると様々な細かいマナーがあり、悩んでしまった経験のある方もいるでしょう。
お金を包むだけの簡単なものではありますが、実は細かいマナーがあります。

マナーを間違えて包んでしまうと、せっかくお悔みの気持ちも台無しになってしまいます。
お通夜などのお葬式では、マナーやしきたりを守って参列することが故人を偲ぶことになります。
葬儀の取り仕切りで忙しい遺族に迷惑をかけないためにも、マナーを守って不祝儀を包むことが大切です。

ここでは、不祝儀袋に関するマナーについて説明をします。

不祝儀袋の選び方

不祝儀袋は、コンビニやスーパーなどでも売っています。
実際に包む場合は、そういった市販のものを利用するケースが多いでしょう。
ただし、不祝儀袋にもいくつか種類があります。
参列するお通夜に相応しい種類のものを選ぶことが大切です。

宗教ごとに違う

まず、選ぶ不祝儀袋は故人の信仰していた宗教によって違います。
現代の日本では仏式の葬儀の割合が圧倒的に多いですが、神式やキリスト教の場合もあります。
故人が信仰していた宗教が分からない場合は、訃報連絡を受けたタイミングなどで、葬儀の形態などを事前に確認しておくと良いでしょう。

仏式の葬儀の場合は、無地のもの、もしくは蓮の花が描かれた袋が使用できます。
また、神式の場合は無地キリスト教の場合は十字架や百合の花が描かれたものを選びましょう。

水引にも注意が必要です。
水引の色は一般的には黒と白のものが多く、このタイプのものは全国的に使用できます。
関西などの一部の地域では、黄と白の水引も使われています。

神式の場合の水引は、黒と白、もしくは双白のものを、キリスト教の場合は水引がないものを使います。

金額に合わせる

包む金額によっても袋の選び方は変わります。
1万以下の金額の場合は、水引が印刷されているシンプルなものを使います。
1万円を超える場合は、実際の水引がかけてあるものを選びます。
5万を超えるような高額を包む場合は、双銀の水引のものを使います。

不祝儀袋についてはこちらの記事でも詳しく説明していますので、ぜひ合わせてお読みください。

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不祝儀袋の書き方

不祝儀袋を決めたら、次は袋に表書きや名前などを記入していきます。
不祝儀袋を書く場合、四十九日までは薄墨を使うのがマナーとされています。
これは、故人が亡くなった悲しみの涙で墨が薄くなってしまったという意味があります。

四十九日以降は通常の墨で問題ありません。
他にも、不祝儀袋を書く際には注意すべき点がありますから説明していきます。

表書き

まず、不祝儀袋の表書きについて説明をします。
表書きと言えば「御霊前」と書くのが一般的ですが、宗教や宗派によっては失礼にあたる場合もありますので注意しましょう。

仏教

仏教の場合の表書きは「御霊前」で問題ありません。
ただし、注意しておきたいのが四十九日を過ぎると「御霊前」ではなく「御仏前」が正しい表書きになります。

仏教では故人は亡くなった後、七日毎に七回裁きを受けた後、四十九日目に成仏すると考えられています。
故人の成仏を願って四十九日の法要は行われ、表書きも「御仏前」となります。

また、同じ仏教の中でも浄土真宗の場合は注意が必要です。
浄土真宗では、死後すぐに成仏すると考えられています。
そのため、四十九日の前であっても「御仏前」と書くのが正しいです。

神道

神道の場合の表書きは「御玉串料」や「御榊料」と書きます。
神道の場合、「御仏前」は相応しくないので気をつけましょう。

キリスト教

キリスト教の場合も、宗派によって違いがあります。
カトリックの場合は、「御花料」や「御ミサ料」と書きます。
プロテスタントの場合は、「御花料」や「献花料」と書きます。

注意しておきたいのが、キリスト教の葬儀ではお香を焚きませんので、「御香料」は正しくありません。
キリスト教で宗派が分からない場合は、御花料と書いておきましょう。

名前の書き方

表書きの下には包んだ方の名前を書きます。
不祝儀袋は「家」単位で包むものと考えられています。
そのため、お通夜に夫婦や家族で参列した場合でも家を代表して夫の名前を書くのが一般的です。

職場や同窓生などの連名で包む場合は、表には「○○株式会社 一同」のように書いておき別紙に各個人の名前を記載して、中袋に同封します。

中袋の書き方

不祝儀袋は上包みと中袋があります。
中袋に現金を入れて、中袋を上包みで包むのが一般的です。
お金をそのまま包むのではなく、丁寧に包むことによって故人や遺族に敬意を表していますが、「不幸が重なる」との考え方から中袋を使わない地域もあります。

中袋には包んだ金額と、名前・住所を書いておきましょう。

住所と名前を書く

中袋の裏面には名前と住所を書きます。
これは次に説明する金額と合わせて書いておくことによって、誰がいくら包んだかを記録する遺族の手間を少しでも軽くするための心遣いです。

金額を書く

表面には包んだ金額を記載します。
この時注意しておきたいのは、「金○萬圓也」のように金額は旧字体で書くことです。

旧字体で書くことにより、数字の書き間違いや読み間違いなどを防ぐ目的があります。

旧字体の記入例や、不祝儀袋の書き方についてはこちらの記事で紹介しています。
合わせてお読みください。

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不祝儀袋の入れ方

不祝儀袋への記入が終われば、いよいよお金を包んでいきます。
中袋を使う場合は、お金を中袋へと入れます。
このとき注意するのはお札の向きです。

お札は人物の顔が描いてある方が表になります。
中袋へお札を入れる場合は、この表面が裏になるように、つまり人物の顔が下になるようにして入れます。
悲しみで顔があげられない様子を表していると言われています。

お札が複数枚になる場合は、すべてのお札も向きを揃えましょう。

不祝儀袋にお金を包む詳しい方法や、表書きについては下記の記事でも解説していますので参考にしてください。

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不祝儀(香典)の金額相場

お金

不祝儀袋の悩みの一つに、いくら包むかという点があります。
不祝儀は多すぎても少なすぎても失礼にあたりますので、周囲とも相談をしながら適切な金額を包むことが大切です。

不祝儀の金額は、故人との関係と包む側の年代によって相場が決まっています。
親族などの縁が深いほど金額も高くなりますし、包む側の年齢が上になるにつれても相場はあがります。

故人との関係別の、概ねの金額相場について説明をします。

故人が親族の場合

故人が親族の場合は、親等が近いほど高くなります。
3親等より2親等、1親等といった具合です。
また不祝儀の相場は実の親族でも、義理の親族でも相場は変わりません。
義理の親族が故人の場合は、実の親族と同じように考えます。

またここで紹介しているのは、概ねの相場になります。
同じ親族でも、生前の交流の深さはまちまちです。
ここで紹介している概ねの相場を参考にしながら、具体的な金額は故人との交流と深さによって決めましょう。

特に親族の場合は、家ごとのしきたりなどがある場合もありますから、迷う場合は周囲とよく相談して決めることが大切です。

両親・子供・配偶者の両親

両親・子供などの1親等の親族は、一番も高額になります。
包む側の年代が20代であれば3~5万円、30代で5~10万円、40代以降の場合は10万円以上が相場です。

子供の場合不祝儀はもちろん、他にも葬儀代を一部負担するなどの場合もあります。
経済的に許す範囲内でバックアップをしてあげましょう。

両親や子供が故人の場合、喪主を務めることもあるでしょう。
喪主は故人と同じ立場で葬儀を主催する立場ですから、喪主となった場合は不祝儀は不要です。

祖父母・配偶者の祖父母

祖父母の場合の相場は、20代で1~3万円、30代で3~5万円、40代以降で5万~となっています。
祖父母がなくなった場合、まだ孫は未成年の場合もあります。
未成年の場合も不祝儀は包まなくても良いとされています。

叔父・叔母・孫

叔父や叔母が故人の場合、20代で1万円~、30代で1~3万円、40代以降で3万円~が相場です。
叔父や叔母ともなると、遠方に住んでいたりすると生前殆ど交流のない場合などもあるでしょう。
具体的な金額に迷うようであれば、周囲の親族などともよく相談をしましょう。

その他

その他の親族場合も、血縁関係の深さと生前との交流の深さを考えて具体的な金額を決めます。
不祝儀袋を包む際、4や9の数字は「死」や「苦しみ」を連想させるとしてタブーの数字とされています。
金額に4や9が入らないよう気をつけましょう。

故人が知人・友人の場合

友人や知人の場合も関係性にもよりますが、5千~1万円程度の場合が多いです。
故人が学生時代の同級生だったり、職場関係者の場合は連名で包む場合もあるでしょう。
連名で包む場合の相場は、ひとりあたり1~3千円程度です。

不祝儀の金額相場については下記の記事でも解説しています。

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不祝儀(香典)の渡し方について

葬儀

不祝儀袋ができあがったら、お通夜の会場に持参して遺族へと渡します。
不祝儀袋はただ渡せば良いのではなく、渡し方にもマナーがあります。
渡し方に関するマナーについて説明します。

お通夜と告別式どちらに持っていく?

親族や身内の場合、お通夜だけでなく告別式にも参列する場合もあるでしょう。
お通夜と告別式の両方に参列する場合、不祝儀袋を2回包む必要はありません。
どちらか一方のみで問題ありませんし、気を使って2回渡すのは「不幸が重なる」としてかえってマナー違反になります。

両方に参列する場合、一般的には最初に行われるお通夜の会場で渡すケースが多いですが、地域によっては告別式で渡す場合もあります。
不安であれば、周囲の方や親族とも相談しておきましょう。

不祝儀を渡す際のマナー

不祝儀袋を渡す場所は、お通夜などの受付で渡す場合が多いです。
小規模なお通夜や、家族葬の場合だと受付がない場合もあります。
受付がない場合は、参列して最初に遺族にあったタイミングで渡すのが良いでしょう。

実際に渡す際に、気をつけた方が良いポイントを説明します。

袱紗に入れて渡す

まず、不祝儀袋は会場へは袱紗(ふくさ)に入れて持参します。
そのまま不祝儀袋を持ち歩くのはやめましょう。
袱紗の色は黒や紺、紫の無地のものを使用します。

そして、受付で渡す直前に袱紗から不祝儀袋を取り出します。
名刺を渡すときのように、相手の方へ不祝儀袋をむけて袱紗を台にして渡します。

渡す際の言葉について

不祝儀袋を渡す際に無言で渡すのではなく、お悔みの言葉を添えて渡します。

  • 「この度は、ご愁傷さまでございます。」
  • 「この度はお気の毒でございました。御霊前にお供えください」

お悔みの言葉は、短く簡潔にしましょう。
遺族を元気づけようと長々と話してしまっては受付の迷惑にもなりますし、どんな言葉が遺族を悲しませてしまうか分かりません。

このとき、「重ね重ね」や「たびたび」などの重ね言葉は不幸が重なる忌み言葉として、弔事においてはタブーとされています。

不祝儀を渡すタイミングやマナーについては下記の記事で詳しく解説しています。

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お通夜の不祝儀についてまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか。

今回終活ねっとでは、お通夜の際の不祝儀について下記の内容について解説をしてきました。

  • 不祝儀とは、お悔みごと全般の行事を表す言葉で、お通夜などの葬式は不祝儀の中の一つであること。不祝儀袋も同じように、不祝儀の際に包む金銭のことを指しているが、近年では香典と同じ意味で使われていること。
  • 不祝儀袋は故人の宗教によって使用できる袋の種類が違うこと。不祝儀袋の表書きも、宗教や宗派によって違いがあること、名前は家を代表して夫の名前を書くのが一般的であること。中袋には数字の間違いを防ぐため旧字体で、包んだ金額と名前、住所を書いておくこと。
  • 不祝儀袋に包む金額は、故人との関係性と包む側の年代によって概ねの相場が決まっていること。実際に包む具体的な金額は、故人との生前の関係や交流の深さによって決めること。
  • 不祝儀袋は、お通夜と告別式両方に参列する場合はどちらか片方だけ持参すれば良く、一般的にお通夜の際に持参すること。不祝儀袋は渡す直前までは袱紗に入れて持参し、渡す際にはお悔み言葉を添えて渡すのがマナーであること。

お通夜は本来、故人がなくなった翌日に行われていました。
最近では葬儀場の予約の関係などで、翌日以降に行われる場合も多いですが、訃報を受けてから時間の余裕のないことには変わりありません。

短い時間に失礼のないように不祝儀袋を準備するには、あらかじめマナーについて確認しておくことが大切です。
今回の記事が、不祝儀袋について不安のある方の参考になれば幸いです。

お通夜に参列する場合は不祝儀袋以外にも、気をつけるべき持ち物があります。
終活ねっとでは、お通夜の持ち物に関する記事も掲載していますので、ぜひ合わせてお読みください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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