
大学生のお通夜の服装・持ち物とは?香典の金額についても解説!
大学生の間にお通夜に参列したことがない方も多いのではないのでしょうか。学生でもあり大人としてもみられる大学生は、お通夜にどんな服装で参列すればいいのか気になりますよね。今回はお通夜に参列する際の服装や大学生でも香典を持っていくのかなどの疑問を詳しく解説します。
最終更新日: 2020年12月18日
大学生のお通夜の服装・持ち物とは?

お通夜を含め葬儀の場では、どのような年代であっても性別であっても、その場にふさわしい服装や持ち物を心掛けることが大切です。
さてお通夜に参列する方の中には大学生という場合もあるでしょう。
大学生は確かに高校生などと同じように学生ですが、一方で在学中に大人とみなされる年齢に到達したり一人暮らしをしたりします。
このため大学生の場合は、葬儀の場で一般の大人と同じようなマナーを守る必要が求められることも多いです。
そのうちの1つが服装や持ち物に関するマナーですが、大学生の場合はどのようにするのが適切なのでしょうか。
そこで今回「終活ねっと」では、大学生がお通夜の場で着用すべき服装や持参すべき持ち物について見ていきます。
大学生がお通夜や葬式の場で着用すべき服装とは?
大学生がお通夜で持参すべき持ち物とは?
大学生がお通夜に持参すべき香典の相場はいくらなのか?
大学生の立場でお通夜に行く際に服装や持ち物関係がよくわからないという方にとって、いざというときに役立つ内容となっています。
ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。
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大学生のお通夜・葬式の服装について

大学生がお通夜や葬式に参列する際に心がけるべき服装や持ち物とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
ここでは大学生にふさわしい葬儀の場での服装や持ち物を、お通夜の場合と葬式の場合に分けて詳しく見ていきます。
お通夜・葬式の服装について
大学生にとっての正装といえばスーツをイメージする方が多いでしょう。
ただ大学生が持っているスーツといえば、社会人のようなビジネススーツではないことがほとんどです。
もし大学生が葬儀に参列する場合は、どのようなスーツがふさわしいのでしょうか。
大学生はリクルートスーツでもいいの?
大学生の中には就職活動中ということもあり、リクルートスーツを持っている方も多いです。
そのため葬儀の際には、大学生が着るもので格式が感じられるリクルートスーツを着ていこうと考える方も多いでしょう。
もしリクルートスーツを着用して葬儀に参列するときは、スーツの色に注意すべきです。
お通夜の場合であれば、黒のみならず紺やグレーといった暗色系のものでも大丈夫とされています。
これはお通夜については、急な訃報を聞いて大急ぎで駆け付ける意味が強いことから、黒以外の暗色系の服装でも許されるとみなされるためです。
しかしお葬式の場合は、リクルートスーツでも黒系のもののみが適しているとされます。
お葬式については事前にいつどこで行われるのかがあらかじめ知らされており、加えて参列の準備に
も時間的に余裕があるものとみなされるためです。
入学式の時のスーツでもいいの?
就職活動をしていない大学生はリクルートスーツは持っていなくても、入学式に着用したスーツを持っている方は多いでしょう。
このような場合は、色に加えてストライプが入っているかどうかによってお通夜と葬式で着て良いかどうか大きく異なります。
ストライプが入ったスーツ
大学生の中にはストライプの入ったスーツだけ持っているという方も多いでしょう。
このような場合は、お通夜であればまだ大丈夫とみなされます。
先程見たリクルートスーツの場合と同じように、お通夜では急を聞いて駆け付けたために許容される服装の幅が広めです。
このため大学生が着用してきたものがストライプの入ったスーツであっても、お通夜ということであればまだ周りから白い目で見られることはありません。
ただし葬式の場合は、葬儀でメインの儀式であるうえ、事前に知らされていることからストライプの入っていないスーツを着ていくようにしましょう。
紺やグレーのスーツ
入学式のときに着用したスーツでも葬儀の場ではやはり色が大きな要素となります。
入学式で着用したスーツが紺やグレーだったという方も多いでしょうが、こちらもお通夜であればある程度は許容されます。
しかしお葬式の場合はリクルートスーツの場合と同じように、原則黒色のものを着用すべきとされていますのでこの点は要注意です。
シャツやブラウスはどうすればいいの?
大学生が葬儀に参列する場合は、スーツの下に着用するシャツやブラウスについても気にする必要があります。
男性であれば無地の白色のものを、女性であれば無地の黒色のものを着用しましょう。
加えて肌が著しく露出している状態は適さないとされるため、長袖のものを着用します。
どうしても黒いスーツがないときは?
大学生でもどうしても黒いスーツがないという方も多いでしょう。
そのような場合は、あまりカジュアルではない範囲で黒系のシャツやパンツを代用品として着用すれば問題はありません。
どうしてもふさわしいシャツやパンツがない場合は、喪服のレンタルサービスを活用するのも1つの手です。
また、下記の記事ではお通夜にふさわしいコートについて紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。
身だしなみについて
大学生であっても葬儀の場では適切な身だしなみを心掛けることが大切です。
特に髪の毛の色やメイクについては注意する必要があります。
髪の毛は染めたままでいいの?
大学生で髪の毛が茶髪など黒以外の色に染めている方も多いでしょう。
このような場合、髪の毛は染めた色のままで良いのかどうかを疑問に感じる方も多いです。
お通夜では、どのような髪型・髪色がふさわしいのでしょうか?
残念ながら葬儀の場では髪の毛は黒色の方が望ましいとされています。
茶髪などでは葬儀の厳粛な雰囲気を壊してしまいかねないためです。
ただお通夜のような急な場合は、ヘアスプレーで一時的に黒に染めると良いでしょう。
なお葬式の場合は準備に時間があるため、美容院などで黒に染めてもらうのがおすすめです。
派手なメイクは避けよう
女性であればメイクをしてから参列するのが一般的です。
葬儀に参列する際のメイクは、基本的に派手さのない自然な状態を心掛けるのがマナーとされています。
いわゆるナチュラルでも葬儀に参列するにはやや派手さがあるため、極力地味さが出るようなメイクを心掛けましょう。
なお当日に顔色が悪い場合は、血色よく見えるような工夫も必要です。
大学生のお通夜の持ち物

大学生でお通夜に参列する場合は、服装のことだけではなく持ち物のことがよくわからない方や気にする方も多いです。
ここでは大学生の立場でお通夜に参列する際に、どのような持ち物を持参すべきなのかについて詳しく見ていきます。
カバンはどんなものがいいの?
お通夜など葬儀に参列する際にはさまざまな持ち物をカバンに入れていきますが、まずカバンも葬儀にふさわしいとされるものがあります。
葬儀の場にふさわしいとされるカバンとは、色は原則として黒色のもの、さらに光沢が目立たず金具がある場合は派手に光を放っていないものが理想的です。
加えてカバンの素材も重要で、特に動物製の革や皮を使っているものは、仏教で説かれている不殺生の教えに反するため避けるべきとされています。
ハンカチ
故人のご不幸に対する悲しみから、多くの方が参列の際に涙をぬぐうでしょう。
この際にハンカチがあるととても便利ですが、ハンカチについては色が特に気を付けるべき点となります。
葬儀の場でふさわしいとされているハンカチの色は白か黒で、特に白は古くから葬儀関係の正式な色として決められていたため、伝統からすれば最もふさわしい色です。
ただし近年では服装などとの組み合わせの関係で、黒もふさわしいとみなされるようになってきています。
数珠
仏式葬儀に参列する場合は、焼香や合唱の際に欠かせない数珠も必須の持ち物です。
本式のものであれば宗派ごとに決められた数珠がありますが、もしそこまで考える余裕がないのであ
れば、比較的珠の数が少なめである略式の数珠でも問題ありません。
傘
葬儀に参列する際に雨が降っている場合は傘が必要ですが、葬儀で持参する傘も黒色などシンプルな色遣いのものを選びましょう。
どうしても用意するのが難しい場合は、コンビニなどで販売されているビニール傘もシンプルなものに含まれているために問題はありません。
香典
大学生が葬儀に参列するとなれば、香典も持参する必要があります。
高校生までであれば実家暮らしの方がほとんどであるため、香典についてはそこまで意識することはありませんが、大学生ともなるとアルバイトしている方も多いために必要です。
なお香典はそのままではなく、この次の項目で説明する袱紗に包んで持参するのがマナーとされています。
袱紗
袱紗(ふくさ)は香典を持参する際に使われる包みですが、特に色に注意が必要です。
葬儀など弔事の場合は、紫色のものか暗色系のものを持参すべきとされています。
ただし紫色のものは結婚式など慶事の場合でも使えるため、1つ持っておくと便利です。
大学生が持って行く香典はいくら?

社会人の場合であれば香典は故人との関係性に応じて相場が決まっています。
しかし大学生の場合は、あまり多く包めない事情もあるため、知人や友人の葬儀であれば3千円から5千円が香典の相場です。
一般的な葬儀に参列する際の香典相場についてより詳しいことは、以下の記事で説明されていますので、ぜひともご活用ください。
大学生のお通夜の服装・持ち物まとめ

今回「終活ねっと」では、大学生がお通夜などに参列する際にどのような服装や持ち物を準備すれば良いのかについて見てきました。
今回の記事で触れた内容をまとめますと、以下に挙げられる各ポイントの通りとなります。
大学生が葬儀に着用すべき服装は、参列するのがお通夜なのか葬式なのかによって異なってくる。
お通夜の場合であればリクルートスーツでも入学式に着用したスーツであっても、黒色や暗色系のものが許容される。
しかし葬式に参列する場合は、原則として黒色系のものを着用すべきとされている。
もし黒いスーツがない場合は、黒のシャツやパンツで代用もできる。
なおシャツやブラウスについては、男性であれば無地の白色のものを、女性であれば無地の黒色のものを着用する。
身だしなみについては、髪の毛はヘアスプレーなどを使って黒に染め直した方が無難である。
メイクについても派手さが目立たない、落ち着いた外見になるように心がける。大学生がお通夜に持参すべき持ち物はいろいろあるが、まずカバンについては黒色のもので光沢が目立たず、素材も動物由来ではないものを選ぶ。
ハンカチは白色か黒色のものがマナーである。
数珠は本式のものであれば宗派で決められたものを選ぶが、宗派のことを考えていられない場合は略式のものを持参する。
香典も紫色や暗色系の袱紗に包んだ状態で持参し、雨の日はシンプルな色の傘を用意する。大学生もアルバイトをしている方が多く収入があるとみなされるため、香典を持参すべきとされている。
ただし社会人ほど経済的に安定していない事情から、あまり多く包まなくても良いとされている。
大学生であっても葬儀の際には社会人と同じようにスーツなどを着用すべきとされています。
ただしお通夜であれば、ストライプ付きのものや黒以外の暗色系のものも許容されるため、安心していただいて大丈夫です。
なお葬式の場合は黒色のものを着用するように心掛けましょう。
持ち物についても色や素材などのマナーに即したものを持参すると無難です。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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