自宅で葬儀をおこなう自宅葬とは?メリットや気をつけるべき点を解説

自宅で葬儀をおこなう自宅葬とは?メリットや気をつけるべき点を解説

自宅で葬儀を行うことを自宅葬といいます。近年は、ほとんどの家庭が外部の葬儀場を借りて葬儀を行いますが、地域によっては未だに自宅葬を行う家庭も少なからず存在します。今回はそんな自宅で葬儀を行うことについてのメリットや、気をつけるべき点を解説していきます。

最終更新日: 2020年12月03日

葬儀の自宅葬について

葬儀

昔は自宅で葬儀を行うことが当たり前で、今のように外部の葬儀場を借りることは、相当大規模な葬儀を行わない限りはありませんでした。

近年は、家の敷地面積などの内部的問題や、近隣に迷惑がかかるなどの外部的な問題によって、自宅で葬儀を行うことはほとんどありません。
しかし、今でも自宅葬を選ぶ人は少なからず存在します。

今回「終活ねっと」では、自宅で葬儀を行うことについてのメリットや、気をつけるべき点を解説していきます。

  • 自宅葬とは?

  • 自宅葬の注意点

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

一般葬儀の金額相場

お金

日本には葬儀の形式が多数存在しますが、その中でも最も行われているのが一般葬です。
一般葬の金額相場は、約150万〜200万円ほどかかると言われています。

非常に高額な費用が掛かりますが、これら全てを一つの家庭で負担するのではなく、一般的には参列者からいただく香典や保険金などで差し引いて行うので、実質支払う金額は100万円前後だとも言われています。

しかし、どちらにせよ一般葬に掛かる費用は非常に高額なものであることには変わりなく、近年は都市部を中心に、一般葬からより小規模な葬儀を選択する家庭が増えています。

以下の記事では、葬儀費用の相場や内訳について詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

自宅葬とはどんな葬儀?

葬儀

自宅葬という葬儀の形式を知っていますか。
近年は、ほぼ9割の家庭が外部の葬儀場を借りて葬儀を行いますが、一部の家庭では今でも自宅で葬儀を行なっています。

ここでは、自宅葬とは一体どのような葬儀なのか、自宅葬を行うことのメリットなどを解説していきます。

家族葬の一種

家族葬というのは人気が出てきている葬儀形式の一つであり、従来の一般葬のように多くの人に声をかけて参列してもらう葬儀ではなく、親族や特別仲の良い友人だけで行う小規模な葬儀のことです。

自宅葬はその家族葬の一種であり、住み慣れた我が家で穏やかに葬儀を行うことができます。

一昔前までは自宅で葬儀を行うのが一般的でしたが、近年は家の面積が葬儀を行うのに十分でなかったり、マンションやアパートなどの集合住宅で葬儀を執り行うことは禁止されていたりなど、様々な理由から自宅葬の割合は減っています。

依頼方法は二通り

自宅葬といっても、2通りのやり方に分けることができます。

一つは、葬儀会社を利用せずに、自分たちで全ての準備を行う方法です。
全てを自分たちで行うこととなると、臨終後の搬送から、ご遺体の安置、納棺などの一通りの作業を完遂させなければいけません。
また、読経に関しては自分たちで行えないので、近くのお寺などに直接依頼をする必要があります。

もう一つは、葬儀会社に依頼をする方法です。
実は、自宅葬の場合であっても葬儀社が対応してくれるところは多く、一連の作業を手厚くサポートしてくれます。

葬儀は行う前から多くの準備を必要としますので、ある程度特別な事情がない限りは、葬儀会社に依頼をするのをオススメします。

メリット

次に自宅葬を行うメリットを見ていきましょう。

落ち着いた環境でのお別れ

人の死というのはどうしようもないほど辛いものであり、そんな中で行う葬儀というのは、精神的にも大きな負担となります。
しかし、故人やその家族が最も長く過ごした場所である自宅ならば、落ち着いた環境でお別れをすることができ、精神的にもある程度の負担を減らせるでしょう。

また、自宅で行うということは同時に、式場の利用時間に追われる心配もありません
遺族が満足するまで時間を掛けて葬儀を行うことができるという点も、自宅葬のメリットの一つと言えるでしょう。

会場費が節約できる

自宅葬のメリットとして誰しも思い浮かぶのが、会場費の節約でしょう。
会場費の一般的な相場は10万円前後と言われていますが、規模が大きい場合は100万円ほど掛かる場合もあります。

どんな会場にせよ、無料で貸し出しをしてくれる葬儀社は少ないため、会場費を節約できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

制約された形式がない

自宅であれば、制約された形式がないため、故人らしい葬儀を行うことができます。
例えば、近年は葬儀中に音楽を流すのが注目されていますが、外部の葬儀場では著作権の問題がどうしても絡んでしまいます。

しかし、自宅葬であれば音楽を流しても営利目的として判断されないため、どんな音楽でも著作権の使用料を支払う必要はありません

当然、近隣の騒音問題などは意識する必要がありますが、それらの配慮をきちんと守れば、最も自由な葬儀を行うことができると言っても過言ではありません。

自宅葬で気をつけるべき点は?

困った人々

ここまで、自宅葬のメリットをご紹介してきました。
しかし残念ながら、自宅葬はどの家庭でも行えるわけではありません。
この記事の最後は、自宅葬を行うために必要な環境と、実際に行う際の注意点を解説していきます。

おこなえる環境を整える

自宅葬を行える最低限の環境は整っているでしょうか。
ポイントをいくつかご紹介しますので参考にしてみてください。

自宅は開催できる規模・状態か

まず自宅が葬儀を開催できる規模・状態であるかを確認しましょう。

自宅葬を行う際に最低限必要な規模というのは、棺を安置できるだけのスペースと、棺を出棺する際のスペースです。
特に高層のマンションに住んでいる方などは、エレベーターに棺を入れることができませんので、出棺が物理的に難しいと予想されます。

また、物理的に可能であったとしても、マンションやアパートなどの集合住宅では、そもそも葬儀を執り行うこと自体を禁止しているところも多いです。
もし、自宅葬を考えているならば、事前に葬儀の可否を確認しておきましょう。

参列者が利用する施設の確保

棺を安置するだけでは葬儀は成り立ちません。
参列者が利用する施設を確保することができるか確認しましょう。

宿

遠方から親族が参列される場合は、喪主側が宿を確保するのがマナーです。
外部の葬儀会場を利用する場合は、葬儀社が所有している宿泊施設に、もし無ければ葬儀場の近くのホテルに宿泊してもらうなどの対応ができます。

自宅葬の場合、自宅に泊めることが可能であればそれで問題ありませんが、不可能な場合は宿の確保をする必要があります。
しかし、住宅街にはホテルなどの宿が少ないため、自宅から近い宿の確保が困難になります。

待合室

自宅葬をする際は、葬儀を行う式場だけでなく、会食などをする待合室が必要となります。
つまり、式場以外にもある程度の人数が収容できるスペースは確保できるかということです。
事前に家の間取りを確認しながら、可能な限り多くの人数が入れるようにスペースを確保しましょう。

駐車場

参列者の中には、少なからず車で参列される方もいるでしょう。
そのような方のためにも、必ず駐車場を確保しておく必要があります。
都市部であれば住宅街でも駐車場はいくつかありますが、必ずしも空いているとは限りませんので、事前に周辺の駐車場などをチェックして、参列者側に伝えておく必要があります。

また、駐車場のレンタルをしているサービス会社もありますので、自宅の近くに対象の駐車場があれば、事前に確保しておくと良いでしょう。

近所への配慮

自宅の環境を整えることも大切ですが、ご近所への配慮も忘れてはいけません。
例えば、自宅周辺の人の出入りが多くなることや僧侶による読経、焼香の匂いなどと色々と迷惑を掛けしてしまう点は事前にきちんと説明しましょう。

マンションやアパートの場合は、可能なら全ての部屋に挨拶をするのが一番ですが、規模的に難しければ、最低限両隣と上下の階の部屋に挨拶しましょう。

葬儀の自宅葬についてのまとめ

葬儀

いかがだったでしょうか。
今回「終活ねっと」では、葬儀の自宅葬について詳しく解説していきました。
以下、今回の内容をまとめます。

  • 一般葬の金額相場は、約150万〜200万円ほどである

  • 自宅葬とは家族葬の一種であり、依頼方法は「葬儀会社を利用せずに自分たちで全ての準備を行う」と「葬儀会社に依頼をする方法」の二通りである

  • 自宅葬のメリットは「落ち着いた環境でのお別れができる」「会場費が節約できる」「制約された形式がない」などがあげられる

  • 自宅葬を行うのに必要な環境には「自宅の規模が十分な大きさか」「自宅で葬儀を行うことを禁止されていないか」などが挙げられる

  • 自宅葬を行うのに必要な施設には「参列者が泊まるための宿」「会食などを行う待合室」「駐車場」などがあげられる

  • 自宅葬を行う場合は、事前に近隣の方への配慮を忘れてはいけない

自宅葬は魅力的な葬儀形式の一つではありますが、行うためには数多くの問題をクリアする必要があります。
まずは一人で悩まず、葬儀社に相談してから、可能か不可能かを判断してみることをオススメします。

「終活ねっと」では、他にも葬儀に関する記事を多数記載しています。
以下の記事では、自宅での葬儀のマナーについて詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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