
日本の葬儀費用が高い理由って?費用を安く抑えるポイントも紹介!
日本は葬儀代が高いという話をよく聞きませんか?平均200万円とかそんな大金払えない!と思っている人も少なくないでしょう。ここではどうして葬儀費用はこんなに高いのか、どうやったら安く抑えられるかのポイントを解説していきます。
最終更新日: 2020年12月02日
高い葬儀費用について

「日本は世界一葬儀費用が高い」という話を聞いたことはありませんか?
葬儀費用などについては、知っておかなければと思いつつ、つい後回しになってしまいますよね。
少しでも費用を安く抑えられる方法があるならば、誰もが知りたいと思うに違いありません。
今回「終活ねっと」では、日本の葬儀はなぜ高いのか、いくつかの理由と、日本以外の国の葬儀費用、また費用を安く抑えるポイントなどを解説していこうと思います。
内容は以下の通りになります。
日本の葬儀費用は高いの?
葬儀費用が高い理由
日本以外の国の葬儀費用
葬儀費用を安く抑えるためには
以上について解説していきます。
後半では葬儀費用を抑えるポイントについてまとめています。
最後までお読みいただけると幸いです。
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日本の葬儀費用は高い?

日本の葬儀費用は世界一高いです。
他の国の平均と比べてみても、日本だけが桁はずれに高いのです。
それでも最近はゆるやかに葬儀費用の全国平均が下がってきています。
昨今の少子高齢化や核家族化、独居世帯の増加などで、大きな規模の葬儀が減ってきているためです。
一方で葬儀の形は家族葬や直葬といった、簡略化の方向へ向かっています。
一般的な葬儀費用
一言で葬儀費用といってもいくつかの項目に分かれていて、その内訳の中に様々な項目が含まれています。
葬儀社が一括で出す請求額であっても葬儀費用の内訳のうちのひとつです。
さらにその中に含まれる、例えば「ドライアイス」「人件費」などの項目は、それぞれ葬儀社によって異なってきます。
では日本の一般的な葬儀費用の相場、費用の内訳を解説していきましょう。
葬儀費用の相場
最近の調査では日本の葬儀費用の平均相場は199万円です。
各所でそれぞれアンケートによる全国調査をしていて数字が微妙に違いますが、サンプル数などの違いもあるようです。
どの調査結果もおよそ200万円弱と言えると思います。
葬儀費用の内訳
葬儀費用の内訳は大きく以下のように分けられます。
「葬儀一式費用」
葬儀施行のためにかかる費用。祭壇や葬儀当日の運営費、人件費。
「飲食接待費」
通夜の後の「通夜振る舞い」や火葬の後の「精進落とし」などの食事、飲み物代。
「寺院費用」
お寺へのお布施など。戒名料、読経料、御膳料、お車代が含まれる。
以上3つのそれぞれの平均相場は、「葬儀一式費用」が121万円、「飲食接待費」が31万円、「寺院費用」が47万円になっています。
これらの項目3つを合計すると、上記にある葬儀費用の全国平均相場「199万円」になり、これが実際に葬儀にかかる費用です。
なお、葬儀形式による費用相場の違いを解説した記事もご用意しております。
下記のリンクから、あわせてご覧ください。
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日本以外の葬儀費用
日本の葬儀費用の平均は約199万円と書きましたが、日本以外の国の葬儀費用はどうなっているのでしょうか。
平均データでは、アメリカの葬儀費用の平均が44万円、イギリスが12万円、ドイツが19万円、韓国が37万円です。
年々日本も下がってきているとはいえ、それでもイギリスの17倍です。
ちなみに、欧米では日本でも最近増えてきている直葬が主流です。
葬儀費用が高くなる理由

日本の葬儀費用がここまで高いのはなぜでしょうか?
費用を抑えるにしても、その理由がわからなければ対処することができません。
ここからは日本の葬儀費用が高い理由についてまとめてみました。
病院で勧められた葬儀社を利用したから
現在日本人の約8割は病院で亡くなります。
その際病院から葬儀社を紹介されることがありますが、そのまま紹介された葬儀社に葬儀を依頼した場合、通常の費用よりも高くなってしまいます。
葬儀社は提携している病院に紹介料を支払っていて、紹介による葬儀が決まると、私たちが支払う葬儀費用にその紹介料が上乗せされるようになっているのです。
故人が亡くなり考えもまとまらないところに葬儀社を紹介されたら、流されるままに契約してしまう人も多いと思います。
しかしそれでは払わなくてもいい費用を余分に払うことになります。
この場面ではひと呼吸置いてから判断しましょう。
そしていざという時に困らないように、事前に葬儀社を決めておくことが大切です。
それは不謹慎なことではなく、あとで後悔したり、トラブルが起きるのを未然に防ぐためにも重要なことなのです。
戒名やお布施などの寺院費用
寺院費用47万円の主なものはお布施と戒名料です。
お布施は仏教で使われる言葉です。
仏教では「布施行」と言って「与えること」を修行のひとつとしてお金や物をお寺へ差し出します。
その考え方から、基本的には金額をはっきりと提示することはありません。
そこでは地域のならわしや、各家庭とお寺のつながりによる相場を元にやりとりされますが、その金額は表に出にくいのです。
また、戒名も高い費用のひとつの要因です。
戒名のランクによる料金の違いは、以下のようになっています。
信士・信女 20万〜50万円
居士・大姉 50万〜80万円
院居士・院大姉 100万円〜
これらを出し惜しむことは故人を蔑ろにする事と考える、昔ながらの日本人の精神も全体の費用を高くしている理由のひとつと考えられます。
また昨今では菩提寺と家庭との繋がりが薄れ、はっきりとした金額提示のニーズも増える状況で、お寺によっては金額の目安を教えてくれることも増えてきたようです。
葬儀プランのオプションが多い
大切な方のご臨終を告げられても、ご遺族は悲嘆にくれる間もなく葬儀社との契約など事務作業に追い立てられます。
そんな時に、進行の流れに沿うように葬儀社のスタッフが様々なオプションの追加を持ちかけてきます。
祭壇、骨壷、返礼品、その他もろもろ。
「みなさんそうされています」「最後のお別れのための」と言われるとしなければいけないと思ってしまうこともあるでしょう。
しかしそれが日本の葬儀費用が高い要因のひとつになってしまっているのです。
セットプランであっても、オプションを追加しグレードアップすれば追加料金も発生します。
その都度立ち止まって、そのオプションは本当に必要なのか確認しましょう。
また一方であまりにも激安な葬儀プランは、本来は不可欠な品やサービスがオプション扱いになっていたりするので、事前に複数社を比較するなどの見極めが必要です。
葬儀費用を安く抑えるには?

それでは、高い葬儀費用を実際に安く抑えるにはどうしたらいいのでしょうか?
ここからは具体的に、そのポイントをあげていきましょう。
ぜひ参考にしてみて下さい。
葬儀の内容を見直す
葬儀社が行なう葬儀のプランは、一般葬、家族葬、一日葬、直葬などがあります。
最近では僧侶を呼ばない「無宗教葬」も出てきています。
家族や親しい身内のみで行なう家族葬は、近年全体の4割に迫る勢いで増えています。
通夜を行わず葬儀のみの一日葬、火葬のみの直葬と、簡素化の情勢にともない葬儀の形式も多様になりました。
葬儀社の広告によくある一般葬ですが、メディアで家族葬などが取り上げられることが増えたため、比較対象としてそう呼ばれるだけで、葬儀の形式は家族葬と違いはありません。
会葬者の人数などの規模が違うだけなのです。
費用を抑えるには、行いたい葬儀の形式と規模をプランと照らし合わせて、プラン自体の見直しをすることも重要です。
補助金制度を利用する
故人が国民健康保険、後期高齢者保険などに加入していた場合、葬儀終了後に申請手続きをすることによって、葬祭費の給付金を受け取れる制度があります。
金額は地域によって異なり、東京23区は一律7万円ですが、3万〜5万円の市区町村がほとんどです。
また故人が健康保険に加入していた場合、葬儀を行った扶養家族に一律5万円の埋葬料が受け取れる制度などがあります。
いずれも申請期間は2年間で、申請しないと受け取れません。
葬儀会社を比較する
葬儀社のプランも色々ある一方で、金額のみで単純な比較はなかなか難しいのが現状です。
複数の葬儀社を比較する場合、似たようなプランであっても会葬者の人数など含まれる条件がまったく同じではないからです。
そうであっても、事前に見積りをとり丁寧に比べていくことは可能です。
複数の葬儀社から見積りを取れればなおいいですが、1社ではなく2社の葬儀社の見積りを比較するだけでも大きく違いがわかってきます。
これはある程度時間が取れる時に、余裕をもってやることをぜひともおすすめします。
つい最近まで、葬儀の費用は一番大きい総合計のみで語られ「個別の費用はわからない」と言われるのが通例でした。
それに比べればここ数年はネットを中心にたくさんの情報が出るようになり、安い葬儀社もずいぶん増えてきました。
また、葬儀費用をより安くする方法を解説した記事も掲載しています。
下記リンクからこちらも合わせてご覧ください。
高い葬儀費用のまとめ

いかがでしたか?
今回「終活ねっと」では、日本の高い葬儀費用についてご紹介していきました。
今回の記事の内容をまとめると以下のようになります。
日本の葬儀費用は世界一高い
日本の平均相場は199万円。アメリカは44万円、イギリスは12万円。
日本の葬儀費用は「葬儀一式費用」「飲食接待費」「寺院費用」に分けられる
この3つの合計が199万円。葬儀一式費用は葬儀社に支払う費用。
葬儀費用が高い理由
臨終の際、病院に紹介されるがままの葬儀社で葬儀を行なうと、葬儀費用に紹介料のマージンが上乗せされる。
仏教のならわしもあり戒名料やお布施が高い。
基本プランは安くても、オプションを追加するごとに高額になる。葬儀費用を安く抑えるには
様々な規模の小さい葬儀プランがあるので、葬儀の内容を見直す。
故人が各種健康保険に入っていれば、申請してもらえる補助金制度がある。
できれば生前に、複数の葬儀社から見積りを取り比較する。
2社を比べるだけでも違う。
ここ最近でも葬儀費用をめぐる背景が大きく変化していることがわかりました。
今はたくさんの情報を比較して選んでいく時代のようです。
公的な補助金制度も積極的に使って、葬儀費用を抑えたいですね。
また、下記の記事では葬儀の流れについて葬儀前後を含めて詳しく説明しています。
こちらもあわせてご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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