穏やかに故人を送り出すためのポイントとは?葬儀の流れや直葬も解説

穏やかに故人を送り出すためのポイントとは?葬儀の流れや直葬も解説

古代より人類は、葬儀によって人の死を弔う文化がありました。宗教によって葬儀の形式は違えども、穏やかに故人をこの世から送り出すという点は、全宗教において共通の理念です。今回はそんな穏やかに故人を送り出すためのポイントや、日本の葬儀の流れについて解説していきます。

最終更新日: 2020年09月09日

故人を送り出す葬儀について

葬儀

古代より人類は、葬儀によって人の死を弔う文化がありました。
宗教によって葬儀の形式は違えども、穏やかに故人をこの世から送り出すという点は全ての宗教において共通の理念です。

今回「終活ねっと」では、穏やかに故人を送り出すためのポイントや、日本の葬儀の流れについて解説していきます。

  • 葬儀の意味合いとは

  • 故人を穏やかに送り出すためには

  • 故人を送り出す葬儀の流れとは

  • 通夜なしで故人を送り出す葬儀とは

以上の項目を中心に解説していきます。
穏やかに故人を送り出すポイントが知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

葬儀の意味合いとは

葬儀

葬儀を執り行うことにはどのような意味があるのでしょうか。

故人の死を受け止め、きちんと送り出すため

古来から人は死を受け入れるために死後の世界を作り出し、そして送り出してきました。
現代でも、形式こそ違えど根本的な考え方は変わっておらず、普段仏様に祈らない無宗教者も葬儀の時ばかりは数珠を片手に合掌をします。

なぜ普段から信仰していない人が、葬儀では仏教徒のように祈るのでしょうか。
私たちは何も本気で故人の冥福を祈っている訳ではありません。
人は故人をあの世に送り出すという行為をすることで、はじめて故人の死を受け止めることができるからです。

これだけ科学が発展した現代でも死後どうなるのかは分かっておらず、分からないものを受け止めるには、何かしらの意味を持たせる他ありません。
その意味を持たせるのが葬儀であり、葬儀とは故人を送り出すという役割以前に、自分たちが死を受け止めるためにあるのです。

故人の死を社会的に証明するため

人は社会の中で生きていますので、増えたり欠けたりした場合は、それを社会的に証明する必要があります。
例えば、故人の遺産相続の問題であったり、会社に勤めていたならば仕事の引き継ぎなど、死が社会的に証明されなければ様々なトラブルに発展してしまいます。

そのため、訃報通知状などを親戚や友人に送ったり、医師から受け取った死亡診断書を役所に提出するなどして故人の死を証明し、生きている人たちは社会的な処置を施す必要があるのです。

故人との最後のお別れの場

上記で説明した通り、葬儀には精神的な役割、社会的な役割とありますが、これだけなら葬儀を無理に開く必要はないのかもしれません。
しかし人間というのはもっと単純で、故人との最後のお別れをするための場所として葬儀を執り行う生き物なのです。

その証拠は、現代では当たり前のように行われている告別式にあります。
はじめて告別式が執り行われたのは、今から約100年前の明治時代で、中江兆民という思想家の死がきっかけでした。

彼は、遺言で「葬儀を執り行わずにすぐ火葬しろ」と書いたため、その通りに火葬のみが行われました。
しかし、その後どうしても最後のお別れを言いたいという人が多く名乗り上げたため、葬儀の代わりに執り行われたのが告別式なのです。

このような最後に一目会いたい、お別れを言いたいという単純な心理が、葬儀・告別式というお別れの場を設けるのです。

故人を穏やかに送り出すためには

葬儀

故人を穏やかに送り出すには、まず何をすれば良いでしょうか。
ここでは葬儀を執り行う上で、最低限押さえておきたい手順と知識をご紹介します。

葬儀形式をしっかりと選ぶ

従来までは、葬儀場に何人もの参列者を集め、より多くの人に故人を見送ってもらう大規模な葬儀が一般的でした。

しかし、近年は身内のみで葬儀を執り行う家族葬や、通夜を省略して葬儀・告別式のみを行う一日葬など、小規模な葬儀が注目されています
特に都市部では、既に従来の一般葬よりも、家族葬を選ぶ割合の方が高い地域も存在します。

葬儀の規模だけでなく、無宗教葬や自由葬などの宗教色を排除した葬儀も話題となっており、葬儀の形式はますます多様化していく時代となりました。

そのため、故人を穏やかに送り出したいのであれば、従来の葬儀に囚われず、自分たちの生活や環境に合った葬儀形式をしっかりと選ぶことが大切なのです。

以下の記事では、多様になる葬儀の種類について詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

葬儀費用を確認しておく

葬儀の形式を決める際は、同時に費用も確認する必要があります。
一般的に日本の葬儀の平均費用は100万円前後だとされていますが、その内訳は様々です。

例えば、葬儀を執り行うために必要な葬儀場はもちろんのこと、参列者をもてなすためのや飲食代、香典返しによる返礼品代、他にも僧侶に対するお布施などが掛かってしまいます。

これらの費用をきちんと把握しておかないと、葬儀社の言われるがままにサービスを付け足してしまったり、後々の親族間のトラブルに発展する恐れもあります。

自分たちの葬儀には何が必要で、どの程度の費用が掛かるのかを確認しながら、葬儀社と相談するようにしましょう。

以下の記事では、葬儀の費用相場や内訳について詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

葬儀のマナーを知る

葬儀は故人を送り出すための神聖な儀式です。
葬儀のマナーを守ることは、故人に敬意を表す行為であり、最低限の礼儀です。
喪主側はもちろん、参列者側もきちんと葬儀のマナーを知っておく必要があります。

例えば服装の場合は、基本的には喪服(遺族側の指示によっては平服)を着用します。
服装と同時に、目立ちすぎない髪の色、華やかなアクセサリーは付けないなどの、身だしなみも意識する必要があります。

他にも、仏式の場合は焼香の作法、神式の場合は玉串奉奠の作法など、覚えておかなければならないことが宗教や宗派によって異なります。

葬儀全般のマナーに加えて、宗教や宗派ごとの作法もきちんと覚えておきましょう。

また、下記の記事では葬儀の基本的なマナーを詳しく紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。

故人を送り出す葬儀の流れ

葬儀

故人を送り出す葬儀の流れをご紹介します。
一般的には通夜、告別式(葬儀)、火葬の流れで執り行われますが、地域によっては火葬を先に行い、その後に通夜・告別式を執り行う場所もあります。
葬儀を執り行う際は、事前に自身の地域の流れを確認しておきましょう。

通夜の流れ

通夜とは本来、葬儀を執り行う前に遺族や生前親しかった友人などが、夜通しロウソクの火を灯しながら故人を見守り、別れを惜しむ儀式です。
現代では、日中に行われる告別式に参列できない会社関係や、一般の弔問客などが主に参列する儀式となっています。

以下、通夜の流れをまとめます。

  • 納棺

    故人のご遺体を棺に納めます。
    納棺の際は、故人に白装束を着せたり、副葬品などを故人と一緒に納めます。

  • 開式

    僧侶が入場し、定刻になったら開式です。

  • 読経

    僧侶によってお経が読まれます。

  • 焼香

    読経の間に焼香を行います。
    順番は、故人と関係性が深い喪主から順に行われます。

  • 閉式

    読経が終わり、僧侶が退出します。
    喪主は参列者に対して挨拶を行い、通夜振る舞いがある場合はその案内をします。

  • 通夜振る舞い

    参列者に料理やお酒を振る舞います。

告別式の流れ

告別式とは、正確には葬儀の後に行われるお別れ会のことであり、宗教的な儀式とは関係ありません。
対して、葬儀はれっきとした儀式の一つなので、宗派によって儀式の内容も異なります。

ここでは一般的な葬儀・告別式の流れを紹介しますが、自身の宗派の流れはきちんと把握しておくようにしましょう。

以下、告別式の流れをまとめます。

  • 開式

    僧侶が入場し、定刻になったら開式です。

  • 読経

    僧侶によってお経が読まれます。

  • 弔辞・弔電の紹介

    弔辞・弔電が読まれます。
    弔電が複数送られた場合は、事前に読む弔電を選び、当日は司会が奉読します。

  • 焼香

    弔辞・弔電の紹介が終わったら、通夜と同じように焼香を行います。
    順番も通夜と同様、故人と関係性が深い喪主から順に行われます。

  • 閉式

    僧侶による読経・法話が終わり、退出したら閉式となります。

  • お別れの儀

    故人と最後のお別れをします。
    地域にもよりますが、一般的には棺にお花や副葬品などを入れた後に、釘打ちをして蓋を閉めます。

  • 出棺

    棺を寝台車に乗せて火葬場へ移動します。
    喪主は出棺前に最後のあいさつを行います。

火葬の流れ

現代の日本は、99%の割合で火葬が執り行われています。
どんな宗教、宗派にしろ、日本にいる限りは高確率で火葬が行われるので、きちんと流れを把握しておきましょう。

以下、火葬の流れをまとめます。

  • 納めの式

    火葬炉の前で、読経や焼香を行うなどして最後のお別れを告げます。
    しかし、最近は省略されることも多いです。

  • 火葬

    柩ごと火葬炉に入れて火葬を行います。
    一般的に火葬は1時間以上かかるので、その間は休憩室などで待機します。

  • 骨上げ

    故人のご遺骨を骨壷に納めます。
    関東ではほぼ全ての骨や灰を持ち帰りますが、関西では一部の骨だけを納め、残りは公共墓地などにまとめて納めます。

  • 還骨法要・初七日法要

    自宅、もしくは斎場で還骨法要が行われます。
    初七日法要は、本来葬儀の七日後に行われるものですが、近年は日程の都合などを合わせるために、葬儀当日に行われることが多いです。

通夜なしで故人を送り出す葬儀とは

葬儀

通夜なしで故人を送り出す葬儀のことを一日葬といいます。
通常は、一日目に通夜、二日目に葬儀・告別式を執り行いますが、一日葬では通夜を執り行わずに葬儀と告別式のみを執り行う葬儀になります。

一日葬を執り行うメリットとして挙げられるのが、精神的負担と経済的負担を軽減できる点です。

そもそも大切な人を失った直後というのは、誰であっても精神的に不安定な時期になります。
気持ちの整理もつかないまま、二日間も葬儀を執り行うのは、遺族にとって非常に辛いものです。
そんな葬儀を一日で済ませることで、葬儀当日の負担を減らせるだけでなく、香典返しなどの後日対応も軽減することができるのです。

また、通夜を省略しているので、当然一般的な葬儀と比べて一日分の費用が軽減されています。
同時に参列者も少なくなりますので、参列者をもてなす飲食代なども抑えることができます。

ただし、日中仕事がある人などは、夕方から行われる通夜に参列するのが一般的ですが、それを省略されてしまうと、どうしても葬儀に参列できないという人が増えてしまいます。
きちんと、親族の了承を得て、後日対応をきちんと行う前提で執り行うようにしましょう。

故人を送り出す葬儀のまとめ

葬儀

いかがだったでしょうか。
今回「終活ねっと」では、穏やかに故人を送り出す葬儀について詳しく解説しました。
以下、今回の内容をまとめます。

  • 葬儀の意味合いは「故人死を受け止め、きちんと送り出すため」「故人の死を社会的に証明するため」「故人との最後のお別れの場」などがある

  • 故人を穏やかに送り出すためには「葬儀形式をしっかりと選ぶこと」「葬儀費用を確認しておくこと」「葬儀のマナーを知っておくこと」が必要である

  • 通夜は納棺から、読経、焼香、通夜振る舞いなどが行われる

  • 告別式は読経、弔辞・弔電、焼香、出棺などが行われる

  • 火葬は納めの式、火葬、骨上げ、初七日法要などが行われる

  • 一日葬とは通夜なしで故人を送り出す葬儀のことである

今回の記事をきっかけに、葬儀を執り行う意味について考えていただけたら幸いです。

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また、葬儀をするにあたって必要なあらゆる知識を記事にまとめています。
あわせてご覧ください。

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