香典の金額の書き方|漢数字・横書き・表書き・名前・マナー

香典の金額の書き方|漢数字・横書き・表書き・名前・マナー

香典を葬儀などに持参する際は包んだ金額を書く必要があります。基本的に縦書きで書くことが多いため漢数字を使うことになりますが、実は香典で使う漢数字は普通に使われているものではないという点に注意が必要です。今回は香典で使う漢数字について見ていきましょう。

最終更新日: 2020年12月18日

香典の金額は漢数字で書くの?

葬儀

葬儀や法事で持参することの多い香典ですが、包む際には香典袋に金額を明記する必要があります。
香典袋に金額を明記するときに非常に多くの方が漢数字を使うのは、縦書きで表書きなどを書くのに合わせて数字も縦書きにするからでしょう。

しかし、香典の金額を書くときに使うのは普通の漢数字ではないことを皆さんはご存知でしょうか?
実は香典袋に書く漢数字は、きちんとしたルールが存在します。
この点も理解しておいた方が、葬儀会場に持って行ったときに恥ずかしい思いをせずに済むでしょう。

そこで今回「終活ねっと」では、香典袋に包んだ金額を書くときに使われる漢数字について見ていきます。

  • 香典袋に包んだ金額を漢数字で書くには?

  • 香典袋で金額以外の項目を書くには?

  • 香典袋のお金関係で他にあるマナーとは?

香典袋へのお金の書き方に慣れていない方や、香典袋の書き方のマナーがいまいちよくわからない方にとって満足いく内容となっています。
ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

以下の記事では、香典に関する基礎知識やよくある疑問をまとめています。
香典の基本的なマナーを知りたい方は、ぜひご覧ください。

香典袋の漢数字の書き方

葬儀

葬儀や法事に出かける際に持参する香典ですが、香典袋には表書きや金額などを記す必要があります。
中でも香典袋に包んだ金額については、単に漢数字に「円」を付けた書けばいいように見えますが、実はきちんとしたマナーがあるため知っておくことが大切です。

ここでは、香典袋の金額を漢数字で書くマナーについて見ていきましょう。

香典袋の金額は漢数字で書く

香典袋に書く項目には表書きや名前などいろいろとありますが、基本的に縦書きで記す場合が多いです。
実際に香典として包んだ金額についても縦書きで書く場合が多く、金額の数字も縦書きで数字を書くときに使われる漢数字が使われます

漢数字の書き方

さて香典袋で金額の数字を書くときに使う漢数字ですが、実は私たちが一般的に使うような漢数字ではなく、大字と呼ばれる漢数字を使います

大字とはいわば旧字体の漢数字で、株券や契約書などで金額を明記する際によく使われる漢数字のことです。

なお同じく漢数字を使って書く箇所でも、郵便番号や電話番号の場合は普通の漢数字を使います。

書き方

香典袋で金額を書くときの基本的な書き方は金○○圓で、「圓」は「円」の旧字体です。
このような手間のかかる書き方をするのは、香典の金額欄を改ざんされないようにするためという目的があります。

ちなみに過不足なく包んだ場合は、「圓」に続けて「也(なり)」を付けるとよいでしょう。
以下に3つほど例を挙げますので、それぞれの書き方を見ていきましょう。

五千円の場合

まず5千円の場合は、金伍仟圓と書きます。
「伍」は「五」の、「仟」は「千」の大字です。
ちなみに万円単位で記すときは「萬」と書きましょう。

三千円の場合

次に3千円の場合は、金参仟圓と記します。
「参」は「三」の大字です。

千円の場合

最後に千円についても書きますと、金壱仟圓と書きます。
千円や1万円のように「1」のつく数字の場合は、「一」の大字である「壱」を使ったうえで「仟圓」や「萬圓」を付けましょう。

書く場所

香典袋の金額の書き方とともに重要なのが、金額をどこに書くかという点です。
この点は2つのパターンがあり、香典袋に中袋が付いているかどうかによって分かれます。

中袋が付いている場合は、中袋の表側中央に縦書きで書きましょう
一方香典袋に中袋が付いていない場合は、香典袋の裏面右側にやはり縦書きで書きます。

中袋が付いていない場合は、香典袋に中袋を使うことが不幸の連続につながって縁起が悪いとされる地域では特に役立ちます。

横書きの場合は?

香典袋で金額を縦書きで書くことが多いとはいえ、横書きで数字を書くこともできます。
横書きで書く場合は算用数字を使って書くのが作法です。

なお横書きで数字を書くときに、同じ面に住所などが書いてある場合は金額に合わせて横書きで記すと見栄えの面から見てよいでしょう。
ただし、横書きは縦書きに比べるとあまり使われることはありません。

香典袋の金額以外の書き方

葬儀

香典袋では金額以外にも、表書きなど書くべき項目があります。
もちろん表書きなどを書く際にも、作法に基づいて書くのが常識とされているため、書き方を覚えておくことは非常に大切です。
ここでは、金額以外の項目を記す方法について見ていきましょう。

表書き

表書きには、その香典袋の目的を示す役割があります。
別の言い方をすれば香典袋の題目ですが、葬儀や法事の宗教・宗派によって適切なものはさまざまです。

仏式の場合

仏式の葬儀や法事は国内で最も行われることが多いため、仏式で使われる表書きは覚えておくと必ず役立ちます。
ほとんどの宗派で使われやすい表書きとして御霊前が代表的です。

もし相手方の宗派が気になったりわからなかったりする場合は、仏教であれば宗派に関係なく使うことのできる「御香典」と書きましょう。
仏式にはほかにも「御香料」や「御供物料」といったさまざまな表書きが存在します。

浄土真宗の場合

仏式の中でも浄土真宗の場合は、表書きについて少し独特の作法があります。
それは葬儀に持参する場合でも御仏前と書き、「御霊前」は使わないという点です。

浄土真宗では他の仏教宗派と異なり、亡くなった方は霊の状態を経ることなく極楽浄土で成仏するという考え方があります。
このため、他宗派であれば四十九日以後に使われる「御仏前」を、浄土真宗ではいち早く使うことになるのが一般的です。

神式の場合

日本に古くから根付いている神道でも葬儀などが行われます。
神式でも御霊前の表書きを使うことが一般的です。

神道の場合は亡くなった方が50日霊になっている状態を経て、その家の守護神になるという考え方があります。

ほかには「御神饌料」・「御榊料」・「玉串料」・「御玉串料」など神道ならではの表書きも見られるため、あわせて覚えておくとよいでしょう。

キリスト教の場合

キリスト教の場合、最も広く使いやすいのが御花代や御花料です。
キリスト教にはカトリックやプロテスタントなどいくつかの宗派がある一方で、葬儀などの際に献花を行うことからこの2つの表書きは無難に使えます。

仏式や神式で広く使える「御霊前」はカトリックであれば使って大丈夫です。
このほかカトリック専用の「御ミサ料」や、プロテスタント専用の「弔慰金」も挙げられます。

名前

香典を包んだ方の名前は、表書きのすぐ下に記します。
名前も表書きと同じように縦書きで記し、基本的には包んだ方のフルネームだけ書きましょう

しかし、夫婦や複数人で一緒に包んだ場合は、それぞれで独特の作法を守って名前を書く必要があります。
夫婦の場合は、夫のフルネームを書いたうえで左隣に妻の下の名前を書きましょう。

複数人の場合は3名までであれば立場順に右から書き、4名以上の場合は部署名などを記したうえで中に詳しい内訳を記した紙を同封しるのが作法です。

以下の記事で香典を連名で包んだ場合の書き方についても解説をしていますのでぜひこちらもご覧ください。

注意点

さて香典に表書きや金額を書く際には、いくつか注意すべき点があります。
まず葬儀に参列する場合は、普通の濃いめの墨ではなく水分が多い薄墨を使いましょう

薄墨の水分が多いところが、故人が亡くなったことに対する悲しみの涙が混じっているように見えるためです。
このため、故人を哀悼する気持ちを示すためにも、葬儀の香典袋では薄墨を使うことが作法とされています。

ほかにも、表書きなどを書く際の筆記用具は毛筆や筆ペンを使う一方、サインペンやボールペンなどは使わないようにしましょう。
サインペンやボールペンは冠婚葬祭では略式の扱いであるため、誠意を疑われないようにもう日地などを使うのが無難です。

香典袋のお金に関するその他のマナー

お金

香典袋に包むお金にまつわるマナーでは、ほかにもいくつか注意すべき点があります。

なるべく旧札を使用する

まず香典に包む際に使うお札の種類については、旧札を極力使うのが作法とされています。
旧札ではなく新札を使うことは、あらかじめ故人のご不幸を予期していたと思われかねないためです。

ご遺族に不快な思いをさせないために旧札を使うことが大切でしょう。
なお新札しかない場合は、どちらの方向でもよいので折り目を入れてから包むようにします。

お札を入れる向き

香典袋のお札にまつわるマナーとして、入れる向きも重要です。
香典袋に包む場合はまずお札の裏面を上に向け肖像が見えない状態にして、肖像が底側に来るように入れましょう
これは、故人のご不幸を悲しむ意思を示す意味もあります。

費用相場

香典を包む際は費用相場について知っておくことも大切です。
基本として香典の相場は、故人との関係性によって決まってきます。

親族の場合は1万円~3万円

まず、故人が親族の場合は1万円から3万円が相場です。
ただし親族でもご自身にとって非常に近く大切な存在が故人の場合は、この相場以上に高い金額を包みます。

例えば故人が親の場合は5万円から10万円以上、兄弟姉妹の場合で3万円から5万円という具合です。
このように一緒に暮らした間柄であれば比較的高い金額を包みます。

故人と親しい関係の場合は1万円~3万円

次に故人とは血縁関係にないものの、比較的親しい関係にあった場合は1万円から3万円ほどお包みします。

具体的には、故人が普段から親しい付き合いにあった友人や知人、ビジネス関係で親しい間柄にあった方に対してこの金額で包むことが多いです。

一般的な間柄だった場合は5千円~1万円

故人が知人・友人でそこまで親しい関係ではなかった場合は、5千円から1万円ほど包むのが一般的です。
普段からそこまで付き合いがなかったのであれば、必要最低限の金額を包めば十分でしょう。

香典の漢数字についてのまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
今回「終活ねっと」では、香典の漢数字について詳しく解説しました。
記事の内容をまとめると以下のようになります。

  • 香典袋の金額は一般的に漢数字を使って書くが、普通の漢数字ではなく大字と呼ばれる旧字体の漢数字を使う。基本的には「金○○圓」という書き方を用いる。

  • 書く場所については、中袋が付いている場合は中袋の表面に、付いていない場合は香典袋の裏面右側に書く。横書きで書く場合は、数字の部分を算用数字で記す。

  • 金額以外の箇所の書き方として、まず表書きは相手方の宗教・宗派に応じて適切とされるものを記す。最も広く使われるのが「御霊前」だが、宗教や宗派によってはそれ以外のものを書く必要もある。

  • 名前については包んだ方個人のフルネームを書くが、夫婦や複数人の場合は独特の作法に従って書く。香典袋を書く際の注意点として葬儀の場合は薄墨を使うことや、ボールペンやサインペンを使わないことが挙げられる。

  • 香典袋にお金を入れるときはなるべく旧札を使う。また入れる向きを裏面を上にしたうえで、肖像が封筒の底側に来るように入れる。費用相場は故人が親族や親しい方の場合で1万円から3万円、一般的な間柄の知人や友人の場合で5千円から1万円である。

葬儀や法事に持参する香典袋で金額は必ず書くことになるうえ、その際に使う漢数字も大字を用いるのが作法です。
はじめは書き慣れなくて苦労することも多いですが慣れればそつなく書けるようになります。
だからこそ慣れるまではあきらめずに練習しましょう。

香典は法事の際も持参する機会が多いです。
以下の記事では一周忌で包む香典の相場を詳しくご紹介していますので、ぜひともご活用ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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