取引先へ包む香典はどうすればいい?金額相場や香典袋の書き方を解説

取引先へ包む香典はどうすればいい?金額相場や香典袋の書き方を解説

ビジネスをやっていると、ある時突然取引先の方が亡くなったために、香典を包む必要に迫られることがあります。実は取引先の方に対して香典を包む際には、個人に対して包む場合とは別の金額相場やマナーなどがあるため知っておくことが大切です。

最終更新日: 2020年12月16日

取引先の関係者に包む香典について

葬儀

日ごろお仕事をされている方にとって、取引先とはビジネスを支えていくうえで欠かせない相手・パートナーです。
しかし、人生の中でビジネスにかかわる期間は一般的に長く、その間に取引先の関係者の訃報に接することもよくあります。

取引先の関係者の方が亡くなった場合は、お世話になったことに感謝する意味でも香典を包むことがビジネスマナーの1つといえるでしょう。
しかし、香典を包もうにも、取引先に対する香典の金額相場やマナーがよくわからないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回「終活ねっと」では、取引先に対してお渡しする香典の金額相場やマナーについて詳しく見ていきます。

  • 取引先に対して香典を包むパターンとは?

  • 取引先の関係者に包む香典の金額相場はいくら?

  • 取引先に対して用意する香典の書き方とは?

  • 香典袋の包み方や渡し方のマナーとは?

取引先に対して香典を包む必要がある方や、ビジネスマナーをより深く知りたいという方にとって非常に実用的な内容となっています。
ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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以下の記事では、香典に関する基礎知識やよくある疑問をまとめています。
香典の基本的なマナーを知りたい方は、ぜひご覧ください。

取引先に包む香典のパターン

葬儀

取引先の関係者が亡くなった際、香典を包むパターンはいくつか存在します。
ここではまず、取引先に対して香典を包むパターンについて詳しく見ていきましょう。

会社として包む

取引先に対する香典を包むパターンとして最初に挙げられるのが、会社名義で包むというものです。
言い換えれば会社の名前で、取引先の関係者に弔意を示すことになります。

ただ会社の名義で香典を包むとなると、香典関係のマナーをきちんと守ることができるかどうかによって、今後の取引の良し悪しにも大きな影響が出るでしょう。
正確には社長や会長など、会社の代表取締役の名前で出すことが基本であるため、香典袋の名前の部分に会社名のほか代表取締役の役職と名前も一緒に記すことが作法です。

このため会社名だけの場合は、逆に取引先から誠意を疑われることもあるので気をつけましょう。
なお会社名義で出費した香典については、常識の範囲に収まっている金額であれば確定申告の際に経費として計上できます。
その際の勘定科目は、交際費・接待費・交際接待費とするのが一般的です。

会社内で有志を募る

取引先の関係者に香典を送る場合は、社内で有志を募って連名で包むこともあります。
より具体的には、取引先の関係者と直接やり取りしていた部署単位で行う場合や、部署に関係なく有志を募って連名で包む場合などです。

部署単位で行う場合は、部署名に一同をつけて記すのがマナーとされています。
また、部署に関係なく有志を募った場合は、香典袋の名前を書く部分に会社名と「有志一同」と書いたうえで、詳しい名前と金額の内訳を書いた別紙を同封しましょう。

個人で包む

もちろん、個人的に付き合いがあるという場合は、個人として包むという方法もあります。
ただし、個人として包む場合も、念のため上司に相談して了解を取っておいた方がよいでしょう。
場合によっては、上司の代理で葬儀の参列を依頼されることもあるためです。

そして個人で包む場合は、単に個人のフルネームを書くだけではなく、きちんと会社名・部署名・役職名を明記しましょう。
これはご遺族側から見て、故人とどのような関係にあるのかがわかるようにするためです。

なお上司や同僚の代理で香典を持参する場合は、上司や同僚の名前の下に(代)の字を書きます。
加えて受付で名刺を求められた場合に備えて、上司や代理の名刺も持参しましょう。

取引先の関係者に包む香典の相場

お金

取引先に対して香典を包むには、金額相場を知っておくことも大切といえます。
というのは取引先の関係者の立場によって、包むべき香典の相場は異なってくるためです。

取引先の担当者

取引先の関係者の中で、最も直接お世話になっている存在が担当者です。
ただ取引先の担当者が故人の場合の金額相場は、5千円から1万円とされています。
もし、ビジネス以外でも個人的に親しい間柄にあったという場合は、1万円以上を包んでもよいでしょう。

取引先の社長

取引先の社長が亡くなった場合は、社長が取引先を代表する立場であることから、担当者の場合以上に包む金額が多くなるのが一般的です。
相場としては、1万円から10万円ほどとされています。

なおいくら取引先を代表する立場であるとはいえ、何十万円や100万円といった高額の香典をお渡しするのは逆に失礼ですので注意しましょう。

取引先の社長の親族

取引先の社長の家族や親族が故人という場合は、5千円から5万円というのが相場とされています。
ここで、注意すべき点が、先ほど見た取引先の担当者の相場よりも高いという点です。

一般的な社会通念では、取引先の担当者よりも社長の家族や親戚の方が立場が上とみなされるという理由があります。
このためいくら直接ビジネスに関係がないとはいっても、取引先の担当者を含めた一般社員より社長の親族への香典を少なくしないようにすることが大切です。

取引先に包む香典の書き方

葬儀

取引先に香典を包むときは金額以外にも、香典袋への書き方も重要です。
特にビジネス上の関係で香典を包むことが多い以上、きちんとした書き方ができないと今後の取引関係にも影響を及ぼすでしょう。

ここでは、取引先への香典を正しく書く方法について見ていきます。

表書き

香典に書く項目の中でも、表書きは香典の目的を示すという意味で最も重要です。
また、香典袋の上半分という、最も人目につくところに書かれるため、間違っていると非常に恥ずかしい思いをすることになりかねません。

取引先の葬儀がどの宗教・宗派の形式で行われるのかをよく確認したうえで、適切な表書きを書くようにしましょう。

仏式の場合

多くの葬儀では仏教の考え方に基づいた仏式で行われるため、特に仏式の表書きを知っておけばほとんどの葬儀で戸惑わずに済むでしょう。

仏式のうち浄土真宗以外の宗派では、葬儀の際に御霊前と書くのが作法とされています。
御霊前と書く理由は、故人が葬儀の時点で霊の状態として、次の生まれ変わり先が決まるのを待っているためです。

ほとんどの宗派で御霊前を使うことができますが、それでも宗派に迷うのではないかと心配するようであれば御香典と書くとよいでしょう。
御香典は、仏教であれば宗派に関係なく使うことができるためです。

浄土真宗の場合

ほとんどの仏教宗派では御霊前を使っても問題はありませんが、浄土真宗の場合は御仏前を使いましょう。
実は浄土真宗では、亡くなった方は仏様のお力によって、霊の状態を経ることなく直ちに極楽浄土で仏様として生まれ変わるという考え方があります。

このため取引先の関係者の葬儀が浄土真宗の形式で行われる場合は、御霊前を使わないという点に注意しましょう。
それでも宗派のことで表書きに困るということであれば、先ほどもご紹介した御香典は浄土真宗の場合でも使うことができますので、心配する必要はありません。

神式の場合

仏教とともに日本の伝統的な宗教である神道ですが、仏式ほどではないにせよ神式で葬儀を行う場合もあります。
神式葬儀の場合も、仏教のほとんどの宗派と同じように御霊前と書くことができます。

神道でも葬儀を行う時点で、亡くなった方は霊の状態となっているためです。
神式の場合はほかにも、御榊料・御玉串料・玉串料・御神饌料という表書きも使われます。

キリスト教の場合

取引先の関係者の葬儀を教会で行う場合は、キリスト教式の表書きを使います。
キリスト教の場合は、大きな宗派としてカトリックとプロテスタントがありますが、宗派に関係なく使える表書きとしては御花代・御花料がおすすめです。

宗派独特の表書きとしては、カトリックの場合で御ミサ料が、プロテスタントの場合で弔慰金が挙げられます。
このほか仏式や神式で広く使える御霊前も、カトリックであれば使うことができる表書きです。

名前

取引先に対する香典については、香典袋に書く項目で名前の部分が非常に重要といえます。
先ほども見たように、取引先に対して香典を包む場合は、有志で一緒に包む場合も多いためです。

有志でも部署で包む場合は、会社名と部署名に一同をつけて記しましょう(例:「株式会社○○第一営業部一同」)。
また、部署に関係なく有志で包む場合は、会社名に「有志一同」とつけます。
加えていずれのケースでも、名前と金額の詳しい内訳を書いた別紙を同封しましょう。

なお、連名で包む人数が3人までの場合は、上の立場にある人から順に右側からフルネームで記します。
個人で包む場合も、会社名・部署名・役職名に続けてフルネームで書きましょう。

金額

一般的に香典の金額も書く必要があります。
これはご遺族側で香典の管理に役立てるためです。

金額は基本的に中袋の表面に書きますが、中袋がついていない場合は香典袋の裏面に書きましょう。
なお書き方は金○○圓と記します。

書く向きは縦書きと横書きのどちらでもよいですが、縦書きの場合は正式な大字で、横書きの場合はアラビア数字を使うのが作法です。

注意点

ここまで香典袋の書き方について見てきましたが、注意すべき点がいくつかあります。
まず葬儀の場合は、普通の濃い目の墨ではなく水分が多い薄墨を使うのがマナーです。

薄墨は墨に涙が混じったような見かけから、使うことで故人が亡くなったことへの悲しみの気持ちを伝える意味があります。

また、実際に香典袋に表書きなどを書く場合は、毛筆や筆ペンを使うようにしましょう。
サインペンやボールペンは簡単に書きやすい反面、略式で使われることが多いためです。

ただし、中袋に金額などを書く場合は、ご遺族側が確認しやすいようにサインペンなどを使って書いても問題はありません。

香典袋の包み方・渡し方

葬儀

最後にここでは、香典袋の包み方や渡し方についても見ておきましょう。
包み方や渡し方についても、きちんとした作法が決まっているため、社会人として覚えておくことが大切です。

包み方

まず、包み方から見ていきましょう。
香典は袋に入れてそのまま渡せばよいというわけではなく、袱紗に包んで持参することが作法とされています。

袱紗に包むには、まず袱紗をひし形に広げ、香典袋を真ん中よりやや右側よりに置きましょう。
そして袱紗を右・下・上・左の順にたためば完成です。

渡し方

香典を袱紗に包んで持参したら、受付でお渡しすることになります。
お渡しするときは、袱紗から香典袋を取り出して、袱紗の上に載せましょう。

この時、表書きなどが受付側から見やすいように向ける点がポイントです。
そしてお悔やみの言葉などを一言添えてお渡ししましょう。

以下の記事では、香典袋の包み方や袱紗についてさらに詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

取引先の関係者に包む香典についてのまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
今回「終活ねっと」では、取引先の関係者に包む香典の金額相場やマナーなどについて見てきました。
記事の内容をまとめると以下のようになります。

  • 取引先に香典を包むパターンとして、会社名義で包む場合と社内の有志で包む場合、個人単位で包む場合が挙げられる。

  • 取引先の関係者に包む香典の金額相場は、故人が担当者の場合で5千円から1万円、取引先の社長の場合で1万円から10万円、社長の親族の場合で5千円から5万円である。
    なお担当者については、個人的にも親しい間柄の場合は相場以上に包んでもよい。

  • 取引先に対して包む香典の書き方として、表書きについては葬儀の宗教・宗派ごとに適したものを使う。名前については、ビジネス関係では連名で書く場合で人数に注意が必要である。

  • 金額については「金○○圓」という形で、数字は縦書きの場合で正式な漢数字を、横書きの場合でアラビア数字を使う。注意点として葬儀では薄墨を使って書くことと、サインペンなどは使わないようにすることが挙げられる。

  • 香典袋の包み方は、ひし形に広げた袱紗に香典袋を置き、右・下・上・左の順に袱紗をたたむというものである。お渡しする際には、袱紗から香典袋を取り出し、受付側から文字が見やすい向きに向けたうえで、お悔やみの言葉などを一言添えながらお渡しする。

取引先に対して香典を包む場合は、今後のビジネスにも直接関係してくるため、金額相場やマナーをきちんと知っておくことは非常に重要です。
今後とも良好な付き合いができるように、ぜひとも取引先に対する香典の知識はしっかりと身につけておきましょう。

香典は葬儀のときだけではなく、一周忌など法事に参列するときにも包みます。
以下の記事では、一周忌で包む香典の金額相場について詳しく説明していますので、ぜひともご参考にしていただければ幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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