会社の人に送る香典の相場は?|上司・同僚・部下・書き方

会社の人に送る香典の相場は?|上司・同僚・部下・書き方

会社関係の人の葬儀は親族のものとは違うため、香典の相場もわかりにくいものです。故人との関係性は様々であり、規則や相談だけでは検討しにくいこともあります。今回の記事では、会社の人に送る香典の金額相場について、要点と理由を全般的に解説していきます。

最終更新日: 2020年12月18日

会社の人に包む香典の相場はいくらなのか

葬儀

香典は、親族や友人だけが包むものではありません。
会社の人にとっても法要は福利厚生の重要な機会であり、遺族となった社員の心身や、人間関係を保つために疎かにできないものです。

少しばかりでも心遣いを示したいという方はたくさんいますが、社会的な立場の関係上、どの程度の援助にすればいいのか迷う方も多いと思います。

そこで今回、「終活ねっと」では会社の人に包む香典の金額相場について、以下の点を記事にまとめてみました。

  • 会社の人に送る香典の金額相場は?

  • 会社関係の香典を出すときの名前の書き方

  • 香典自体の書き方の簡単な要点

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「終活ねっと」運営スタッフ

会社関係の人の葬儀での香典の金額相場を立場別に説明しています。
来たるべきタイミングに備え、適切な金額を考えるのにお役立ていただければ幸いです。

ぜひ最後までご覧ください。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

「終活ねっと」では終活に関するあらゆる情報を紹介しています。
香典の基本的なマナーを知りたいという方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

会社の人に包む香典の金額相場は?

葬儀

では、会社の人に包む香典の金額相場について解説していきます。

会社でかかわる人の関係性は様々です。
それぞれのケースに分類して解説していきます。

社長・上司・同僚・部下本人の場合

会社に直接所属する人が亡くなった場合は、香典は確実に考えなければならないでしょう。
立場に応じて検討していきます。

社長

会社の社長が亡くなるのは社内の全員にとって一大事ですが、その影響は会社の規模や自身の立場にもよります。

普段から直接指示を仰ぐこともある小さい会社なら、香典を出すのも自然といえます。
一度も顔も合わせずに勤務できるような大きな会社だと、会社役員が中心となってとりまとめるため、個人で出さないほうがいいこともあります。

社長となると高額の香典が必要かと身構えがちですが、功績から社葬の対象となったり、一般的に高めの給与をもらっていることから、特別な香典が出されることは意外と少ないです。
取引先も会社一同として香典を出すことが大半となります。

故人が社長であるときの香典の金額相場は、5千円~1万円ほどとなります。
実際には、3千円で出されることもあります。

金額は立場を鑑みたものではなく、出す人の年齢によって変わるところがポイントです。
社長に対して香典を出す人は立場的にも近く、年齢も高くなりやすいことからこのような相場となっています。

上司

直接的な会社の上司が亡くなるのは心理的にも影響が大きいですが、香典を出すときは部下一同となることも多いです。

実際の現場では、上下関係で年齢層が偏らずに入り乱れることも少なくないです。
立場によっては1桁に収まらない人数が部下となっているため、不公平感をなくし連帯感をもたせるために、全員から同額を集めて〇〇部一同とお渡しすることも多いでしょう。

故人が上司であるときの香典の金額相場は、5千円~1万円ほどです。
多くの人数で出す場合は、500円や1000円など均等に出し合います。

香典を入れる際には、煩わしくならないようにお札に替えておきましょう。

同僚

故人が同僚である場合は、もっとも現場で近かった立場なので弔問に伺いたい方が多いでしょう。
業務以外での付き合いも多くなる立場です。

故人が同僚であるときの香典の金額相場は、3千円~1万円ほどとなります。
同僚の場合も出す人の年齢によって左右されるので、他の同僚に意見を聞いて合わせておくのも有効です。

もちろん複数人で代表を立ててまとめて出すこともできますが、その場合の合算は1万円~3万円ほどが適切でしょう。

部下

故人が部下である場合、社長などとともに会社代表として法要に参列することが多くなります。
社内の状況によっては香典自体も同僚には出させず、自らと上司で済ませることもあるでしょう。

故人が部下であるときの香典の金額相場は、3千円~1万円ほどです。
部下はやはり年下であることが多く、特に若い方が亡くなったときのご遺族の心痛は甚だしいものがあります。
自身の年齢と故人の状況、かかわりの深さから相場の中で金額を決めていきましょう。

社長・上司・同僚・部下の親の場合

次に会社関係で香典を出すのが起こりやすいケースは、社員の親に故人が出た場合です。
会社の規則によっては、その都度香典を用意する形でなく、扶助として決まった額が経費で支給されることもあります。

今回は、そういった決まりが特にない場合として考えていきます。

社長の親

会社社長の親は、実際に交流をもっていた人が限られやすい人物です。
家族経営の会社などでは実務に顔を覗かせることもありますが、現場で直接親しくする機会はあまりないでしょう。

会長などの特殊職に席を置いている場合は、個人的に香典を出すこともほぼありません。
社内の状況をうかがいながらですが、社長以外の役員を中心に話をまとめることとなります。

故人が社長の親であるときの香典の金額相場は、5千円~1万円ほどとなります。
個人的な付き合いがあった場合も、知人と近い間柄となりますので、同程度の金額で考えるといいでしょう。

上司の親

会社の上司の親も、特別な事情がない限りほぼかかわることのない人物です。
個別に香典を渡すと取り入るためと誤解されかねませんので、用意するときは会社の方針にしたがうか、社長や同僚と相談して公平に出せるように配慮しましょう。

故人が上司の親であるときの香典の金額相場は、5千円~1万円ほどです。
参列は必須ではなく、上司が不在となる期間に仕事面で同僚とカバーすることを伝え、不安を少しでも取り除いておくといいでしょう。

同僚の親

会社の同僚の親は、会社の人間以外で一番接点のできやすい人物かもしれません。
個人的に香典を考えるとしても、他の人物より出すことに支障があまりないケースでもあります。

故人が上司の親であるときの香典の金額相場は、3千円~1万円ほどです。
会社の親や上司の親との相場差は立場上の問題ではなく、出す側の年齢的な幅によるものです。

部下の親

会社の部下の親は、接する機会もそれなりにあり、故人になると部下の精神的なダメージはかなり大きなものとなります。
会社の規則にしたがって香典を用意し、直接足を運ぶ可能性も高いですが、ケアを重視する必要があります。

故人が部下の親であるときの香典の金額相場は、3千円~1万円ほどとなります。
あまり香典の額を多くしてしまうと、親族の額を超えて失礼となってしまうので、葬儀の後などに法要とかかわらない形で援助を考えるといいでしょう。

社長・上司・同僚・部下の親族の場合

今まで挙げた他には、故人が社員の親族である場合が挙げられます。
ここまでくると当てはまる人が非常に多くなるため、関係性が薄い場合は互いに気を遣わないよう、忌引き休暇のみで済ませることも多くなります。

上司や同僚と相談しながらになりますが、参列する必要性はほとんどないので、香典も相手のプレッシャーとならないかどうか、加減を見て決めましょう。

社長の親族

社長の親族の法要は、意外とかかわる機会があります。
社長の親が直接会社にいることはあまりなくても、親族間で共同事業を興したり助力しているケースも少なくないからです。

香典が会社の規定にないときは、個人的に香典を出すのは社長と近い立場の方に自然と限定されるでしょう。
故人が社長の親族であるときの香典の金額相場は、5千円~1万円ほどとなります。

上司の親族

上司の親族の法要は、あまり足を運びにくいものかもしれません。
上司としても、故人とほぼ接点のない部下が参列するのは戸惑いやすいので、社長などの意向や上司本人の希望にしたがっておくようにしましょう。

故人が上司の親族であるときの香典の金額相場は、3千円~1万円ほどとなります。
同僚と相談し、歩調を合わせておきましょう。

同僚の親族

同僚の親族は、両親の代わりに家の代表としてかかわっていることがあります。
本来なら会社から香典を出すほどの近さにいない人物ですが、会社に責任をもって接していた場合は、相応のお悔やみが必要となるでしょう。

故人が同僚の親族であるときの香典の金額相場は、3千円~1万円ほどとなります。
参列は無理にしなくてもいいですが、仕事において慮るのが望ましいです。

部下の親族

部下の親族も、同僚の親族同様、家の人として会社に接していたか否かで判断が分かれるでしょう。
何も接点がないなら忌引き休暇だけしっかり与え、後日何らかの形でねぎらうのが妥当な対応といえます。

故人が同僚の親族であるときの香典の金額相場は、3千円~1万円ほどとなります。
参列することがあっても気を遣わせてしまわないように、丁寧に弔意を示したら手短に去るのがいいかもしれません。

取引先の関係者

取引先の関係者への香典は、事業の形態や慣習にも大きく左右されます。

ほとんどの場合、法人として出すことになるため、合計金額は大きなものになりやすいです。
社長や会長などは3万円~10万円、その他の役員や直接の担当者の場合は1万円~5万円と、相場にも開きがあります。
現実的には1万円が下限となっているようです。

香典のやり方を規定で決めていると楽ですが、実際には仕事上のかかわりが時節や情勢に影響されて大きく変わることも多く、一律の対応に疑問の残ることもあります。
どれくらいの付き合いや取引があったかも考慮し、その情報をよく把握している役員を中心に決めていきましょう。

香典の金額相場についてより詳しく知りたいという方は、「終活ねっと」の以下の記事をご覧ください。

会社関係の香典の名前の書き方って?

葬儀

会社関係で香典を出すときの名前の書き方についても解説しておきます。

個人が出す場合

個人的に香典を渡す場合、社名は書かなくてもかまいません
この場合は、会社からは弔慰金や死亡退職金など別の形で福利厚生がなされているはずですので、会社の代表ととられるような表記は避けたほうがいいです。

関係性はご遺族に伝えるだけで十分ですので、友人・知人の法要と同じように表書きを書いていけば大丈夫です。

会社から出す場合

会社から出す場合は、もちろん社名の表記が必須となります。
参列するしないにかかわらず、正しく計算し返礼するのに必要ですので、役職名とフルネームも書いておくのが基本となります。

役職名とフルネームを中央に書くので、社名は右に添える形で書きましょう。

上司や同僚の代理の場合

上司や同僚を代理して出す場合も、基本的には会社から出すのと同じ形になります。
フルネームは、代理を依頼した上司や同僚のものにしておきます。
特別な表記は必要ありません。

常識的には、香典は参列する当人が出すものとされています。
なるべくなら参列できる人自身がフルネームを書けるように調整し、それでも代理で出さざるを得ないなら、受付でしっかりと事情を説明しておきましょう。

連名の場合

会社関係の人に香典を包む場合、社内で香典をまとめ、連名として出すこともあります。
法人や団体として出す場合は、連名でも人数が多くなりやすいでしょう。
一定の人数を目安に、書き方を変えます。

3名までの連名

3名までなら、香典袋のスペースにすべてフルネームで書いても自然に収めることができます。
フルネームを書くときは、立場の高い人から順に右から書きます。

フルネームは中央から書く形と、横幅が均等になるように書く形がありますが、どちらでも大丈夫です。

4名以上の連名

4名以上の連名の場合は、全員の名前を書くのはやめておきます
名前を「〇〇課一同」などと部署を基準としたものに変更したり、フルネームで代表者名を書いて「外一同」と左に添えるなどして対応します。

連名での書き方を詳しく知りたい方は、「終活ねっと」のこちらの記事をご覧ください。

香典の書き方

葬儀

香典自体の書き方についても、おさらいしておきましょう。

表書き

香典の表書きは、会社や連名で出すときの書き方にだけ注意しておけば、後は通常の法要で出す香典と同じになります。
宗教ごとの注意点から見ていきます。

仏式の場合

仏式の場合、香典の表書きは「御霊前」や「御香料」となります。
「御霊前」が多いですが、そのまま「御香典」としてもかまいません。

ほとんどの宗派では四十九日で成仏し仏様となるため、四十九日以降の法要では「御仏前」か「御佛前」となるので注意してください。

浄土真宗の場合

浄土真宗は異なった解釈をしており、人が亡くなると誰でもすぐに即成仏するという考え方ですので、常に「御仏前」か「御佛前」を使うことになります。
浄土真宗の世界に極楽浄土はありますが、極楽浄土に行くまでの死後の裁きといった考え方がないのです。

仏教でも、臨済宗や曹洞宗といった禅宗は、極楽浄土そのものが教義にない点でまた異なります。
しかし、香典の表書きとしては同様に、常に「御仏前」か「御佛前」と書くことになります。

神式の場合

神式の場合は、「御玉串料」や「御榊料」、「御神前」などと書きます。
「御霊前」でも可能ですが、「御玉串料」か「御榊料」と書いて出す方が大半です。

より正確に説明すると、「御神前」は五十日祭が終わり、守護神となった故人に対してようやく使えるようになる言葉です。
気になる方は、祭事に応じて使い分けておきましょう。

キリスト教の場合

キリスト教の場合は「御花料」か「御霊前」となります。
キリスト教は霊体の存在を肯定しているので「御霊前」も使えますが、弔事の際には花を供物として扱うので「御花料」と書くのが一般的です。

カトリックとプロテスタントの両方で、かつ時期にも関係なく使えますので安全です。

表書きの書き方についてさらに詳しく知りたい方は、「終活ねっと」のこちらの記事をご覧ください。

金額

香典の中袋の裏側には、それぞれ香典を出した人の名前と金額を記しておきます。
数字は旧来の難しい漢数字で書くのが慣例です。
返礼の基準となりますので、取り違いのないように記載してください。

人数が多くて書ききれない場合、あくまで団体代表として香典を出している場合などは、団体名と金額だけ書いておきましょう。
そうしておくと、ご遺族も代表者を通じてお礼を出すことができます。

香典の金額の書き方については、「終活ねっと」の以下の記事で詳しく解説しています。

注意点

会社関係で香典を出すときは、通夜や葬儀などの弔事であることがほとんどでしょう。
その場合は、急な訃報で墨が涙で掠れたことを示すマナーとして、薄墨で書きます。
中袋はわかりやすさが重要なので、濃い墨で大丈夫です。

筆ペンで書いてもOKですが、急いで用意するといってもボールペンで書くのは事務的に過ぎ、見栄えもよくないので避けましょう。

会社関係の香典の金額相場についてのまとめ

葬儀

いかがでしたでしょうか?
今回、「終活ねっと」がまとめた会社関係の香典の金額相場について、要点だけを挙げていくと以下となります。

  • 会社の人に送る金額相場は、3千円~1万円ほどとなる。
    故人が社内の人間である場合は、法要の場で親族の香典の額を超えないようにすることと、立場より年齢の扶助能力が重視される。

  • 会社の人の親が故人だった場合に送る金額相場も、3千円~1万円ほどとなる。
    会社の規則で支払われることもあるが、マナーの面で1万円以上となることはまずないため、法要以外での援助を考えたほうが穏当である。

  • 会社の人の親族が故人だった場合、香典を出すかどうかの判断は付き合い方次第となる。
    金額相場も3千円~1万円ほどとなるが、縁遠い場合は前述のケースより低額とすることもある。

  • 故人が取引先の関係者である場合、香典は法人のものとして1万円~10万円ほどで出されることが多い。
    こちらも付き合いや取引次第で見積もりが変わる。

  • 香典を個人で出すのと会社で出す区別は、社名や所属先の記入でつける。
    基本的に推奨されないが、代理で出すときは受付でその旨をしっかり説明すること。

    連名のとき、香典にフルネームで書けるのは3名まで。
    4名以上のときは代表者の名前で出し、団体代表であることを明記する。

  • 香典の表書きは仏式・神式・キリスト教で適切なものを使い分ける。
    葬儀の際は薄墨を使い、中袋には返礼がしやすいように名前つきで金額を書く。

会社関係での参列は、会社としての振る舞いとみなされますので細心の注意が必要です。
香典の金額も重要ではありますが、悲しみと喪失感に包まれる弔事において、助け合いが主目的であることを忘れないようにしましょう。

「終活ねっと」では、香典に関する記事をこの他にも多数掲載しています。
ぜひそちらもご覧ください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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