生活保護受給者の葬儀費用はいくら?補助金の申請条件や手順を解説!

葬儀費用は一般的に高いといわれており、経済的な心配のないご家庭でも頭を悩まされる問題といえます。もし生活保護を受給している方ならなおさら心配になるでしょう。実は生活保護受給者の場合は葬儀費用について特別な補助を受けることができるため、心配しなくても大丈夫です。

目次

  1. 生活保護者の葬儀費用について
  2. 生活保護者の葬儀はどうなるの?
  3. 生活保護者の葬儀費用はどうなる?
  4. 生活保護者の葬儀扶助の申請方法
  5. 生活保護葬の注意点
  6. 生活保護者の葬儀費用に関するまとめ

生活保護者の葬儀費用について

お金

大切な方が亡くなった際に葬儀をあげようにも、その際にかかる費用は一般的に高いといわれています。
葬儀費用はただでさえ高く感じるといわれているため、生活保護を受給している方にとっては万一の場合の葬儀費用のことは大きな不安の種であるかもしれません。

しかし、葬儀費用に関して生活保護を受給している方やその身内の方は心配する必要はありません。
実は国が生活保護受給者向けに葬儀費用の援助制度を用意しているためです。

今回終活ねっとでは、生活保護受給者の葬儀費用や、そのための支援制度についていろいろと見ていきます。

  • 生活保護者の葬儀は行うことができるのか?
  • 生活保護者の葬儀費用はどうなるのか?
  • 生活保護者向けの葬儀扶助を申請するには?
  • 生活保護者向けの葬儀の注意点とは?

生活保護を受けている立場で葬儀費用の心配がある方が安心するような情報を載せてありますので、ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

生活保護者の葬儀はどうなるの?

葬儀

生活保護受給者にとって葬儀や葬儀費用の問題は、とても負担の大きいものでしょう。
はたして、生活保護を受給している場合、葬儀などの心配はないのでしょうか?

生活保護受給者は葬儀をすることができる?

一般的に高い傾向にある葬儀費用ですが、国の援助で何とか生活ができている生活保護者は葬儀をあげることはできるのでしょうか?
結論から申し上げますと、生活保護者でも葬儀をあげることができます

生活保護者向けの葬儀は「生活保護葬」と呼ばれ、国から最低限必要な費用の援助を受けながら行う形の葬儀です。
このため、必要最低限の葬儀ということであれば心配する必要はありません。

生活保護葬の内容

それでは生活保護葬の内容とはどのようなものなのでしょうか?
簡単に書けば、火葬のみを行う非常に簡潔なものです。

言い換えれば、一般的な葬儀で行うような通夜や葬儀・告別式は行われません。
加えて、葬儀の際に欠かせない祭壇に対する費用も補助されないことになっています。

生活保護者の葬儀費用はどうなる?

お金

生活保護受給者は、国の援助によって葬儀を執り行うことができるということがわかりました。
ここでは、具体的に生活保護受給者が葬儀をあげるにあたってどのような援助を受けることができるのかを見ていきましょう。
あわせて、生活保護葬の葬儀費用の相場がいくらであるのかも見ていきます。

葬祭扶助が受けられる

生活保護者が葬儀を執り行う際に受けることができる、葬儀費用に対する援助のことを葬祭扶助といいます。

具体的には、故人の死亡確認にかかった費用や搬送費用、火葬費用、納骨費用に対して国が全面的に負担するという内容です。
また、火葬を行うまでのご遺体の保存・安置に必要なドライアイスや棺、火葬後にご遺骨を納める骨壺の費用も補助されます。

なお、生活保護を受給していた故人に貯金などの遺留金があった場合は、不足分を補助する仕組みとなっています。

生活保護葬にかかる葬儀費用

それでは、実際に生活保護葬ではいくらくらいの葬儀費用がかかってくるのでしょうか?
生活保護葬の費用を国の葬祭補助ですべて賄う場合、大人の場合で20万6千円まで、子供の場合で16万4800円までとなります。

もちろん、全額を葬祭扶助で賄った場合は自己負担はなく、遺留金があることによる補填の場合でも遺留金の分だけが自己負担です。

ただし、実際に補助を受ける際は、申請した自治体によって支給額が異なるため、支給額が気になるということであれば事前に確認しておくと良いでしょう。

一般的な葬儀費用はいくら?

ちなみに一般的な葬儀費用の相場はいくらくらいなのでしょうか?
現在行われている葬儀には、通夜と葬儀・告別式も行う一般葬のほか、ご遺族だけでしめやかに行う家族葬、生活保護葬と同じように火葬のみを行う直葬まであるため費用相場もさまざまです。

しかし、すべての葬儀形態から総合して考えますと、30万円から200万円というのが相場といえます。
もちろん、葬儀を華やかに行ったり、規模が大きくなったりした場合は相場以上の金額が必要です。

葬儀費用の相場やなるべく安くする方法については、以下の記事も非常に参考となりますので、ぜひともご活用していただければ幸いです。

一般的な葬儀費用については以下の記事で詳しく紹介しておりますのであわせてご覧ください。

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生活保護葬の費用の支払い

葬祭扶助の申請者が負担する生活保護葬の費用は、基本的に0円です。
適切な申請をおこなっていれば、生活保護葬の費用の支払いについては、役所が葬儀社に支払うことで完了されます。
以下では、葬祭扶助を受け取るために知っておきたい申請方法について見ていきましょう。

生活保護者の葬儀扶助の申請方法

困った人々

生活保護者が葬儀を行う場合、葬祭扶助が出るために心配する必要はないということをここまで見てきました。
それでは実際に葬祭扶助を申請するための条件や手順とはどのようなものなのでしょうか?

申請条件

最低限の葬儀に対する費用であれば全額支給してもらえる葬祭扶助制度ですが、実際の申請条件は厳格です。
申請するには、実際に葬儀をあげる方が生活保護を受給していることや、故人に身寄りがないというのが条件となります。

このため、故人が生前に生活保護を受給していて、葬儀を行う方が生活保護を受給していない場合や、葬儀を行う方に生活力があるとみなされる場合は葬祭補助の対象外となります。
なお、逆に故人が生活保護を受給していない代わりに、葬儀を行う方が生活保護を受給している場合は、故人の遺留金で葬儀費用を賄えない場合に限り、不足分を補助することとなります。

申請の手順

それでは、実際に葬祭扶助を申請する手続きについても見ていきましょう。
一般的には、以下のような流れで申請をすることになります。

  • 申請者の住民票がある地域の社会福祉事務所に申請する
    →必ず葬儀開始前に申請するという点がポイント
  • 申請が通った後に葬儀社に葬祭扶助の適用を依頼する
  • 葬儀終了後、葬儀社から最寄りの社会福祉事務所に費用の請求
  • 葬儀社の請求に応じて社会福祉事務所が葬儀費用を支払う

なお、前々から民生委員やケースワーカーの方に生活状況とともに葬儀に対する不安などを相談しておくと、いざというときに申請がしやすくなります。

生活保護葬の注意点

葬儀

最後に、生活保護葬の注意点についてまとめておきたいと思います。
生活保護葬を検討している方は、ぜひともチェックしておきたい項目となっています。

生活保護葬は必要最低限の葬儀

生活保護葬は火葬のみの葬儀となります。
原則としては、宗教者を招いたり、装飾を豪華絢爛にしたりといったことはできません。
葬祭扶助を利用した葬儀が必要最低限のものであるということは、留意しておくべきでしょう。

遺族が葬儀費用を支払える場合は…

故人が生活保護受給者であっても、遺族が葬儀費用を支払うことができるといったケースも考えられます。
この場合には、葬祭扶助を受けることができません
ですから、生活保護受給者であるからといって全員が生活保護葬を執り行うことができるとは限らないのです。

また、葬祭扶助によって支給される火葬にかかる費用と併せて、遺族がその他の葬儀費用(通夜や告別式の費用など)を支払うことで、葬儀を執り行うということもできません。
あくまでも、葬祭扶助は必要最低限の葬儀費用も支払うことが困難と認められた人にしか適用されないのです。

葬祭扶助の申請は必ず葬儀前に

葬祭扶助の申請は必ず葬儀前におこなうようにしましょう。
葬儀後の申請はできませんので注意する必要があります。

さらに、葬儀社に対してもしっかりと葬祭扶助の申請の意思を明確にしましょう。
基本的に、葬儀費用のやり取りは申請者を介在せず、葬儀社と役所の間でおこなわれます。
ですから、齟齬をきたさないためにも、しっかりと葬祭扶助を利用した葬儀の要望は伝えるべきです。

香典は受け取ってもよい?

生活保護受給者であれば、収入が発生した際には役所に伝える必要があるかと思います。
しかし、香典は収入としてみなされることはありませんのでご安心ください。
香典は受け取ってもなんら問題はありません。

葬儀費用を香典で赤字を免れられるかについては以下の記事で詳しく紹介しておりますのであわせてご覧ください。

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生活保護者の葬儀費用に関するまとめ

葬儀

今回終活ねっとでは、生活保護を受給している方でも安心して葬儀を行うことができる仕組みや生活保護者の場合の葬儀費用について見てきました。
今回の記事の内容をまとめますと、以下の3つのポイントの通りです。

  • 最低限の生活費を国から受けている生活保護者であっても、葬祭扶助という制度を使って葬儀を行うことができる。
    ただし、葬祭扶助で葬儀を行う場合、一般葬のような通夜や葬儀・告別式ではなく、火葬のみの葬儀を行うことになる。
  • 生活保護受給者の葬儀費用については葬祭扶助が受けられる。
    その費用は故人が大人でおよそ20万円、子供でおよそ16万円ほどで、故人の死亡確認やご遺体の搬送、安置に必要なドライアイスなどの費用、火葬、納骨の費用が補助される。

    なお、一般的な葬儀費用は一般葬や家族葬など葬儀の形態・規模にもよるが、だいたい30万円から200万円ほどが相場である。
  • 生活保護受給者が葬儀扶助を申請するには、葬儀をあげる方が生活保護を受けていることや故人に身寄りがないことなどが条件とされている。
    申請には葬儀前に最寄りの社会福祉事務所に申し出て、受理されたところで葬儀社に葬祭扶助の適用を申請し、後日葬儀社が葬儀費用を支払ってもらうという仕組みである。
  • 葬祭扶助はあくまでも、火葬すら執り行うのが困難なほど困窮している者に支給されるものである。
    また、葬祭扶助の申請は必ず葬儀の前に済ませておく必要がある。

生活保護受給者であれば、必要最低限の葬儀を自己負担額0円で執り行うことができます。
葬祭扶助制度はとても助かる制度ですので、利用したいと考えている方は申請方法や申請条件を今一度確認していただければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

終活ねっとでは、この他にも葬儀に関してたくさんの情報を紹介しております。
以下の記事では、葬儀にかかる最低費用を紹介しておりますので気になる方はあわせてご覧ください。

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