葬儀場に飾る祭壇とは?祭壇の種類や飾るもの・金額相場を解説!

葬儀場に飾る祭壇とは?祭壇の種類や飾るもの・金額相場を解説!

葬儀場に入ると一番はじめに目に入ってくる「祭壇」とはどのようなものなのでしょうか。私たちが選ぶ時には何で判断したらいいのか、金額はどれほどかなど疑問も多いと思います。今回は、葬儀場における祭壇について、わかりやすく解説して行きます。

2019-06-28

葬儀場の祭壇について

葬儀

葬儀場に入った瞬間一番最初に目に入るのが祭壇ですよね。
荘厳な祭壇のご遺影を見て、この世にはもういないのだと思わされ、悲しさとともに厳粛な気持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、祭壇についてはあまり良く知られていない面もあります。
見たことはあるけど祭壇について詳しく知らないという方も多いかと思われます。
では葬儀場の祭壇とはどんなもので、私たちはどうやって選んでいくものなのでしょうか。

今回終活ねっとでは、葬儀場の祭壇についてをくわしく解説していきます。

内容は以下のようになります。

  • 葬儀場に飾る祭壇の種類は?

  • 葬儀場の祭壇に飾るものは?

  • 葬儀場の祭壇の金額相場は?

  • 少人数の葬儀には祭壇を設けないの?

記事の後半では、祭壇の費用相場を葬儀の規模別にくわしく説明しています。
ぜひ最後までお読みください。

「終活ねっとのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。
葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。

葬儀場に飾る祭壇の種類

葬儀

以前の祭壇は葬儀社にすべてお任せして設営し、料金も葬儀社のプラン一式に組み込まれていることがほとんどでした。
近年は祭壇の理想のスタイルが明確にあり、葬儀社に希望を伝える人が増加してきています。

現在の祭壇は主に以下の2種類が中心になっています。
詳しくご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

白木祭壇

白木祭壇とは仏式葬儀で伝統的に用いられてきた、最上部に家の屋根のような「輿(こし)」といわれるものがある白木造りの祭壇のことをいいます。
永く白木祭壇は、葬儀になくてはならない物において中心的存在でした。
清々しく厳かな見た目は、現在も変わらず一定のニーズがあります。

自宅葬が主流だった戦前の日本では、葬儀後の出棺の際に野辺送りといわれる習慣があり、葬列を組んで遺族や地域の人々が故人を運んでいました。
輿(こし)は野辺送りの際に棺を入れて運んだものの名残です。

また、野辺送りの際に人々が手に持ち運んだ位牌や香炉などは、現在ではひな壇状に組んだ白木祭壇の段部分の棚板に配置されるようになりました。

生花祭壇

生花祭壇とは文字通り、生花で装飾した祭壇のことをいいます。
以前は有名人の葬儀などを中心に目にしていましたが、近年白木祭壇に変わる祭壇として徐々に広く普及していきました。

生花祭壇は葬儀多様化の現代において、故人の個性を表現できる方法のひとつとして白木祭壇に並んで需要が高まっています
また、菊などの白い花を中心に用いられていた以前に比べ、最近の生花祭壇は様々な種類の花が使われるようになり、デザイン面においても進化が見られます。

葬儀場の祭壇に飾るもの

葬儀

葬儀場の祭壇に置かれているものは、すべてそれぞれ重要な宗教的意味を持つものです。
また宗旨・宗派や地域によっても違いがあるので、葬儀社や詳しい親族の方と話し合いながら配置していくことをおすすめします。
故人を納棺した棺は、祭壇の一番手前に置くのが基本です。

ここからは宗教別に、祭壇に置く主なものを詳しくご紹介します。

仏式

仏式祭壇の装飾は、宗旨・宗派によっても様式が異なります

例えば日蓮正宗では祭壇の上段に御本尊を安置し、下段や左右には櫁(しきび)を供えるのが一般的です。
日蓮正宗における花は、一時的な美しさのみでいずれ枯れてしまうものの象徴なので、生花のかわりに質実剛健さを表す櫁(しきび)を飾るのです。

ここからは、基本的な仏式の祭壇の装飾を説明していきます。

  • 遺影

    祭壇の中央に置く。
    周りを白い生花で飾るのが一般的。

  • 経机

    僧侶が座る祭壇の正面に配置する。
    読経をする際には経典を置く。

  • 白木位牌(仮位牌)

    四十九日の忌明け法要までの仮の位牌で、葬儀や後飾りの祭壇ではご遺影の前に配置する。
    忌明け後に本位牌に切り替える。
    また、浄土真宗の場合は白木位牌を用意しない。

  • 枕飾り一式

    香炉・燭台・おりん・花立て・線香立て・お供え物のお団子などのこと。

  • 果物などの供物

    果物や故人の好きなお菓子を盛り物台に置き、祭壇に左右一対で配置する。

神式

神式で行う葬儀を神葬祭といいます。
神式の祭壇も仏式と同様に白木祭壇を用いますが、生花祭壇が選ばれることも少なくありません。
一方、神式の場合は仏式とは祭壇にお祀りするものが大きく異なります

  • 三種の神器

    八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)。
    古事記にも登場する鏡・玉・剣のことで神葬祭において欠かせないもの。
    鏡は最上段の中央に配置する。

  • 神饌(しんせん)

    米・水・塩・清酒・鏡餅・卵・尾頭付きの海魚・野菜・果物・乾物などの、新鮮で旬のものを三方(さんぼう)の上に置いてお供えする。

  • 五色旗

    陰陽五行説をもとにした森羅万象を構成する木・火・土・金・水の五要素を、青(現代は緑)・赤・黄・白・黒(現代は紫)の五色に置き換えて表した旗。
    左右一対で配置し、三種の神器の勾玉と剣を掛けて下げる。

  • 幣帛(へいはく)

    神様にお供えする神饌(しんせん)以外の供物の総称。
    絹、麻、木綿などのくすんだ赤地の布のこと。

  • 霊璽(れいじ)

    故人の魂が入るもの。
    仏式でいうところの位牌。

  • 榊(さかき)

    神様にお供えするもので、仏式でいうところの生花。

キリスト教式

キリスト教式の葬儀は本来故人の所属する教会で行われますが、プロテスタントは葬儀場を使用する場合もあります。

またキリスト教では「死」や「葬儀」の概念が仏教とは違うため、祭壇にものをお供えする慣習がありません
そういう意味でも、祭壇は白い花を使った自由度が高い生花祭壇が中心になります。

  • 十字架

    最上部中央におかれるキリスト教式葬儀において重要なもの。

  • 燭台

    ロウソクを灯すために左右一対で配置する。

キリスト教の葬式に関してさらに詳細に解説していますので、よろしければ以下の記事も合わせてご覧ください。

葬儀場に飾る祭壇の金額相場

お金

葬儀代全体の中で祭壇の費用が占める割合は大きく、葬儀社に支払う「葬儀費用一式」の金額のおよそ半分以上は祭壇料です。
さらに祭壇の費用は、葬儀場の規模に比例してそのサイズやグレードとともに上下するのが一般的です。

ではここからは祭壇の金額相場を、おもな葬儀の形式別にご紹介しましょう。

一般葬の場合

一般葬における祭壇の平均相場は、およそ30万円〜90万円ほどです。

祭壇には葬儀の規模に応じたサイズの違いもありますが、サイズとは別に造り自体もランクによる違いがあります。
また、基本の白木祭壇に追加してご遺影の周りや祭壇を生花で装飾する場合は、オプションとして料金が発生します。

家族葬の場合

家族葬における祭壇の平均相場は、およそ20万円〜60万円です。

最近は家族葬という言葉を、小規模葬儀の代名詞のように使うことがあります。
しかしながら、家族葬でも宗教儀式を省略することなく通夜・告別式と2日間葬儀場を使用し、両日とも標準的な祭壇を設営することになれば、それほど大きな経費節減にはならないのが実情です。

とはいえ家族葬自体の全国平均相場に注目すると100万円程であり、一般葬の平均相場のおよそ半分です。
通常は家族葬の規模を数人から数十人と考えると、その会場に適した範囲の祭壇のサイズやオプションも、やはり限定的にならざるを得ないでしょう。

以下の記事では、家族葬に関してさらにくわしく紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

社葬の場合

大型葬の代表的なものの1つ「社葬」の場合は、故人を弔う儀式という意味以外に、企業アピールの場という側面も持つようになります。
社葬における祭壇は、それを遺憾なく体現化するものという考え方が存在します。

数百人規模以上の葬儀場に相応の祭壇になると、大型の生花祭壇がニーズの中心になります。
社葬の祭壇の費用相場は、100万円からのものが一般的です。

少人数の葬儀には祭壇を設けない?

葬儀

少人数での葬儀が増え、今は葬儀自体が簡素化・多様化することもやむを得ない情勢の変化があります。
その中で、祭壇を設けないという選択をされるケースも増えてきました。

葬儀においては参列する人数が少なければ飲食を自前でまかなったり、2日かけて行う儀式を1日にしたりと、それぞれの意向に沿った工夫が見られます。
それに対して葬儀社も、柔軟な対応をするようになってきています。

葬儀場の祭壇についてまとめ

葬儀

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、葬儀場に飾る祭壇についてご紹介してきました。
この記事の内容をまとめると以下のようになります。

  • 葬儀場の祭壇はおもに白木祭壇と生花祭壇の2種類がある。

  • 祭壇に飾るものは宗教や宗派ごとにそれぞれ違い、宗教的意味も違う。

  • 葬儀場の祭壇にかかる費用は葬儀の規模に比例して上下する。
    一般葬の場合の相場はおよそ30万円〜90万円、家族葬の場合の相場はおよそ20万円〜60万円、社葬の場合の相場は100万円からが一般的。

  • 最近では少人数の葬儀で祭壇を設けないこともある。

時代の流れとともに葬儀における祭壇が持つ意味も変化してきたのですね。
この記事が少しでも、皆様が祭壇を選ぶ時の参考になれば幸いです。

終活ねっとでは、葬儀の費用や費用の内訳に関して詳しく説明した記事も多数掲載しています。
下記リンクより、ぜひそちらの方もご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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