仏壇の基礎知識を全て解説!|種類・購入方法・向き・飾り方・処分

皆さんの家に仏壇はありますか。仏壇とはどういうもので、どんな意味があるのでしょうか。仏壇の飾り方や供養方法など、あまりよくご存じない方もおられると思います。この記事では仏壇に関する基礎知識について、種類・購入方法・向き・飾り方・処分方法など全て解説します。

2019-11-07

仏壇に関する基礎知識について

仏壇

皆さんの家、もしくは実家などに仏壇はありますか?
身内の方が亡くなった際はすぐにお通夜・葬儀をしますが、少し落ち着いたら考えなければならないのがお墓と仏壇のことです。

代々伝わるお墓や仏壇があればそれを受け継いで守っていくことになりますが、仏壇がなければ新たに購入しなければなりません。
しかし、仏壇とはそもそもどういうもので、どんな意味があるのでしょうか。
仏壇の飾り方や供養の仕方など、あまりよく分からないという方も多いと思います。

そこで今回終活ねっとでは、仏壇に関する基礎知識について、以下の事項を中心に詳しく解説していきます。

  • そもそも仏壇とは?

  • 多岐に渡る仏壇の種類

  • 仏壇の購入時期について

  • 仏壇の置き方・飾り方のポイント

  • 仏壇のお供え物や供養の方法

  • 仏壇の引越しや処分・買取の流れ

  • 仏壇を英語で表現する

仏壇の種類・購入方法・向き・飾り方・処分など、仏壇に関する基礎知識をすべて分かりやすく解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。

仏壇とは?

仏壇

仏壇に関する基礎知識について

そもそも仏壇とは、どういうものなのでしょうか?

仏壇とは、字のとおり仏様を祀る壇です。
つまり、仏教の礼拝のための施設です。
仏壇は家にあるものと思われるでしょうが、お寺にある須弥壇(しゅみだん)が本来の仏壇です。

須弥壇は、お寺の本尊を安置するために堂内の一段高い場所に設けられています。
仏教やヒンドゥー教で世界の中心にあるとされている想像上の山、須弥山を模したものです。
そしてこの須弥壇を小型化したものが、各家庭にある仏壇です。

仏壇は仏様とご先祖をお祀りする家の中にある小さなお寺なのです。
日本では古くからご先祖をお祀りする習慣がありましたが、仏教の伝来後に次第に仏壇でご本尊とご先祖を祀るようになったと言われています。

仏壇の購入前に知っておくべきこと

仏壇

それでは仏壇はどのタイミングで、どのようにして購入したらよいのでしょうか。
仏壇購入のタイミングと購入方法についてご説明します。

購入のタイミング

仏壇はいつ頃購入したらよいのでしょうか。
仏壇の購入のタイミングについては、特に決まったルールや慣習はありません。
個別の事情に応じて、いろいろな考え方があると思います。

ここでは、一般的に仏壇を買うことが多いと思われるタイミングについてご紹介します。

  • 身内の方が亡くなったとき

    仏壇が家にないときは、一般に四十九日までに仏壇を購入する方が多いです。
    そうすれば、ご遺族の気持ちも落ち着き安心して供養できます。

    ただご家族にふさわしい仏壇を決めるためには、時間がかかることもあると思います。
    そのような場合は、無理して四十九日までに買うことはありません。
    ご家族で話し合って納得のできる仏壇を購入することが、何より大事なことです。

  • 家を新築・改築するとき

    家を新築や改築する場合は、仏壇を安置するスペースを確保できる良いタイミングです。
    仏間などの広さを考えながらふさわしいサイズの仏壇を探すことができます。
    転居するときも、あらかじめ転居先の間取りを考えて仏壇の安置スペースを決めて選ぶとよいです。

  • 購入したいと思ったとき

    仏壇を購入する時期は、ご不幸があった時に限る必要はありません。
    ご自分が希望されるときに購入しても良いのです。
    新規購入でも買換えでも構いません。

    子や孫に迷惑をかけないように、お墓の準備と同時に仏壇を生前購入する方もおられます。
    仏壇はその家の宗派のご本尊を祀る意味も大きいものですから、ご位牌の有無と関係なく事前に購入しておくことは特段問題ないのです。

購入方法

仏壇の購入方法は、仏壇屋さんに決まっていると思われる方も多いでしょう。
確かに仏壇は仏壇専門店で扱っていますので、必要な仏具と一緒に買うのが間違いないかもしれません。

しかし、そうは言っても仏壇屋さんが近くにあるとは限りませんし、じっくり探す余裕がない方もおられるでしょう。
そういう方にふさわしいのが、通販です。
最近は仏壇も通販で購入可能です。

それぞれのメリット・デメリットは次のとおりです。
ご自分にふさわしい方法で購入されると良いでしょう。

  • 仏壇専門店の実店舗

    メリットは、現地で店員の説明を聞き、直接見て確認して購入できることです。
    特に仏壇は高価なものですから、材質や実際の印象は大事です。
    デメリットは、仏壇店によっては必ずしも気に入るものが見つからず、探し回る必要もあることです。

  • インターネット通販

    インターネット通販には、ネットのみで販売している店と実店舗を持つものがあります。

    通販のメリットは、価格の安さで、他店との価格比較も容易です。
    また店舗では見つけにくい仏壇を探すこともできます。
    デメリットは、自分の目で見て確認できないこと、実際の雰囲気が異なる場合があることです。

仏壇の予算

仏壇はサイズや材木が多岐に渡る分、価格のばらつきも激しいです。
サイズが大きいほど価格は上がり、高級な材木を使うほど価格は上がります。

ただ、仏壇ごとの目安を示すことは可能です。
下で仏壇の種類に関しては紹介しますが、唐木仏壇は70万~100万、金仏壇は100万~150万と言われています。

また選ぶ方が増えつつあるモダン仏壇は50万程度、上置きタイプの仏壇は30万程度となっています。

上でも述べたように仏壇によって価格は様々なので、紹介した価格はあくまで参考程度にしてください。
実際に購入する場合はインターネットを用いたり、複数の店舗に足を運ぶなどして予算を決めるといいかと思われます。

仏壇購入するお店の候補を決めておこう

仏壇を購入するときは、いくつかの仏壇販売店や販売サイトの比較が必要になります。
複数候補を出しておくと購入の流れをスムーズに行うことが出来ます。

逆に一つの店舗や販売サイトしか目を通さないと、妥当な価格設定なのか、本当に気に入ったものかわからないなど様々な問題が発生します。

仏壇販売店の選び方も重要になってきます。
よく考えずに悪徳業者から不当な価格で質の低い仏壇を購入させられてしまう可能性もあります。

見極めるポイントとして大きく3つあります。
一つ目は接客態度です。
接客態度が悪いスタッフから買いたいとも思わないですし、安心して購入することもできません。

二つ目は価格が高いものを執拗に進めてくるかどうかです。
希望している価格帯の仏壇よりも高価なものを勧めてくる人・企業は利益しか頭にないのでしょう。

最後は仏壇が綺麗に保たれているかどうかです。
ご先祖様を祀り、毎日手を合わせる仏壇。
そんな神聖な仏壇がお客様に届ける前に汚れていては、信頼できる業者・店舗とは言えません。

「はせがわ」について

「はせがわ」は、仏壇・仏具・墓石などを扱う専門店です。
関東、東海、九州を中心に100店舗以上の直営店で販売を行なっています。

またオンラインショップも開設しており、様々な種類・サイズ・価格から選べるようになっており、おすすめセットもあります。

はせがわ: 電話 0120-984-615 https://www.hasegawa.jp/

仏壇の種類について

仏壇

一口に仏壇と言っても色々な種類・サイズがあります。
各々予算やスペースなどの関係で探している仏壇は様々です。
以前に比べて、各個人の状況に合わせて購入しやすくなっています。

ここでは、仏壇の種類とサイズについてご説明します。

仏壇の種類

まず仏壇の種類を見ておきましょう。
仏壇の種類は大きく、伝統的な金仏壇と唐木仏壇、それに比較的新しいモダン仏壇に分けることができます。

金仏壇

金仏壇は、木地である桧・松・杉などの木材に漆を塗り、その上に金箔や金粉を施した仏壇です。
伝統的な工芸技術である彫刻・蒔絵・塗り・彩色・錺金具(かざりかなぐ)などの技術が駆使されています。

伝統的工芸品に指定されている金仏壇の制作地は国内に15箇所もあります。
それぞれ独特の技法を用いており、仏壇の中でも最も高価と言われる豪華で荘厳な作りです。

金仏壇の産地は国内に他にも多数ありますが、近年中国やベトナムなど海外でも作られています。

国産品は質が良いものが多く、最低でも数十数万円、平均的には100万円以上するものが多いです。
400万円~500万円前後のものも珍しくなく、伝統工芸品になると数千万円するものもあります。

金仏壇は阿弥陀如来がいらっしゃる極楽浄土を象徴するものと言われており、特に浄土真宗で使われることが多いです。
ただし、浄土真宗にも様々な宗派が存在しているので注意が必要です。
また、金仏壇は浄土真宗以外の宗派の方でも安置することができます。

以下のリンクから金仏壇をより詳しく解説した記事をお読みいただけます。
ぜひ一度目を通していただけると幸いです。

唐木仏壇

唐木仏壇も江戸時代の工芸技術を生かした伝統的な仏壇です。
素材に使う東南アジア産の黒檀や紫檀がかつて唐木と言われたことから、唐木仏壇と言われます。

黒檀に関しては「木のダイヤモンド」と呼ばれるほど高価な材木になっています。
黒檀や紫檀は堅い木で、唐木仏壇はその木材の質感や美しい木目を生かした重厚な風情があります。

唐木仏壇の価格は、使う銘木の種類や材質により違います。
国産の欅や桑・屋久杉などの銘木を使用する唐木仏壇も多いです。

海外産でも国内産でも、自然な状態である無垢材だけで作る総無垢の仏壇は、100万円前後の高価なものが多いです。
伝統工芸品になってくると1000万円以上の大変高価なものもあります。

現在の唐木仏壇は、表面に貼る銘木とは違う木材を芯材に使うものが多いです。
値段の問題もありますが、芯に違う木材を使うことで木材の反りや歪みを防ぐ狙いがあります。

唐木仏壇は仕上げ方法はいろいろ異なりますが、宗派による形の違いはありません。
浄土真宗以外の宗派で使われることが多いですが、浄土真宗を含め各宗派で使われます。

おしゃれなモダン仏壇

モダン仏壇は、金仏壇や唐木仏壇のような伝統的な仏壇と異なり、モダンな家具調の仏壇です。
上置きタイプが多く、マンションなどの洋間やリビングルームに置いても全く違和感がありません。
このため、家具調仏壇あるいは都市型仏壇とも言われます。

材料もチーク材やナラを用いたものなど多様で、値段も数万円~数十万円と比較的手ごろで入手しやすくなっています。

サイズについて

仏壇のサイズを考えるとき注意したいのは、仏壇のタイプです。
仏壇には上置仏壇と台付仏壇があります。
上置は家具などの上に置くタイプで、台付は収納スペース・引出しなどの台が付いている仏壇です。

仏壇のサイズは、上置は号(1号は約3cm)、台付は尺(1尺は約30㎝)、金仏壇は代を使います。
代は仏壇本体の大きさではなく、仏壇に納められるご本尊の掛軸の大きさを表します。
最近は、尺や代は使わずに、すべてのタイプで号を使うことも多いです。

仏壇には標準的な大きさというものはありません。
つまり、仏壇を置く場所にうまく収まる適当なサイズの仏壇を選ぶことが大事です。
特に仏壇の幅は扉を閉めた状態の大きさですので、高さだけでなく幅にも注意が必要です。

仏壇の置き方

仏壇

ここでは仏壇の置き方についてご説明します。
仏壇はどこに置いたら良いのか悩ましいですね。
ご先祖様を祀る大事な所ですから、きちんとしないと心配で落ち着かないという方もおられると思います。

仏壇を置く場所と置く向き・方角について見ていきましょう。

仏壇を置くのに適した場所

仏壇を置く場所は、家の中のどの部屋が良いのでしょうか。

仏間があればもちろん仏間に置くのが一番良いです。
しかし、最近は仏間がない、あるいはそもそも和室がないという家もあると思います。
仏壇を買いたいけれど、置く場所がないと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実際のところ仏壇の置き場所については、はっきりした決まりがあるわけではありません。
どれが正しいというほどのルールや慣習はないのです。
仏壇を置く部屋は、和室でも洋室でも、あるいはリビングでも構いません。

大事なことは、日々心を込めてお参りすることです。
気持ちの部分が優先なのです。
仏間があっても、仏前に座ってお参りしなければ意味はありません。
折に触れ仏壇に向かい、日々の生活のことなどを報告しながら故人を偲ぶ気持ちが一番大切です。

ただ注意するべき点は、仏壇を置くのに適さない場所があることです。
それは直射日光の当たる場所、湿気が多く換気が悪い部屋などです。
直射日光や湿気は仏壇を傷めますし、換気が悪いとお線香を上げるのも躊躇され好ましくありません。

以下のリンクから仏壇の置き場所に関してより詳しく解説した記事をお読みいただけます。
ぜひ一度目を通していただけると幸いです。

仏壇向き・方角

それでは仏壇の置く向き・方角は、何かルールがあるのでしょうか。

仏壇の向きに関しては諸説あります。
主な説として、南向き(南面北座説)、東向き(東面西座説)、本山中心説などがあります。
ただ、いずれも絶対にこうでなければならないというほどの明確な決まりではありません。

なお、北向きに仏壇を置くのは避けますが、直射日光や湿気を避ける意味があります。
仏壇の向きに関する主な説は、以下の通りです。

  • 南向き(南面北座説)

    仏壇の向きは南向きが良いとするものです。
    理由については、次のような説が見られます。

    中国では王が南向きに座ったので、同様に敬う対象となる仏壇を南向きにするという説。
    お釈迦様が説法するときは南を向いていたから南向きにするという説。
    直射日光が当たらず、風通しもよく湿気を防ぐことができるので最適とする説。

  • 東向き(東面西座説・西方浄土説)

    仏壇の向きが東向きが良いというものです。
    理由については、次のような説が見られます。

    インドでは日の出の方向が大切にされており、一家の主は東向きに座るという説。
    阿弥陀如来がおられる極楽浄土は西方にあるので、そちらを向いて祈るという説。

  • 本山中心説

    宗派の本山が拝む方向の延長線上にくるように置くというものです。

  • 決まった向きはない

    決まった向きはなく、どの方角でも良いというものです。

各宗派では、仏壇はどの向きに置かれているのでしょうか。

  • 曹洞宗・臨済宗

    南向きに置くことが多いです。

  • 浄土真宗・浄土宗・天台宗

    東向きに置くことが多いです。
    本尊として阿弥陀如来を祀るからです。

  • 真言宗

    本山中心説で、本山との関係で方角は変わります。

  • 日蓮宗

    方角に特に決まりはありません。

仏壇の向きについては、それほどこだわる必要はありません。

ただ仏壇を置く際に、注意した方がよいこともあります。
まず、ご本尊を見下ろすことのないように仏壇を置く高さに注意しましょう。

また仏壇を神棚や床の間と向かい合わせに置かないようにすることも大事です。
仏壇と神棚が向かい合わせの場合、拝むとき他方にお尻を向けてしまいます。
また床の間は上座のため、向かいに仏壇を置くと、仏壇が下座になってしまいます。

仏壇を神棚を同じ部屋に置くことや仏壇を床の間に置くこと自体は、何の問題もありません。

仏壇の飾り方

仏壇

ここでは仏壇の飾り方についてご説明します。
仏壇の飾り方、宗派ごとの違い、仏壇の手入れについて、順次詳しくご紹介いたします。

仏壇の飾り方について

仏壇の飾り方は宗派により異なることもありますが、基本的な飾り方について見ていきましょう。

  • 最上段

    仏壇の最上段には、ご本尊や宗祖の仏像または掛軸を飾ります。
    宗派によってご本尊・宗祖が異なります。
    ご本尊を最上段の中央に置き、その左右に宗祖を祀るようにします。

    位牌は、ご本尊より一段低いところに置きます。
    位牌が複数あるときは、向かって右が上座になります。

  • 中段

    中段の中央に仏飯器と茶湯器を乗せた仏器膳を置きます。
    仏器膳の左右にお供物を乗せる高月(高坏)を置きます。

  • 最下段

    香炉・灯立・花立の三具足(みつぐそく)と、マッチ消、お鈴(りん)などを置きます。
    三具足は中央に香炉、向かって左に花立、右に灯立とします。
    花立と灯立が対の五具足のときは、香炉の両隣に灯立、その外に花立を置きます。

以上が基本的な飾り方になります。
ただ、浄土真宗派注意が必要です。
浄土真宗の場合、中央に茶湯器を据えてその両脇に仏飯器を一つ計二つ置くことになっています。

以下のリンクから仏具に関して多くの知識を得ることが出来ます。
ぜひ一度目を通していただけると幸いです。

宗派ごとの違い

宗派による飾り方の違いは以下のとおりです。

  • 浄土真宗

    真宗大谷派は、中央にご本尊の阿弥陀如来、向かって左に南無不可思議光如来、右に帰命尽十万無碍光如来を祀ります。
    本願寺派は、中央にご本尊の阿弥陀如来、左に蓮如上人、右に親鸞上人とします。

  • 浄土宗

    中央にご本尊の阿弥陀如来、向かって左に法然上人、右に禅導大師です。

  • 真言宗

    中央にご本尊の大日如来、向かって左に不動明王、右に弘法大使にします。

  • 日蓮宗

    向かって左に大黒天、中央に左から順次、ご本尊の日蓮上人・大曼荼羅軸・三宝尊、右に鬼子母神を置きます。

  • 天台宗

    中央にご本尊の阿弥陀如来または釈迦如来、向かって左に伝教大師、右に天台大師です。

  • 禅宗

    中央にご本尊の釈迦如来、向かって左に道元大師、右に達磨大師にします。

  • 曹洞宗

    中央にご本尊の釈迦如来、向かって左に常済大師、右に承陽大師にします。

  • 臨済宗(妙心寺派)

    中央にご本尊の釈迦如来、向かって左に無相大師か花園法王、右に達磨大師か無相大師にします。

仏壇の掃除方法

普段からお仏壇の掃除を心がけ、気持ちよくお参りすることが大切です。
お正月やお盆、お彼岸など節目のときは、普段行き届かない隅々まできれいにしましょう。

まず仏様にきちんとご挨拶をして、掃除を始めます。
仏壇の掃除を行う際は、錆や汚れを避けるため手袋をした方がよいです。
仏壇や仏具を傷めないように乾拭きするのが基本です。

以下のリンクから仏壇の掃除方法について詳しく解説した記事をお読みいただけます。
ぜひ一度目を通していただけると幸いです。

仏壇のお供え物について

仏壇

いざ仏壇にお供え物をするとなった際に、何をお供えするのが適切なのかわからない方が多いかと思われます。
ここでは仏壇のお供え物に関して解説していきます。

仏壇の両脇にはお花をお供えします。
お花は一度にたくさん飾ることよりも、できるだけ毎日飾るようにしましょう。
しかし、毎日飾ることがなかなか難しいこともあります。
その場合は、お花の水だけでも取り換えましょう。


お花の種類に関しては故人が好きだった花を飾るのが一番ですが、自宅の庭の花を飾るのもよいものです。
葬儀ではトゲがあるものや臭いの強い花は避けますが、仏壇に飾る花はあまり気にしなくても良いです。

また家を空けることが多く、思うように水やりができない場合などはプリザーブドフラワーなどの造花を飾ることも問題ないとされています。

仏花に関してより詳しく知りたい方は以下のリンクから記事をお読みください。

ご飯

仏壇にお供えするご飯のことを仏飯と言います。
毎朝、自分たちが食事を始める前に、炊き立てのご飯をお供えします。
仏飯は長時間お供えせずに、早めに下げて家族で頂いた方がよいとされています。

お香

お線香を毎日あげることも大切な供養です。
朝、水やお仏飯などをお供えしてから、お線香をあげてお参りをしましょう。
お香の香りは周囲の方の心身を清めますので、清々しい気持ちになります。

ろうそく

水やお仏飯をお供えした後、ろうそくに火を灯します。

元々ろうそくは葬儀で暗闇を照らすことで邪気を払い、周囲の浄化する役割がありました。
またろうそくはこの世とあの世を繋ぐ架け橋的な意味合いもあります。

火はずっと灯しておきたいものですが、火事にならないようお参りが終ったらすぐに消しましょう。

火を消す際の注意点としては、息を吹きかけて消すことは避けるべきだということです。
理由は、仏教では口は穢れているものとして扱われているからです。

消す際は、手で仰ぐ・芯を指でつまむ・専用の道具を用いるという方法が挙げられます。

水やお茶も大切なお供え物の一つです。
水を供える意味は大きく分けて二つです。

一つ目は、死者の喉が渇かないようにするためです。
二つ目は綺麗な水が穢れのない浄土を表しているからです。

お水も毎日新しいものをお供えします。
ただし浄土真宗では極楽浄土には八功徳水という水が豊富にあるとの教えがあり、水をあげる必要はありません。

仏壇の供養の仕方

仏壇

次に仏壇の供養の仕方をご説明します。
一日の始まりは朝、仏壇にお参りすることから始めましょう。
ご飯・お花などお供え物をして、ご先祖に今日一日を無事見守っていただくようお祈りします。

朝は朝食前が良いですが、夕食後寝る前にもお参りしましょう。
買ったお菓子や果物があるときは、その都度仏前に供えることも供養です。
果物やお菓子をお供えするときは、箱や包装紙から出してお供えします。

仏壇の供養の仕方は宗派によって違いがありますが、一般的に以下のように行います。

  • 仏壇の前に正座し一礼します。

  • ローソクを立て火をつけます。

  • お線香に火をつけ、香炉にくべます。

  • 鈴を軽く打ちます。

  • 合掌してお祈りします。

  • ローソクの火を手で仰いで消します。

仏壇の引っ越しの流れ

仏壇

転居などの際には仏壇はどのようにしたらよいのでしょうか。
ご先祖をお祀りする仏壇ですから、おろそかに扱うことはできません。
仏壇の引越し方法や注意点について、ご説明します。

引越し方法

仏壇の引越しは、すべて自分でやる方法専門業者などに依頼する方法に大別できます。

自分でやる方法は安価に済みそうですが、高価で大切な仏壇をトラブルなく移動させることは結構大変なことです。
他方、専門業者などに依頼するときは、必ず複数社から見積もりを取りましょう。
費用はこちらの方が高くなりますが、不用品は自分で処分するなどの工夫で抑えることも可能です。

大事なことは仏壇を損傷せずにきちんと運ぶことです。
信頼でき、安心できる方法を優先するのがよいです。

魂抜き・魂入れについて

仏壇は最初に安置するときに、通常であればお坊さんが魂入れをしているはずです。
ですから、引越しする際は、まず魂抜きをし、引越し先で改めて魂入れをすることになります。

魂抜きのことを閉眼供養(へいがんくよう)、魂入れを開眼供養(かいげんくよう)といいます。
それぞれどのようなものか簡潔にご説明します。

閉眼法要

魂抜きは別名、お性根抜き、閉眼法要とも呼ばれています。
魂が入ったままの仏壇を荷物のように扱うのは、ご本尊やご先祖に申し訳なく躊躇しますよね。
魂抜きは魂を浄土に返し、魂を抜いた後の仏壇や位牌などを単なる物に戻す儀式です。

ご先祖に感謝し、気分を新たにして転居先に向かうためにも、魂抜きは大切な儀式です。

浄土真宗では、故人は浄土で往生しこの世に魂はないと考えますので、魂抜きは行いません。
ただその代わりに、お仏壇のご本尊を一時的に移動させる遷仏供養をします。

開眼法要

仏壇は買ったときはただの入れ物です。
僧侶に開眼法要(開眼供養)を行っていただいて、はじめて仏壇や本尊に魂が宿ります。

浄土真宗の場合、お仏壇に新しくご本尊をお迎えする時や引越し後にご本尊を再びお迎えする時は、開眼法要(開眼供養・魂入れ)ではなく、入仏式を行います。

お布施について

開眼供養や閉眼供養は、お寺やお坊さんに依頼しますので、通常の法要と同じようにお布施をお渡しします。
お布施の相場は1万円~5万円です。

仏壇の預かりサービスについては、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

仏壇処分や買い替えの流れとポイント

仏壇

仏壇の承継者がいない、転居先が手狭などの理由から、仏壇を処分せざるを得ないこともあります。
そのようなとき仏壇をどのようにしたらよいのか、悩ましいですね。
仏壇を処分する際は、魂抜きをして、位牌を整理し、仏壇を処分するという段取りが一般的です。
自治体によっては仏壇を回収するところもありますが、ごみとして出すことは躊躇されます。

また仏壇が古くなってしまい買い替えたいという方もいらっしゃるかと思います。
その際にどのような手順で購入まで至ればよいのか知っている方は少ないでしょう。

ここでは仏壇の処分・買い替えの流れやポイントについて解説していきます。

仏壇処分

菩提寺にお願いをする

菩提寺がある場合、閉眼供養のこともありますので、菩提寺にお願いをするのが良いです。
菩提寺の場合は、仏壇を閉眼供養した後、引き取っていただけることも多いです。

菩提寺以外のお寺でも、仏壇の供養や引取り処分をしてくれることもあります。

仏具店にお願いをする

仏具店では、仏壇の引き取り・処分サービスを行っているところも多いです。
仏具店で、閉眼供養も含めてすべてお願いできる場合も多いです。

専門業者にお願いをする

仏壇の整理や処分を行う専門業者もあります。
仏壇の魂抜き・回収処分だけでなく、仏壇の中身の整理もしてもらえます。

しかし、中には仏壇を引き取るだけで、閉眼供養せずにゴミとして廃棄してしまう業者もいます。
専門業者に依頼する場合は、供養証明書や証拠写真などで処分状況をチェックできるか、事前に調べて確認することも大事です。

自治体にお願いする

粗大ごみとして処分することも可能です。
この場合は上記のものに比べて比較的費用を抑えられるという点と、面倒な手続きを行わずに済むという点があります。

ただし、自治体によっては仏壇の処分を引き受けていない場合もあり注意が必要です。
また仏壇の処分に関して周囲の目が気になってしまうという点もあります。

仏壇の買取について

仏壇

仏壇を処分したいが廃棄するのは忍びない、あるいはもったいないと思われる方も多いと思います。
買い取ってもらえばよいのですが、仏壇の買取はあるのでしょうか。

ここでは仏壇の買取についてご説明します。

買取は基本してくれない

仏壇は基本的に買取ってもらえない、逆に処分費を請求される、と考えた方がよいです。
リサイクルシステムを作っている場合もありますが、例外的なことです。

一般の家具でも中古品はいかがなものかと迷う方も多いと思います。
まして仏壇は大切な故人を供養するものですから、新しいものを求めるのは自然なことです。

買取をしてくれる場合とは?

それでも仏壇を買取してくれる場合が全くないわけではありません。
以下のように貴重な価値がある場合や、新品同様の仏壇は買取してもらえることもあります。

  • 骨董的な希少価値がある場合

    美術品ともいえる骨董的な希少価値がある場合です。
    仏壇自体は価値がなくてもご本尊の仏像が貴重な場合もあります。

    古い時代から伝わる仏壇や高価な装飾が施された仏壇などは、専門の古美術商などに鑑定してもらうとよいでしょう。

  • ネットオークション・リサイクルに出す場合

    汚れ・傷みがないものであればネットオークションやリサイクルに出す方法もあります。
    新品同様であれば希望する方が見つかるかもしれません。

    ただ仏壇は家具や家電と違いますので、傷や汚れがある場合はあまり期待できません。

  • 下取りをしてもらう場合

    新しい仏壇を購入する際は、既存の仏壇を下取りしてもらえることがあります。
    実質的値引きということになります。
    購入の際に供養の仕方とあわせて確認してみるとよいでしょう。

以下のリンクから仏壇の買取や処分に関してより詳しく解説した記事をお読みいただけます。
ぜひ一度目を通していただけると幸いです。

仏壇を英語で表現するには?

仏壇

最後に仏壇を英語で表現するときはどう表現するのかについてご紹介します。

仏壇は英語で、「Buddhist altar」あるいは「family Buddhist altar」「Buddhist home altar」と言います。
altarは「祭壇」のことで、「仏教徒の祭壇」という言い方になります。

例えば、以下のように使います。

  • Every day, We pray to our ancestors in front of the Buddhist altar.
    毎日、仏前でお参りします。

  • We place flowers in front of the Buddhist home altar as offerings.
    仏前にはお花をお供えします。

グローバル化が進む中で、英語で表現することが求められるシーンに遭遇することがあるかもしれません。
いざというときに困らないためにも知識として頭に入れておいて損はないでしょう。

仏壇に関する基礎知識まとめ

仏壇

いかがでしたでしょうか。
今回終活ねっとでは、仏壇に関する基礎知識について解説してきました。
この記事の要点をまとめると以下のようになります。

  • 仏壇はお寺にある須弥壇を小型化したものである。
    仏壇は仏様とご先祖をお祀りする家の中にある小さなお寺と考えることができる。

  • 仏壇の種類は、金仏壇、唐木仏壇、モダン仏壇、に分けることができる。
    金仏壇は、金箔などを施し伝統的な工芸技術が駆使されており、最も高価である。

  • 仏壇は身内が亡くなった時、家を新築するときなどのタイミングで購入する。
    購入方法は、仏壇専門店で直接見て買う方法と通販で買う方法がある。

  • 仏壇の置き場所や置く方角は、決まりがあるわけではない。
    直射日光の当たる場所や湿気が多く換気が悪い部屋、北向きは避けた方がよい。

    仏壇の飾り方は宗派により異なるが、最上段にご本尊と宗祖の仏像を飾る。
    中段に仏器膳と高月を置き、最下段に香炉・灯立・花立の三具足などを置く。

  • 仏壇のお供え物は、花・ご飯・お香・ろうそく・水が基本である。
    仏壇の供養は、毎朝ご飯などお供え物をしてお参りし、寝る前にもお参りする。

  • 仏壇を引越しする際は、魂抜きをし、引越し先で改めて魂入れする。

    仏壇を処分する際も、魂抜きしてから、位牌などを整理して処分する。
    仏壇の処分は、菩提寺か仏具店・専門業者にお願いすることが多い。

    仏壇は基本的に買取ってもらえず、逆に処分費を請求されると考えた方がよい。
    骨董的な希少価値がある場合やネットオークション・リサイクルでの買取がある。

  • 仏壇は英語で Buddhist altar と言う。

仏壇の種類・買い方・向き・飾り方・供養の仕方など仏壇に関するすべてのことを解説してきましたが、お分かりいただけたでしょうか。
これから仏壇をお求めになる方や仏壇を守っていかれる方にとって、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

終活ねっとでは、さまざまな記事を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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