法華経は正しくは「妙法蓮華経」というお経です。

法華経といえば「日蓮」と頭に浮かぶほど、法華経といえば「日蓮」を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、法華経すなわち「妙法蓮華経」はお釈迦様が説かれたお経です。南無妙法蓮華経のお題目は、日蓮宗の日蓮によって知られるようになり、日蓮宗で唱えられているお経です。

目次

  1. 法華経は釈迦が入寂前に説かれた教えです
  2. 『法華経』というお経は、壮大な物語です
  3. 法華経は、日蓮聖人が広めた事で有名です
  4. 観世音菩薩はその名を称すれば救いに現れる
  5. 法華経は実は3部がひとつのお経である

法華経は釈迦が入寂前に説かれた教えです

法華経は、お釈迦様が出家されてのち、菩提樹の元で大勢の弟子たちの前で説かれた教えで、初期の大乗仏教経典の一つです。現在、漢訳で伝わっている法華経は3つありますが、その中でも鳩摩羅什訳の経典が最も優れた翻訳であるとされています。

『一切衆生を救う為』に釈迦は出家しました

一国の王子として生まれながら、王妃や子供を捨てて出家します。
そして40年という永い年月、修行をして悟りを開かれました。これが仏陀・すなわち覚醒し者です。
この40年間の修行の旅の間に説かれた言葉をお釈迦様の亡くなったあとに、言い伝え、やがて教えとして広まっていったのが仏教なのです。

天台宗では、法華経が最高のお経なのです

そしてお釈迦様がなくなる寸前に、説いた教えこそが『真実の教え・最高の教え』として伝わるところの『法華経』なのです。このお経は、天台宗などの宗派では、法華経を最高の教えとしています。

法華経の本当の名前は『妙法蓮華経』です

法華経といえば「日蓮」と頭に浮かぶほど、法華経は日蓮聖人で有名で、法華経を作ったお坊さんが日蓮と勘違いしている人は多いのではないでしょうか。
日蓮は法華経の精神にこそ真実があり、国を救う教えはこれしかないと考え、法華経の布教に生涯をかけました。

『法華経』というお経は、壮大な物語です

『妙法蓮華経』は、大河ドラマのような、凄いドラマが展開されます。
このお経の中には,お釈迦様のお弟子さんの19人の『如来』や観音様で代表される『菩薩』がたくさん出てきます。お経に描かれた世界は、過去世界から、悠久の未来についてのお話が描かれています。

お経の中に弟子が質問する場面が沢山でます

弟子達を代表して、質問を行うのは十大弟子達で、お釈迦様が亡くなったあと、この教えの保ち方や広め方、また修行の仕方などを質問します。対してお釈迦様は、数多くの奇跡を見せながら教えを説いていきます。
その場面には過去の、現在の、未来無数の仏たちが登場して来ます。

『法華経』を日本で最初に講じた聖徳太子

1巻から28巻まである法華経を、日本で初めに講じたのが聖徳太子です。
聖徳太子が講じたという記録は日本書紀の中に残っています。
それ以来、法華経は仏教の重要な経典とされ、また鎮護国家の観点から、日本に縁の深いお経とされています。

聖徳太子

法華経は、日蓮聖人が広めた事で有名です

『法華経』で有名なお坊さんに『日蓮』というお坊さんがいます。法華宗として日本全国に広めたのは、この『日蓮』なのです。
『日蓮宗』という宗派を、『日蓮』が鎌倉時代に起こしたのが始まりです。
勿論、法華経は天台宗でも、最高の経典とされています。

仏教には、多くの宗派とお経が存在します

仏教には、華厳宗を始めとする奈良仏教や、親鸞の浄土真宗、道元の曹洞衆、空海の真言宗や、最澄の天台宗など、数多くの宗派があります。
また、近代には、法華経を信仰の中心と据える、新興宗教各派がありますが、全てお釈迦様が唱えた教えです。

『法華経』の中の観音経はどの宗派も用いる

仏教であるお釈迦様の教えを、庶民の中に広めようとして、その時代時代の有名な高僧たちが、修行して各宗派を起こしました。
不思議なことに、各宗派とも主なお経や、教えは違っていますが、『観音経』即ち『妙法蓮華経観世音菩薩品第二十五』は、どの宗派も用いています。

法華経の中「方便」を用いて教えを説く件があります。

妙法蓮華経の巻1の中に、「方便品第二」というお経があります。このお経の中では、お釈迦様が弟子たちを悟りの世界に導くため、方便を用いて教えを行う件が描かれています。現在、よく使われる「嘘も方便」は、このことから用いられているように思われます。

法華経の世界は、まさに凄いドラマの展開である。

『妙法蓮華経』というお経は、大河ドラマのような、凄いドラマが展開されます。
このお経の中には,お釈迦様のお弟子さんの19人の『如来』や観音様で代表される『菩薩』がたくさん出てきます。お経に描かれた世界は、過去世界から、悠久の未来についてのお話が描かれています。

観世音菩薩はその名を称すれば救いに現れる

なぜなら『観音様』は、どんな時代にも、どんな場所にも、どんな生き物に対しても、救いを求めて観音菩薩の名を唱える事で救いに現れると書かれています。
『観音薩』の仏像は、日本全国各地にあり、有名な観音様が、東京浅草の浅草観音です。

『法華経の世界』を実際に証明した日蓮

国を救う為に「法華経を持って政を行うよう」何度も進言しますが聞き入れられず、逆に罪人として捕えられます。そして刑場の『竜の口』で、首を斬られる寸前、海上より一筋の光が走り、日蓮の首に振り下ろされかけた刀を直撃したため、処刑は中止となりました。

日蓮の受難は、次の経文と全く同じです

『妙法蓮華経観世音菩薩品第二十五』には、次のように書かれています。
「或いは王難の苦に遭うて、刑(つみ)せらるるに臨んで命終わらんと欲せんに、彼の観音の力を念ぜば、刀(つるぎ)段々に壊(お)れなん」。この下りは日蓮の体験と全く同じであったのです。

法華経は実は3部がひとつのお経である

中国の天台宗の開祖である智顗(ちぎ)によれば、法華経は「妙法蓮華経」だけではなく、開の「無量義経」と結の「仏説観普賢菩薩行法経」の2つを合わせた3部で一体とされています。現在でも法華経を重要な経典とする宗派では、「妙法蓮華経并開結」として詠まれています。

法華経というお経についてのまとめ

お釈迦様が説かれた仏教の中でも、最高の教えであるとされる「妙法蓮華経」。
この教えは難しすぎて、また出会うことも更に難しいとされていますが、機会があれば是非一読されることをおすすめします。

「法華経・お経」に関連する記事

「法華経・お経」についてさらに知りたい方へ

  • 天台宗で大切にされているお経について調べてみました。

    天台宗で大切にされているお経について調べてみました。

    平安時代、遣唐使船で海を渡り、当時の唐に新しいお経を求めて渡った最澄、その最澄が唐から持ち帰った天台宗のお経にはどのようなお経があるのでしょう。また天台宗で唱えられるお経にはどのようなお経があるか調べてみました。

  • 日蓮宗のお経の意味。イキイキと生きることを楽しむ法華経とは?

    日蓮宗のお経の意味。イキイキと生きることを楽しむ法華経とは?

    日蓮は『法華経』こそが釈迦の教えをすべからくまとめた経典であると、自らが起こした宗旨「日蓮宗」のお経に採用しました。では日蓮宗では『法華経』の教えをどのように説いているのでしょうか。お経を始めとする、日蓮宗のおつとめについてもまとめました。

  • お経にはどんな種類がある?宗派によってお経が異なる?

    お経にはどんな種類がある?宗派によってお経が異なる?

    お葬式や結婚式、あるいは初詣や厄除け、法事など、私たちの生活の中で自然と溶け込んでいるお経。でも、正直何を言っているのかよく分かりませんよね。数え切れないほどあるお経の種類、ここではその主な種類とその教えについてご紹介いたします。

  • 南無阿弥陀仏の意味は?浄土真宗のお経を解説

    南無阿弥陀仏の意味は?浄土真宗のお経を解説

    浄土宗系、浄土真宗系で、「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……」と、僧侶のあげるお経に合わせ、仏壇の前で、お念仏を唱えている方も多いと思います。子供のころから聞き、親しんでいるだけで、その意味をご存知の方は少ないでしょう。浄土真宗とお経からその意味を解説します。

  • 真言宗の弘法大師空海が唐から持ち帰ったとされるお経とは?

    真言宗の弘法大師空海が唐から持ち帰ったとされるお経とは?

    真言宗・高野山といえば、弘法大師空海で有名なお山です。平安時代に、時を同じくして「比叡山の最澄」と当時の中国の唐の時代に海を渡り、僅かな年月で「真言密教」の全てのお経を持ち帰ったとされる天才僧の空海。その空海が持ち帰ったとされる真言宗のお経とは?

この記事に関するキーワード

ランキング

よく読まれている記事です

  • お坊さん派遣サービスの【費用や口コミ】を一括比較!

    お坊さん派遣サービスの【費用や口コミ】を一括比較!

    近年では特定の職業の方を必要に応じて手配できる派遣サービスが発達しています。そして、中にはお坊さんの派遣サービスというのもあり、最近でもAmazonなどが手がけていることで話題です。お坊さん派遣サービスとは一体どのようなものか、業界各社の比較をご紹介します。

    1
  • 火葬炉はどうなっているの?火葬炉の種類や仕組みを徹底解説します!

    火葬炉はどうなっているの?火葬炉の種類や仕組みを徹底解説します!

    葬儀を終えると火葬のため、ご遺体は火葬場に運ばれます。最後のお別れのために火葬場へ行かれた方は多くいらっしゃっても火葬炉の仕組みをご存知の方は少ないでしょう。今回は火葬炉の種類や温度、仕組みについて解説します。

    2
  • 一周忌のお悔やみの手紙の書き方について、例文やマナーを紹介します

    一周忌のお悔やみの手紙の書き方について、例文やマナーを紹介します

    お世話になった方の一周忌などの法事に参列できないときは、お悔やみの手紙に香典を添えて送ります。いざという時に慌てないよう、例文があると心強いですよね。そこで今回の終活ねっとでは、例文をご紹介しながら、一周忌のお悔やみの手紙について解説いたします。

    3
  • 33回忌法要へ香典の金額はいくら?香典の書き方や水引きも解説

    33回忌法要へ香典の金額はいくら?香典の書き方や水引きも解説

    年忌法要はお住いの地域や宗旨により方法はそれぞれ異なりますが、33回忌の法要は節目に当たる大きな法要ですよね。法要の際、恥をかかないように基本的な香典マナーはきちんと知っておきたいものです。この記事では、33回忌の香典の相場やマナーについて説明していきます。

    4
  • 13回忌の香典の金額相場はいくら?故人との関係別に紹介します

    13回忌の香典の金額相場はいくら?故人との関係別に紹介します

    13回忌法要に参列するにあたり、香典はどのくらい包めばいいんだろうと悩んでいる方はいませんか?久しぶりに親族が一同に会する中で、香典のマナーを知らないことで恥をかきたくないですよね。今回は、13回忌法要における香典の金額相場について詳しく説明します。

    5

シェアする

関連する記事

「法華経・お経」についてさらに知りたい方へ

天台宗で大切にされているお経について調べてみました。のサムネイル画像

天台宗で大切にされているお経について調べてみました。

日蓮宗のお経の意味。イキイキと生きることを楽しむ法華経とは?のサムネイル画像

日蓮宗のお経の意味。イキイキと生きることを楽しむ法華経とは?

お経にはどんな種類がある?宗派によってお経が異なる?のサムネイル画像

お経にはどんな種類がある?宗派によってお経が異なる?

南無阿弥陀仏の意味は?浄土真宗のお経を解説のサムネイル画像

南無阿弥陀仏の意味は?浄土真宗のお経を解説

真言宗の弘法大師空海が唐から持ち帰ったとされるお経とは?のサムネイル画像

真言宗の弘法大師空海が唐から持ち帰ったとされるお経とは?

人気のキーワードの記事一覧

キーワード記事一覧へのリンクです

ランキング

よく読まれている記事です

お坊さん派遣サービスの【費用や口コミ】を一括比較!のサムネイル画像

お坊さん派遣サービスの【費用や口コミ】を一括比較!

1
火葬炉はどうなっているの?火葬炉の種類や仕組みを徹底解説します!のサムネイル画像

火葬炉はどうなっているの?火葬炉の種類や仕組みを徹底解説します!

2
一周忌のお悔やみの手紙の書き方について、例文やマナーを紹介しますのサムネイル画像

一周忌のお悔やみの手紙の書き方について、例文やマナーを紹介します

3
33回忌法要へ香典の金額はいくら?香典の書き方や水引きも解説のサムネイル画像

33回忌法要へ香典の金額はいくら?香典の書き方や水引きも解説

4
13回忌の香典の金額相場はいくら?故人との関係別に紹介しますのサムネイル画像

13回忌の香典の金額相場はいくら?故人との関係別に紹介します

5

目次

目次です

このページの先頭へ

終活ねっと 〜マガジン〜  Copyright© 株式会社 終活ねっと