九州の葬儀で見られる目覚ましとは?書き方や金額からマナーまで解説

九州には目覚ましと呼ばれる風習があります。目覚ましと聞いて、葬儀との関係性がわかる方は少ないと思います。今回はそんな目覚ましに関する基礎知識や、葬儀で渡すときのマナーや金額などについてわかりやすくご紹介します。

目次

  1. 葬儀における目覚ましについて
  2. 目覚ましとは?
  3. 葬儀の目覚ましの基本事項
  4. 葬儀の目覚ましのマナー
  5. 葬儀における目覚ましについてまとめ

葬儀における目覚ましについて

葬儀

九州では葬儀の際に渡す「目覚まし」という風習があります。
しかし、全国のほとんどの県では目覚ましという風習はないので、何のことを言っているのかわからないことがほとんどです。

いざ葬儀に参列することになり、インターネットなどで一般的な知識を調べて行ったことで恥をかいてしまうことってありますよね。

今回終活ねっとでは、他の地域から来た方でも恥をかかないよう、以下のポイントに絞って葬儀の目覚ましについてご紹介します。

  • 目ざましとは何か?

    葬儀における目覚ましとはどのようなものかを解説します。

  • 目覚ましが使われる地域は?

    目覚ましが風習として浸透している地域について解説します。

  • 目覚ましの書き方は?

    目覚ましの書き方について詳しく解説します。

  • 目覚ましの金額は?

    目覚ましの金額が一般的にいくらなのか解説します。

  • 目ざましはいつ渡すのか?

    目覚ましを渡す際のマナーについて解説します。

目覚ましの種類や渡し方についても詳しく紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

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目覚ましとは?

困った人々

葬儀における目覚ましとは、遺族に対して渡す通夜見舞のことです。
全国的に普及してはいませんが、一部の地域では風習としてまだ存在しており、食べ物やお金を包み遺族に渡します。

目覚ましの意味は3つあり、1つ目は「愛する方にもう一度目覚めてほしい」という意味です。
これには故人を思う気持ちが込められています。

2つ目は、遺族に対して「これで線香を絶やさず目を覚ましてください」という意味です。
一般的な少しくだけた言葉に置き換えると、「差し入れ」と考えていただければわかりやすいと思います。

最後に3つ目ですが、「仏法への目覚め」という意味が込められています。
これは、残された者が愛する方の死を偲ぶことで、仏法への理解を深めることができると考えられています。

元は通夜の夜食のため

元々目覚ましは、通夜の際に線香を絶やさないよう一晩中起きていないといけない遺族に対して、「これで何か食べて、目覚めて(目を覚まして)ください」という意味が込められています。

不幸のあった家で煮炊きすることは良くないという理由により、近しい人達で食べ物を持ち寄って一晩を過ごしたことが由来とされています。

昔はお金ではなく、食べ物やお酒に直接「目覚まし」と書いて持参してくる方も多かったのですが、最近では、お金を包んで渡すことも多いようです。

お菓子を持っていく場合、目覚ましの風習がある地域の和菓子屋や酒屋などでお願いすると、買った物を目覚まし用に包んでもらえることがあります。
自分で包むのに自信がない場合には、お店で包んでもらうのが安心です。

主に熊本や九州地域で見られる

九州地域でみられる風習ですが、熊本県では特に目覚ましの風習が浸透しているようです。
友人や知り合いの方が熊本で葬儀を行う際には、参列にあたって目覚ましを用意していく必要があるか確認することが望ましいです。

熊本県以外でも、九州の山奥の村などでは昔ながらの風習が残っていることも多いようです。
葬儀場によっては、受付で目覚ましを受け渡しする場所が設けられていることもあります。

葬儀に参列する前に目覚ましが必要か確認したい場合には、葬儀場のホームページを確認してみるのも有効です。
熊本の葬儀場の案内には、個別に目覚ましに関して記載されているところもあります。

九州地域にお住まいの方は、目覚ましが当たり前の風習となっています。
そんな方が目覚ましの風習がない他の県の葬儀に参列する場合、受付の方が混乱される可能性があります。

また、九州地域と言っても目覚ましの風習は微妙に異なる場合があります。
その地域に目覚ましの風習があるか、事前に確認した上で用意することが重要です。

葬儀の目覚ましの基本事項

人々

葬儀における目覚ましには、注意すべき点がいくつかあります。
目覚ましは香典ほど形式的なものではなく、気持ちとして捉えられることが多いですが、遺族との今後の関係性もあるので、書き方や金額などは最初に確認してから参列することが重要です。

目覚ましの書き方

目覚ましでお金を渡す場合は、熨斗袋を使用します。
香典の場合は「御霊前」と書きますが、目覚ましの場合も同様に熨斗袋のおもて面に「目覚まし」である旨を記載します。
これは、遺族側が後で確認する時に、香典と混同しないようにする為です。

おもて面に書く言葉ですが、地方によって違うようです。
「目覚まし」「目覚」「御目覚まし」などがありますが、「後目覚まし」が失礼のない書き方と言われています。

子供にお菓子を持たせて渡す場合には、熨斗袋を使用しないこともあります。
その場合は「目覚まし」と直接お菓子の箱に書いて渡します。
遺族の方との関係性を考慮して書くことを心がけると、失敗が少なくなります。

日本酒を「目覚まし」と書いた金銀水引で持ってくる方もいます。
その場合、お酒は1升ではなく、2升か3升が一般的です。

どの場合でも、氏名は忘れずに記載します。
また、書く時は筆(筆ペン)を使います。
ボールペンや鉛筆、インクが薄くなった筆ペンは失礼に当たるため使いません。

目覚ましの金額

目覚ましの金額ですが、千円~3千円程度が一般的ですが、お菓子を直接目覚ましとして渡す場合には、千円~2千円が相場のようです。

親しい間柄だったからといって大きな金額を包んでしまうと、遺族側が対応に困ってしまうことがある為、相場どおりに3千円までとするのが良いです。

お菓子の場合には、お店に金額を伝えて詰め合わせを作ってもらうことができます。
何をもっていくか迷った場合には、目覚ましであることを伝えてお店にお任せするのもひとつの方法です。

葬儀の目覚ましのマナー

葬儀

目覚ましは香典ほど形式的なものではないので、マナーに関してあまりに気にしすぎることはないですが、失礼のないように最低限のマナーは守る必要があります。
渡すタイミングや場所などについてご紹介します。

いつ渡す?

目覚ましは、葬儀の通夜の時に受付に渡します
熊本など、目覚ましの風習がある地域では、通夜の受付が目覚ましを渡す場所と香典を渡す場所とで分かれていることがあります。

場所がわかれている場合はそれぞれの場所で個別に渡せばいいのですが、わかれていない場合は、「目覚ましです」と一言添えて渡すと受付の方も対応しやすいです。

渡す順番に特に決まりはありませんが、受付がわかれている場合は香典の後に目ざましを渡すのが一般的なようです。

香典とは別?

目覚ましは香典とは別です
香典は死者に対して霊前等に供える金品のこと言いますが、目覚ましは死者ではなく遺族に対してのものです。

香典のみでも問題ありませんが、目覚ましは香典のかわりにはなりません。
目覚ましを持っていく際には、香典も一緒に持っていくようにします。

また、参列する側ではなく、遺族側として目覚ましをもらった際に香典返しはどうすればよいのかわからないという方もいると思います。
熊本に移住してきた方でしたら、そのようなこともあるでしょう。

目覚ましを頂いたからといって、お礼をお返しすることはありません。
頂いた香典の額に見合ったお返しをすれば大丈夫です。

ただし、目覚ましをいただいた方の名前は把握しておいたほうがよいです。
今後、いただいた方の身内に不幸があった際に、目覚ましを渡すかどうかの判断材料となるからです。

葬儀における目覚ましについてまとめ

葬儀

いかがでしたか?
今回終活ねっとでは、葬儀における目覚ましについて以下のことを解説してきました。

  • 目覚ましとは、九州地方に残る風習のことである。

  • 葬儀の通夜の際に、受付で渡す。

  • 金額は千円から三千円までで、香典とは別に用意する。

  • 熨斗袋のおもて面には御目覚ましと書く。

  • 金銭ではなく、お菓子やお酒でも良い。

目覚ましは、葬儀の際に遺族の方に向けて受付で渡すものでしたね。

九州地方に住んでおり、これから葬儀に出席する予定の方は、目覚ましを用意して望んでみてはいかがでしょうか。

終活ねっとでは、他にも葬儀に関する記事を多数掲載しております。
そちらもぜひご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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