継承できなくなった位牌の処分はどうすれば・・・

継承できなくなったご位牌の処分方法をまとめています。代々受継がれてきたご位牌をやむを得ず、処分を検討されている方は是非ご覧ください。

目次

  1. ご位牌とは。近年の位牌事情
  2. ご位牌を完全に処分する方法
  3. ご位牌の形を残して手放す方法
  4. ご位牌処分にかかる費用
  5. 位牌の処分についてのまとめ

ご位牌とは。近年の位牌事情

位牌とは、故人の戒名(法名、法号)と没年月日、俗名、行年(享年)の掘った木の札です。自宅の仏壇やお寺の位牌壇に安置しておきます。故人の霊をお祀りし礼拝するための大切な仏具です。
位牌は高さが20cmを超える大きなものから、10cmより小さいものまでいろいろなサイズのものがあります。

近年、遺品整理とともにお仏壇の処分を検討する方が増えています。「置く場所がない」「子供に仏壇を受継ぐ迷惑をかけられない」「檀家やお寺との関係を断ちたい」など理由は様々あります。それに伴いお仏壇に祀る位牌も処分の対象になっています。
しかし故人の霊をお祀りご位牌を一般ごみと同じように出すわけにもいきません。
このページではそんなご位牌の仕舞い方をご説明します。

ご位牌を完全に処分する方法

お位牌を供養処分する1つの方法に、「魂抜き・お性根抜きをしたあと、お焚き上げ処分する」というものがあります。これは、お位牌の形を残さずに供養処分する方法になります。
この場合、もともと檀家寺がある場合は、通常その檀家寺のお坊さんに依頼します。檀家寺がない場合は、魂・お性根抜きをしてもらえるお坊さんを他に探す必要があります。

いずれの位牌も最初に作った時に、お坊さんによって魂入れや、お性根入れという仏教の儀式を行っています。この儀式を開眼供養といいます。
この魂入れにより、位牌には故人やご先祖様の魂が宿るため、日々ご供養や感謝の気持ちを伝える対象物になります。そして、位牌は「家の継続への思いを形にしたもの」といいかえることもできます。
このような理由から、お位牌を完全に処分するには、まず「魂を抜く」という儀式を行う必要があります。魂抜きは、お性根抜きや閉眼供養ともいいます。

魂抜き・お性根抜きを終えてしまえば、位牌はただの物となります。魂抜きと同じように、お焚き上げにも「ご先祖様を天(浄土)へ返す」という意味があります。お焚きあげは、魂抜きをお願いした寺院に相談しましょう。
また専門業者に依頼すると、魂抜き・お性根抜きからお焚き上げ(焼却処分)まで一式を行なってもらえます。

ご位牌の形を残して手放す方法

お位牌の供養方法として、形を残したまま手放す永代供養もあります。
永代供養とは、寺院や霊園などにお位牌を預けて、貴方の代わりにご先祖様の供養を将来に渡り行なってもらえる「継続供養のシステム」です。「永代」といっても「期限がなく永久的に」ではありません。寺院によって多少違いはありますが、多くはは33年程でお焚き上げなどをして廃棄処分してもらえます。

社会の高齢化に伴って、面倒を見られなくなったお位牌が増えています。そのため永代供養の相談を受けてもらえる寺院や霊園も増えてきました。

ご位牌処分にかかる費用

魂抜き・お性根抜きのお布施の相場は、1万円~5万円程度です。定価がありませんので、この範囲で金額をご自身で決めると良いでしょう。定価が気になる場合はお坊さんに相談するとトラブルになることもありませんので、おすすめです。
金額のことが不安であったり、檀家でない場合などは位牌処分専門業者に依頼することもできます。この場合なら金額も決まっているので悩む必要がありません。位牌1柱当たり3千円~1万円程度になります。

永代供養は位牌をそのまま位牌堂に預ける場合は15~30万円くらいだと言われています。魂抜き・お性根抜きをしてお焚き上げをするより、費用はかかります。しかし永代供養は直接関わらなくても、供養をしてもらっているという安心感があります。代々受継いできたご位牌を処分してしまうことに抵抗がある場合や、金銭的に余裕がある場合は永代供養をお願いするといいかも知れませんね。

位牌の処分についてのまとめ

位牌は故人やご先祖をお祀りしている大切なものです。また先祖代々受継がれてきた歴史あるものもあります。しかしながら現代の生活スタイルや宗教観念などからご位牌を手放すことも選択肢の一つとして考えていいと思います。現にそのニーズの高まりによりそれらに対応してくれる寺院や業者なども増えています。
手放すことをやむを得ず選ぶ場合でも、位牌も粗末にならないようにしなければいけません。気になることはお寺や霊園に相談をして、納得した上でどうするのかを決めるのが良いでしょう。

「位牌・処分」に関連する記事

「位牌・処分」についてさらに知りたい方へ

  • 永代供養に位牌は必要?永代供養の位牌にまつわる疑問を解決します!

    永代供養に位牌は必要?永代供養の位牌にまつわる疑問を解決します!

    近年、少子化が進み、それぞれの家族形態やライフスタイルも変化し、さまざまな理由で永代供養を選ぶ方が増えてきました。仏式のお葬式で用いた位牌は、その後も正式な形になって残ります。永代供養を考えるうえでも、この位牌の取り扱い、一体どうすればいいのでしょうか?

  • 永代供養にしたけど、仏壇や位牌はどうすべき?処分にかかる費用は?

    永代供養にしたけど、仏壇や位牌はどうすべき?処分にかかる費用は?

    様々な理由から永代供養を選択した場合、お墓の問題が解決しても自宅にある仏壇や位牌の問題は残っていますよね。そこで今回は、実際に永代供養にした後、仏壇や位牌はどのようにしていけばいいのかという事を詳しくご紹介します。

  • 永代供養の際の位牌の扱い方についてご紹介します

    永代供養の際の位牌の扱い方についてご紹介します

    遺骨をお寺で管理、供養することを永代供養と言います。 最近はお子さんがいらっしゃらない家庭も多く、お墓の管理も難しくなってきています。 そんな永代供養では、位牌をどのように扱ってもらえるのでしょうか?今回は、永代供養と位牌のことについて調べてみました。

  • 納骨堂に位牌を置く場合について詳しく解説!

    納骨堂に位牌を置く場合について詳しく解説!

    位牌には仏壇や納骨堂に安置して供養のよりどころとする大切な役割があります。仏壇で目にするものの、ふだんの生活では位牌についてなかなか知る機会がありません。位牌の種類やその由来について、さらに納骨堂を利用する場合の位牌について解説していきます。

  • 位牌の魂入れなどの情報についてまとめてみました

    位牌の魂入れなどの情報についてまとめてみました

    亡くなられた方・故人の戒名や法名が書かれた木の札のことを位牌といい、位牌は故人そのものとも考えられています。しかしながら位牌だけでは単なる物である為、開眼供養という魂入れの儀式を行います。ここでは位牌の魂入れなどについてご紹介します。

この記事に関するキーワード

ランキング

よく読まれている記事です

シェアする

関連する記事

「位牌・処分」についてさらに知りたい方へ

永代供養に位牌は必要?永代供養の位牌にまつわる疑問を解決します!のサムネイル画像

永代供養に位牌は必要?永代供養の位牌にまつわる疑問を解決します!

永代供養にしたけど、仏壇や位牌はどうすべき?処分にかかる費用は?のサムネイル画像

永代供養にしたけど、仏壇や位牌はどうすべき?処分にかかる費用は?

永代供養の際の位牌の扱い方についてご紹介しますのサムネイル画像

永代供養の際の位牌の扱い方についてご紹介します

納骨堂に位牌を置く場合について詳しく解説!のサムネイル画像

納骨堂に位牌を置く場合について詳しく解説!

位牌の魂入れなどの情報についてまとめてみましたのサムネイル画像

位牌の魂入れなどの情報についてまとめてみました

人気のキーワードの記事一覧

キーワード記事一覧へのリンクです

ランキング

よく読まれている記事です

お香の人気ランキング10選を紹介します。人気ブランドも!のサムネイル画像

お香の人気ランキング10選を紹介します。人気ブランドも!

1
仏壇にお供えするお菓子の置き方やおすすめの商品をご紹介のサムネイル画像

仏壇にお供えするお菓子の置き方やおすすめの商品をご紹介

2
神棚を置くにはどんな場所に置くのがいいのかのサムネイル画像

神棚を置くにはどんな場所に置くのがいいのか

3
仏壇と位牌について、選び方や安置のマナーについて解説します。のサムネイル画像

仏壇と位牌について、選び方や安置のマナーについて解説します。

4
命日の意味とお参り、お供え物のマナーを解説。のサムネイル画像

命日の意味とお参り、お供え物のマナーを解説。

5

目次

目次です

このページの先頭へ

終活ねっと 〜マガジン〜  Copyright© 株式会社 終活ねっと