検視と検案の違いとは?検視になる状況や流れ・日数、費用相場も解説

人が亡くなるときというのは安らかな状態であるとは限りません。孤独な状態や事件に巻き込まれた状態など安らかではない場合もあり得ます。このような場合に行われるのが刑事ドラマでもよく見られる検視です。今回は検視の状況や流れ、費用などについて見ていきましょう。

目次

  1. 検視について
  2. 検視と検死・検案の意味の違い
  3. 検視になる状況とは?
  4. 検視の流れと時間
  5. 検視の費用相場
  6. 検視では警察が承諾なしに立ち入りできる?
  7. 検視に関する本をご紹介!
  8. 検視についてまとめ

検視について

葬儀

誰にでも必ず最期の時はやってきますが、残念ながらそれがベッドの上で安らかな状況になるとは限りません。

大切な方が不慮の最期を遂げた場合は検視と呼ばれる手続きが行われます。
刑事ドラマの1シーンをほうふつとさせるようですが、検視とはどのようなものなのでしょうか?

そこで今回終活ねっとでは、テレビでもよく見聞きする検視についていろいろ見ていきます。

  • 検視と検死・検案の意味の違いとは?
  • 検視が必要な状況とは?
  • 検視の流れや所要時間は?
  • 検視の費用相場はいくら?
  • 検視では警察が承諾なしに立ち入りできるのか?
  • 検視に関する本とは?

万一に備えて検視について知りたいという方に有益な情報が多く載せてありますので、ぜひとも最後まで読んでいただければ幸いです。

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検視と検死・検案の意味の違い

困った人々

検視についてはテレビドラマなどで良く見聞きする方も多いでしょう。
しかし、検視の具体的な意味についてはわからない方も多いのではないでしょうか?

ここでは検視の意味や、似たような言葉である検死や検案について見ていきましょう。

検視の意味

検視とは、故人が病院以外の場所で亡くなった場合や死因不明の場合などに、検察官や司法警察官が医者とともに死因を特定するための手続きのことです。

具体的には、故人の死因に事件性があるかどうかを確認するための作業といって良いでしょう。
なお、検視は刑事訴訟法229条の規定に基づいて行われ、法令用語でも「検察官、またはその代理にによって行われる死体の状況捜査」と定義づけられています。

検視は英語で何という?

なお検視は英語で、「Forensic Autopsy」や「Postmortem」と表記します。

検案の意味

検視の類語に「検案」があります。
検案は医師や獣医師が亡くなった人物や動物のご遺体を確認したうえで、死亡日時・時刻、状況、死因を医学的・法律的な面から総合的に判断することです。

もし結果的に自然死であると判断された場合、死体検案書を作成することになります。

検死の意味

検視と非常によく似た類語に「検死」もあります。

検死はここまで見てきた検視と検案に解剖まで含めた用語のことです。
ただし、公式な法律用語ではないという点に注意しましょう。

検視になる状況とは?

葬儀

検視について多くの方が気になることとして、検視が必要な状況が挙げられるでしょう。
いったいどのような状況で検視が必要とされるのでしょうか?

自宅で家族が亡くなっていた場合

最初に挙げられるのが、家族が自宅で亡くなっていたという場合です。

在宅医療を受けていたという場合であればまだ検視は必要ありませんが、自殺や不慮の事故で亡くなったという場合は検視の対象となります。
なおこの場合、死体取扱規則の4条で警察官が死体見分を行うのが一般的です。

事件性がある場合

次に死因に事件性がある場合が挙げられます。

ご遺体を確認して事件性があると判断された場合は、より詳細に死因や死亡時の状況を確認するために司法解剖が行われるのが一般的です。
この場合、犯罪行為の根拠となる証拠があったかどうかも重要なポイントとみなされます。

異常死の場合

事件性のあるなしにかかわらず、死亡時の状況が異常とみなされる、いわゆる異常死の場合も検視が行われます。

事件性があるかどうか判断がつかない場合でも、医師は異常死によるご遺体を発見してから24時間以内に警察に届け出ることが義務です。

かかりつけ医師がいる場合

かかりつけ医がいる場合は、最後に診察してから死亡までの時間までがどのくらいであったのかが重要です。
もし、最後の診察から死亡までの時間が24時間以内の場合、かかりつけ医は死亡診断書を発行できます。

しかし、24時間を超えている場合はまた原因によって行うべき処置が変わってきます。
原因が生前の病気の場合は診察して断定したうえで死亡診断書を発行することが可能です。
一方、そうでない場合は警察に届け出たうえで、警察の検視を受けた後で、死体検案書を発行する流れになります。

かかりつけ医がいない場合は警察が行う?

もし、かかりつけ医がいない場合は警察や消防署(救急車)に連絡して、警察の検視を受けます。
そこで異常死ということであれば、さらに行政解剖を行う流れです。

孤独死の場合は?

孤独死の場合も警察に連絡し、警察で検視を行うのが一般的です。
そして、死因などが特定されると死体検案書が発行されます。

検視の流れと時間

困った人々

検視の流れや所要時間はいったいどのくらいなのでしょうか?
ここでは、検死の具体的な流れや所要時間について見ていきます。

犯罪性があった場合

検視して犯罪の可能性があった場合は、より詳細に死因や死後経過時間の特定や、損傷の確認を行うために大学にある法医学教室にて司法解剖を行うことになります。
この場合の期間はおおよそ数日ほど必要です。

犯罪性がない場合

一方、ご遺体の検視で事件性がないと判断された場合はそのまま医師に引き渡されるため、あまり時間はかかりません

医師の方で死因や死後経過時間、損傷状況の検案を行ったうえで、死体検案書を作成し、ご遺族に引き渡される流れとなります。

身元不明の場合

また、身元不明の状態で発見された場合は、まず警察でDNA鑑定を行って身元を特定する必要があります。

DNA鑑定は一般的には10日程度の期間が必要ですが、場合によっては1ヶ月近くかかる場合もあるため、完了までにはある程度の時間がかかることは覚悟するべきでしょう。

検視にかかる日数

検視に必要な期間は、ご遺体の発見時の状況や、検視の種類・方法および内容によって大きく異なります。
短くても数日、長くて1ヶ月以上です。

なお、検死の間はご遺体は警察の方で預かっていることから死亡届の届け出や葬儀の開催、臓器移植・臓器提供はできません。

検視の費用相場

お金

検視には残念ながら料金が発生します。
検視に必要な費用はどのくらいなのでしょうか?

東京23区の場合

東京23区の場合は検視に対してお金を出す必要はありません
これは、東京都が警視庁に対して全額負担してくれるためです。

神奈川県の場合

一方、神奈川県の場合は東京23区の場合とは異なり、検視に対して費用負担が発生します。
特に横浜市や川崎市の場合は全額負担となっていて、数万円から10万円ほどが相場です。

司法解剖の費用相場は?

ご遺体の検視の結果、司法解剖が必要な場合は日数こそ長くなりますが、費用負担はありません。
実際に司法解剖では30万円ほどの費用が発生しますが、全額を国が負担することになっているためです。

検視では警察が承諾なしに立ち入りできる?

困った人々

検視については、必要に応じて警察が事前承諾なしに立ち入ることも可能です。
これは個人と社会の安全のために変死体を捜査するという目的があるためで、ご遺体が発見された住居の持ち主の承諾または拒否はおろか、令状も必要ありません。

検視に関する本をご紹介!

困った人々

検視について知るには検視に関する書籍を読んでおくと良いでしょう。
以下に2点ご紹介します。

1冊目は高津光洋さんの『検死ハンドブック』で、著者自身の検視・検死の経験も交えてわかりやすく説明している本です。

2冊目は佐久間哲さんの『図解検死解剖マニュアル』で、こちらはさまざまな死因の事例から現代法医学における検視・検死の最前線について解説しています。

検視についてまとめ

お墓

今回終活ねっとでは検視についていろいろと見てきました。
内容をまとめますと、以下の通りです。

  • 検視とは、病院以外の場所で亡くなった場合や死因不明の場合で検察官が医師とともに死因などを特定するために行う手続きである。
    検案は病院以外で亡くなった人物や動物の死因を医師が医学的・法律的に特定する手続きのことを指す。

    なお、検死は検視・検案に解剖まで含めたものを指す。
  • 検視になる状況として自宅で亡くなった場合や死因に事件性がある場合、異常死の場合などが挙げられる。
    死亡が最後の診察から24時間以内であれば検視は必要ないが、24時間を超える場合はかかりつけの医師が検視を行う必要がある。

    また、かかりつけ医がいない場合や孤独死、事件性がある場合は警察で検視が行われる。
  • 検視で犯罪性がある場合は大学の法医学教室で数日にわたって解剖が行われる。
    犯罪性がない場合はそのまま医師のもとで検案され、死体検案書が作成される。
    身元不明の場合は警察の方でDNA鑑定が行われるため、一般的には10日程度だが場合により1ヶ月かかることもある。
  • 検視の費用は地域によりさまざまで、東京23区の場合は無料、神奈川県の横浜や川崎の場合は数万円から10万円程度である。
    司法解剖の場合は30万円ほどだが、こちらは国が全額負担する。
  • 検視では警察が個人や社会の安全面から事前承諾なしに立ち入ることもできる。
  • 検視については高津光洋さんの『検死ハンドブック』と、佐久間哲さんの『図解検死解剖マニュアル』がおすすめである。

なかなか一般的に検視という場について見聞きすることはありませんが、孤独死などが増えている現在、検視にまつわる知識はあった方がいいでしょう。

葬儀といえば費用も大きなテーマですが、以下の記事では葬儀費用について詳しく説明していますので、もしよろしければご活用ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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