猿田彦神社の見どころを紹介!御朱印やお守り、ご利益について解説

猿田彦神社の見どころを紹介!御朱印やお守り、ご利益について解説

三重県にある猿田彦神社をご存知ですか?有名な伊勢神宮のすぐ近くにある、非常に由緒正しき神社です。今回終活ねっとでは、三重県にある猿田彦神社の見どころ・御朱印・お守りやなどについて詳しく解説します。また、アクセスについてもご紹介します。

2018-11-23

猿田彦神社について

神社

三重県の伊勢市にある猿田彦神社をご存知でしょうか?
伊勢神宮のすぐ近くにある猿田彦神社は、落ち着いた趣のある神社です。

今回終活ねっとでは、猿田彦神社について以下のことを中心に詳しくご紹介します。

  • そもそも猿田彦神社とは?

  • 猿田彦神社のご利益は?

  • 猿田彦神社のアクセスや参拝時間

  • 猿田彦神社の見どころやおすすめの回り方

  • 猿田彦神社で催されている行事

以上のことを中心にご紹介します。
また、猿田彦神社の近くにあるおすすめの神社や神社参拝の正しい作法ついても詳しくご紹介します。
神社巡りの参考にしてみてはいかがでしょうか。

そもそも猿田彦神社って?

人々

猿田彦神社は、猿田彦大神と大田命(おおたのみこと)を祀った神社です。
三重県伊勢市の、神社としては有名な伊勢神宮の内宮の近くに鎮座しています。

由緒

猿田彦神社に祀られている猿田彦大神は、日本神話において瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天孫降臨をされた際に関わった神様とされています。

天孫降臨とは、瓊瓊杵尊が天照大御神(あまてらすおおみかみ)の神勅を受けて、葦原の中つ国を治めるため、高天原から日向の国の高千穂へと降り立った神話をさします。
この天孫降臨の際に、猿田彦大神は、葦原の中つ国への瓊瓊杵尊の先導を務めました。

天孫降臨の道案内が無事に済み、役目を果たした猿田彦大神は伊勢の五十鈴川の川上に落ち着き、鎮まったとされており、猿田彦神社はその場所に建てられたと言われています。

遍歴

猿田彦大神を祖先をする大田命は、垂仁天皇の御代に、倭比売命(やまとひめのみこと)を、天照大御神の鎮座の土地として案内しました。
この時の案内で、伊勢神宮の内宮が、現在ある場所に造営されたと言われています。

その功績から大田命の祖先である宇治土公家は、代々猿田彦神社の宮司を務める傍ら、伊勢神宮の特別職である玉串大内人(たまぐしおおうちんど)を任ぜられています。

この玉串大内人は、20年一度の伊勢神宮式年遷宮の際、心御柱と御船代を造り奉る要職であり、宇治土公家は重要な役目をはたしてきたとされています。

どんなご利益がある?

祀られた猿田彦大神とその祖先である大田命は、どちらも道案内によって功績をあげています。
そのため、猿田彦神社に参拝すると、方位除・地祭・土地開発・開業・災除・家業繁栄・交通安全にご利益があるとされています。
特に、人生の進むべき道を示してくれる神社として、毎年多くの参拝者が参拝に訪れています。

猿田彦神社に行く前に知っておきたいこと

人々

ここでは、猿田彦神社のアクセス方法や拝観時間などの事前情報をご紹介します。

場所・地図

猿田彦神社は、三重県伊勢市に鎮座し、伊勢神宮内宮のすぐ近くにあり、伊勢神宮から歩いて行くこともできます。

猿田彦神社
猿田彦神社

place 三重県伊勢市宇治浦田2-1-10

アクセス

ここでは、猿田彦神社へのアクセスについてご紹介します。

電車・バス

猿田彦神社は比較的に、駅やバス停の近くにあります。
そのため、公共交通機関での参拝が便利です。

JR東海 伊勢市駅や近鉄 宇治山田駅・五十鈴川駅より、各タクシーで10分ほどで着きます。
バスは、三重交通バスで内宮前行き路線の猿田彦神社前のバス停下車すぐです。

自動車

自動車では、伊勢自動車道伊勢西インターで降りて、伊勢神宮内宮方面へ5分ほどのところにあります。
駐車場は完備していますが有料です。

ただし、御祈祷中の駐車料金はかからないとされています。
伊勢神宮内宮が近いこともあり、猿田彦神社周辺の有料駐車場は、混雑している場合が多いです。

拝観料

猿田彦神社は、自由に拝観することが可能です。
拝観料は必要ありません

拝観が可能な時間

猿田彦神社は、基本的に拝観は24時間可能です。
ただし社務所は、9時から17時までとなっています。
なお、定休日や休業日はありません。

混雑具合

参拝に行ったのはいいけれど、人が多すぎて参拝に時間がかかったということも、あるかと思います。
また、伊勢神宮の近隣ということもあり、混雑具合は気になるところだと思います。

混雑具合を知っていれば、自分のペースで参拝をすることができます。
ここでは、元日や大型連休などの混雑具合についてご紹介します。

元旦・初詣

元旦や初詣の時期には、近くの伊勢神宮が混雑するため、特に車での参拝には注意が必要です。
伊勢神宮に近いために、その交通規制内に入ってしまうのが原因です。

猿田彦神社は、元日の早朝から人出は多いですが、混雑したり、お参りに何時間も待ったりすることはありません。

大型連休

大型連休も、平日に比べれば人出は多いですが、それでも混雑したり、何時間も待つようなことはありません
好きな時間に参拝をすることができます。

猿田彦神社の見どころ・回り方

人々

ここでは、猿田彦神社の見どころや境内の回り方について詳しく解説していきます。

境内の見どころ

境内の見どころとして、古殿地(こでんち)、たから石・さざれ石、佐瑠女神社(さるめじんじゃ)などが挙げられます。
ご利益など詳しくご紹介します。

古殿地

古殿地とは、拝殿の前にある方角を刻んだ八角の石柱のことです。
この石柱がある場所は、昭和11年に本殿が造営されるまで、長く御神座(神が鎮座されていた場所)とされていた神聖なる場所です。

本殿造営の際、御神座は本殿へと移されましたが、長らく神がいらっしゃった場所としてのご利益がまだ残されているという考えの下で、八角の石柱が建てられました。

八角の古殿地には、十干十二支の方位が刻まれています。
この方位に手を触れながら願い事をすると、願いが叶うとされ、沢山の人がお参りをします。

自分の干支に触れて祈るのが良いとされてもいますし、上げたい運気によって触れる干支を変えるとよいともされています。

どの運気を上げたいかによって触る順があるので、以下の表を参考にしてください。

運気 順番
仕事運 亥→卯→未
金運 巳→酉→丑
家庭運 申→子→辰
人気・才能運 寅→午→戌

たから石・さざれ石

たから石・さざれ石も境内にあり、注連縄が張られています。

たから石は、縁起の良い宝船の形に似ていることから、縁起物とされてきました。
この、たから石を見てみると、船の形の上に蛇が乗っているような形をしています。
その蛇に見える石は、色が白っぽく、白蛇にも見えるのです。

また、蛇は昔から、幸運や財の象徴とされています。
特に、神様のお使いであると言われる白蛇は、そのご利益が強いと信じられています。
現在でも、蛇革の財布は金運上昇として有名です。

たから石は、宝船の形をして、金運のご利益を運ぶ白蛇を乗せている非常に縁起の良いものとしてご利益があるといわれています。

次に、さざれ石は、雨水などで溶けた石灰岩の石灰質が、小さな石同士を凝結させて少しずつ大きくなった石を指します。
さざれ石は、このような性質から小さな石が長い年月をかけて岩となる、という縁起物で日本の国家といわれる君が代の歌詞に、長い長い年月を表すものとしてでてきます。

猿田彦神社にあるさざれ石は、願い年月の間の成長を、人間の成長としてとらえるため、大きく成長するための機会や運などにご利益があるとされているのです。

佐瑠女神社

佐瑠女神社は、天宇受売命(あめのうずめのみこと)を祭神をした、猿田彦神社の境内にある小さくてかわいらしい神社です。

天宇受売命は、天照大御神が天岩窟(あめのいわや)に閉じこもってしまわれた際、神楽を舞った神様です。
太陽を取り戻した功績が大きく、神楽の神、ひいては芸能の神とされました。

天宇受売命は、後に天孫降臨の際には瓊瓊杵尊とともに葦原の中つ国へと降り立ち、猿田彦大神と出会います。

無事に瓊瓊杵尊を送り届けた後に、猿田彦大神と共に五十鈴川の川上に落ち着かれ、猿女君(さるめのきみ)と名を変えて、猿田彦大神の妻となったのです。
そのため、境内に祀られています。

佐瑠女とは猿女の別の漢字をあてたものです。
昔は、漢字のそのものよりも呼び名の音を重視していたために、いくつもの当て字があります。

祀られている天宇受売命が芸能の神のため、俳優(わざおぎ・神や人を歌や舞で慰め、楽しませること)・神楽・技芸・鎮魂のご利益の他、猿田彦大神の妻としての縁結びのご利益もあるとされています。

御朱印・お守り

ここでは、猿田彦神社の御朱印やお守りについてご紹介します。

御朱印・御朱印帳

御朱印は社務所で受け付けてます。
また、御朱印帳も社務所で販売しています。

御朱印は、赤く八角の枠の猿田彦神社と独特の字体での印と、参拝日時を書いていただけます。
初穂料は300円です。

佐瑠女神社の御朱印も別であります。
また、御朱印帳1500円と御朱印帳を入れる袋1000円を一種類ずつ販売しています。
品のいい桃色に神社の紋が配置された、上品なデザインとなっています。

お守り

猿田彦神社では、みちひらき御守があります。
人生という道を開くため、進むべき道の先を開くためのお守りとして、参拝者に人気のお守りです。
みちひらき御守は、大きいものと小さいものとあります。

また、はじめの一歩御守という他の神社では、あまりみられないお守りもあります。
このはじめの一歩御守は、新しい物事を始める時にその一歩を見守り、良い方向へと導いてくれる御守です。

様々な道での安全を守る、交通安全御守は御守の他にステッカーやマグネットなどのタイプもあります。
他にも佐、瑠女神社御守という、縁結びのお守りや、佐瑠女神社芸能芸術御守という習い事上達の御守もあります。

おすすめの回り方

猿田彦神社は、小さな神社ですが、見どころはたくさんあります。
ここでは、猿田彦神社のおすすめの回り方についてご紹介します。

回り方

猿田彦神社を回る具体的なルートをご紹介します。

  • 大鳥居

    猿田彦神社の入り口です。猿田彦神社の聖域と俗界を隔てていますので真摯な気持ちでくぐりましょう。その際、真ん中(正中)ではなく鳥居の左側により、左足でくぐるようにします。真ん中は、鳥居を含め、参道や拝殿の前でも避けるようにします。神社の中のすべてにおいて、真ん中は神様の通り道だからです。

  • 手水舎

    身を清めてから本殿へ向かいます。手水舎の作法については後の項目でご紹介します。

  • 本殿

    本殿はどっしりとした屋根の落ち着いた雰囲気があります。心を落ち着かせて礼拝しましょう。礼拝の正しい作法は後の項目でご紹介します。

  • 佐瑠女神社

    猿田彦神社の境内にある、天宇受売命を祀った神社です。小さく可愛らしい造りの神社で、芸能や縁結びのご利益があります。

  • 古殿地

    八角の石柱です。昭和11年前まで、この場所が神座となっておりご神徳が厚いとされている場所です。石柱に刻まれた干支に手を触れて、願いを唱えると願いが叶うと言われています。

  • たから石・さざれ石

    宝船に蛇が乗ったように見える、たから石は財運のご利益があるとされています。
    小さな石が気の遠くなる様な年月をかけて、凝結したさざれ石は、徐々に大きくなることから、人生が開いていくことに通じている縁起物とされています。

  • 伊藤小坡美術館

    伊藤小坡は、明治10年、猿田彦神社宮司・宇治士公貞幹の長女として生まれた芸術家です。猿田彦神社と縁があるため、境内に美術館が建てられました。伊藤小坡美術館では、猿田彦神社と伊勢に関わる作品を多く展示しています。
    開館時間は、9時半から16時で、月曜が休館日となっています。
    入館料は、一般300円・高大生200円・小中生100円です。

  • 御神田

    本殿の北側にあるのが、御神田です。毎年5月5日に豊作を祈って早苗を植える、御神田祭が行われます。この祭りは、三重県の無形文化財に指定されており、桃山時代の衣装を着た人々が、田楽に合わせて早苗を植えていきます。

  • お神輿

    御神田の隣に、神輿が展示されています。百貫神輿と呼ばれる重厚な造りが特徴のお神輿です。百貫とは昔の重さの単位であり、百貫とはおよそ375kgであり、非常に重いことを指す言葉です。このお神輿は、毎年10月17日の神嘗祭で宇治の町を練り歩きます。

拝観の所要時間の目安

猿田彦神社は、比較的に小さな神社ですので、美術館をいれても30分から1時間ほどで参拝することができます。

神社の参拝方法

ここでは、神社参拝の正しい作法について、特に手水舎の作法と礼拝の作法について簡単にご紹介します。

手水舎

手水舎は、手と口を清める場所です。
昔には、近くの小川や井戸で身を清めてから神社に参拝していた、その風習の名残です。

時代が下るにつれて、小川や井戸を使うことが難しくなったために、神社の境内に作られました。
神様は、不浄や穢れを嫌いますので、しっかりと清めましょう。

手水舎の作法は以下のようになります。

  • 手水舎に一礼をします

  • 右手で柄杓を持ち、水をすくいます

  • すくった水で左手を清めます

  • 柄杓を左手に持ち替えて、右手を清めます

  • 再び右手に柄杓を持ち替えて、左手のひらで水をため口を清めます

  • 水をそっと吐き出したら左手を清めます

  • 柄杓の椀部を上になるように傾けて、柄杓を清めます

  • 手水舎に一礼をします

なお、柄杓で水をすくうのは最初の一回だけです。
途中ですくい直すのはマナー違反ですので気を付けましょう。

礼拝

社殿の前では、礼拝を行います。
礼拝の作法は以下のようになります。

  • 社殿の前では正中ではなく、左右にずれて立ちます

    ここでも正面は神様の通り道ですので避けましょう。

  • お賽銭をそっと入れ、鈴があれば鳴らします

    鈴は場を清め、神様に自分が来たことを知らせてくれます。

  • 二礼二拍手一礼でお参りをします

    二回お辞儀をして、二回拍手を打ち鳴らし、祈ります。
    祈り終わったら一礼をします。

お参りの作法は、神社によって異なる場合がありますので、説明書きがある場合には、それにしたがいましょう。

以下の記事では、神社参拝の正しい作法や参拝に適した時間についてさらに詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

猿田彦神社で催されている主な行事

巫女

ここでは、猿田彦神社で催されている主な行事や祭についてご紹介していきます。

春季例祭

春季例祭は、毎年4月の4日と5日に行われる祭です。
五穀豊穣や国家鎮護などの祈願が行われます。

4日の夕方には祭の中で、夕御饌祭が執り行われるのが特徴です。
この春季例祭は、蝋燭の灯りだけを用いて、浄暗(神事を行う際の穢れのない場)の中で執り行われます。

御田祭

御田祭は、毎年5月5日に執り行われる祭です。
五穀豊穣を願って早苗を植える祭です。
御田祭は、誰でも見学することが可能です。

この祭りは、御神田とその田に植える早苗を清める修祓式(お祓い)から始まります。
清めた苗を本殿へと奉告し、みちびきの舞という神楽が奉奠されます。

御新田へと移動し、桃山時代の衣装に身を包んだ人々が田楽に合わせて早苗を植えていきます。
この際、植える人に苗を渡す役は八乙女(やおとめ)と呼ばれ、8歳の8人の童女と決められています。

田植えが終わると豊作大漁を願い、大団扇を用いての団扇角力(うちわずもう)が行われ、そのあと豊年踊が奉納されます。
大団扇は最終的に、団扇破りとして破かれ、破かれた団扇の紙片を持ち帰ると招福除災の御守になると言われています。

佐瑠女神社例祭

佐瑠女神社例祭は、毎年8月17日・18日に行われます。
17日の夕方から行われる祭で、宵闇にずらりと並ぶ提灯が見事なお祭りです。

祭で点灯される提灯は、献灯されたもので、1灯2000円で祭に向けて人々が奉納するものです。
毎年1000灯と越える提灯で猿田彦神社の境内が彩られ、その中で舞や踊りなどが奉納されます。

清砂頒布始祭

清砂頒布始祭とは、12月5日行われる、清い砂を参拝者に配るにあたって神様に奉告する祭です。
清い砂とは、神職によって清められたお清めの砂のことで、家に持ち帰り邪気を払うために気になる場所に撒いたり、御守として持つとよいとされています。

伊勢市以外のおすすめ猿田彦神社

神社

猿田彦神社は伊勢市以外にも全国にあります。
その中で、おすすめの神社を6社ご紹介します。

東京都

東京都のおすすめ神社は、阿佐ヶ谷猿田彦神社・赤坂日枝神社・巣鴨庚申塚の3社です。

阿佐ヶ谷猿田彦神社(杉並区)

東京都の杉並区にある阿佐ヶ谷猿田彦神社は、赤い鳥居が特徴の神社です。
東京メトロ丸の内線 新高円寺駅より徒歩8分ほどの距離にあります。

住宅街にあり、鳥居のすぐ向こうに本殿がある、こじんまりとした神社ですが、本殿は大きくどっしりとした風格があります。

境内の奥に御神水が組める場所があり、自由に御神水を頂くことができます。

阿佐ヶ谷猿田彦神社
阿佐ヶ谷猿田彦神社

place 東京都杉並区阿佐谷南1-1-38

赤坂日枝神社(千代田区)

東京都千代田区にある赤坂日枝神社は、非常に大きな神社です。
この神社の末社として、猿田彦神社があります。

内部の柱などを朱塗りにした鮮やかな神社です。
2か月に一度訪れる庚申の日に、猿田彦大神のご神徳をさずかれるよう祭を行っています。

猿田彦大神は、仏教や密教と親密になった時代に、さるの音や漢字から庚申信仰と薄日着いたとされ、庚申の日に詣でればその加護が厚くなると言われています。

赤坂日枝神社
赤坂日枝神社

place 東京都千代田区永田町2-10-5

巣鴨庚申塚(豊島区)

東京都豊島区巣鴨にある巣鴨庚申塚には、猿田彦大神が合祀されています。
神社ではなく塚と呼ばれるのは、江戸時代に中山道として栄えた町の道標の塚としての発祥由来をもっているからです。

猿田彦大神は導きの神であると同時に、道の神・旅人の神としても信仰がありました。
そのため、中山道を行く旅人に崇められ、元々の道の神である道祖神と同一視されました。

巣鴨商店街の中にあり、非常にこじんまりとした場所なので見落とさないように注意が必要です。
現在でも、庚申の日にはたくさんの参拝者が訪れています。

巣鴨庚申塚
巣鴨庚申塚

place 東京都豊島区巣鴨4-35-1

全国

ここでは、東京都以外の猿田彦神社についてご紹介します。

椿大神社(三重県鈴鹿市)

三重県の鈴鹿市にある椿大神社は、昭和10年の内務省神社局調査での結果、猿田彦神社の総本社とされています。
しかし、伊勢市の猿田彦神社と椿大神社はどちらも猿田彦神社の総本社として、現在も論争が続いているとされます。

山の中にあるため、最寄りの四日市駅からバスで55分程かかります。
駐車場が、1000台あるので車での参拝をおすすめします。

本殿は落ち着いた造りで、大自然に囲まれた落ち着ける神社といえます。
山の中の神社ですが、元は伊勢国の一宮であり、古来から現在まで参拝者は絶えることはありませんでした。

ご利益も、土地家屋敷安泰守護・地鎮祭をはじめ、建築・方災解除・厄除開運・交通安全・旅行安全・商売繁昌・家運隆昌・良縁子孫繁栄・進学修業・事業成就・家内安全・無病息災など非常に多岐に渡り、ほぼすべてのご利益があると言っても過言でないほどのご神徳があるとされているのです。

また、境内には、かなえの滝と呼ばれる大きな滝があり、山と水の力を分け与えてくださる場所として参拝者に有名です。

椿大神社
椿大神社

place 三重県鈴鹿市山本町1871

白鬚神社(滋賀県高島市)

滋賀県高島市にある白鬚神社も、猿田彦大神を祀る神社です。
白鬚とは、白いひげのことで、天孫降臨の際に瓊瓊杵尊の前に猿田彦大神が現れた時に、白髪で豊かな白いひげを蓄えた大男の姿であったと伝えられています。
白鬚神社は、猿田彦大神のこの姿から名前を付けられたとされています。

白鬚神社は、近江最古の神社としても有名です。
みちびきのご利益の他に、ここでは猿田彦大神を長寿の神として崇めており、福徳開運・延命長寿のご利益が厚いとされています。

見どころは、近江の厳島神社ともいわれる湖中鳥居です。
その名の通り、琵琶湖の中に鳥居があります。
大昔に湖中から鳥居が表れたという伝説が残っており、その伝説をもとに昭和12年に寄贈されたものです。

鳥居の向こうには、琵琶湖最大の島である沖ノ島をみることができます。
また、この鳥居と琵琶湖は、四季や一日の時間の移ろいの中で、神秘的な風景を見せてくれます。
白鬚神社の、最寄り駅は近江高島駅で、その駅からタクシーで5分の場所にあります。

白鬚神社
白鬚神社

place 滋賀県高島市鵜川215

猿田彦神社(福岡県福岡市)

福岡県福岡市にも猿田彦神社があります。
庚申の日に庚申祭を行い、沢山の参拝者が訪れる大きな神社です。

この神社では猿田彦大神の猿と庚申の申にかけて、猿を神の使いとしています。
猿は、去るに通じ、災難が去り、幸福が訪れるとされました。

この神社では、猿面という縁起物を授与しています。
玄関の外壁、または外に向けて室内に猿面を飾ると災難除けになるというもので、毎年多くの人がこのお面を求めます。
猿面は外から来た災難や魔を、にらみを効かせて退散させるということですね。

福岡県の猿田彦神社はビルの間にあり、市営地下鉄藤崎駅の1番出口からすぐという立地です。
こじんまりとした神社で、普段は落ち着いているのですが、庚申祭の日は混雑します。

猿田彦神社(福岡県)
猿田彦神社(福岡県)

place 福岡県福岡市早良区藤崎1-1-41

猿田彦神社の近くにあるおすすめ神社

人々

ここでは、猿田彦神社の近くにあるおすすめ神社をご紹介します。

桑名宗社(春日神社)

桑名宗社は、桑名神社と中臣神社と合わせた正式名称ですが、古くから春日神社という通称で人々に親しまれています。
桑名の総鎮守として、古来から信仰が厚く、桑名首(おびと)の祖神二柱(天津彦根命と天久々斯比乃命)を祭神として祀っています。

桑名の地での繁栄を築いた祖神として、子孫や事業繁栄・厄除け・開運のご利益があるとされ、毎年沢山の人々が訪れます。

この神社では、日本三大奇祭の一つである石取祭が行われることでも有名です。
石取祭は毎年8月の第一日曜日に行われる祭で、日本一やかましい祭としても知られています。
神輿のいくつもあり、そのすべてが一斉に鉦や太鼓を打ち鳴らすのは圧巻と言えます。

最寄りの駅は、桑名駅で、そこから徒歩15分ほどです。
バス停は本町で、下車すぐとなっていますので、日本一やかましいお祭りのある神社に訪れてみてはいかがでしょうか。

桑名宗社(春日神社)
桑名宗社(春日神社)

place 三重県桑名市本町46

結城神社

結城神社は、結城宗広朝臣を祭神とした神社です。
結城宗広朝臣は、後醍醐天皇に貢献した忠臣であり、元々は塚として存在していたものが神社とされた経歴をもっています。

結城神社では、しだれ梅が有名です。
紅白様々な、しだれ梅が、初春に咲き乱れ人々を楽しませています。

梅まつりも開催され、その期間だけは拝観料が必要となります。
最寄り駅は津駅で、そこからバスで15分ほどで結城神社前のバス停に着きます。

結城神社
結城神社

place 三重県津市藤方2341

高倉神社

高倉神社は、高倉下命(たかくらじのみこと)と倭得玉彦命(やまとえたまひこのみこと)を祭神とした神社です。
高倉下命は、東と西の高倉の地の祖神であり、倭得玉彦命はその7代の孫です。

倭得玉彦命は、高倉の地で、自らの祖神を祀り、高倉神社の礎を気づきました。
その功績により、後の人々が倭得玉彦命をも祭神として共に祀ったのです。

この神社は、華麗な彫刻と鮮やかな色使いの本殿が見事で、国の重要文化財にも指定されています。
詣でれば、事業成功・産業振興・商売繁盛のご利益があるとされています。

最寄りの、上野駅からバスで15分ほどです。

高倉神社
高倉神社

place 三重県伊賀市西高倉1046

猿田彦神社についてのまとめ

神社

いかがでしたでしょうか?
今回終活ねっとでは、猿田彦神社について詳しくご紹介しました。

記事の内容をまとめると以下のようになります。

  • 猿田彦神社は、猿田彦大神を祀った神社である。

  • 猿田彦大神は天孫降臨の際、道案内の功績をあげ、道の神、みちびきの神として信仰されている。人生に迷った時、新しい道を進む時の道標と守護神として現在でも信仰が厚い。

  • 猿田彦神社は、伊勢神宮内宮に近い場所にあり、両方を詣でる人も多い。

  • 猿田彦神社には、古殿地と呼ばれる八角の石柱が境内にあり、御神座であったことから、手でふれて願いをいうと願いが叶う言われている。干支が刻まれており、自分の干支や願い事によって触れる干支を選ぶとよいとされている。

  • 猿田彦神社の境内に佐瑠女神社があり、猿田彦大神の妻である天宇受売命が祀られている。芸能の神で、技巧上達などのご利益がある。

  • 猿田彦神社の御朱印帳は1種類で、落ち着いた桃色の上品なデザインである。御守にはみちひらきの御守やはじめの一歩守りという、人生の開運を導く御守がある。

  • 猿田彦神社にはおすすめの回り方があるので、ぜひその回り方で参拝をして頂きたい。伊藤小坡美術館も神社境内にあり、伊勢と猿田彦神社縁の作品が多いのでおすすめである。

  • 猿田彦神社の境内にある御神田で行われる祭は、五穀豊穣を願い昔から行われてきた祭である。稲作を重要とする考え方が今なお強く残って祭の形として残っている。

  • 猿田彦神社は東京都をはじめ、全国に存在している。猿田彦大神が道祖神と混在されたり、庚申信仰と結ばれたりしたために、各地の猿田彦神社の中には庚申の日にお祭りを行う神社がある。

猿田彦神社は、人生という長い道のりを歩く人々の、その先がよりよいものであるようにという願いをその信仰によって支えてくれる神社です。
昔の人々も、現代でも、見通せない人生の先への不安はいつになっても尽きぬものでしょう。

皆様も歩き疲れた時や不安になった時、ここ一番の新しい門出の際に、この猿田彦神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

終活ねっとでは、神社に関する記事を多数記載しています。
以下の記事では、神社のお賽銭の起源や相場について詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

「猿田彦神社」に関連する記事

この記事に関するキーワード

よく読まれている記事一覧

カテゴリーから記事を探す

人気のキーワードの記事一覧

関連する記事

よく読まれている記事一覧

関連する記事