
年賀状を書く際のペンはどんなものが良い?おすすめのペンを紹介!
お正月が近づくと、多くの人が年賀状を準備し始めます。そんな年賀状ですが、書くときにペンの種類を気にしたことはありますか?実は年賀状を書くときにはペンを使い分けた方が良い場合があるんです。今回は年賀状を書く際のペンについて、解説していきます。
最終更新日: 2020年12月14日
年賀状のペンについて

皆さんは年賀状を書くときに、ペンを意識して書いたことはありますか?
中にはペンの種類よりも、お気に入りのペンだったり家にある適当なペンで書くという方もいるかもしれませんね。
しかし、年賀状を書くときに宛名を書く場合には使わない方が良いペンがあったりと、意識した方が良いことがあるんです。
今回「終活ねっと」では、年賀状を書く際のペンについてや、おすすめのペンについても詳しく解説していきます。
年賀状の宛名を書く際のペンってどんなペンがいいの?
年賀状の本文を書く際のペンってどんなペンがいいの?
年賀状を書くときに注意した方がいいことって何かあるの?
年賀状のマナーにはどのようなマナーがあるの?
年賀状のペンについて気になるという方や、いままでペンなんて意識してなかったという方は、ぜひ最後までご覧いただき、今後年賀状を書く際の参考にしてみてください。
年賀状の宛名を書く際のペン

年賀状の宛名を書くときにふさわしいペンと、できればやめておいた方がいいペンがあるんです。
短期間に何枚も書くことの多い年賀状では、ペンの種類を考える余裕がなかっったという方もいるかもしれませんね。
しかし、マナーに厳しい方には宛名一つで嫌な思いをさせてしまうかもしれません。
そんなことにならないためにも、宛名を書く際のペンについて知っておいたほうが良いかもしれませんよ?
ここではそんな、年賀状の宛名を書くときのペンについて、おすすめのペンとやめておいた方が良いペンの二つを解説していきます。
宛名を書くのにおすすめのペン
宛名を書くのにおすすめのペンはいったいどんなペンなのでしょうか?
毛筆
まず宛名を書くのにおすすめのペンとして挙げられるのが、毛筆です。
毛筆は習い事としてやっていた人で無いかぎり、かなりハードルが高いかもしれませんが、宛名を書く際には申し分のないペンです。
宛名が毛筆で書かれているような年賀状を受け取った側は、すごいなと驚きますし何か特別な気持ちになるかもしれません。
手間はかかりますが、年賀状を一枚一枚丁寧に書きたいという方にはおすすめのペンです。
年賀状に毛筆を使う人はそんなに多くないので、数多く届く年賀状の中でも印象に残る年賀状にすることができるでしょう。
筆ペン
おすすめのペンとして挙げられるのが、筆ペンです。
筆ペンも書くのに少しコツが要りますが、毛筆に比べるとかなり楽で、値段や手間もかかりませし、その上毛筆で書いたような文字を書くことができます。
毛筆を習ったり年賀状に毛筆を準備するところまではできないという方にはおすすめです。
冠婚葬祭の場合などにも使うことがあるかもしれませんし、高いものではないので一本持っていても良いのではないでしょうか。
普通のペンと比べると少し難しい場合もあるので、ぶっつけ本番ではなく練習しておいてもいいかもしれません。
油性ペン
年賀状の宛名を書く際のおすすめのペンとして、油性ペンも挙げられます。
油性ペンならば普段の生活の中で使うこともあって、慣れているために書きやすいのではないでしょうか。
年賀状を出すのがぎりぎりになって焦ったときに、毛筆や筆ペンはないかもしれませんが、油性ペンならば家のどこかに一本はあるかもしれません。
油性ペンはしっかりと太くて濃い字を書くことができますし、毛筆や筆ペンを年賀状のためだけに買いに行くのはちょっと、という方にはぜひおすすめのペンです。
宛名を書くのに向いていないペン
年賀状の宛名を書くのに向いているペンもあれば、向いていないペンもあります。
向いていない、というのは何かルールで禁止されていて絶対ダメだということではありません。
しかし、マナー違反だととらえる人がいる可能性もあるために、できれば避けたいということです。
ボールペン
宛名を書くのに向いていないのは、ボールペンです。
今まで宛名はボールペンを使って書いていた、という方もいるかもしれませんが、年賀状の宛名はボールペンを使って書かない方が良いかもしれません。
なぜボールペンが向いていないかというと、お祝い事のときには宛名は太い字で書くのが良いとされているためです。
年賀状は新年のおめでたい挨拶なので、細い字になるボールペンよりも太い字で書けるペンの方が、年賀状の宛名には向いているのです。
ですからボールペンは便利かもしれませんが、宛名を書くときには違うペンの方が良いでしょう。
もちろん、お互いそういうことは気にしないとわかりきっている場合ならば、ボールペンで書いても大丈夫ですが、会社の上司や取引先の相手などフォーマルな相手に対してはボールペンはやめた方が良いでしょう。
万年筆
万年筆は昔から使われており、味がある文字を書くこともできるので、年賀状の宛名には一見良いと思われるかもしれません。
しかし、宛名を書くにはやはり細いため万年筆はあまり向いていないペンとなります。
中には太い万年筆もあるかもしれませんが、宛名を書くときに使うのは万年筆よりも、上で紹介した油性ペンや筆ペンの方がより向いているでしょう。
年賀状の本文(通信面)を書く際のペン

年賀状の本文を書くときのペンについてですが、どのようなペンが良いのでしょうか?
最近ではパソコンで印刷することもあるため、あまり本文を手書きで書かないという方もいるかもしれませんが、何か一言添えたいという方はどうしたら良いのか知っておきたいですよね?
ここでは、年賀状の本文を書くときのペンについて、おすすめのペンと注意した方が良いペンについて紹介していきます。
本文(通信面)を書くのにおすすめのペン
年賀状の本文を書くときのペンは、基本的に宛名を書くときと同様に毛筆・筆ペン・油性ペンなどが良いです。
ただ、これらのペンだけではなく、年賀状の本文では字の細さは太い方が良いというようなマナーは無いので、油性のボールペンや万年筆を使って書いても全く問題ありません。
注意したい点として、水性ペンや書いた文字が消せるようなボールペンは、雨などで濡れてしまったりこすれたときに消えてしまう可能性もあるので気を付けましょう。
せっかく心を込めて書いた年賀状が台無しになってしまわないように、年賀状を書く前にはインクを確認するようにしましょう。
本文(通信面)を書くのに向いていないペン
年賀状の本文を書くときにはペンは何でもよいということですが、年賀状の紙質やインクによってやめておいた方が良いペンもあります。
書き始めてからやっぱりやめておいた方が良かった、ということになると紙がもったいないですし、届いた頃にはインクがにじんで何も読めないなんてことになると最悪です。
そうならないためにもインクや紙について知っておくと良いでしょう。
普通紙
年賀状が普通紙の場合には、本文を書くのに向いていないペンというのは特にありません。
文字がにじんだり、インクが上手く乾かずに消えてしまうようなこともあまりないですので、年賀状は普通紙のものを選ぶと良いかもしれませんね。
インクジェット紙・写真用
インクジェット紙や、写真用の紙質の年賀状もありますよね?
そんな場合には、本文を書くのに使うペンに注意した方が良いかもしれません。
紙質とペンのインクの相性によっては文字がにじんでしまったり消えてしまうこともあるからです。
鉛筆・色鉛筆
年賀状の本文に鉛筆や色鉛筆を使いたいという場合、まずインクジェット紙には書くことはできるかもしれませんが、消そうとすると広がってしまい紙が汚れてしまいます。
消そうとしなくても何かの拍子でこすれたときに紙が黒く汚れてしまうということです。
写真用の紙質の年賀状に文字を書く場合ですが、写真用の紙質だとそもそもつるつるしていて鉛筆や色鉛筆では文字が上手く書けません。
無理に書こうとすると紙が削れてしまったり傷ついてしまいます。
ですから、年賀状がインクジェット紙や写真用の紙質の場合には、鉛筆や色鉛筆はやめておきましょう。
シャープペンシル
シャープペンシルも鉛筆や色鉛筆のときと同様に、年賀状がインクジェット紙や写真用の紙質だと、もし書くことはできても汚れやすかったり、紙が傷ついてしまって上手く書けません。
年賀状が普通紙でない場合には、シャープペンシルも避けるようにしましょう。
万年筆
万年筆はインクが乾くのが遅いので、年賀状がインクジェット紙や写真用だとにじんでしまったり、乾く前に少しでも触ると消えてしまいます。
万年筆は一味違う文字が書けるので、こだわって使いたい気持ちはわかりますがインクがにじんでしまって文字が読めないようでは元も子もありません。
万年筆で年賀状を書きたいときは、年賀状が普通紙の場合だけにしましょう。
水性ボールペン
水性のボールペンを使う場合も、インクジェット紙や写真用の紙質の年賀状には向いていません。
書いた文字がにじんでしまったり、インクが上手く紙に写らないことがあるのでやめておいた方が良いでしょう。
もしインクが上手く乾いたとしても少しの摩擦でかすれてしまいます。
水性ボールペンと油性ボールペンは間違えやすいこともありますので、書く前に表示を見ておきましょう。
通信面にイラストを描く場合は?
年賀状にイラストを手で描きたいという場合ですが、紙の質によっては本文のときと同じようにペンだとにじんでしまうことがあります。
そのような場合には、絵の具を使うこともできます。
イラストを描いたインクがにじんでしまうと、年賀状が汚れてしまいます。
絵の具の年賀状をもらった側には、心がこもった年賀状だなと感じてもらえるので少々手間はかかりますが絵の具を使っても良いのではないでしょうか。
年賀状を書く際の注意点

年賀状を書く際の注意点は何かあるのでしょうか?
ここでは、年賀状を書くときに見落としがちな注意点を簡単に解説していきます。
修正ペンやテープを使わない
年賀状を書くときに間違えてしまったとき、修正ペンやテープを使ったことがあるという方はいませんか?
ついついやってしまいがちですが、これはマナー違反です。
相当親しい親族や友達なら気にしないかもしれませんが、基本的に年賀状を書き損じてしまったら、新しい年賀状に最初から書き直すのがマナーです。
宛名を赤色で書くのは避ける
年賀状の宛名を書くときのペンのインクの色ですが、一般的には黒か若しくは青とされています。
赤インクを宛名に使うのはとても失礼なことだとされているので、特に目上の人やあまり親しくない人に対しては、赤色で年賀状の宛名を書くのは絶対に止めましょう。
年賀状にまつわるその他のマナー

年賀状のその他のマナーとして、賀詞についてのマナーに気を付けた方が良いかもしれません。
賀詞というのは、「迎春」など年賀状に書かれている文字のことです。
賀詞について、目上の人に対しては「謹賀新年」など四文字以上の賀詞を、そうでない関係の人に対しては「迎春」などの短い賀詞でも良いというマナーがあります。
自分が何気なく印刷したり買ってきた年賀状が、実は目上の人にとっては失礼な年賀状だったということになるのは避けたいですよね?
年賀状の書き方にはこのようなマナーもあったんです。
年賀状の正しい書き方などが気になる方は、以下に立場別に年賀状の文例を紹介した記事がありますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
年賀状のペンについてのまとめ

年賀状のペンについて、特に宛名書きはボールペンで書いていたという方もいたかもしれません。
時代と共に変わっていく文化ですが、年賀状など昔から続くものについてはマナーの境目が難しいものですね。
今回「終活ねっと」では、年賀状の宛名を書く際のペンについて、またおすすめのペンについても解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
この記事の内容をまとめると以下のようになります。
年賀状の宛名を書くときには、文字が太くて濃くなるようなペンを使うのが良いとされている。
年賀状の宛名書きの色は黒か青で、失礼なので赤色は絶対に避ける。
年賀状の本文では、文字の太さについてのマナーは無いので基本的にペンは何でも大丈夫。
ペンのインクとの年賀状の紙質との相性によっては、にじみやすかったり年賀状が汚れてしまう可能性もあるので、十分注意する。
年賀状を書き間違えたら、修正ペンなどは使わずに新しい年賀状に最初から書き直す。
年賀状を書く際のペンやマナーについて、すでにマナー違反の可能性のあるようなことをしてしまっていたという方もいるかもしれませんね。
実際に届いた年賀状を見ると、その多くの宛名書きがボールペンだったりすることもありますが、マナーとされているものをどこまで守るかについてはそれぞれ基準が違ったりします。
特にビジネスシーンなどでは、年賀状一つでいざこざが起きるのはもったいないですので、一応これとされている最低限のマナーは守るようにした方が無難でしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
年賀状の時期のマナーについて気になるという方は、以下に年賀状を出せる期間などについてまとめた記事がありますので、こちらもぜひご覧ください。