まずはデッサンの描き方から。デッサンは絵の基本であり全てだ!

新しい趣味を始めることを考えていますか?それでは絵などどうでしょう。油絵、水彩画、切り絵など、「絵」には様々な方向性があり、それは全て魅力的。しかしどの種類でも、まずデッサンの描き方が試されます。だからこそまず、デッサン力の描き方の底上げから考えましょう。

目次

  1. 簡単なデッサンで人をうならせる「画家」
  2. 初心者が理解すべきデッサンの基本とは
  3. 簡単にデッサンの描き方を「盗む」方法とは
  4. 手、本、果物など…物をデッサンしてみよう
  5. 様々な種類のデッサンの描き方
  6. まとめ、「人を惹きつけるデッサン」を。

簡単なデッサンで人をうならせる「画家」

絵画の方向性が多岐にわたり、抽象的な表現方法、心の内を表したような漠然とした絵(何を描いたのか、説明がないと分からないような)で評価を高めている画家も沢山います。
デッサンはどちらかというと、抽象画というよりは写実的な技法の基礎を高めるもの。では抽象画を中心に描いている画家たちは、デッサンをなおざりにしているのでしょうか。
いえ、そうではありません。
例えばピカソ。様々な技法や描き方を試し、そのダントツの作品数はまさに巨匠の名にふさわしいものです。注目すべきは、彼のデッサン。
彼が確かな技量に基づいて様々な絵を描いていたことが一目瞭然の、素晴らしいデッサン画がいくつも残されています。
そう、デッサンは絵画の基本中の基本ですが、それで人をうならせることが出来るのが本物の「画家」なのです。

初心者が理解すべきデッサンの基本とは

デッサン

デッサンとは何か

そもそもデッサンとは何なのでしょうか。日本語では「素描」。
描こうとしている対象の輪郭をつかむことが一番の目的です。
急に筆から入って描き始めても全体のバランスが歪んでしまうことがほとんど。それを避けるために、まずは鉛筆などで書きたいと思っている対象の全体を素早く描写する描き方、画法です。

まずはデッサンの材料をそろえよう

デッサンは紙と鉛筆さえあればできます。
ですが、暇つぶしではなく絵の練習のためとして、まずはスケッチブックを用意。紙質的に鉛筆の乗りが非常によく、陰影をつけやすいためです。
そして鉛筆は必ずB2以上の濃さで。
それからネリ消しゴム。これは後から詳述しますが、とても大切なアイテムです。

物を線ではなく、面でとらえる描き方

デッサンを絵の練習ととらえるか、それとも建築の下絵か、それ自体を絵の作品とするかで実は描き方が変わってきます。
もし絵の練習とするならば、対象を線ではなく、面で見ることを心がけましょう。物体は基本的に全て面で構成されるからです。そうすることによって、陰影の基本が見えてきます。
この陰影の強弱によって、デッサンは構成されていくことになります。
視覚は基本的に物を線ではとらえません。全て色、もしくは明るさの強弱で遠近感をとらえ、物事を視覚から判断します。
つまり目で見ているものをそのまま表現する場合、色を使わないデッサンは明るさの強弱がその表現のほぼ全てになります。

消しゴムは消すためだけにあらず

よく一般的に市販されている固い消しゴムではなく、美術用の柔らかいネリ消しゴムを入手するようにと言ったのは、ただ消しやすいからというだけではありません(消しやすいのは固い方。両方使い分けるとさらに効果的)。
濃く鉛筆で描きこんだ場所に軽くネリ消しゴムをポンポンと当てるだけで、まるでそこに光が当たっているかのような表現を作りだすことが出来るのです。
最初からその部分に鉛筆を入れないという描き方よりも、より効果的に明るさを表現できるのです。
描き方にも幅が出ますし、かなり重要なアイテムとなります。

簡単にデッサンの描き方を「盗む」方法とは

レモンを見ながらレモンを描く難しさ

さて、初心者の方がいきなり実際のレモンを目の前に置いて、上手なデッサンを出来るということはまずありません。
どこから描き始めますか?どういう描き方で筆を進めますか?
そしてどの部分をさらに強調して描き、どの部分に光をあてますか?
遠近感を表現する描き方はどうでしょうか。実際に描いてみると、なぜかレモンはテーブルと接していないように(浮いているように)見えることもあります。影の描き方が間違っている場合にありがちな問題です。
そう、実際に目で見ているものを紙に描くことの難しさ。
デッサンを始める時の最初にして最大の障壁となります。

上手な人に、「絵」で簡単に教えてもらおう

いつでも絵の上手な人にそばにいて教えてもらえると非常にありがたいのですが、それは現実的ではありません。
デッサンはなるべく量を描いてなんぼ。家で一人でいる時でもどんどん描いていくことが、描き方のコツを覚え、上手になる早道になります。
そこで、上手な人の技法を知れる一番の方法は…その人の「絵」をまねること。
「芸術は模倣から始まる」はデッサンでも同じことです。
実際、実物のレモンを描くよりも、レモンを描いたデッサンを真似して描く方が上手に描けるのです。これは基本的な鉛筆の走らせ方、光と影の使い方を理解する非常に優れた方法です。
ぜひ試してみてください。

文明の利器、ネットの動画を利用しよう!

さて、インターネット上にあふれている動画も利用しましょう。
検索で、「デッサン 描き方」と入力すると、日本、海外合わせて沢山の動画がヒットします。
これも上記と同じ方法。
これをよく見ると、上手な人たちがまず最初にどこから描き始めているかが理解できます。
ラフに全体を「線」で表し、そこから鉛筆を入れていって明暗を分け、全てを面にして表現していきます。
鉛筆の立て方、斜めにしての使い方、時に指でくぐもった色合いを表現したり、ネリ消しの使い方なども学べるはずです。

手、本、果物など…物をデッサンしてみよう

手などをデッサンする時に注意すべき点

では実際に物を使ってデッサンしていきましょう。
一番よくモチーフにされるのが「左手」(利き腕が左の場合は右手)。または本などのある程度直線的な物体、そして果物(カーブが多いので難易度は上がる)。
注意する点として、手などの近い物体を描く場合、まず自分の効き目がどちらかを判断します。右目で見る風景と左目で見る風景は、物体が近ければ近いほど差が生まれるからです。

デッサンの描き方の始め、簡単な線入れ

まずはものすごくラフに、線を入れて物体を紙に表現していきます。
ここで濃い線をつける必要はまだありません。
一か所一か所細かく描こうとすると全体のバランスが歪みますから、下手でもいいのでまず全体の大きさ、形をいくつもの線を入れながら書き出していきます。

明暗の差がどこかを理解する

例えば手を少し斜めにしてデッサンする場合、手前にある指と奥にある指は少しかぶっているハズです。その違いを表現するのは線ではないということを覚えておきましょう。
必ずその二つの指には明るさの違いがあるハズです。手前の親指が少し暗く、奥の人差し指には光があたって明るくなっていますか?ではその差で違いを表現しましょう。
爪と指の間にあるのは一本の線ではなく、間のくぼみにある影です。その影と、影にはなっていない部分を使って爪と指の差を表現するのです。

様々な種類のデッサンの描き方

デッサンは鉛筆画だけにあらず

デッサンに慣れてくると、鉛筆だけではなくボールペン、チョーク、木炭などで描くことが出来るようになっていきます。
「デッサン」という分野だけでも非常に奥が深く、これをマスターしようとするだけで膨大な時間が必要になります。中には、油絵をしようと思ってまずは練習にデッサンを始め、その魅力に取りつかれてデッサンをひたすら磨き続けている人たちもいるほどです。

仕事としてのデッサン

人々

たとえば建設の世界でも、デッサンの技術は用いられます。
完成予想図(最近はパソコンで作られることの方が多くなりましたが)を、会議を進めながらスケッチブックにいくつも作っているというプロの方もいます。
医学者たちが臓器の位置や筋肉の作りなどを理解する方法の一つとしてデッサンが用いられることもあります。CGで作る、もしくは本で学ぶよりも脳に直接叩き込む方法として使われるそうです。

デッサンで、練習ではなく「作品」を作る

デッサン画はそれだけで一つの作品にもなりえます。
その技法を使い、不思議な、あるようでなさそうな世界を表現し続けるプロの作家さんもいますし、また白と黒だけで非常に魅力的な模様を見事に表現する人もいます。
デッサン力を極めるだけで、絵の表現の可能性は著しく広がりを見せるのです。
どこでも(電車や車の中でも)時間と紙とペンさえあれば始めれるという機動力の高さもデッサンの魅力の一つです。

まとめ、「人を惹きつけるデッサン」を。

デッサンを絵画を学ぶ際の足台として使うことは非常に利点があります。
全ての絵画は、まずデッサンから始まるからです。
逆にいうと、デッサンの時点で魅力的ではない絵画が、色着けをした後に魅力的になることは殆どありません。
最初のデッサンの狂いを色着けで修正することは出来ないからです。
まずはデッサン力の向上を目指し、デッサンで他の人に「おっ!」と言わせるような、人を惹きつける完成度を目指しましょう。

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