葬儀の準備について

葬儀は参列する側でも大変ですが、喪主側としての葬儀はさらに大変そうだというイメージがありませんか?
そんな葬儀の準備や流れについてあまり細かく知らないという方もいるのではないでしょうか?
今回終活ねっとでは、そんな方のために葬儀の準備で何をしたらよいのか、葬儀の流れから参列するときの服装マナーまで解説していきます。
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葬儀で準備するべきことってどんなことがある?
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葬儀の当日の流れはどんな感じなの?
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葬儀に参列する際のマナーはどんなものがあるの?
以上の項目を中心に解説していきます。
いつか経験するかもしれない葬儀についていざというとき慌てないように、一度頭に入れておきたいという方、実際に葬儀を控えていて具体的な準備や流れについて知りたいという方は、ぜひ最後までご覧いただき参考にしてみてはいかがでしょうか?
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葬儀の準備チェックリスト

葬儀の際に準備するべきことは何となく想像できるけれど、実際自分が準備するとなると困ってしまう、なんていう方もいるかもしれませんね。
ここでは葬儀を行うときに、具体的にどのような準備をして進めていくのか、具体的に解説していきます。
喪主を決める
まずは葬儀の喪主を決めなくてはなりません。
喪主というのは、葬儀の代表者のことです。
喪主に選ばれるのは配偶者が一般的とされています。
配偶者がいない場合は、血縁関係の近い順番で選ばれるのが普通です。
例外として、故人が生前に喪主を他の人に頼んでいた場合には、その通りにします。
また、血縁関係から見て一番近くても、年齢が低すぎる・高すぎて喪主が務まらないような場合には柔軟に対応する必要があります。
喪主はお通夜の前には決めておく必要があります。
葬儀社を決める
葬儀を行うときの、葬儀の会社を決めます。
基本的に葬儀は葬儀社が主体となって行われるので、慎重に選ぶ必要があります。
相談がしやすく、車の手配も簡単なので、喪家から近い距離にある葬儀社に頼む方が多いようです。
自分たちで決められない場合には、市町村の役所に相談するとそこの地域の葬儀社や、安く済む葬儀の会社などを教えてもらうことができます。
葬儀の費用を見積もる
葬儀にはお金がかかるので無理のない範囲で費用を決める必要があります。
規模によって費用は変わってきますので、故人が希望していた葬儀をできるだけ実現させることを考えながら、検討すると良いでしょう。
ただ、接待費用や仏式の場合はお布施代などはまた別にかかってきますので、注意して費用を決めた方が良いでしょう。
一般的な葬儀の費用の目安としては、生命保険の最低金額などともいわれているようです。
ときに葬儀は遺族にとって大きな負担となることもありますので、無理のないようにした方が良いかもしれません。
最近では、積み立てによって葬儀費用を抑えることのできる冠婚葬祭互助会という会に加入している方もいるようですので、検討してみるのも良いかもしれません。
そんな葬儀の費用の内訳や、費用を安く済ませる方法などについて詳しく知りたい方は、いかにわかりやすい記事がありますのでぜひご覧になってみてください。
葬儀の費用相場はいくらなの?内訳や葬儀形式による違いを解説
終活では、葬儀関連も取組まれる方の多いテーマのひとつです。葬儀にかかる費用についても多くの方が気にされる点です。葬儀にかかる費用について知っておくことで、必要資金の把握・準備が出来ますし、余計な出費やトラブル防止などにも繋がります。ぜひご覧ください。
葬儀社との打ち合わせ
葬儀を行うときには、葬儀社と打ち合わせをしてどのような葬儀にするのか決めていきます。
しきたりなど、葬儀に関してわからない点は葬儀社に相談することができます。
具体的に何を打ち合わせるかは以下で解説していきます。
宗教を決める
まずは、葬儀をどの宗教を基にして行うかを決めます。
同じ家族であっても信仰する宗教が違うということもあるので、もめないためにも打ち合わせの際には一人ではなく、何人かで相談しながら打ち合わせをするとスムーズにいくでしょう。
最近では無宗教の葬儀もありますので、どうしても決められない場合は考えてみてもいいかもしれません。
規模を決める
次に葬儀の規模を決めます。
葬儀の規模は葬儀の費用に大きくかかわってきますので、故人の希望だけでなく費用も頭に入れて決めると良いでしょう。
一般的には、家族葬と一般葬の二つに分けられます。
家族葬は身内のみで行う規模の小さい葬儀なので、参列者への引き出物などの費用がかからず、また自由なスタイルで、落ち着いて葬儀を行えるという点で最近注目を集めています。
一般葬は、昔からのいわゆるお葬式で、身内だけではなく、友人や会社の関係者など参列者を呼んで行う葬儀です。
お香典返しや食事代、式場によっては駐車場の準備など、家族葬に比べると時間と費用がかかり、参列者の人々に失礼のないようにと気を遣う必要があります。
その分規模も大きくなり、色々な人々に見送ってもらえるというメリットがあります。
日程・会場を決める
日程と共に規模に合わせて葬儀の会場を決めます。
遠くから来る人達の事や死亡通知者が手元に届く時間、また火葬場やお坊さんなどの都合も考慮して日程を考えます。
一般的に「友引」の日には葬儀はしないのが基本となっているようです。
昔から「死者が親しい人を引き寄せる」と考えられているからです。
火葬や埋葬は亡くなった後24時間経過しないと行えないと法律に定められていますので注意しましょう。
葬儀会場は自宅が難しい場合、葬儀社の葬祭会館や寺院、また地域の公民館などでも行えます。
最近では、葬儀社にまあ競ることができるという理由から、葬祭会館を選ぶ方が増えてきているようです。
寺院への依頼
寺院へ依頼・相談することは、戒名についてや読経を何人のお坊さんにしてもらうか、火葬場にはついてきてもらうのかなどです。
葬儀の日取りと時間なども調整する必要があります。
このときの寺院は、菩提寺(ぼだいじ)があるところに相談するのが基本です。
菩提寺とは先祖代々のお墓があるお寺の事です。
以下で菩提寺がある場合とない場合について解説していきます。
菩提寺がある場合
菩提寺がある場合は、故人の名前や生年月日、死亡日時などを伝えます。
このときに葬儀社との調整や、戒名について打ち合わせをします。
注意点として、僧侶の人数と戒名ははっきりと決めておかないと、宗派によって金額がかなり高額になることがありますので、はっきり決めておきましょう。
遠くに菩提寺がある場合には、近くの同じ系列の菩提寺を紹介してもらえることもあるので、菩提寺がある場合はとにかく連絡してみましょう。
菩提寺がない場合
菩提寺がない場合、つまり付き合いのあるお寺がないときは、葬儀社に僧侶の手配サービスがあるのでこれを利用すると良いでしょう。
注意点としては、宗派が違うと納骨の際に戒名を変更しなくてはならなかったり、納骨を断られてし
まうケースもあります。
事前に宗派などを調べておくと良いでしょう。
返礼品・会葬礼状の手配
葬儀の際は、お通夜や告別式に参列してくれた人のお礼をするのがマナーです。
一人一人にお礼を伝えるのは難しいため、参列者全員に返礼品を渡すことでそのお礼とします。
返礼品の箱には会葬礼状というお礼状をそえる場所があるので、そこにお礼状を差し込みます。
返礼品は持ち帰りやすいものにするのがマナーで、お通夜ではコーヒー、お茶やクッキー、告別式ではタオルやハンカチが一般的なようです。
最近では図書カードなど金券類を渡すこともあるそうですが、地域によっては使えなかったり、またマナー違反となることもありますので調べておいた方がいいかもしれません。
納棺と通夜の準備
納棺と通夜の準備は、葬儀社に手伝ってもらいます。
特に納棺は難しいので葬儀社に任せがちになりますが、遺族の方が立ち会ってあげた方が良いかもしれません。
故人の周囲に生け花を飾り、また愛用品等も入れることができます。
火葬で燃えにくいものは入れないようにします。
通夜の準備には、式場の準備や祭壇の飾りつけ、また遺影の準備や喪服の準備などがあります。
飾りつけなどは葬儀社がやってくれるので、遺族側としては弔問客を迎える準備をします。
親しい人はお通夜の前に弔問に来る場合がありますので、そのための準備です。
葬儀当日の流れ

葬儀はどういった流れで行われるのか、知りたいという人のためにここでは葬儀当日の流れを簡単に解説していきます。
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喪主・遺族が受付準備をする
通夜開始の1時間前には準備を始めます。
段取りなどを再確認します。 -
受付開始
葬儀の始まる20分前には着席できるようします。
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開式
僧侶が入場したら開始です。
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読経・弔電等の奉読
僧侶による読経が行われます。
その後弔辞・弔電が行われます。 -
焼香
僧侶の焼香の後、喪主・遺族・参列者の順に行います。
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閉式・出棺
司会者の閉式の宣言の後、出棺を準備します。
喪主から順にくぎ打ちし、寝台車に載せます。 -
火葬
納めの式の後、火葬をします。
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骨上げ
喪主から順に遺骨を骨壺に納めます。
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還骨法要
火葬後に自宅や斎場で僧侶による読経があります。
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精進落とし
お世話になった人などを集めて会食を行います。
以上が葬儀の流れです。
色々な都合によって多少前後する場合もあるようです。
葬儀に参列する際のマナー

葬儀に参列するときのマナーを知りたいという方はいませんか?
ここでは参列者側としてのマナーについて簡単に解説していきます。
服装
葬儀に参列する際の服装は、喪服、礼服です。
礼服は基本的に男性の場合は、葬儀用のブラックスーツ、女性の場合は黒いスーツ、又はワンピースです。
いずれの場合も派手な時計やアクセサリーなどはつけません。
ネクタイ、靴下、靴、かばんは全て黒で模様などが無いものにします。
メイクは控えめにし、シャツは模様のない白を着ます。
また、ブラックスーツはビジネススーツとは違うので注意しましょう。
そんな葬儀の服装について細かく知りたいという方は、以下にわかりやすくまとめた記事があるのでぜひご覧になって参考にしてみてください。
葬儀の服装マナーを男女別・会葬者別に解説!外国の服装や持ち物まで
葬儀の際には、どんな服装でいくのが正式なのか、はっきりと答えられますか?そこで、いまさら聞けない葬儀に着ていく服装について調べてみました。親族や身内、知り合い、会社関係など立場によっても変わってくる服装のことをしっかりと確認しときましょう。
香典
葬儀の際は香典を渡すのがマナーです。
金額については、故人との関係によって決めます。
友人や会社関係の人は5000円、親類は10000円が目安とされているようです。
香典には宗教によって表書きの書き方が違ったり、包み方などマナーがあります。
宗教がわからない場合は「御霊前」と書けば大丈夫です。
渡すときには一言お悔やみの言葉を述べて渡しましょう。
以下に、詳しい香典のマナーをまとめた記事がありますので、知りたい方はぜひ一度ご覧になってみてください。
葬儀で渡す香典とは?書き方やマナーから金額相場についても解説
日本では葬儀のときに香典として現金を香典袋に包んで渡す習慣があり、今では当たり前のことになっています。ですが、そもそも香典とは何なのでしょうか?葬儀のときに渡す香典について、また香典袋の書き方や香典を渡すときのマナーについても解説します。
焼香
焼香には宗教によって回数ややり方が違います。
ここでは最も多いやり方を紹介します。
まず、遺族と僧侶に一礼し、遺影を仰いで一礼、合唱の後焼香という流れになります。
まず数珠を左手にもちます。
そして右手の中指、人差し指、親指で抹香をつまみます。
そのまま目の高さまで持ちあげ、香炉の中に静かに落とします。
基本は3回繰り返しますが、宗派によっては1回の場合もあります。
再び遺影に合唱、一礼しそのまま下がり、遺族に一礼して戻ります。
わからない場合は自分の宗派の焼香回数で行えば大丈夫です。
以下に詳しい記事がありますので、知りたい方はぜひご覧になってみてください。
葬儀での焼香のやり方とは?焼香の種類や手順から宗派別の回数も紹介
葬儀には生涯何度も訪れるものではありません。 そのため焼香のやり方で記憶が曖昧ということがあると思います。 今回は葬儀に行く時になって困らないように焼香の正しいやり方や種類、宗派別の焼香の回数などをわかりやすくご説明します。
葬儀の準備まとめ

今回終活ねっとでは、葬儀の準備から、葬儀の流れやマナーについてまとめてきましたがいかがでしか?
この記事をまとめると以下のようになります。
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葬儀の前にはまず喪主を決める必要がある。
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葬儀の費用は葬儀の規模と大きく関係する。
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混乱しないように葬儀社としっかり打ち合わせをする。
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葬儀社の手配サービスを利用するときは寺院の宗派をしっかり確認する。
葬儀の準備について、知らなかったことを知ることができたという方もいたかもしれませんね。
葬儀は何かとバタバタしがちですが、しっかりと準備すれば落ち着いて葬儀を行えるでしょう。
故人をしっかりと見送ることができるように、葬儀社や寺院と打ち合わせをして故人の望むような葬儀かつ、遺族の負担も大きくならないような葬儀になると良いですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。