神社はなぜ南向きに建てられる?お札の向きや様々な向きの神社も紹介

神社が南向きに建てられているという事実をご存知ですか?なぜ南向きなのかについて興味を持った方もいるのではないでしょうか?神社向きにも多くの意味が存在しています。また、お札の向きや様々な向きの神社についても紹介します。

目次

  1. 神社が南向きについて
  2. 神社の向きによっての意味は?
  3. 神社の方角は?
  4. 様々な向きの神社をご紹介!
  5. 神社が南向きまとめ

神社が南向きについて

神社

近年、神社を訪れる人が増加しており、海外からの観光客も神社に参詣することが非常に多くなっています。
行事等の際だけではなく、旅行や観光名所として神社が挙げられる機会も多いです。

神社は古来からの伝統や文化が敷き詰められており、非常に興味深く神聖な場であり、若者から年配の方まで、全ての世代の人々が参詣を行います。

また、神社には多くの歴史的意味を含むものが存在しています。
そこで、みなさんは神社が向いている方角について考えを巡らせた経験はありますか?

また、ほとんどの神社は南向きに建てられているという事実をご存知でしょうか?
実は日本の多くの神社は、南向きに建設されています。

今回終活ねっとでは、神社の方角について詳しくご紹介します。

  • 神社の向きによって意味はあるの?
  • 本殿の方角やお札の向きいついて
  • 様々な向きの神社について

以上の項目を中心に詳しく解説をしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。

神社の向きによっての意味は?

神社

神社の向きを意識した経験はありますか?
また、神社の向きの規則性に気が付いたことはありますか?

神社に参詣する際に、神社の向きを気にすることはないかと思います。
しかし、神社の向きには重大な意味があり、非常に興味深いものです。

神社はほとんどが南向きに建設されていますが、数ある神社のなかには、西向き・東向き・北向きに建設されているものもあるのです。
神社の向きには、様々な意味を持っています。

以下では、東西南北のそれぞれの方向に建設された神社についてその意味とともに解説をしていきます。

東向き

東向きの神社は、南向きの神社と同様に、数多く建設されています。
東向きに建てられた神社は、浄土信仰に基づいた神社であり、これから成仏する者のお迎えにくる仏様である、阿弥陀如来の浄土である西方極楽浄土を拝むためという理由であるようです。

つまり、東から阿弥陀如来を迎えると考えられていたということです。
このように、東向きの神社は、阿弥陀信仰の影響が大きいようです。
また、東向きに建設されている理由はこれだけでなく、各神社によって異なることもあります。

西向き

西向きに神社が形成された理由は多くありますが、神社によってその理由は異なります
例えば、建設者がある土地や都を懐かしく恋しく思い、その方角にむけて建設されたところ、ちょうどその方角が西であったという理由があるようです。

特定の地域・海・山に方向に向けて建設されたところ、西向きの神社となったという場合が多いようです。

南向き

日本のほとんどの神社は南向きに建設されています。
南は、太陽光が最も当たる方角であり古来より、南に向かって座ることが高貴である身分を象徴していたといわれています。

「天子は南面し、臣下は北面す」という言葉からも明らかです。
この古来の風習から、神社は神を祀る神聖な場であるため、南の方角に建設されることで、敬意を表するという意味合いがあります。

また、その土地の地形上の都合や北極星を背にするというような説もあり、各神社により理由が大きく異なる場合があるようです。

北向き

北向きの神社も、西向きの神社と同様、明確な理由というものが明らかにはなっていないのですが、理由はそれぞれの神社によって異なるとされています。
例えば、北の方向にそびえたつ山を拝むために建設された神社は必然的に北向きに建設されます。

また、神社の建設地からみて北方向にあった蝦夷地に対抗するため、神域によって治めるため等の理由で北向きに建設された神社もあるようです。

やはり西向きの神社と同様、特定の地域等の方向に向けて建設されたところ、北向きの神社となったという場合が多いようです。

神社の方角は?

神社

ここまで、神社の向きによっての意味について紹介してきました。
東西南北それぞれの神社が向いている方角には、多くの意味が込められているといます。

そこで、神社は基本的に南向きに建設されているとのことですが、本殿の方角や鳥居の方角はどうなっているのでしょう?
神社への参詣の際に考えてみたことはありますか?

我々が神社に参詣する際、鳥居をくぐる機会があると思いますが、大規模な神社ならば鳥居は一つだけではなく、複数あると思います。

では鳥居の方角に明確な決まりはないのでしょうか?
また、本殿の向きはやはり神社の方角と同様に南向きなのでしょうか?

本殿の方角は基本的に南向き

本殿の方角は、神社の方角と同様で、南向きに建設されているものがほとんどです。
理由も同じで、「君子は南面し、臣下は北面す」の言葉のように、神を祀る本殿に敬意を表して南向きに建てらているといわれています。

神社と方角の関係性については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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鳥居の方角に決まりはない?

鳥居の方角にも明確な決まりはないようなのですが、神社や本殿と同様に、南向きに建設されているものが多いようです。

大規模な神社になると、先ほども述べたように、鳥居が複数あるため、方角は確かにバラバラになっています。
このことからも、やはり明確な決まりはないと考えられます。

お札の向きは?

お札には、神が宿っているものとされているため、できるだけ正しい方角に祀る必要があります。
正しい方角はというと、やはり神社の向いている方角同様に南もしくは東です。
よって家などでお札を祀る際は、その方角に注意するようにしましょう。

神社のお札については、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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様々な向きの神社をご紹介!

神社

ここまでは、神社の方角・本殿の方角・鳥居の方角・お札の方角そしてそれぞれの方角が示す意味について紹介してきました。
南向きもしくは東向きの神社がほとんどですが、北向き・西向きの神社もあります。

そこで、東西南北それぞれの向きの有名な神社について、紹介していきたいと思います。
日本には、多くの有名な神社がありますが、今回は以下の神社に絞り、解説をしていきます。

  • 東向きの神社:沼名前神社
  • 西向きの神社:大神神社
  • 南向きの神社:出雲大社
  • 北向きの神社:厳島神社、大國魂神社

東向きの神社

東向きの神社は数多くありますが、今回は広島県にある沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)についてご紹介します。

この神社は、東向きであることから、朝早くに参詣すると境内全体が朝日を受けて輝き、非常に清々しい神社です。
また、能舞台は国指定の重要文化財に指定されています。

沼名前神社の主祭神は、大綿津見命(おおわたつみのみこと)とされており、海上安全・漁業繁栄・家内安全・病気平癒・学業成就・安産等のご利益があります。

西向きの神社

西向きの神社は非常に少ないです。
西向きの神社として、奈良県にある大神神社をご紹介します。

なぜこの神社が西向きに建設されたかというと、古来より西から御祭神が蘇ってくると信じられてきたからであると言われています。
また、大和平野を見渡せるように建てられたという地形的な理由もあるようです。

南向きの神社

日本には数多くの南向きの神社がありますが、今回は、島根県にある出雲大社についてご紹介します。

出雲大社とは、「天下無双の大廈」と称えられ、この世に二つと同じものがない壮大な神社であるとされており、多くの人々が参詣しています。

この神社は、多くの神社と同様に御本殿が南向きであるのに対し、御神座は西向きであるという珍しい特徴があります。

これには多くの説があるのですが、神と直接向き合うのは失礼である、八百万の神々が神無月になると集うと言われている稲佐の浜のある海のほうを向いている、というものがあるようです。

北向きの神社

北向きの神社は非常に少ないのですが、北向きの神社として、厳島神社と大國魂神社についてご紹介します。

まず広島県にある厳島神社ですが、古くから島全体が御神体として崇拝されていたため、そのような神聖な地に社を建設することはご法度だという理由から、北向きに建設されたという説があります。

また、他の説としては、社殿の南側を山とすることで、雨風の影響から社殿を守ることができるという立地条件によるという説もあります。

次に東京都にある大國魂神社です。
なぜこの神社が北向きに建設されたかというと、東北地方を神の力によって治めるという源頼義の計画によるものであったといわれています。

当時は北方向にあった東北地方は、朝廷の権力が及びにくかったようです。
また、もともとは社殿は南向きであったようですが、源頼義がわざわざ北向きに改めたのですから、非常に神の力を重要視していたことがうかがえます。

神社が南向きまとめ

神社

神社の方角について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
神社の向いている方角には多くの意味や諸説があり、非常に興味深いものであるのではないでしょうか。

今回終活ねっとでは、神社の方角について以下のことを中心にご紹介しました。

  • 神社の方角にはそれぞれ意味がある。
  • 東向きの神社は、浄土信仰に基づいた神社であり、これから成仏する者のお迎えにくる仏様である、阿弥陀如来の浄土である西方極楽浄土を拝むためという理由である。
  • 南向きの神社は、古来より南向きは身分の高い者が座る方角であったこと、太陽の光が一番あたる位置にあることなどに由来している。また、この理由は各神社によって異なる場合がある。
  • 西向き・北向きの神社は、その向きに建設された理由は、地形等によることが多いが、それぞれの神社によって異なる。
  • 本殿の方角とお札の方角は、神社の方角と同様に基本的には南向きである。
    鳥居についても南向きに建てられたものが多いが、そうでないものもあるため、決まりはないと考えられる。
  • 東向きの神社の沼名前神社、西向きの神社の大神神社、南向きの神社の出雲大社、北向きの神社の厳島神社と大國魂神社を紹介した。

神社とは、我々が思っている以上に全てのものに様々な意味が込められており、非常に興味深く、神聖な場です。

今回は神社の方角についてみてきましたが、これ以外にも、古来からの歴史や文化が詰まったものが神社にはあります。

神社に参詣する際、このような細かい知識を知っているだけでこれまでよりいっそう参詣が興味深く、充実したものとなるでしょう。
ぜひ、この記事を参考に神社の参詣をより有意義なものとしていただければ幸いです。

終活ねっとでは、神社に関する記事を多数記載しています。
以下の記事では、神社のおみくじの歴史やマナーについて詳しく紹介しています。
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最後までご覧いただきありがとうございました。

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