神社と寺の数ってどれくらい?多い都道府県をランキング形式で解説!

普段あまり意識することはないでしょうが、日本に神社やお寺がどれくらいあるかご存知ですか。調べてみると、実は驚くべきことが判明します。この記事では全国の神社やお寺の数のほか、都道府県別でどこに神社やお寺の数が多いのか、またオススメの神社やお寺も紹介します。

目次

  1. 神社やお寺の数について
  2. 神社とお寺の違いは?
  3. 日本の神社とお寺の数はどっちが多い?
  4. 神社とお寺が多い都道府県ランキング
  5. 参拝すべきオススメの神社・お寺
  6. 神社やお寺の数まとめ

神社やお寺の数について

困った人々

普段、身の回りにある神社やお寺について意識することはあまりないと思います。
初詣や七五三、お祭りなど年間行事や一生に一度の機会に行くことはあっても、日常生活ではあまり行く機会もないのではないでしょうか。

ただ、機会があればインターネットなどで自分の住んでいる街のお寺や神社を調べてみてください。
意外とその数が多いことに驚かされると思います。

そこで今回終活ねっとでは神社やお寺の数について

  • 神社とお寺の違いとは何か?
  • 神社とお寺の多い都道府県ランキング
  • 参拝すべきオススメの神社・お寺を紹介!

以上のことをご紹介します。
あなたの出身都道府県は、神社やお寺の数でランクインするのでしょうか?

ぜひ最後までご覧になって、お確かめください。

神社とお寺の違いは?

困った人々

ではそもそも神社とお寺の違いとは何なのでしょうか?
なんとなく外観などで区別しているのではないでしょうか。
まずは神社とお寺の違いについてご紹介します。

神社

神社は日本古来の宗教である神道の宗教施設です。
産土神(ウブスナガミ)、天神地祇(テンシンチギ)、氏族の祖神と言った古来の神々や皇族、偉人や国家への功労者など実在の人まで幅広く祀っています。

境内は神域であり、俗界と神域を区別する鳥居や参拝の前に身を清める手水舎などが置かれているのが一般的です。
神道の教えでは死とは忌避すべき「ケガレ」であることから、神社で葬儀を行ったり境内にお墓を建てることはありません。

また神社の周囲には鎮守の森と呼ばれる森林があり、鎮守の森の中には注連縄が締められた御神木があります。

お寺

お寺は仏教の宗教施設であり、仏閣、寺院とも呼びます。
お寺で祀っているのは開祖である仏陀や、大日如来、薬師如来のような仏様、死後に仏として崇められた高僧などです。

神社ではご神体を拝むことができない場合が多いですが、お寺では本堂にご本尊として仏像を安置しており、拝むことができます。
同様に神社は純粋な儀式の場ですが、お寺は僧侶の宿泊施設や修行や講話の場を兼ねていることもあり、僧坊や法堂、僧堂と言った施設が見られることがあります。

また特に地方の小さなお寺などは檀家と呼ばれる信者を抱え、檀家の一族の墓地を保有している檀那寺という形態を取ることが多いです。
神社では教義上行えない葬儀などを行い、住み分けを図っているのです。

神社と寺の違いについては、こちらの記事でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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神社と寺の違いって?それぞれの定義や参拝方法・建物の違いを解説

日本人にとって神社と寺は大変身近な存在で、足を運ぶ機会の多い場所です。どちらも純和風な建物で一見区別がつきにくく、違いをうまく説明できないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、普段から馴染みの深い神社と寺の違いについて詳しく解説します。

日本の神社とお寺の数はどっちが多い?

神社

では日本全国で、神社とお寺、どちらのほうが数が多いのでしょうか

神社の数

神社やお寺の数は毎年文化庁が調査し、宗教統計調査という形で公表しています。

日本の宗教団体(宗教法人も含む)は神社・寺院・教会・布教所・その他に分類され、平成29年の宗教統計調査では神社が81158社であるとされています。
純粋に神道系の神社はこのうちで81067社となっています。

しかし文化庁の調査によるカテゴリーは自己申告によるものです。
実際には神社であっても、神社として申告していない場合もあります。
例えば出雲大社教は教えを広めることを目的に、宗教統計調査には教会として登録しています。

更に宗教統計調査では宗教法人となっていない宗教施設はほとんどカウントされません。
個人で保有する神社や企業内にあるお社、私邸にある邸内社などは計算に入らないのです。

そのため実態としてはおよそ81000社以上、という表現が妥当です。

また神道系の宗教団体には教師、つまりいわゆる神職の数が合計で76358人しかいません。
うち神社に属する教師が何人いるかは不明ですが、合計でも神社の数より少ないため、1人の教師がいくつもの神社を掛け持ちしているのではないかと考えられます。
特に宮司などの位の高い教師は、1人で数多くの神社に籍を置いているのではないでしょうか。

お寺の数

同じく、平成29年度の宗教統計調査によると寺院の総数は77256社、そのうち仏教系に属するものが77206社であるとされています。

ただ神道の教師がおよそ76000人なのに対し、仏教の教師は345934人も登録されています。
寺院の総数よりも多くなるのは、ひとつの寺院に何人もの僧侶がいることや、お寺ではなく僧侶派遣機関に属している場合があるためだと考えられます。

現代では菩提寺を持たない人も増え、葬儀の際に僧侶を頼むことができない場合が多くなりました。
その際に葬儀屋が僧侶派遣機関に依頼し、僧侶を連れてくるのです。

僧侶派遣機関に登録された僧侶は一応僧籍こそ持ってはいますが、様々な事情で自分のお寺では食べていけない人が多いと言われています。
彼らは派遣機関経由で葬儀を執り行ってお布施をもらい、そのお布施の何割かを派遣機関へ送っています。

檀家数自体が近年では減少傾向にあると言われており、僧侶のビジネスも変化を迎えているのかもしれません。

神社とお寺の数

平成29年度の宗教統計調査によると、神社がおよそ81000社、お寺はおよそ77000社、合わせて158000社も日本全国にはあるということになります。

日本全国のコンビニが合計でおよそ55000店舗なので、神社もお寺も、なんとコンビニより多いということになります。
コンビニのほうがどこにでもあるイメージがあって、少し意外に思われたのではないでしょうか。

また合わせて158000社という数も、平成28年度末時点で、日本に公園がおよそ108000箇所設置されていると考えたら多く思えるかもしれません。

しかし神社や寺院、および教会など他の宗教施設をすべて集めた「宗教法人」の数はここ10年で、平成20年をピークに少しずつ減少しています。
信者の数も平成21年から減少の一途を辿るなど、宗教法人にとって近年は景気がいいとは言えない時代のようです。

神社とお寺が多い都道府県ランキング

お墓

ここまでは全国に神社やお寺がどれくらいあるのかを紹介してきました。
神社もお寺もコンビニよりたくさんありますが、どれもが全国に均一に存在しているわけではもちろんありません。

ここでは平成29年度の宗教統計調査をもとに神社の多い都道府県、お寺の多い都道府県のそれぞれベスト5を紹介します。
お住まいの都道府県は入っているでしょうか、ぜひお確かめください。

神社の多い都道府県

  • 第1位 新潟県 4732社
  • 第2位 兵庫県 3864社
  • 第3位 福岡県 3421社
  • 第4位 愛知県 3359社
  • 第5位 岐阜県 3272社

日本で一番神社の多い都道府県は新潟県です。
2位の兵庫県よりおよそ500社も多く、日本で唯一、神社が4000社以上あります。
新潟が一番多いというのは少し意外に思われるかもしれません。

実は新潟県には明治時代、経済が非常に発展していた時期がありました。
工業化が進む以前の日本は農業が産業の中心であり、米作りに適した日本海側が賑わっていました。
また陸路が発達するまでは海路が運送の主役であり、中でも日本海側を通る「北前船」が主要なルートとなりました。
新潟は米作りも盛んで、「北前船」の停泊地でもあるため大いに賑わっていたのです。

経済が盛んだったため当時の新潟は人口が多く、1888年(明治21年)の人口調査では新潟が166万人で日本で一番多いという結果になりました。
新潟に神社が多いのは人が多いぶん、神社も数多く建てられたということのようです。

ほかにも明治後期に当時の政府が出した神社の統廃合を進める合祀政策に新潟県が消極的だったこと、長野県を中心とする諏訪信仰の神社が昔から存在したことも新潟に神社の多い理由として挙げることができます。

お寺の多い都道府県

  • 第1位 愛知県 4589社
  • 第2位 大阪府 3396社
  • 第3位 兵庫県 3289社
  • 第4位 滋賀県 3213社
  • 第5位 京都府 3077社

日本で最も寺院が多い都道府県は愛知県です。
2位に1000以上の差をつけています。

愛知県は戦国時代に織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らが天下統一の拠点とした場所です。
彼らは戦で領土を広げましたが、その過程で多くの兵が亡くなりました。
亡くなった兵を弔うため、そして戦に勝つための信仰の形として、多くのお寺を建立したのです。

また尾張(現在の愛知県西部)では寺院を防衛拠点として活用していたとも言われています。
犬山城や名古屋城といった主要な城の周りには、城へ続く道に沿うようにお寺が建てられています。
有事の際にはお寺に兵を集め、敵の進軍に備えていたのです。

神社とお寺が多い都道府県

  • 第1位 愛知県 7948社
  • 第2位 新潟県 7528社
  • 第3位 兵庫県 7153社
  • 第4位 千葉県 6195社
  • 第5位 福岡県 5801社

神社とお寺を合わせた数が都道府県で最も多いのは、お寺が最も多い愛知県です。
愛知県は神社も4番目に多いため、総合的に最も多くなります。

神社の多い土地というのは、交通の要衝になるような場所が多いです。
愛知も東海道の中心にあるほか、新潟や福岡には港があります。
多くの文化や信仰があり、それぞれ神社を建てたことによって多くなったのではないでしょうか。

一方、お寺は関西地方に多くあります。
日本仏教は、鎌倉仏教と呼ばれる仏教宗派が主流なのですが、その多くが滋賀県にある比叡山延暦寺で開かれました。
宗派の中心寺院も関西圏に置かれることが多かったため、日本の寺院は関西地方に多く建てられるようになったのです。

交通の要衝となり、関西の文化や宗教を受容できる位置にある愛知県だからこそ、神社やお寺の日本一多い都道府県になれたのかもしれません。

参拝すべきオススメの神社・お寺

神社

ここまでは神社やお寺の数について紹介してきました。
ここでは日本に158000もある神社やお寺の中から終活ねっとが特にオススメする、参拝すべき神社・お寺を紹介します。

明治神宮(東京都)

明治神宮は、名前の通り明治天皇と昭憲皇太后を御祭神とする神社です。
御祭神のおふたりは生前とても仲睦まじかったと伝えられていることから、恋愛成就や良縁に御利益があると言われています。
代々木駅や原宿駅からアクセスがよく、初詣で日本一参拝客が訪れています。

明治神宮は広大な敷地面積を有し、参拝以外にも様々な楽しみ方ができます。
神宮内苑には神宮の建立当時に、自然林に近くなるよう植樹された木々が立派に成長しひとつの森を形成しています。
東京都内にありながら豊かな自然や珍しい生物を見ることができます。

神宮外苑には東京ヤクルトスワローズの本拠地や、大学野球で有名な明治神宮野球場やテニスクラブ、フットサルクラブなどがあり、スポーツを楽しむことができます。

浅草寺(東京都)

東京都台東区浅草にある浅草寺は、東京都で最も古いお寺です。
ご本尊は観世音菩薩で、他にも大黒天を祀っています。
浅草を代表する観光名所で、多くの人で賑わっています。

表参道入り口に建てられた風雷神門、通称「雷門」とパナソニックの創業者である松下幸之助が寄進した大提灯がトレードマークとなっています。

雷門から仲見世を抜けた先にある宝蔵門とその先にある本堂との間には「常香炉」と呼ばれる場所があり、線香の煙がいつも焚かれています。
身体の悪いところにこの線香の煙を当てるとよくなるという言い伝えがあり、浅草寺を訪れた人は思い思いの場所に煙を当てています。

常香炉や本殿のほかにも御利益があるとされる場所がたくさんあるので、浅草寺に行く前にはよく下調べをしておくといいでしょう。

鶴岡八幡宮(神奈川県 鎌倉)

鶴岡八幡宮は、鎌倉を代表する神社です。
鎌倉に幕府を開いた清和源氏の祖神である八幡神を祀っており、鎌倉幕府の宗社として都の中心的な建造物となりました。

境内は国の史跡として、特に参拝で訪れる「本宮」は国の指定重要文化財に登録されているなど史跡としての価値が非常に高い神社です。

そのため開運成就や必勝祈願を目的に参拝へ訪れる人のほかにも、史跡巡りを楽しむ観光客などでいつも賑わっています。

日光東照宮(栃木県)

日光東照宮は東照大権現を祀る神社です。
東照大権現とは徳川幕府の初代将軍である徳川家康を神様にした存在で、家康の死後に徳川家がこの日光東照宮を建立しました。

現在の日光東照宮は、3代将軍徳川家光のご治世の折に「寛永の大造替」と呼ばれる大規模な建て替えによってできたものです。

当時の建築技術や文化の粋を凝らした建物は非常に荘厳で、境内には「陽明門」を始めに国宝が8棟、重要文化財が34棟も存在しています。

建物の柱や梁には多くの彫刻が施されており、この日光東照宮を建てる際の信仰のあり方や古典の学問などが表れています。

清水寺(京都府)

清水寺は、京都を代表する観光スポットであり、寺院です。
平安京遷都以前からの歴史を持つ、京都でも大変古い建物のひとつです。
慣用句である「清水の舞台から飛び降りる」の「清水」はこの清水寺のことを指しています。

ご本尊は「十一面千手観世音菩薩」です。
秘仏ですが、「清水の観音さま」と呼ばれて親しまれ、参拝することが可能です。

清水寺は音羽山という山の中腹に建っており、春には桜、秋には紅葉の名所としても知られています。
門前や清水坂、本堂などから美しい景色を楽しむことができます。

東大寺(奈良県)

東大寺は、正式な名前を金光明四天王護国之寺と言う、古都奈良を代表するお寺です。
「奈良の大仏」として広く知られる廬舎那仏を本尊としています。

東大寺はその歴史は奈良時代にまでさかのぼることができます。
当時、国難や疫病に悩まされていた聖武天皇は、国難を除く『金光明最勝王経』や平和で秩序ある世界の成り立ちを説く『華厳経』の教えを体現するために東大寺と大仏を建立しました。
東大寺は鎌倉時代から江戸時代にかけて幾度となく焼かれ、現在の姿が作られたのは18世紀後半のこととなりました。

南大門や大仏、大仏を収めた大仏殿など見応えのある場所が数多くあるほか、境内に野生の鹿を放っており、触れ合うことができます。

神社やお寺の数まとめ

人々

いかがでしたか。
今回終活ねっとでは神社やお寺の数について

  • 神社は神道の宗教施設であり、鳥居や鎮守の森がある
  • お寺は仏教の宗教施設であり、ご本尊を拝むことができたり、境内にお墓がある
  • 日本に神社はおよそ81000社、お寺はおよそ77000社あり、いずれもコンビニより多い
  • 神社が最も多い都道府県は新潟県で、お寺が最も多い都道府県は愛知県、神社とお寺の総数が最も多い都道府県は愛知県である
  • 終活ねっとオススメの参拝すべき神社やお寺を紹介

以上のことをご紹介してきました。
神社やお寺がコンビニや公園よりも数多くあるという事実に実感は湧くでしょうか。

すぐに納得する方もいれば、あまりピンと来ない方もいるかもしれません。
神社やお寺は私たちの生活の一部ですが、それ故にあまり深く知る機会がないのも確かです。

この記事や終活ねっとの他の記事を読んで、神社やお寺に興味を持たれる方がいれば幸いに思います。
終活ねっとでは他にも法事や法要など、困ったときに普段から知っておきたい記事を多数掲載しております。
ぜひご一読ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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