神社で見かける幣束ってご存知ですか?読み方や由来や作り方を紹介!

神社で見かける幣束ってご存知ですか?読み方や由来や作り方を紹介!

神社で見かける幣束ってご存知ですか?幣束についてご存知ではない方が多いかと思います。しかし、幣束は神社の祭祀でよく用いられる大切なものです。今回終活ねっとでは、幣束の読み方・由来・作り方のついてご紹介します。

最終更新日: 2019年10月19日

神社の幣束について

神社

神社で見かける幣束ってご存知ですか?
幣束を目にしたことがある方は多いかと思います。

今回「終活ねっと」では、神社の幣束について以下の点を中心に解説いたします。

  • 神社で見かける幣束とは

  • 幣束の作り方について

  • 幣束の飾り方について

以上の点を中心に解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

神社で見かける幣束って一体何?

困った人々

神社で見かける幣束とは一体なんなのでしょうか。
幣束はへいそくと読みます。
また、幣束は御幣(ごへい)とも呼ばれています。

それでは幣束について詳しく見ていきましょう。

幣束は神道の祭祀で神に捧げるものの総称

幣束は、神社で神道の祭祀に用いられる幣帛(へいはく)のひとつです。
もともとは、幣帛は神道の祭祀で神に捧げた武具や衣服や神酒などを含めた様々な供物の総称であり、狭義の意味で、その中で特に布や紙垂(しで)を串に刺した幣束のことをいいます。

紙を木に挟んだ祭具

幣束は木や竹でてきた幣串に、紙垂を2つ挟んだものが一般的ですが、形や色によって色々な種類があります。
幣束に使われる紙垂の色には以下のようなものがあります。

  • 紙垂の色が白

    一番多く使われている色で、神棚や居間などに飾る幣束

  • 紙垂の色が赤

    火を使う台所などに飾る幣束

  • 紙垂の色が青

    井戸など水を使うところに飾る幣束

この他にも、紙垂の色が5色・紅白・金・銀の幣束もあるようです。
また、幣束の形には以下のようなものがあります。

  • 神道幣

    一般的に用いられる幣束です。

  • 厠神

    埴山姫(はにやひめ)、水波能賣神をあらわす幣束で厠に飾るものです。
    厠とはトイレのことです。

  • 祓加持用

    どんなに遠くても病の平癒を祈れば、効果があると言われている幣束です。

  • 牛頭天王

    素戔嗚尊(すさのおのみこと)を表しているとされる幣束です。
    牛頭天王は八坂神社の祭神として祀られています。

  • 大古久天

    大黒天をあらわしているとされる幣束です。福の神と言われています。

  • 和合神

    夫婦和合の神をあらわしているとされる幣束です。

  • 竈の神

    竈(かまど)を護るとされる幣束です。

以上のような幣束がありますが、この他にも様々な形をした幣束があります。

幣束の作り方

困った人々

ここでは、幣束の作り方についてみていきましょう。
今回は幣束の作り方として紙垂を別々に2つ作るやり方をご紹介します。
また、今回説明する幣束に使う紙垂は4垂の紙垂になります。

必要な道具

幣束を作るのに必要なものは、紙垂用の紙2枚・型紙の紙1枚・鏡の部分の紙1枚・紙垂を挟む幣串(木や竹)・縛る麻の紐1本です。
あとは、紙垂を作るのにカッターナイフや定規も必要になります。

作り方

ここでは、幣束の作り方を見ていきましょう。
まず、紙垂の作り方からご説明します。

  • 紙垂用の紙を横向き置き長辺を2等分になるように折ると、正方形に近い形が出来上がります。

  • 1の状態の紙と同じ大きさの型紙を用意します。

  • 型紙用の紙を縦4等分、横3等分になるように折り目をつけます。

  • 1の状態の紙垂用の紙を2枚重なった折り目が左側になるように置いて、その上に型紙を広げて置きます。

  • 型紙の折り目が重なった点が6か所あるので、そこにカッターナイフの先の尖った部分で紙垂用の紙にうつるように印をいれます。印を入れたら型紙は退けてください。

  • 印の付いた紙垂用の紙を切る作業です。折り目の1列目と3列目を上から2番目の印の所まで上から切り込みをいれます。折り目の2列目(真ん中の列)の上から1番目の印の所まで下から切り込みをいれます。

  • 6で切り込みを入れた紙垂用の紙を折る作業です。1番左側の切り込みより右側を切り込みを入れた部分まで折ります。同じように2番目、3番目の切り込みも折れば出来上がりです。

これで4垂の紙垂が1つ出来ましたので、もう1つ紙垂を作ります。
もう1つの紙垂は、切り込みが入った紙垂用の紙を折る時に、右側から折って始めに作ったものと向きが反対になるようにしてください。

次に、幣束の作り方の続きをご説明します。

  • 上で作った2つの紙垂を上部が重なるように向かい合わせて置き、重なる上部を逆三角形になるように折ります。

  • 鏡の部分になる長方形の紙を縦・横を半分に折って、この紙で1の重なった部分を挟みます。

  • 2の状態のものを幣串に挟んで、挟んだ部分を麻の紐で、結び目が正面にくるように2回横結びに縛りつければ完成です。

幣束の作り方は以上になりますが、地域によって幣束の作り方が異なりますので、あくまでも作り方の一例になります。
また、今回のように紙垂を2つ別々に用意するやり方とは別に、1枚の紙から繋げて幣束を作るやり方もあります。

以下の記事では、神社の紙垂の意味や作り方についてさらに詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

幣束の飾り方

神棚

幣束は種類によって飾り方が異なります
一般的な飾り方は以下のようになります。

  • 白幣束

    それぞれの御神札に重ねて飾ります。

  • 赤幣束

    台所など火を扱うところに飾ります。

  • 青幣束

    井戸などの水回りに飾ります。

白幣束や魔除けの幣束は神棚に飾るのが一般的です。
幣束を神棚に飾る際は、神棚の手前に3本立て、5本立ての本数で飾られることが多いようです。
また、結び目がある幣串の場合は、上部の結び目が見える面が表になりますので、幣束の表を正面(拝礼する人向き)にして飾ってください。

また、御幣は新年を迎える前の12月に取り換えた方が良いとされています。
神棚に幣束とお札を一緒に飾られている場合は、一緒に取り換えると良いでしょう。

神社の幣束についてのまとめ

神社

いかがでしたでしょうか?
今回「終活ねっと」では、神社の幣束について解説してきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 神社で見かける幣束(へいそく)は御幣(ごへい)とも言われていて、神道の祭祀に用いられる幣帛(へいはく)の一種です。幣束は幣束は神道の祭祀で神に捧げるものの総称で、祭具でもあります。幣束には紙垂の色や、形によっていろんな種類があります。

  • 幣束の作り方は、向きの違う紙垂を2つ用意して、上部が重なるように相対して置き、重なる部分を逆三角形に折って、その部分に鏡として四角に折った紙を重ねて、幣串に挟み込んで、この部分を麻の紐で2回横結びで縛り付ければ完成です。

  • 幣束の飾り方は、紙垂の色で異なっていて、白の幣束は神棚に飾り・赤の幣束は火を扱う場所に飾り・青の幣束は水回りに飾ります。

以上の内容について解説してきました。

神社の幣束がどういうものかご理解いただけたのではないでしょうか。
幣束・注連縄(しめなわ)・紙垂・お札などは神棚や神社などで目にする機会があるものですが、それらの意味や役割、由来などをご存知でない方も多いかと思います。
今回の記事が幣束や注連縄の意味や役割、由来などに興味を持つきっかけになれば幸いです。

また、「終活ねっと」では、神社に関する記事を多数記載しています。
以下の記事では、神社とお寺の参拝方法・建物の違いについて詳しく紹介しています。
こちらもあわせてご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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